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雨はどのようにしてできるのでしょう?
著者紹介
フランクリン M. ブランリー(Franklyn M. Branley)
1915年、アメリカ合衆国ニューヨーク州生まれ。ニューヨーク大学他で教育学と天文学を修める。1957年からは、アメリカ自然博物館のヘイドン・プラネタリウムに勤務し、実地教育のプログラム作成にあたる。1968年より同プラネタリウムの館長。児童向けの著作にも力を注ぎ、その作品は140冊を超える。2002年没。
ジェームズ グラハム ヘイル(James Graham Hale)
本書をはじめとして『山は生きている』(キャスリン・W・ゾーフェルト文、神鳥統夫訳、リブリオ出版)など、子どもの本のイラストを多数手がけている。アメリカ合衆国オハイオ州在住。
安成 哲平(やすなり てっぺい)
1979年生まれ。2008年に、「アイスコア及び気象学的解析を用いた春季黄砂発生と成層圏対流圏輸送の関係についての研究」で北海道大学大学院環境科学院から博士号(環境科学)を授与。専門は、気象・雪氷・気候学を中心とし、特に大気中のエアロゾルや成層圏物質等の物質循環及びこれらが気候に与える影響について興味を持っている。平成20年度に雪氷に関する研究において中谷宇吉郎科学奨励賞受賞(石川県加賀市より)。総合地球環境学研究所プロジェクト研究員を経て、現在、NASA Goddard Space Flight Center客員研究員(UMBC/GEST)。
編集担当からのメッセージ
「雨はどこからくるんだろうね」
 空からポツリポツリと雨が落ちてきたときに、子どもに聞いてみました。
「空からにきまってるじゃん」と子ども。
「空のどこから降ってくるの?」と聞くと、しばらく空を見上げて考えてから、
「あの雲の中に水たまりみたいに雨がいっぱいあるんだよ」と子どもは答えました。
 当たらずとも遠からずです。ちょうど本書を作っていた私は、せっかくだから正しいことを教えてやろうと説明を始めました。でも、口だけではなかなか伝わらないんですね、雲自体が水の粒そのものだということが……。家に帰ってやかんの湯気を見せたり、洗濯物を一緒に干したりしながら、蒸発した水分が空の上へのぼっていって雲になるんだよと話しはじめ……それこそ本書の内容のようなことをする羽目になってしまいました。でも、そうやって知ったことはしっかりと子どもの血となり肉となるようです。
 本書をはじめとする「みつけよう かがく」のシリーズは、お子様に読んであげるだけでなく、ぜひ身の回りのものを使って追体験してみてください。ものの見方が少しずつ変わってくるように思います。
くわしい内容紹介
 雨はどのようにしてできるのでしょう?
 雲の中の水分が集まって雨ができます。いえ、雲は水の粒そのもので、雲の粒が集まって雨はできます。では、雲をつくっている水の粒はどこからやってきたのでしょうか? 海や川、植物の葉っぱやしめった地面などから蒸発した水分が空の上へのぼっていったものです。では、海や川の水はどこから……。
 本書では、空から降ってくる雨が、どのようにしてつくられるのか、そして水が蒸発したり雨が降ったりすることによって、水が循環しているということを、ひとつひとつていねいに、やさしく語っていきます。たとえば、空気に含まれている水蒸気を冷たいコップに結露させたり、やかんの水を煮立てたりして、空気の中には水蒸気が含まれていることや、水が蒸発して空気の中に散っていくことを説明していきます。お子様に読んであげるだけでなく、是非これらの実験を一緒にやって、水蒸気や水の循環を感じてみてください。


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