☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

 ★あのねメール通信~福音館書店メールマガジン2011年1月5日 Vol.110★
            

☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

   ◆◇◆   新年明けましておめでとうございます   ◆◇◆

皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
また、2011年も福音館書店の出版物をご愛読のほどよろしくお願い申し上げます。

         ◆◇◆  CONTENTS  ◆◇◆

《1》連載:絵本の散歩道(第10回) 牧野良幸
《2》月刊誌最新号<2月号>のご案内
《3》月刊誌編集部からこんにちは   
《4》『完 子どもへのまなざし』担当者フエッセイ
《5》1月の新刊のご案内
《6》「かがくのとも」500号記念出版物のご案内
《7》書籍編集部だより
《8》原画展のお知らせ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《1》連載:絵本の散歩道(第10回) 牧野良幸
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★『おさるとぼうしうり』E・スロボドキーナ 作・絵/松岡享子 訳

 『おさるとぼうしうり』の作者・スロボドキーナは、1909年ロシアに生まれ、
その後アメリカに渡り、絵本作家、挿絵画家として活躍しました。これは1940年
にアメリカで出版された絵本です(邦訳は1970年)。
 あるところに帽子売りがいました。帽子売りは自分の帽子の上に、売り物の帽
子をのせています。ねずみ色の帽子が4個、茶色と空色の帽子が4個、そしてて
っぺんに赤色の帽子を4個。こうして帽子売りは街で帽子を売りますが、その日
は誰も買ってくれません。そこで帽子売りは田舎に売りにいきます。そして疲れ
たので、木の下で帽子を頭にのせたまま眠ることにしました。
 帽子売りが目を覚ますと、自分の帽子を残して売り物の帽子がありません。な
んと木の上の猿たちが売り物の帽子をかぶっています。帽子売りは猿に指を突き
つけて「俺の帽子を返してくれ」といいますが、猿たちは帽子売りの真似をして、
帽子売りに指を突きつけ「ツー、ツー、ツー」といったきりでした。腹を立てた
帽子売りは両手を振り上げますが、猿たちも帽子売りの真似をして両手を振り上
げ「ツー、ツー、ツー」。帽子売りが片足を踏みならすと、猿たちも片足を踏み
ならし、次に帽子売りが両足を踏みならすと、猿たちも両足を踏みならします。
 どうしても埒があかないので、帽子売りはついに怒りにまかせて自分の帽子を
地面に叩きつけました。すると、どうでしょう。猿たちも真似をして帽子を地面
に投げつけたのです。帽子売りは落ちた帽子をひろって、再び頭にのせました。
そして帽子を売りに街に帰っていきました、というお話。
 単純なだけに、おかしさがストレートに伝わってきます。とくに猿たちが毎回
「ツー、ツー、ツー」といって、帽子売りの真似をするところは「繰り返し」の
妙で、おかしさが雪だるま式に膨らんでいきます。
 もちろん、それだけでは一回読んで飽きてしまうでしょう。この絵本を何度も
読み返したくなるのは、絵も魅力的だからです。帽子売りは蝶ネクタイにタキシ
ードで、ひげをはやした紳士風。頭にのせた沢山の帽子を落とさないように、ゆ
っくりと背筋を伸ばして歩いていきます。現実ではありえない帽子売りですが、
この絵本ではあたりまえに思えてしまうから不思議です。スロボドキーナの絵は、
まるで第三者の眼で見たような穏やかな画風で、帽子売りの怒った仕草や、猿た
ちの悪戯さえも微笑ましく感じるほどです。
 その一方で絵の展開は歯切れよく進みます。そのなかで上手いと思ったのは、
帽子売りが木の下で眠ってしまってからの12~13ページの場面です。あえて帽子
売りを描かず、猿たちが帽子を盗むところも描かれていません。描かれているの
は、空でにっこり笑う太陽と画面下のチューリップ1本だけ。これだけで読者に
時間の経過を知らせ、新しい展開を予感させます。同じ絵描きとして、こんな描
写にこそ画家冥利を感じてしまいます。
 猿たちが登っている木に、あえて色が塗られていないのも効果的です。これで
帽子売りと猿たちの対立がいっそう引き立ちます。それにしても空白にも見える
この木は、別の世界の木ではないかと深読みもしたくなります。ひょっとしたら
猿たちが帽子を盗んだのは夢だったのでしょうか。絵本を読み終わったあと、心
地よい白昼夢のような感覚を覚えるのは、そのせいかもしれません。ただ、あち
こちに咲いていたチューリップが、不思議と鮮明に記憶に残っているのでした。

