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絵と音楽はとってもなかよし!


著者紹介
須藤ごう(すどう ごう)
1956年秋田県生れ。武蔵野美術大学油絵科卒業。教職につくかたわら絵画や版画、陶芸などを製作する。この本に多く登場するようなヨーロッパの古い時代の絵画や音楽などに惹かれている。まわりにリコーダーやリュートなどの古楽器が好きな仲間も多く、楽器の製作や演奏などを楽しんでいる。4児の父。絵本は今回が初めて。
編集担当からのメッセージ
 絵とは不思議なもので、じっと見ていると、ときとして描かれた情景の内側にあるものまで見えてくることがあります。
  そんな思いで眺めると、今回の本の絵からはどんなことがみえてくるでしょうか。著者の須藤さんは、古い時代の楽器が出てくる絵からは、むかしの人々の笑い声やささやき、そこに込められた喜びや悲しみなどが伝わってくる、といっています。
  そのころは、今みたいにテレビやラジオはもちろんないし、道路を騒音を鳴らして走るものもない時代ですから、人々は風の音や動物や鳥の声に、あるいはお互いの話し声に、今よりもっと真剣に耳を傾けていたことでしょう。
  音楽も今よりもっとひそやかなものが多かったことでしょう。この本に出てくる楽器の多くはそんな時代の楽器ですから、どれもとても優しい、澄んだ音がするんだそうです。みなさんも機会があったら、そんな楽器の音をぜひ聞いてみてください。
くわしい内容紹介
 絵画と音楽は昔からとても仲良し。音楽では、絵に触発されて曲ができたというムソルグスキーの「展覧会の絵」などが有名ですが、一方、音楽を題材にした絵もたくさんあります。先般日本で展覧会が開かれて“光の魔術師”として評判をよんだラ・トゥールをはじめとして、フェルメールやマネなど、才能あふれる画家が描いた素晴らしい絵が目白押しです。
  この本はそうした音楽に関する絵を集めた美術館。日中はお客さんのために、壁にかかった絵の中でじっとポーズをとっていた登場人物たちも、夜になれば自由に動きだし、おしゃべりをはじめます。
  二人組の愛嬌あるロボットの案内についていくと、リュートやギターを手にして歌う人、動物たちにオルガンを聞かせる貴婦人、笛を吹く少年、名前のわからないようなめずらしい楽器を演奏する人、はたまた演奏そっちのけでけんかする人など、つぎつぎ楽しい場面に出会います。
  今夜は美術館のカフェで、笛とリュートを演奏するふたりの天使の誕生会があるとか。さあ、みなさんも、夜の美術館の特別な客になって、カフェをのぞいてみてください。


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