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 ★あのねメール通信~福音館書店メールマガジン2010年4月7日 Vol.101 ★
            

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         ◆◇◆  CONTENTS  ◆◇◆

《1》 連載:絵本の散歩道(第1回) 牧野良幸
《2》 月刊誌最新号<5月号>のご案内
《3》 月刊誌編集部からこんにちは
《4》 『絵本が目をさますとき』の著者、長谷川摂子さんのエッセイ
《5》 4月の新刊のご案内
《6》 書籍編集部だより
《7》 うさこちゃん誕生 55周年記念キャンペーン のお知らせ
《8》 原画展のお知らせ

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《1》連載:絵本の散歩道(第1回) 牧野良幸
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・『きつねとうさぎ』ヤールブソワ 絵/ノルシュテイン 構成/児島宏子 訳

 『きつねとうさぎ』はロシアのアニメーション作家ユーリ・ノルシュテインの
『狐と兎』というアニメを原作とした絵本です。お話はロシアの昔話。
 あるところにきつねとうさぎが住んでいました。きつねは氷でできている宮殿
のような家、うさぎは木の皮でできているぼろ家です。きつねはうさぎの家をば
かにしていましたが、春になるときつねの家は溶けて消えてしまいました。する
と、きつねはうさぎの家を奪い、うさぎを追い出してしまいます。泣いているう
さぎを可哀想に思ったおおかみや、くま、うしが、きつねから家を取り戻そうと
するのですが、逆にきつねに追い払われてしまいます。最後におんどりが登場し
て……というストーリー。
 原作となったノルシュテインのアニメーションは、1973年に制作された12分ほ
どの作品です。アニメといっても日本の私たちが普段テレビで見るような、スピ
ーディーで饒舌なものではありません。ノルシュテインのアニメーションは動物
や建物を切り絵で作り、それを少しずらしては1コマずつ撮影してゆくやり方。
顔の表情や身体の動きを表現するために目、鼻、手、足などもパーツに分かれて
いるのですから大変手間のかかる作業です。プリミティブで静謐な仕上がりで、
「映像の詩」といってもいいような味わい深い作品になっています。
 この絵本はそのアニメーションの美術を担当したフランチェスカ・ヤールブソ
ワ自身が絵を描いていますので、原作の雰囲気を伝えています。動物たちは平面
的に描かれ、背景の森を装飾的に描いていて原作と同じスタイルです。
 もちろん絵本は原作を知らなくても楽しめるものになっています。ヤールブソ
ワの絵はお話以上に感情的にならないよう、抑制した表現で描かれていて、ひと
つひとつの場面が絵画のような味わいを持っているからです。
 ヤールブソワの絵は素朴なものですが、動物たちの喜びや、悲しみ、怒りを繊
細に描いています。たとえば、うさぎの黒い瞳をとってみても、自分の家で暮ら
している時には楽しそうに輝いて見え、きつねに家をとられたときは放心して宙
を見つめているよう、おんどりと一緒にきつねから家を取り戻しに向かうときに
は、期待と不安が入り混じったように見えるから不思議です。
 ヤールブソワの絵は想像を興起させる部分が多いのでしょう。絵本を開けば、
動物たちはこどもたちの心のなかで生き生きと動きだすはずです。うさぎは優し
くまばたきをし、きつねの目はずる賢く周りをうかがっているでしょう。くまの
ぽかりと空いた口は声を張り上げ、おおかみも大きくひらいた足で森をかけ抜け
ていくはずです。動きも音もないけれど『きつねとうさぎ』にはアニメーション
に負けない豊かさがある。そんなことを感じさせてくれる絵本でした。ノルシュ
テインのアニメーションを原作とした絵本には、他に『きりのなかのはりねずみ』
があります。こちらもヤールブソワの絵が見事な詩情あふれる繊細な絵本です。

★『きつねとうさぎ』
  ヤールブソワ 絵/ノルシュテイン 構成/児島宏子 訳 定価1260円


牧野良幸(まきの よしゆき)
1958年、愛知県生まれ。関西大学社会学部卒。モーツァルトのオペラ「魔笛」を
銅版画で描いた画集『The Magic Flute』(飛鳥新社)の他、絵本には『あー あ
った』(伊藤比呂美・文)『あみださま大修理』(宮村田鶴子・文、いずれも福
音館書店)などがあり、自著には『僕の音盤青春記1971-1976』(音楽出版社)、
『オーディオ小僧の食いのこし』(共同通信社)などがある。
以下のサイトで、自作品の紹介、エッセイを掲載。


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《2》月刊誌最新号<5月号>のご案内
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☆月刊誌最新号<5月号>は、ただいま発売中です。