★『おさるとぼうしうり』E・スロボドキーナ 作・絵/松岡享子 訳



牧野良幸(まきの よしゆき)
1958年、愛知県生まれ。関西大学社会学部卒。モーツァルトのオペラ「魔笛」を
銅版画で描いた画集『The Magic Flute』(飛鳥新社)の他、絵本には『あー あ
った』(伊藤比呂美・文)『あみださま大修理』(宮村田鶴子・文、いずれも福
音館書店)などがあり、自著には『僕の音盤青春記1971-1976』(音楽出版社)、
『オーディオ小僧の食いのこし』(共同通信社)などがある。
以下のサイトで、自作品の紹介、エッセイを掲載。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《2》月刊誌最新号<2月号>のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

☆月刊誌最新号<2月号>は、発売中です。

◇◆こどものとも0.1.2.『だれかしら』
              佐々木マキ 作 定価410円          ◇◆

おもちゃ箱のかげに、だれかかくれていますよ。だれかしら? まずは、うさぎ
さんです。かくれたみんなを探す、楽しさあふれる絵本です。

◇◆こどものとも年少版『ちいさい おきゃくさん』
            石井礼子 作 定価410円            ◇◆

ある静かな午後のこと、玄関にリスがやってきました。物が溢れた家の中と、そ
こを駆け抜けるリスの姿を、勢い良く描きます。

◇◆こどものとも年中向き『きつねとかわうそ』 再版
             梶山俊夫 再話・画 定価410円        ◇◆

ご馳走しあう約束をしたきつねとかわうそ。かわうそはご馳走を用意したのに、
きつねはごまかしてばかり。怒ったかわうそは……。

◇◆こどものとも『おもちゃのくにの ゆきまつり』
         こみねゆら 作 定価410円              ◇◆

ある晩、おもちゃの国から招待状が届き、男の子はうさぎのぬいぐるみと一緒に
おもちゃの国へむかいます。

◇◆ちいさなかがくのとも『かたゆき』
             小林輝子 文/城芽ハヤト 絵 定価410円    ◇◆

「あしたのあさ、かたゆきわたりをしてあそぼう」と、おじいさんが言いました。
雪がかちかちにかたくなって、その上を歩けるようになるんだって。

◇◆かがくのとも『おもちゃびょういん』
         笠野裕一 作 定価410円               ◇◆

こわれたおもちゃを診てくれるおもちゃドクターがいるおもちゃ病院。症状を見
て、原因を突き止め、しっかりと治してくれる、おもちゃ病院のお話です。

◇◆おおきなポケット かがくのポケット「ホシオくん 天文台へゆく」
          高橋淳 坂井治 嶺重慎 作/坂井治 絵  定価770円   ◇◆

天文台に招待されたホシオくん。そこには不思議なおじさんと大きな天体望遠鏡
がありました。宇宙の不思議を楽しむファンタジー。他に楽しいお話2編。

◇◆たくさんのふしぎ『月へ行きたい』
           松岡徹 文・絵 定価700円               ◇◆

満月の夜、男の子は月へ行く方法を、あれこれ考えます。人類が旅した一番遠い
場所、38万キロ離れた月まで、いざ出発です。

◇◆母の友 特集「ご飯で、つながる。」 定価530円                ◇◆


「ご飯食のよさ」を見直そうという滋賀県のお母さんたち。「ご飯」をきっかけ
に作る人と食べる人をつなごうとする二人の若手農家を取材しました。

★こちらから「母の友」2月号の目次をご覧いただけます。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《3》月刊誌編集部からこんにちは
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

☆毎月交代で月刊誌の編集部から、読者の皆様にむけてメッセージをお届けして
います。今月は「かがくのとも」編集部です。「母の友」編集室からのメッセー
ジもお送りしています。


◇◆「かがくのとも」編集部から◇◆

 大切なおもちゃが壊れてしまったらどうしますか? ご家庭でなおしますか? 
でも最近はドライバーなどの工具がない家もそうめずらしくはないようです。そ
うなるとあとは製造元のメーカーが頼りになるのでしょうが、メーカーもわから
ない古いおもちゃは修理をあきらめるしかないのでしょうか?
 じつはおもちゃ病院というのがあるのです。おもちゃ病院では、定年退職など
で現役を引退された方々が、おもちゃドクターとしてボランティアでこれまでに
培った技術をおもちゃ修理に費やしてくれるのです。費用は部品等の材料代のみ。
いちばん多い症例が電池切れです。おもちゃが動かなくなったらまずは電池切れ
を疑うことです。おもちゃ病院での診察手順もバッテリーの確認から、ここで威
力を発揮するのが、おもちゃドクター手製の電源装置です。診察対象にあわせ電
圧や電力を自由に調節できるすぐれもの。これでわざわざ新しい電池を入れ替え
なくても動作確認ができるのです。自宅で修理をしてみたけれど、どうにもなら
なくなりばらばらの状態で持ち込まれるケース。こういったこともよくあり、元
の状態がわからない、ねじなどの部品が足りないなど、とても治療が難しいケー
スだそうです。
 絵本に描いてあるように、おもちゃドクターは壊れた原因を突き止め、丁寧に
しっかりとなおしてくれます。おもちゃが壊れて困ったら、あきらめる前にお近
くでおもちゃ病院を探してみてはいかがですか?

