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岸辺のヤービ

寄宿学校で教師をしている「わたし」は、ある晴れた夏の日、学校近くの三日月湖、マッドガイド・ウォーターに浮かべたボートの上で、ふわふわの毛につつまれた、二足歩行するハリネズミのようなふしぎな生きものと出会います。そして、一粒のミルクキャンディーがきっかけとなり、「ヤービ」と名乗るその生きものと「わたし」の交流がはじまります。ヤービの語る彼らの暮らしは、穏やかだけれど、静かな驚きに満ちていました。

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    小学中学年から

カテゴリ : 読みもの
定価 : 1,870円(税込)
ページ数 : 232ページ
サイズ : 21×16cm
初版年月日 : 2015年09月10日
ISBN : 978-4-8340-8197-8
シリーズ 福音館創作童話

その他の仕様 +

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みんなの感想(15件)

  • 孫(3歳)の絵本を探すうち、福音館書店のホームページから、いろいろな本の紹介を見るようになりました。冒険、ファンタジーものに興味があり、自分の為にも購入してみたところ大変面白く、日々の疲れも忘れて夜遅くまで読んでしまう毎日…。本の中の世界は優しく、とても癒される感じ…。挿絵もとても素敵で、ずっと手元に置いておきたい本でした。

  • 作者の文章を、以前に読んだことがあり、その時に「この作者の感性にもっと触れたい」と思いました。この本においても、その目的は達成されました。それだけではなく、小沢さかえさんの絵も、何度も眺めたくなる魅力がありました。とてもうれしい新しい出会いでした。特に、221ページの絵が素晴らしいです。無力ではない女性の、あるがままの尊厳と人間とは別の時間の流れとともにある自然の尊さを、受け取りました(大げさな表現かもしれませんが)。その2つを1枚で描いていて凄い。

  • まず、本の表紙がとても好きです。色鮮やかな森と木の枝の上のヤービのなんともいえない表情がかわいくって。本を開くと地図があって、とてもわくわくしました。中も目にやさしい感じのクリーム色の紙と、たまにの挿絵も素敵でした(カラー絵があるなんて!!)。本を仕舞うケースの中が深い緑色で絵まで描いてあって、大切にしようと思う装丁で嬉しく思いました。お話のこと。ヤービ、セジロ、トリカ…みんなとってもかわいい! 小さな生物たちが自然の中で生き生きと暮らしていて、でも考えることもあって、わたしもこの子たちも同じなんだなと思いました。一緒に生きていこうね!って思いました。これから秋が始まりそうなので、続きを読むのが楽しみです。ヤービ!また会おうね!

    武藤 碧さん

  • 図書館で2冊一緒に借り、2冊一気に読み、読み終えた直後書店に行き、2冊一緒に買いました。書き出しの1ページ目からぐいぐい引きこまれました。梨木さんを知ったのは「風と双眼鏡、膝掛け毛布」で、梨木ファンとしては新参者です。作品を次々読む中で「好きな作家ってこういう存在なんだな」という初めての感覚がありました(これまでも好きな作家はいましたが、梨木さんは全然違う存在)。梨木さんの本を読むと「あきらめたり、絶望したりする必要はないよ」(変な表現ですがそんな感じです)と言ってもらっている気がします。ヤービのお話でも「秋のきもちを知る」の章で「ああ、私も『秋のきもちを知る』人なんだな」と思いました。「秋のきもち」にとまどっている子たちの味方でいたいですね。またヤービに会えるのを楽しみにしています。

    渡辺 澄恵さん

  • 図書館で2冊一緒に借り、2冊一気に読み、読み終えた直後書店に行き、2冊一緒に買いました。書き出しの1ページ目からぐいぐい引きこまれました。梨木さんを知ったのは「風と双眼鏡、膝掛け毛布」で、梨木ファンとしては新参者です。作品を次々読む中で「好きな作家ってこういう存在なんだな」という初めての感覚がありました(これまでも好きな作家はいましたが、梨木さんは全然違う存在)。梨木さんの本を読むと「あきらめたり、絶望したりする必要はないよ」(変な表現ですがそんな感じです)と言ってもらっている気がします。ヤービのお話でも「秋のきもちを知る」の章で「ああ、私も『秋のきもちを知る』人なんだな」と思いました。「秋のきもち」にとまどっている子たちの味方でいたいですね。またヤービに会えるのを楽しみにしています。

