日々の絵本と読みもの

子どもたちに人気の、働く車がせいぞろい!『なんの くるまに のるのかな?』

『なんの くるまに のるのかな?』(「こどものとも年少版」2018年5月号)

「ぶーぶー」「かんかん」といって喜んでいた子どもたちのなかには、3才頃になると、車の名前や種類を覚えて、専門家になってしまう子もいますね。そんな年頃の子どもたちにぴったりの乗り物の絵本が『なんの くるまに のるのかな?』です。

この絵本は、働く人と車の組み合わせの「あてっこ」が楽しい絵本です。
はじめに働く人が登場し、「なんの くるまに のるのかな?」の問いかけのあと、その人が乗る車が登場します。

たとえば、清掃作業員さんが大きなゴミ袋を両手にもったページでは、「せいそうさぎょういんさん なんの くるまに のるのかな?」と子どもたちに問いかけます。

ページをめくると、ドーンとゴミ収集車が登場! 清掃作業員さんは、ゴミ袋を積み込んでいます。



日々の暮らしで出会う車、工事現場で働く車など、子どもたちが知っている車、見たい車がせいぞろいしています。パトロールカー、消防車も登場しますよ。

あたたかみのある絵で、人も車もわかりやすく描かれていて、動きに臨場感があります。
特徴的なところはしっかりと細部まで描かれているので、ふだんよく見かける働く人や車にも、新しい発見があることでしょう。
この絵本を読んだあとは、おうちの近くや通園途中の道での出会いがさらに楽しみになりますよ。ぜひ親子で「あてっこ」をしてみてくださいね。
 

2018.04.18

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