★こちらから「かがくのとも」をご覧いただけます。


◇◆「母の友」編集室の窓から◇◆

特集「ご飯で、つながる。」
 
 食の安心・安全や自給率のことなど、食をめぐる問題が様々に指摘されるなか、
「もっとシンプルにご飯食のよさを見直そう」という動きが滋賀県にあります。
学校給食をきっかけに、炊きたてのご飯のおいしさをもっと子どもたちに知って
ほしいという思いのもとに集まり、子育ての輪を広げているお母さんたち。また、
生産者と消費者、作る人と食べる人をつなごうと模索する米農家。2つの物語が
つながったとき、私たちに伝わってくるものとは――。
 「絵本作家のアトリエ/書斎」コーナーは、番外編が2つ。1つは、『万里の
長城』の刊行を機に、著者の加古里子さんと、かつて編集者として共に絵本を作
った松居直の対談(前編)をお届けします。もう1つは、去年来日した「エルマ
ーのぼうけん」シリーズの作者、R・S・ガネットさんの素顔に迫ります。

★こちらから「母の友」2月号の目次をご覧いただけます。


★こちらから「母の友」のブログをご覧いただけます。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《4》『完 子どもへのまなざし』担当者のエッセイ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  『完 子どもへのまなざし』の刊行にあたって 
                   科学書編集部 佐藤勉

 このシリーズ「子どもへのまなざし」の著者である佐々木正美さんは、長い間
医師として臨床にたずさわりながら、保育園、幼稚園、学校、児童相談所、児童
養護施設、あるいは家庭裁判所など、地域社会の施設や機関をたずね歩き、子ど
もと親を取りまくさまざまな問題に取り組まれてきました。話しあったり、相談
を受けたり、講座や勉強会など、これもまたさまざまな状況で活動を続けてきま
した。そのような佐々木正美さんの語りの記録をまとめたのが、『子どもへのま
なざし』(1998年刊)です。
 『子どもへのまなざし』は、社内の編集者(いずれも成人した子の父親)も、
そろって「もっと早く読んでおけばよかった」という感想を語ってくれました。
育児のほとんどを担う母親にくらべて、子どもと接する時間も少なく、子どもを
ゆっくりと見るという姿勢に欠けていた父親にとっては、佐々木正美さんのお話
は新鮮で、教えられるところの多いものだったと思います。
 読者の皆様からのお便りも、この本が刊行されてから続々とよせられました。
その多くは、育児の理想と現実のギャップに立ち往生し、育児不安に苦しんでい
る若いお母さんからのものでした。育児まっ最中のお母さんからの感想には実感
がこもっていて、質問はじつに切実でした。そこで、こうした質問をまとめ、あ
らたに佐々木正美さんに尋ね、その答えをまとめたのが『続 子どもへのまなざ
し』(2001年刊)です。
 それ以後も、読者の皆様からのお便りは絶えることがありません。
 例えば、3歳のお子さんをもつお母さんからは、「母親の育児負担を軽くしよ
うという風潮のなか、あえて母親の責任の重さを説く内容にとても衝撃を受けま
した。と同時に、目の前が開けました。我が子は本当にかわいいです。でも、高
齢出産のため体調不良、夫は激務、共働きのなかで不満だらけの生活に押しつぶ
されそうだった私の目を覚ましてくれました。〈手をかければ自立する。〉本当
にその通りですね。こんな単純なことがわからなかったなんて。」というお手紙
をいただきました。
 『完 子どもへのまなざし』では、佐々木正美さんの学問上の師であるエリク・
H・エリクソンのライフサイクル・モデルにそって、人間の成長が語られます。
そして、その成長論のなかで、今まであまり語られなかった発達障害の人たちに
ついても触れていきます。ですから本書は総合された人間学といってもいいもの
になっています。
 家庭の崩壊によるコミュニケーションの喪失、対人関係の希薄さ、その逆の虐
待などの暴力行為。モンスター・ペアレントの出現。個人主義というより自己中
心主義の今の社会のなかで育児の環境はどんどん悪くなっています。しかし育児
そのものは昔も今も大きく変わることはありません。子どもをありのままに受け
いれるという佐々木正美さんの発言は、これからも育児の現場で大きな意味をも
つと思います。