    渡辺 澄恵さん

  • ヤービがとてもかわいい。本のカバーではこがあって、なんかおしゃれなようなかんじです。200ページいじょうだから、夏休みの本をよむときもよみたいです。

    raichiちゃんさん
    お子さんの年齢:小学中学年

  • 小3、小5の娘へ、寝る直前の読みきかせ用として読んでおります。赤ちゃんの時から続けていますが、ずーっと絵本で、入学してからも絵本を読んでおり、また忙しく読まない日も出てきていました。コロナで休校になったのをきっかけに、字だらけの本を試しに読んでみました。少しずつですが、ちゃんと聞いてくれました。そして一冊読み終えられたので、二冊目を購入しました。私としては、新たな一歩をふめたので、この本でよかったと思っています。素敵な物語です。

    匿名さん

  • 「西の魔女が死んだ」で感動し、梨木香歩さんの小説、エッセイ集はほとんど読んできました。今回「ヤービの深い秋」を先のエッセイ集で知り、「岸辺のヤービ」から読みなおしました。ありがとうございました。「アリエッティ」や「メニム一家」におとらぬ子どもたちの冒険物語に加えて、自然を楽しみつつ環境問題にも関心を向けて、多くの示唆をいただきました。語り手になっている「ウタドリさん」の生活がうらやましいとともに、このような人の近くにいる子どもたちの幸せも感じました。読み終わるのがおしいと思いつつ終わりの方のページをめくりましたが、「つづき」とありました。ぜひ長く続くことを期待しています。

    じじ医さん

  • ヤービの種類(パパヤービなど)の名前が、おもしろかったです。空を飛ぶシーンは、ぼくもやってみたかったです。絵もとてもカラフルですてきです。ぼくは、表紙の絵が好きです。

    匿名さん

  • こそあどの森やムーミンがすきな私にとってとてもすきなお話でした。
    人間が出てくるのが嬉しいです。この一冊であとは想像するのがいいようにも思いますが、続きが出たら、うれしいなあと思います。ヤービたちが牛のミルクをもらえるようになったらいいなあと思います。(その辺がもし続編で読めたら・・・)

  • 本の装丁が素晴らしく、ずっと見ていました。昔の本を思い出します。また、「永遠の子どもたちへ」の言葉に引き込まれました。なんといっても、ヤービが愛らしく子どもらしくて、いっぺんで好きになってしまいました。続編を楽しみにしています。

    伊佐 美香さん

  • 梨木香歩さんの世界はため息が出るほどです。相手との関わり方、自然との関わり方、好きです。自分のまわりの空気がふんわりとやわらいでいくのです。世界中にこの空気が広がれば素敵に平和な世界になるのに。知らない土地に移住して、テレビも新聞まない自給自足に近い生活をしていると、この本の世界が、この地域の様子に繋がってきます、心を荒立てないで、あせらず、ゆっくり、とつくづく思いました。続きの作品も是非!

    中島 法子さん

  • ヤービの自分と外への勇気ある、まっすぐな視線に励まされました。物語全体がとても静かで風や雨や水の音が良く聞こえてきました。そして、ウタドリさんのサンドイッチやヤービ家のお茶会のお菓子のおいしそうなこと。サニークリフ・フリースクールのお話をお聞きするのを楽しみにしています。その時、またヤービに会えたらどんなにうれしいことでしょう。装画もとてもステキです。

    児玉 栄子さん

  • 大変不便な田舎暮らしを数年前からしております。サツマイモ、人参等の畑が周囲にあり、近くに北浦という湖があります。この本に登場する植物、カヤツリグサ、オオバコ、イグサ、昆虫の地蜂、カゲロウ、鳥のキジバト、アオゲラ、カイツブリ(絶滅危惧種)等、普段目に(ほとんど)しているので、色々な図鑑をチェックしながら大変楽しく読ませて頂きました。この本を読んでいますと、あまり好きではないキジバトやモグラも愛しくなったり、もしかしたら岸辺のヤービにも湖で会えるような、とっても優しい気持ちになりました。苦手な生き物がいっぱい住んでいますが、この本のおかげでこの土地でもまんざら悪くないわ、なんて思ったりしました。梨木香歩さん、まだ自然が生き残っている土地に感謝です。ありがとう!

  • 白いフワフワの毛の不思議な生きものヤービ、とっても可愛いです。でもただ可愛いだけではなく、感銘を受ける所も。蜂の子を食べる事について「ごめんねって心であやまるんだよ」「それで十分だとパパは思うんだ。同じ生きものどうしだからね」私はお肉やお刺身が苦手(生きた動物たちを食べてると思えてしまうから)なのですが、この言葉でちょっと救われました。児童書とかの方がかえって感じる所というか心に響く言葉が散りばめられている場合も沢山ありますね。

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