わたしは、子どもたちやおとなのみなさんがこの絵本を、こんな風に感じながら見て、読んでくれたらうれしく思います。
まず、子どもたちには、この絵本から、生きていくことの神秘さや不思議さを感じてもらえたらいいなと思います。はりねずみには、こわいこと、かなしいこと、くるしいことやうれしいことが、ほとんどいっぺんにやってきます。それは、みなさんがいつか、おとなになって生きていくときのことをまえもって感じるようなものなのです。どうか、いつまでも忘れないでください。子どものころ、世界が秘密をこんなふうにそっと見せてくれたことを。
そして、おとなには、だれもが、かつて子どもだったことを思い出してほしいですね。子どもだったころ、世界が大きく切り開かれ、特別なものに感じられていたことを思い出し、誰もが輝いていたあの頃の感覚を持ち続けてほしいのです。
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