★『子どもへのまなざし』佐々木正美 著/山脇百合子 画


★『続 子どもへのまなざし』佐々木正美 著/山脇百合子 画


★『完 子どもへのまなざし』佐々木正美 著/山脇百合子 画



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《5》1月の新刊のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

《1月5日(水)出荷開始》
★『バルンくんと ともだち』
  こもりまこと 作 定価735円

乗物好きの子どもたちに人気の『バルンくん』続編の登場です。今度は友だちと
サーキットでレース。一番早くゴールするのは誰でしょう?

★『もじゃらんこ』
  きしだえりこ 文/ふるやかずほ 絵 定価735円

「もじゃらんこ どこいくの?」 小さな3匹の毛虫たちが葉っぱの陰にかくれな
がら「わからん わからん」と歩いていきます。

《1月12日(水)出荷開始》
★『ねてるの だあれ』
  神沢利子 作/山内ふじ江 絵 定価840円

ほおずき、らっかせい、そら豆、みかん……皮の中で寝ているのはだあれ? 色々
な植物の袋や殻や皮から実が顔を出します。

★『パンツのはきかた』
  岸田今日子 作/佐野洋子 絵 定価840円

「はじめに かたあし いれるでしょ」パンツのはきかたを、ユーモラスに描きま
す。こぶたの真剣な表情に笑みがこぼれます。

★『完 子どもへのまなざし』
  佐々木正美 著/山脇百合子 画 定価1890円

「気持ちが安らぎ、勇気をもらえる」と好評の育児書シリーズ完結編。発達障害
などを取り上げ、共に生きる社会を考えます。

《1月18日(火)出荷開始》
★文庫版『天の鹿』
  安房直子 作/スズキコージ 画 定価630円

猟師の娘である三姉妹はそれぞれ、牡鹿に連れられ、鹿の市へと迷い込むが……。
末娘みゆきと牡鹿との、ひとを想うせつなさあふれる物語。

《1月19日(水)出荷開始》
★『ゆきやまたんけん―あまがえるりょこうしゃ』
  松岡たつひで 作 定価1260円

あまがえるの作ったペットボトルの雪上車で、一行は雪のつもった里山へ探検に
出かけます。途中で雪上車が動かなくなり……

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《6》「かがくのとも」500号記念出版物のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

月刊絵本「かがくのとも」1969年4月『しっぽのはたらき』で創刊してより、読
者の皆様に支えられ、2010年11月号『どこまでいくの?』で500号を迎えました。
500号記念の出版物について、ご案内いたします。

1.「かがくのとも」シリーズの大型版が3点登場しました。 開くと幅約1メー
トルにもなる大きさ! 大勢の子どもたちが集まる読み聞かせに最適です。

《大型絵本3点 1月13日(木)出荷開始》
★『しっぽのはたらき』
   川田健 文/薮内正幸 絵/今泉吉典 監修 定価8400円


★『はははのはなし』
   加古里子 文・絵 定価8400円


★『みんなうんち』
   五味太郎 作 定価8400円


2.限定復刊4点&新刊3点のご案内
復刊のご要望の多い4点を限定復刊いたします。また、「かがくのとも」の中か
らハードカバー化のご要望の多い作品3点も、かがくのとも絵本として刊行され
ます。

