このサイトをご覧いただくにはFLASH PLAYERが必要です。ダウンロードするにはこちらのバナーをクリックしてください。
|
|

「旅の絵本」は、これまでに七つの旅をしてきました。
(表紙をクリックするとくわしいないようのページをご覧いただけます)
|
旅の絵本(中部ヨーロッパ編)

|
旅の絵本II(イタリア編)

|
旅の絵本III(イギリス編)

|
旅の絵本IV(アメリカ編)

|
旅の絵本V(スペイン編)
 |
旅の絵本VI(デンマーク編)
 |
旅の絵本VII(中国編)
 |
|
道はどこまでもつづいておりました。丘を越え、川を渡り、果てもない緑の牧草地に添っておりました。いたるところに森や泉がありました。森には鹿が棲み、流れにはマスが泳いでおりました。街道を外れたところに、人家が固まり、集落ができておりました。このような町へ入るときは、きまって町の門をくぐるのです。そこには必ず広場や教会があり、城があるか、もしなかったとしても、町全体が城でした。だから、そこは、私にとって一つの国のように思えました。
そのような町から町、国から国へ、迷いながら、はるばる旅をしました。私は見聞をひろめるためではなく、迷うために旅に出たのでした。そして、私の頭の中にあるこの絵本のような世界を見つけたのです。
|
1926年、島根県津和野町に生まれる。
1974年、『ABCの本』(福音館書店)、『きりがみ桃太郎』(岩崎美術社)で芸術選奨文部大臣新人賞。他に、国際アンデルセン賞をはじめ、国内外の数多くの賞を受賞。
2001年、津和野に安野光雅美術館が落成。その折に出版された『安野光雅の世界』(平凡社)が、それまでの仕事の変遷を網羅している。
主な著書に『ふしぎなえ』(福音館書店)、『魔法使いのABC』(童話屋)、『絵本平家物語』『絵本即興詩人』(講談社)、『安野光雅の文集』(筑摩書房)、『故郷へ帰る道』、『絵のある人生』(岩波書店)など。東京都在住。 |

|