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 ★あのねメール通信~福音館書店メールマガジン2011年2月2日 Vol.111★
            

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         ◆◇◆  CONTENTS  ◆◇◆

《1》連載:絵本の散歩道(第11回) 牧野良幸
《2》月刊誌最新号<3月号>のご案内
《3》月刊誌編集部からこんにちは   
《4》『わたしのなかの子ども』訳者、松岡享子さんのエッセイ
《5》2月の新刊のご案内
《6》書籍編集部だより
《7》「ランドセルブックス」シリーズ刊行のご案内
《8》「かがくのとも」500号記念出版物3点のご案内
《9》「こどものともコレクション」限定出版のご案内
《10》「ピーターラビット」ファンの方へ
《11》原画展のお知らせ

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《1》連載:絵本の散歩道(第11回) 牧野良幸
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★『おじいさんのいえ』植垣歩子 作・絵

 『おじいさんのいえ』 は2010年に出版された、植垣歩子 作・絵による絵本で
す。あるところに、旅をしているおじいさんと犬のピーピラピューがいました。
おじいさんとピーピラピューに、帰る家はありませんでした。
 雪の降る道ばたで、おじいさんは木箱に座って水を飲んでいました。すると木
箱の中から、お母さんネコが「子どもが寝ているんだから、静かにしてちょうだ
い」と怒ります。木箱はネコの家だったのです。おじいさんは、お母さんネコに
あやまると、あわてて立ち去ります。
 おじいさんとピーピラピューは、町外れの動物園にきました。おじいさんはす
みかのある動物をうらやむと、トラは「ここは本当の僕たちの家じゃない」とさ
みしげにいいました。このあと、おじいさんと犬は、キツネの兄弟が暮らしてい
る森小屋に泊めてもらいました。旅は続きます。ある日、ねずみたちが住んでい
る壊れかけた船で、お茶をごちそうになり、そこでも泊めてもらいました。
 おじいさんとピーピラピューは、おばあさんの住む古いお屋敷にやってきまし
た。おじいさんは「一人でさみしくないですか?」とききます。おばあさんは、
ふっと黙ったあと、やさしく微笑んでいいました。「嬉しいことも、悲しいこと
も、みんなこの家でおこりました。ここにいれば一人でも淋しくないのです」
 おじいさんはまた歩きはじめまた。おじいさんの足取りは、今までとちがって
速く、丘の上にある一本の木に向かいます。それはリンゴの木。その昔、ここで
若かったおじいさんと奥さんが暮らしていたのでした。奥さんがなくなり、一人
ぼっちになったおじいさんは淋しくなり、仕事を捨て旅に出たのです。
 次の日からおじいさんは材料を集めて家を建て始めます。そして、とうとう家
ができあがりました。これはおじいさんとピーピラピューの家です。近所の子ど
もたちも遊びにきます。おじいさんはリンゴの木にそっと、「ただいま、帰って
きたよ」とつぶやくのでした……というお話。
 家とは、いったいなんでしょう。雪や夜露をしのげる場所は、仮の宿にはなっ
ても、家とは呼べないかもしれません。たとえ木箱や森小屋でも、親子や兄弟が
助け合って暮らしていれば、それは家と呼べる気がします。たとえぼろ船でも、
沢山の仲間と暮らし、客人をもてなせるのなら、それも家なのでしょう。たとえ
一人暮らしでも、沢山の想い出に囲まれていれば、それもまた居心地のいい家な
のでしょう。住んでいる人の愛情や想い出こそ、家をささえる重要な柱なのだな
あと、この絵本を読んで思ってしまいました。
 植垣さんは、樹木や草花、小動物などの自然界のものから、石畳、ぼろ船、古
屋敷、室内の小物などの人工物まで、わけへだてなく丁寧に描いています。細部
をおろそかにしない、愛情のこもった描写だからこそ、お話の暖かさを、視覚的
にも感じることができるのでしょう。
 視覚的といえば、この絵本では季節の変化に心象風景を織り交ぜているように
思います。絵本はいきなり雪の降りしきる真冬からはじまります。空は薄緑色。
よりどころを失ったおじいさんの不安な心を感じてしまいます。空は春の予感が
する場面では桃色に、荒涼とした港の場面では灰色、おじいさんがリンゴの木の
下に帰ってきたときは黄色に変化していきます。最後におじいさんが自分の家を
完成させたときは、澄んだ空色に。空を薄緑色や桃色に塗るのは大胆なことです
が、この絵本のように優しいストーリー展開のなかでは、ちょっとしたアクセン
トになり、効果的だと思いました。
 植垣さんの愛情溢れるお話と、丁寧な絵で制作された『おじいさんのいえ』。
まるで居心地のいい家にいるかのように、心の休息を与えてくれる絵本です。

★『おじいさんのいえ』 植垣歩子 作 偕成社 定価1260円


牧野良幸(まきの よしゆき)
1958年、愛知県生まれ。関西大学社会学部卒。モーツァルトのオペラ「魔笛」を
銅版画で描いた画集『The Magic Flute』(飛鳥新社)の他、絵本には『あー あ
った』(伊藤比呂美・文)『あみださま大修理』(宮村田鶴子・文、いずれも福
音館書店)などがあり、自著には『僕の音盤青春記1971-1976』(音楽出版社)、
『オーディオ小僧の食いのこし』(共同通信社)などがある。
以下のサイトで、自作品の紹介、エッセイを掲載。