《限定復刊 1月19日(水)出荷開始》
★『えぞまつ』
  神沢利子 文/吉田勝彦 絵/有澤浩 監修 定価945円

老いて倒れたえぞまつの木は、苔むし若いえぞまつが落とした種子を育てるこや
しとなります。植物の生命のリレーを描きます。

★『こうら』
  内田至 文/金尾恵子 絵 定価945円

固い甲羅で身を守り、恐竜の時代からその姿を変えずに、子孫を現代にまで残し
てきたカメ。そんなカメの甲羅の秘密に迫ります。

★『リボンのかたちの ふゆのせいざ オリオン』
  八板康麿 写真と文/杉浦範茂 絵と構成 定価945円

日が暮れた冬の東の空。「リボンの形」を思い浮かべながら、星を眺めてみよう。
ほら、オリオン座が見つかるよ。

★『ピーナッツ なんきんまめ らっかせい』
  こうやすすむ 文/中島睦子 絵・構成 定価945円

落花生となんきんまめとピーナッツ。実は同じ豆のことです。落花生はユニーク
な方法で地面の下に実をつける不思議な豆なのです。

《新刊 1月19日(水)出荷開始》
★『このよで いちばん はやいのは?』
  ロバート・フローマン 原作/天野祐吉 翻案/あべ弘士 絵 定価945円

ウサギよりチーターは速い。チーターより新幹線、新幹線よりジェット機…。色
々なものの速さを比べます。音や光より速いのは? 意外な答えが待っています。

★『はらぺこさん』
  やぎゅうげんいちろう 作 定価945円

体の燃料が足りなくなると、はらぺこさんになります。はらぺこさんになるのは
実はとても大事なこと。どうして大事なのか考えてみよう。

★『ぼくんちのゴリ』
  笠野裕一 作 定価945円

ひろし自慢の愛犬、ゴリ。ひろしの温かなまなざしを通して、犬の生態や習性、
ボディーランゲージを紹介していきます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《7》書籍編集部だより
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

☆絵本・童話・科学書の編集部から毎月交代で読者の皆様にむけたメッセージを
お届けします。今月は童話編集部です。

◎童話編集部から

 2月に刊行する『わたしのなかの子ども』の著者のウェッタシンハさんは、そ
の色彩の豊かさとのびのびとした絵で親しまれている、スリランカを代表する絵
本作家です。この『わたしのなかの子ども』は、今も著者のなかに生きつづける
半世紀以上も前の子ども時代の記憶を60余点の美しい挿絵とともに鮮やかに描い
た物語です。物語の舞台はスリランカの南、ゴール市郊外の小さな村ギントタ。
緑の隠れ家のようなこの静かな村で、人々の愛情に育まれながら過ごした著者の
6歳までの日々が、生き生きと綴られていきます。
 原書はスリランカで1995年にシンハラ語版が刊行され、つづいて英語版が別々
の版で2度出版されました。その表紙はみな違っており、今回も本文から挿絵を
選んで、新たにデザインしました。竹林の下で女の子が気持ちよさそうに一人座
っている風景を描いた絵ですが、さてOKのお返事がもらえるだろうかとドキドキ
しながら著者にメールしたところ、「It's wonderful!」のお返事。それはま
さしく彼女の子ども時代を語る上で象徴的な絵であったようです。
 挿絵の原画は、宮崎県の木城えほんの郷からお借りしました。しばらく前に訳
者の松岡享子さんと木城の地を訪れ、原画を見せていただいたとき、当時の様子
を細部まで鮮明に描いた原画に感動しました。本の中でもそのすばらしさをお伝
えできたらと思い、今回カラーの挿絵をふんだんに入れています。
 また木城えほんの郷では、刊行を機に3月5日より原画展が開催される予定で
すので、皆さまお近くにお出かけの際は、ぜひお立ち寄り下さい。
 だれもが心の中にもっている子ども時代の幸せな一瞬一瞬。
 ウェッタシンハさんの語る言葉のひとつひとつに深く寄り添うように訳してく
ださった松岡享子さんのすばらしい訳文とともに、どうぞお楽しみ下さい!

★『わたしのなかの子ども』2月刊行予定
シビル・ウェッタシンハ 作/松岡享子 訳 定価2415円 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《8》原画展のお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●佐藤忠良展
会期:2010年12月23日(木)~2011年3月6日(日)
会場:世田谷美術館
   〒157-0075 世田谷区砧公園1-2
問合せ先:TEL 03-3415-6011
休館日:月曜日
入館料:一般1000円 大高生・65歳以上800円 小中生 500円


●ゴーゴーミッフィー展
会期:2010年12月10日(金)~2011年1月23日(日)
会場:〒390-0811 長野県松本市中央4-2-22
問合せ先:TEL 0263-39-7400
休館日:月曜日
入館料:大人1000円 大高生、70歳以上の松本市民600円 中学生以下無料


●話の話 ロシア・アニメーションの巨匠 ノルシュテイン&ヤールブソワ
会期:2010年12月11日(土)~2011年1月23日(日)
会場:足利市立美術館
      〒326-0814 栃木県足利市通2丁目14-7 
問合せ先:TEL 0284-43-3131
休館日:月曜日
入場料:一般700円 大高生500円 中学生以下無料


************************************
このメールの再配信、および掲載された記事の無断転載を禁じます。
定価はすべて消費税5%込みの価格です。
◆配信先の変更および解除は次のページからおこなうことができます。

◆発行:株式会社福音館書店 広報宣伝部広報宣伝課
************************************