◇◆こどものとも0.1.2.『わっしょい わっしょい』
              福知伸夫 作 定価410円          ◇◆

アリさんの行列が運ぶのは、おいしそうなお菓子やくだもの。「わっしょい」の
かけ声とともに進む楽しい絵本です。

◇◆こどものとも年少版『ダックスくんと フントくん』
            MAYA MAXX 絵・文 定価410円     ◇◆

かけっこが大好きな2匹の犬。ダックスくんとフントくんは、勝っても負けても
楽しそうです。おおらかな友情に満ちた絵本。

◇◆こどものとも年中向き『ありのガトー』
             井浦しゅんすけ 作 定価410円       ◇◆

ありのガトーは高い木からたんぽぽの綿毛につかまって空に飛びたちますが、行
き先は風まかせ。ところが池の上で、さあ、大変!

◇◆こどものとも『マーティーのたこあげ』
         きたむらえり 作 定価410円            ◇◆

こぐまのマーティーはひとりで凧揚げをしようとしましたが、できません。友だ
ちの手助けで、やっと凧をあげることができました。

◇◆ちいさなかがくのとも『もりのひかり』
             樺山祐和 作 定価410円          ◇◆

おとうさんと森にきました。うす暗くてひんやりした森のなかは、ちょっとこわ
い。でも、光がさすと……。

◇◆かがくのとも『いちごばたけが できたよ』
         島津和子 作 定価410円              ◇◆

鉢植えのいちごを1株庭に植えると、つるが伸びていちご畑ができました。翌年
の春いちごがたくさんなりました。四季の絵本。

◇◆おおきなポケット かがくのポケット「ちいさなやさいばたけ」
                    大橋慶子 作 定価770円   ◇◆

野菜は、一緒に植えるとよく育つ野菜と、育たなくなる野菜があります。ふくざ
つな野菜の関係を描きました。他に楽しいお話2編。

◇◆たくさんのふしぎ『オオムラサキ舞う森』
           草山万兎 文/足立隆昭 写真 定価700円     ◇◆

自然のなかでは観察することのできない、オオムラサキの生態。人工飼育の中で
わかった生活史のすべてを、貴重な写真によって紹介します。

◇◆母の友 特集「『いまどきのお母さん』と呼ばないで」 定価530円 ◇◆

長年保護者を見守り続けるベテラン園長にインタビューします。

★こちらから「母の友」5月号の目次をご覧いただけます。



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《3》月刊誌編集部からこんにちは
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☆毎月交代で月刊誌の編集部から読者の皆様にむけたメッセージをお届けしてい
ます。今月は「こどものとも第2」編集部です。“「母の友」編集室の窓から”
も、毎月、このコーナーに掲載します。

◇◆「こどものとも第2」編集部から◇◆

 こどものとも第2編集部では、今、7月号の校正作業をしているところです。
私たちの編集部では、「こどものとも0.1.2.」と「こどものとも年少版」をつく
っていますが、「こどものとも年少版」は7月号で 400号を迎えます。この記念
すべき号には、石津ちひろさん・山村浩二さんの名コンビが贈る『おかしなおか
し』が登場します。言葉遊びの名手・石津ちひろさんと、短編アニメーション界
でも華々しい活躍をされている山村浩二さんのお二人が生み出された作品には、
これまで「年少版」で『くだものだもの』と『おやおや、おやさい』があります。
いずれの作品も子どもたちに絶大な人気を誇り、単行本化された『くだものだも
の』も多くの子どもたちに読まれています。そして、読者の熱い要望に応えて、
400号記念として 6月初旬には『おやおや、おやさい』もハードカバー化されま
す。
 さて、400号にあたる『おかしなおかし』。今度は お菓子たちがさまざまなス
ポ ーツをする様を描きます。「ぷるぷるプリンが トランポリン」「パスはしっ
ぱい アップルパイ」「のどがからから クラッカー」……韻を踏んだような 口ず
さみ たくなる楽しい言葉に、まるで生きているかのようなユーモラスなお菓子た
ちの絵がついて、はじめから終わりまで思わず笑ってしまう愉快な絵本。きっと
この 作品も、読者の子どもたちはいっぱいいっぱい笑ってくれるでしょう……と、
今からワクワク楽しみにしています。

