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野鳥の画家・薮内正幸の処女作がよみがえる!
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ビアンキ(Vitalii Bianki)(1894〜1959)
サンクト・ペテルブルグ生まれ。同地の「動物博物館」に勤務する鳥類学者である父の影響下で育ち、後にペテルブルグ大学自然科学部で学ぶ。森の動植物の生態など自然をテーマにした作品を書き、それを文学的に高いレベルまで引き上げた。300編近い動物文学作品を発表しており、翻訳には『ビアンキ動物記(全22巻)』(理論社、品切れ)、『きつねとねずみ』(福音館書店)などがある。
田中友子(たなか ともこ)
1971年、大阪府枚方市生まれ。京都芸術短期大学を卒業後ロシアに留学し、モスクワ国立映画大学映画理論科を卒業。現在、ロシアの絵本やアニメーション文化の紹介、普及に従事している。「ロシア・グラフィックコーナー」主宰。翻訳に『メルヘン・アルファベット』(ネット武蔵野)、『おしゃべりなもり』(福音館書店)がある。京都市在住。
薮内正幸(やぶうち まさゆき)(1940〜2000)
大阪生まれ。出版社勤務を経て、フリーのイラストレーターになる。主に野鳥や哺乳動物などを描き、サントリーの愛鳥キャンペーン新聞広告や、たくさんの絵本を発表してきた。主な作品に『どうぶつのおやこ』『しっぽのはたらき』『どうぶつのおかあさん』『野鳥の図鑑』(以上、福音館書店)、『グリックの冒険』『広辞苑』(岩波書店)、『野や山にすむ動物たち』(岩崎書店)『古脊椎動物図鑑』(朝倉書店)などがある。 |
本書は、奇しくも、ビアンキにとっても薮内正幸さんにとっても最初の絵本です。底本としたのは、L.ブーチキンの挿絵による絵本で、1924年に発表されました。とても素朴なモノクロの絵本で、若いソビエトの息吹が感じられます。
薮内正幸さんの最初の絵本は、1965年に出版された『くちばし』(田中かな子訳)で、「こどものとも」115号として発表されました。今から40年前のこの原画を見ると、精緻かつ重厚なイラストで、その迫力に圧倒されます。この質感を再現するために、本書では最新の製版技術を使いました。
本書では、テキストは「こどものとも」版とは別の底本を使いました。そのため、作品の構成も変わっており、特に結末部分は大きく変わっています。
薮内正幸さんのイラストを新規製版によって迫力ある大判の絵本として再現し、底本を変更したことによりストーリー展開もおもしろさが一段と増したと思います。
どうぞお楽しみください。
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いろいろな鳥が「自分のくちばしが一番りっぱだ」自慢しあいます。さあ、だれのくちばしが一番りっぱでしょう?
かぼそいくちばしのヒタキにむかって、シメが自分の頑丈なくちばしを自慢すると、まつぼっくりの実を取り出すのが上手なイスカが自慢します。すると、沼や池の鳥たちが長いくちばしや幅広のくちばしを披露して……りっぱなくちばしの鳥たちが、ぞくぞく登場していきます。
鳥のくちばしは、こんなに不思議でおもしろいのか、とわくわくします。そして最後には、あっと驚く結末が待っています。 |

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