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ぐんぐんふくらむ、おいしいサラダの仲間たち!
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角野栄子(かどの えいこ)
東京に生まれる。1960年ブラジルに出かけ2年間滞在。1970年頃より絵本、童話の創作をはじめる。絵本に『ぼくびょうきじゃないよ』『クリスマス・クリスマス』、童話に『トラベッド』『ハナさんのおきゃくさま』『ズボン船長さんの話』『魔女の宅急便』シリーズ4冊(以上福音館書店)など、著書に『ファンタジーが生まれるとき−”魔女の宅急便”とわたし』(岩波ジュニア新書)などがある。『ズボン船長さんの話』(福音館書店)で旺文社児童文学賞、『おおどろぼうブラブラ氏』(講談社)で産経児童出版文化賞大賞、『魔女の宅急便』(福音館書店)で野間児童文芸賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト・文学作品賞を受賞。1984年路傍の石文学賞受賞。神奈川県在住。
長新太(ちょう しんた)
1927年、東京に生まれる。漫画家、絵本作家。絵本に『めのまどあけろ』『にゅーっ するするする』『へんなおにぎり』『かえるとカレーライス』『かさもっておむかえ』『ごろごろにゃーん』『ぴかくんめをまわす』『ドオン!』『おしゃべりなたまごやき』『ぞうのたまごのたまごやき』『おなら』『わたし』『せんせい』、他に『世界のあいさつ』『なんじゃもんじゃ博士』〔ハラハラ編〕〔ドキドキ編〕(以上福音館書店)など多数の作品がある。1959年『おしゃべりなたまごやき』(福音館書店)で文藝春秋漫画賞受賞。1981年『キャベツくん』(文研出版)で第4回絵本にっぽん大賞受賞。1984年『ぞうのたまごのたまごやき』(福音館書店)で第33回小学館絵画賞受賞。2002年第37回エクソンモービル児童文化賞受賞。東京都在住。
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このものがたりは、角野さんのお嬢さんが5歳だった時のあるエピソードから誕生しました。お嬢さんは、風邪で寝ていた角野さんにサラダを作ってくれたそうです。
「そのサラダはとてもミョウチキリンだった。サラダボウルのなかに、レタス、トマト、キュウリは、ちゃんと入っていたけれど、そのうえに、キスチョコレート、マシュマロ、にぼし、そしてぐるぐる渦巻き型にマヨネーズとケチャップがのっていた・・・」(『ファンタジーが生まれるとき』岩波書店刊より)
そのユニークなサラダを見て、子どもの中にある想像の散歩道を感じたというのです。自分がやりたいことを、あっちもこっちもそっちも、と夢中になって楽しむことができる。それに気付いた角野さんは自分自身が楽しくなって、心が弾み、このものがたりを作られたということです。
子どもたちには、決められた道を歩くだけでなく、迷路や、行き止まり、時にはあみだ遊びのようなワクワクする道も歩いていって欲しいと願う、角野さんのファンタジーの世界をどうぞお楽しみください。
なお、この作品は東京書籍の小学校一年生の国語の教科書に96年から掲載されており、2005年度以降も引き続き掲載される予定です。
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りっちゃんはお母さんが病気になってしまったので、なにかいいことをしてあげたいと考えます。そこで、美味しいサラダを作ることにしました。
きゅうり、きゃべつ、とまとをお皿に乗せたところで、動物たちが次々とりっちゃんの家を訪れます。ねこはかつおぶしを、いぬはハムを、すずめはゆでとうもろこしを、ありは砂糖を、おまわりさんを乗せたうまはにんじんを入れたほうがいいとアドバイスします。北極からは白熊の電報が届き、こぶを入れるように言われます。最後にはぞうが飛行機に乗って登場し、油と塩と酢をかけて、仕上げをしてくれました。みんなが手伝ってくれたおかげで、美味しいサラダの出来上がり。りっちゃんのお母さんはそのサラダを食べてたちまち元気になりました。
角野栄子さんのぐんぐんふくらむものがたりと、長新太さんの楽しげな絵で繰り広げられる世界は、読む人をも元気にすること間違いなし。
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