★こちらから「こどものとも0.1.2.」をご覧いただけます。


★こちらから「こどものとも年少版」をご覧いただけます。



◇◆「母の友」編集室の窓から◇◆

特集「『いまどきのお母さん』と呼ばないで」

 「最近の親は、変わった」という言葉を、園の関係者から聞きます。携帯電話
で話したまま園にお迎えにきて、話を中断することなくそのまま子どもを連れ帰
る。ケガをした状況を園が親に直接説明しようとしていたのに、先にお迎えにき
ていた親が勝手にメールで伝えてしまう……。周囲の保護者や保育者のなかには
「親としての自覚があるの?!」と憤りを感じている方もいます。でも、ひとく
くりに「いまどきの親は……」と決めつけてしまう前に、「どうして、こういう
行 動にでるのだろう」とその人へ関心をもっていただきたいと思います。
 5月号では、「いまどき」といわれがちな親御さんとよく話しあい、その人の
背景に共感しながら信頼関係を作っている広島のベテラン保育者から、お話をう
かがいました。「『子どもには、自分よりも幸せになって欲しい』と願う気持ち
は昔も今も変わらない」と、断言する保育者の言葉にご注目ください。
 また、今月号は、折り紙ヒコーキの滞空時間世界記録をもつ名人から、紙ヒコ
ーキの作り方と飛ばし方を伝授してもらいました。爽やかな青空に向かって、ぜ
ひお子さんと一緒に飛ばしてみてください。

★こちらから「母の友」5月号の目次をご覧いただけます。


★こちらから「母の友」のブログをご覧いただけます。



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《4》『絵本が目をさますとき』の著者、長谷川摂子さんのエッセイ
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   人生は生きるに値する
                    長谷川摂子

 『絵本が目をさますとき』は2000年から2001年にかけて雑誌「母の友」に連載
したものに約1年かけて、加筆、修正を加えて単行本に仕上げたものです。私の
家庭文庫〈おはなしくらぶ〉を卒業して母親になったK子ちゃんの、絵本へのさ
まざまな疑問をぶつけた手紙、それに対する答え、という往復書簡のかたちで文
を展開しました。もちろん話の内容をつかみやすくするためのフィクションです。
 さて〈おはなしくらぶ〉はフィクションではありません。もう始めてから30年
の歳月がたちました。今から20数年前のことですが、まゆちゃんという女の子が
3歳から10歳くらいまで〈おはなしくらぶ〉に通っていました。そのまゆちゃん
が3年前、堂々たる母親になって2歳の男の子を連れて〈おはなしくらぶ〉にあ
らわれたのです。私はフィクションのK子ちゃんが本当に現れたような気持ちで
胸がいっぱいになりました。その後、彼女は双生児の男の子を産み、さらにその
下に女の子を産み、たちまち4児の母親になりました。母であることの喜びを力
いっぱい楽しみたいまゆちゃんの気持ちが、そのファイトから伝わってきます。
いまは4歳の兄と2歳の双生児の男の子が毎週、来てくれ、たくさんの絵本をか
かえて帰ります。時にはてんやわんやの騒ぎを交えつつ、それでも自分たちにぴ
たりの絵本が始まると、目を丸くしてじっと見ている子どもたち。孫のようなそ
んな幼い子に囲まれ、絵本を手にもつわたしのおなかの底から、ぷくぷくと幸せ
があぶくのようにわいてくる感じがたまりません。
 母親になってこの幸せを味わうことなく時を過ごしてしまうなんて、それが人
生にとってどんなに損失か。「子育ては大変」という言葉が当たり前に交わされ
る今の世の中に私は疑問を感じています。子どもがいることの幸せをしっかりつ
かんで子どもの成長を楽しまなくて、なんで母親になった甲斐がありましょう。
子どもは大人と感性が違う異人種ではなく、立派な人間であり、人間であるから
にはともに心を通わせることができる人生のパートナーなのです。そのことを納
得させてくれる大切な手段が絵本ではないでしょうか。そういう意味で、絵本は
子育ての幸せを保証してくれます。私にとっては子どもとともに暮らす人生の豊
かさがそこから湧き出る不思議な存在でした。
 『絵本が目をさますとき』では特にブックスタートの地点でのあかちゃんとの
付き合い方をていねいに考えました。食べること、歌うこと、遊ぶこと、この3
本柱をめぐって、なるべく絵本に即し、具体的に論じました。次の段階は子ども
の自立です。『おおかみと七ひきのこやぎ』や『ぐりとぐら』などの絵本を通し
て子どもたちの社会化と自立への道が見えてくることも考えました。最後に子ど
もたちに人気の「アンパンマン」考にも勇気を出して踏み込みました。むずかし
くてうまくいったかどうか……批判も含め、読者の皆さんもいっしょに考えてく
ださったらうれしいです。  
 絵本を通し、子どもという存在、さらには人間という存在の強さ弱さの揺れを
見つめなおし、その困難さをも含めて生きることの喜びが絵本に詰まっているこ
とを伝えられたらと思っています。人生は生きるに値する、と絵本が教えてくれ
ることを読者が読み取ってくだされば幸いです。


