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猫の親子がユーモアたっぷりにシーソー遊び!
著者紹介
柚木沙弥郎(ゆのき さみろう)
1922年、東京生まれ。国画会会員。女子美術大学名誉教授。芹沢_介氏に師事。型染めによる作品を発表してきた。布地への型染めのほか、染紙、壁紙、ポスター、版画など幅広いジャンルで活躍。装幀、イラストレーションも手掛ける。1990年、第1回宮澤賢治賞を受賞。絵本の仕事に、『たかい たかい』(「こどものとも0.1.2.」2006年7月号)、『えーん えんえん』(「こどものとも0.1.2.」2002年5月号・品切れ)、『魔法のことば』(1996年度<こどもの宇宙>国際図書賞受賞)、『つきよのおんがくかい』『そしたら そしたら』『てんきよほう かぞえうた』『トコとグーグーとキキ』(以上、福音館書店)などがある。東京都在住。
編集担当からのメッセージ
 この絵本は、月刊誌「こどものとも0.1.2.」の1冊として、2000年4月に発行されました。そのときの「作者のことば」として、柚木沙弥郎さんがこんな言葉を寄せています。「猫の親子の一日を絵本にしようと思いましたが、とても長くなるので、公園のシーソー遊びだけにしました。『おはよう、朝です!』私はここが一番描きたかったところです。あとはその勢いにのって進行してゆきます……」
 ただ遊びに行くだけでなく、ちゃんと目覚めた「おはよう」から描かれたかったのですね。赤ちゃんの一日も同じでしょう。「おはよう」で朝が始まり、ごはんをたべて(ミルクをのんで)、遊びに行きます。柚木さんのこの出だしのセンスに改めて脱帽です。
 そしてここで描かれる猫の親子たちの天真爛漫ぶり! 親と子が一緒になって、心の底から楽しんで遊んでいます。アハハハハ、ワッハッハ、という笑い声が聞こえてきそうです。この本を読み終わったら、赤ちゃんも大人も、心がぽかぽかしてくることでしょう。素敵な赤ちゃん絵本の誕生です。
くわしい内容紹介
 「おはよう あさです」。目覚めた猫の親子は、天気がいいので公園にやってきました。「あれは なーに?」。シーソーです。好奇心旺盛なお母さん猫は「みんなで のってみましょう」とシーソーにのりはじめます。反対側に3匹の子猫がのりました。さあ、はじまるよ。ぎったん、ばったん。ちょっと勢いづいて、ぎったんこ、ばったんこ!
 お母さん猫も子猫も大喜び。すっかり満足した猫たちは、うちに帰りました。
 お母さん猫が調子づいて、思いっきり「ばったん」とすると、身軽な子猫たちはくるりっと宙に回転。次の「ばったんこ」では、3匹子猫が積み重なったり、と、いろいろな格好で楽しむ姿がほほえましい。また、子猫以上にお母さん猫もふざけて楽しんでいるのが必見です。素朴な愛らしい猫が主人公の、上品なユーモア漂うこの絵本、赤ちゃんだけでなく、赤ちゃんを育てている大人も、心から楽しめます。


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