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太陽と月の大地

なぜ、憎しみはつづくのか。

16世紀スペイン。キリスト教徒の伯爵令嬢マリアと、伯爵家に長年仕え友情を育んできたイスラム教徒の家に生まれた少年エルナンド。ふたりの間には恋が芽生えるが、やがて両家の人々は異なる宗教・民族間の対立に巻き込まれていく。悲惨な戦争の果てに、エルナンドは故郷を追われていく……。宗教や民族の違いによって引き裂かれ、運命に翻弄される人々を描いた歴史小説。

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  • 自分で読むなら

    小学高学年から

カテゴリ : 読みもの
定価 : 1,760円(税込)
ページ数 : 184ページ
サイズ : 20×13cm
初版年月日 : 2017年04月15日
ISBN : 978-4-8340-8162-6
シリーズ 世界傑作童話

その他の仕様 +

みんなの感想(7件)

  • スペインでイスラム教徒の支配が700年も続いたなんて、知りませんでした。アルハンブラ宮殿がアラベスクだとは知っていましたが。ギターの名曲「アルハンブラの思い出」の水の流れる印象も、彼らの灌がい力が支えていたのですね(どうしてこんな乾いた大地に…と思っていました)。さし絵で海辺でむこう岸がスペインからもアルジェからも見えていますが、あれは本当に見えるのでしょうか?心の風景なのかしら?「レコンキスタ」も十字架の形と思っていたけれど、征服という意味だったのですね。いろんな事が結びつきました。宇野先生のおはなしは、もっと本を読みたくさせてくれました。

    小西良子さん

  • 私は戦争の本をよく読むのですが「太陽と月の大地」で、初めてスペインの戦争を読ませていただきました。日本とはまた違った『平和への叫び』は、とても感動しました。コンチャ・ロペス=ナルバエス様、この本は私達子どもだけでなく、大人にもえいきょうをあたえると思います。今、日本はめぐまれすぎています。子どもである私はこれからの生き方、そしてこれからの日本のつくり方を改めて考えようという決意を持つことができました。ありがとうございます。Maintain peace…。

    スマイルさん

  • 宗教の違いによって、心から愛し合っている者たちが、引きさかれてしまう。愛とは何なのかが、とても深く感じられました。

    みすぴーさん

  • 実際にあった事を基にして描かれていることは、良いと思いました。歴史も一緒に学べて、良かったと思いました。また、一冊で宗教や民族の違いはとても複雑だとわかりました。

    藤原亮さん

  • スペインの歴史を勉強することができました。学校で学んだ歴史の教科書よりもリアルで現実的です。この本を読んだことをアルゼンチンの友人(スカイプの友だち)に話したらすごく喜んでくれました。今起きている民族対立の根源も分かりました。

    氷室まさたかさん

  • スペイン独特の歴史、地形等35年前に学習していたことを思いだし、なつかしく思いました。また、主人公のせつない思いに自分もせつない思いがおこりました。

    Akiraさん

  • 静かな語り口でしたが、主人公の少年が家族との暮しや幼なじみとの友情、愛情を紡いだ故郷を追われた、宗教・民族対立の歴史が胸に刺さりました。顔なじみの本屋の82歳の店主にすすめられて、姪っ子にむけて買いました。異民族を隔てる壁が建設される今、世界の子どもたちに読んでほしいと思いました。きっと、共感されるから。登場人物たちと。

    ピケさん

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