★『絵本が目をさますとき』
  長谷川摂子 著 定価1575円


長谷川摂子(はせがわ せつこ)
島根県出雲市に生まれる。東京外国語大学フランス科卒。東京大学大学院哲学科
中退。公立保育園で保育士として6年間勤務し、現在は「赤門こども文庫」「お
はなしくらぶ」をひらき、子どもたちと絵本を読み、詩や童歌に親しみ、ストー
リー・テリングなどの活動をおこなう。絵本の文では『めっきらもっきら どお
んどん』『きょだいな きょだいな』『きつねにょうぼう』(以上、福音館書店)
など多数。評論に『子どもたちと絵本』(福音館書店)などがある。また、創作
童話『人形の旅立ち』(福音館書店)で第14回椋鳩十児童文学賞、第19回坪田譲
治文学賞、第34回赤い鳥文学賞を受賞。

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長谷川摂子さん特別講演会のご案内
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『絵本が目をさますとき』の刊行を記念して、特別講演会を企画いたしました。
ふるってお申し込みださいませ。

日時:2010年5月28日(金)開場18:30 開演19:00~21:00
会場:文京シビックホール(小ホール)
定員:300名 先着順
※定員となり次第締め切ります。後ほど受講票をお送りいたします。
参加費:無料

お申込み方法:はがきにお名前、ご住所、電話番号、長谷川摂子講演会希望とご
明記の上、下記までお申し込みください。なお、託児スペースはございませんの
で小さなお子さまのご同伴はご遠慮ください。

〒113-8686 東京都文京区本駒込6-6-3 福音館書店 広報宣伝部 講演会係
TEL 03-3942-2066

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《5》4月の新刊のご案内
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《4月7日(水)出荷開始》
★『くものすおやぶん ほとけのさばき』
  秋山あゆ子 作 定価840円

寺の和尚から何者かが本堂の仏様を盗みだそうとしていると相談を受けた、くも
のす親分。「盗人は誰だ?」親分が謎解きに挑みます。

★『ぞうくんのおおかぜさんぽ』
  なかのひろたか 作・絵 定価840円

ある大風の日、ごきげんなぞうくんが散歩にでかけると、大風に吹かれ、仲良し
のかばくん、わにくん、かめくんが転がってきて……。

★『くさはら どん』
  松岡達英 作 定価840円

くさはらに、“どん”と足をおろすたびに足もとからたくさんの生き物がとびだ
してきます。あぜ道で、林で、川原で、“どん”!

《4月14日(水)出荷開始》
★『かさをかしてあげた あひるさん』
  村山籌子 作/山口マオ 絵 定価1260円

心優しいあひるさん、川に落ちたたまねぎさん、あごひげをなくしたライオンさ
ん……。愉快な動物や野菜たちのにぎやかな童話集。

★『びんの悪魔』
  R・L・スティーブンソン 作/よしだみどり 訳/磯良一 画 定価1050円

どんなことでも叶えてくれる不思議なびん。欲のため、幸せのため、ときには愛
のために、ケアウエはそのびんを手に入れようと……。

★『かんたん手づくり おうちでおもちゃ』
  堀川真 作 定価1050円

身近な材料で、赤ちゃんのおもちゃを 手づくりしてみませんか? 楽しいイラス
トをみながらたった3分で素敵なおもちゃが完成!


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《6》書籍編集部だより
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☆絵本・童話・科学書の編集部から毎月交代で読者の皆様にむけたメッセージを
お届けします。今月は童話編集部です。

◎童話編集部から

 お腹の底に力をこめて、シュバッといこう!

 編集という仕事をしていると、ひとつの作品が、作者に宿った構想を出発点に
して次第に成長し、さまざまな要素を巻き込みつつふくらみ変形し熟成して、周
囲にもそのパワーを及ぼしていく、というドラマをまざまざと見ることがありま
す。
 『行け! シュバットマン』(3月刊行)に力を与えたのは、「ウルトラマン
になること」と題した熱い卒論で著者を感動させた教え子であったり、性根のす
わった職人肌シェフとしてレストランを営むその父親であったり、たまたま知り
あった実在の女性スーツアクターであったりしました。物語が形をなしてからも、
著者を取り巻く家族や若い学生たち、児童書専門店を経営する親友、ともに絵本
を読み合う子どもたちやお年寄り……といった人々との交感が、ストーリーや細
部を深め、うねらせ、上りつめさせていきました。そこへ挿絵画家が、「ウルト
ラマン世代の底力を見せるぞ」と腕まくりして躍りこむ!
 こうなると、編集担当者だって燃えずにはいられません。作品のエネルギーを
より高めるため、著者とタッグを組んで、力のかぎり奮闘をしたつもりです。そ
して、作中には1番しかない「シュバットマンのテーマ」に2番の歌詞を加えさ
せてもらい、及ばずながら作曲も。本書ゆかりの地・下関で行われた大盛況の刊
行記念会では、おおぜいの参加者と声を合わせ高らかに歌ってきました。「♪見
つけよう 希望と真実のひとしずく 行け 行け行け シュバットマン!!」…
…さあ、この盛り上がりの輪にあなたも!
 シリーズ〈ものがたりの遊歩道〉はますます好調。以降も力作が続きます。

