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大風の中でも、ごきげんなぞうくん!
著者紹介
なかのひろたか
1942年、青森県に生まれる。1964年、桑沢デザイン研究所リビングデザイン科卒業。卒業後、アニメーション・スタジオ、デザイン会社勤務を経て、現在は絵本の創作に取り組んでいる。絵本に『ぞうくんのさんぽ』『ぞうくんのあめふりさんぽ』『ゆうちゃんとめんどくさいサイ』『ゲーとピー』『カユイ カユイ』『およぐ』『すってんころりん』(以上、福音館書店)『うなぎさんにょろり』(ひさかたチャイルド)『かえるさんのおいけ』(教育画劇)、童話に『うさぎのおうち』『ぼくのぼうけん』(以上、福音館書店)などがある。東京在住。
編集担当からのメッセージ
 1968年に出版された『ぞうくんのさんぽ』。それから、36年ぶり、2004年に月刊誌「こどものとも」で出版された続編『ぞうくんのあめふりさんぽ』で、ぞうくんたちは散歩に出かけました。あいにくの雨ふりでした。
でも、そんな中でも、ぞうくんたちはご機嫌に散歩に出かけていきます。なんと、いちばん小さなかめくんが大活躍する散歩を。
 その後の、2006年。今度は『ぞうくんのおおかぜさんぽ』で、大風の中、やっぱりぞうくんは散歩に出かけました。みんな一緒にご機嫌な散歩を。
 どの作品も、最後に、「あーっ!」とく驚く展開になっていますが、常にぞうくんたちは相手を思いやりながら、最後はにこにことご機嫌に過ごすのです。
 出てくる言葉は、とにかく簡潔。そして、絵もシンプル。でも、おはなしの中にはたくさんの思いが詰まっています。この一冊を作るのに、10冊近くのラフスケッチを積み重ねてくださった、なかのひろたかさん。常に子どもたちの心の動きや、本質を見極める目と真剣に向き合って、作品を考えてくださいます。
 この”ぞうくん”もそんな一冊。「友だちの関係をしっかりと描きたい」という、なかのさんの思いがあふれています。子どもたちはぞうくんたちに愛着を持って、この絵本をくり返し楽しんでくれることでしょう。
くわしい内容紹介
 ある大風の日、なんだか嬉しくなった“ぞうくん”は散歩にでかけます。すると大風に吹かれて、仲良しのかばくん、わにくん、かめくんがごろんごろんと転がってきます。転がってきたみんなは、大風の中、力持ちのぞうくんに後ろから支えられ、一緒に散歩にでかけることに……。
 40年以上も読み継がれている『ぞうくんのさんぽ』の3作目。簡潔な文章とシンプルな絵で、子どもたちの想像力をかきたてる“ぞうくん”のおはなし。常に友だちを気にかけているあたたかなやりとりも魅力です。本作も、子どもたちは絵を見ながら、ハラハラ、ドキドキ、最後にはにっこり笑顔になります。
 3作品を読み比べて、ぞうくん、かばくん、わにくん、かめくんの動きの違いを、子どもたちと一緒に楽しんでもらうこともお薦めです。


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