シリーズ〈ものがたりの遊歩道〉
★『前奏曲は、荒れもよう』
  今井恭子 作/西巻茅子 画 定価1260円


★『タイムチケット』
  藤江じゅん 作/上出慎也 画 定価1260円


★『ベラスノアとキックオフ!』
  片平直樹 作/平澤朋子 画 定価1260円


★『楽しいスケート遠足』
  H・v・ストックム 作・絵/ふなとよし子 訳 定価1365円


★『ゆかいな農場』
  M・エーメ 作/さくまゆみこ 訳/さとうあや 画 定価1680円


★『行け! シュバットマン』
  村中李枝 作/堀川真 画 定価1260円


★『ムカシにだって未来はある―ユウレイ通り商店街1』(6月刊行予定)
  田部智子 作/岡田千晶 画

★『ダンス・ダンス!―ユウレイ通り商店街2』(6月刊行予定)
  田部智子 作/岡田千晶 画
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《7》うさこちゃん誕生 55周年記念キャンペーン 開催中!
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うさこちゃん誕生55周年を記念して、うさこちゃんの絵本・ブルーナの絵本全点
を、新装版・新セットにてお届けすることになりました。
うさこちゃんグッズや絵本のプレゼント・キャンペーンも実施します。
詳しくはこちらのHPをご覧くださいませ。

★みんなの人気者 うさこちゃんのページ
http://www.fukuinkan.co.jp/ninkimono/bruna/

★最新情報はTwitterでも随時つぶやいております。
https://twitter.com/fuku_usako_PR

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《8》原画展のお知らせ
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★ポーランドの絵本画家たち
会期:2010年3月2日(火)~5月9日(日)
会場:ちひろ美術館・東京 東京都練馬区下石神井4-7-2
問合せ先:TEL 03-3995-0612
休館日:月曜
入館料:一般800円、高校生以下無料
   20名以上の団体、学生証をもっている人、65歳以上の人は100円引き


★ビアトリクス・ポター展
イギリスの自然を見つめて
会期:2010年3月5日(金)~4月12日(月)
会場:島根県立美術館 島根県松江市袖師町1-5
問合せ先:TEL 0852-55-4700
休館日:火曜
入館料:一般1,000円(800円)、大学生600円(450円)、
    小中高生300円(250円)
   ( )内は20名以上の団体料金


★きみのみらい・みらいのきみ
かこさとしと探しにいこう、絵本の中へ
会期:2010年3月20日(土)~5月10日(月)
会場:日本科学未来館 東京都江東区青海2-3-6
問合せ先:TEL 03-3570-9151
休館日:火曜
入館料:無料


★堀内誠一 旅と絵本とデザインと
会期:2010年4月29日(木)~6月13日(日)
会場:徳島県立近代美術館 徳島県徳島市八万町向寺山 文化の森総合公園
問合せ先:TEL 088-668-1088
休館日:月曜
入館料:一般600円(480円)、高大生450円(360円)、小中学生300円(240円)
   ( )内は20名以上の団体料金


★降矢なな 絵本原画展 ”めっきらもっきら どおんどん”
会期:2010年4月23日(金)~5月18日(火)
会場:風の谷絵本館 ミニギャラリー 長野県上伊那郡飯島町飯島44-10
問合せ先:TEL 0265-86-5546
入館料:無料
休館日:水曜・木曜

★西村繁男・いまきみち・にしむらあつこ 3人展
会期:2010年3月20日(土)~5月6日(木)
会場:小さな絵本美術館 八ヶ岳館 長野県諏訪郡原村原山
問合せ先:TEL 0266-75-3450
休館日:火曜


★垂石眞子 絵本原画展
会期:2010年3月20日(土)~5月6日(木)
会場:小さな絵本美術館 岡谷本館 長野県岡谷市長地権現4-6-13
問合せ先:TEL 0266-28-9877  
休館日:火曜


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