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《2》月刊誌最新号<3月号>のご案内
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☆月刊誌最新号<3月号>は、発売中です。

◇◆こどものとも0.1.2.『うさぎ うさぎ こんにちは』
              松本典子 作 定価410円            ◇◆

長い耳に、つぶらな瞳。せなかはまんまる、しっぽはふわふわ。うさぎの魅力を
あらゆる角度から写真で切りとった絵本です。

◇◆こどものとも年少版『ふしぎな ふえ』ブルガリアの昔話
            八百板洋子 再話/植垣歩子 絵 定価410円    ◇◆

やぎ飼いの男の子が笛を吹くと、やぎも、おじいさんも、村人たちも、みんな楽
しく踊りだします。ユーモラスなブルガリアの昔話です。

◇◆こどものとも年中向き『うどんやの たあちゃん』
             鍋田敬子 作 定価410円           ◇◆

うどん屋のたあちゃんの前に、「うどんを食べたい」と突然現れたこんた。こん
たの家は商店街の隅にあるお稲荷様の祠でした。

◇◆こどものとも『もものこさん』
         あまんきみこ 作/かのめかよこ 絵 定価410円     ◇◆

人形の服が風に飛ばされて、もものこさんの元へ飛んでいってしまいます。桃の
木の下で「わたし」ともものこさんが楽しく遊んだ、春の1日の物語です。

◇◆ちいさなかがくのとも『ぐるぐるわわわ』
             越智典子 文/平野恵理子 絵 定価410円    ◇◆

指でなぞってごらん。ぐるぐるの形とわわわの形。みのまわりの自然にある、ぐ
るぐると、わわわの形をさがしていきます。

◇◆かがくのとも『ちいさないきもの むし』
         得田之久 文/たかはしきよし 絵 定価410円     ◇◆

虫は小さなからだなのに、人にはできないいろんなことができます。身近にいる
小さな虫の、大きな力を見てみましょう。

◇◆おおきなポケット かがくのポケット「土佐の海は世界の海」
          牧野夏子 文/島田虎之介 絵  定価770円       ◇◆

ジョン万次郎として知られる中浜万次郎。鎖国の時代に世界を旅し、開国のきっ
かけを作った、真の冒険者の伝記です。他にも楽しいお話2編。

◇◆たくさんのふしぎ『さくら―私のスケッチブックから』
           今井眞利子 文・絵 定価700円             ◇◆

60数点におよぶさくらが、植物画家のスケッチブックから飛び出して、さくらに
まつわるエピソードとともに、美しく描かれます。

◇◆母の友 特集「ピーターラビット解体新書」 定価530円             ◇◆

今年は、絵本『ピーターラビットのおはなし』が日本で出版されてから、40年目
の記念の年です。長年愛され続けてきた魅力を徹底解剖します。

★こちらから「母の友」3月号の目次をご覧いただけます。


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《3》月刊誌編集部からこんにちは
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☆毎月交代で月刊誌の編集部から、読者の皆様にむけてメッセージをお届けして
います。今月は「おおきなポケット」編集部です。「母の友」編集室からのメッ
セージもお送りしています。

◇◆「おおきなポケット」編集部から◇◆
         
 「おおきなポケット」は、今号をもちまして休刊することとなりました。1992
年創刊以来19年の長きにわたってご支援、ご愛読いただきました読者の皆さまに、
心からお礼申し上げます。とりわけ、編集部に毎日届く、読者の皆さまからのお
便りには、スタッフ全員が、その内容に励まされ、教えられ、子どもの本を作る
ことの手応えと喜びを味わわせてもらいました。
 私たち編集部は、毎月「おおきなポケット」をお届けする一方で、読者の子ど
もたち、そして一緒に読んでくださっているお母様・お父様方からの手応えを、
小学校低学年向け本作りにいかせるのではと、長く考え続けてきました。
 その一つの答えとして、小学校1、2年生向けシリーズ「ランドセルブックス」
を、この2月から刊行していくことになりました。
 小学校低学年の子どもたちを「ランドセル年齢」としてとらえ、一番本離れの
懸念されるこの年齢の子どもたちに、本の楽しさ・すばらしさを味わってほしい
と願って発刊するシリーズです。
 絵本を読み聞かせてもらって育ち、小学校に入る子どもたちにこそ、自分の自
由な時間に、本をひとりで読むことの大きな喜びを体験してほしいのです。その
ためには、子どもたちの身近にある本が、物語であろうと乗り物や生き物の本で
あろうと、とにかく、この年齢の子どもたちの旺盛な好奇心と探求心に応えられ、
とびきり楽しく質の高いものでなければなりません。
 年間12冊刊行を目指していますが、まずは「おおきなポケット」で掲載したも
のに加筆していただき、再編集した作品からお届けいたします。
 ところで、昨年暮れに「龍馬伝」の総集編が放映されていましたが、ごらんに
なりましたか? 第1部での、アンケートによるもう一度見たい場面第1位は、
龍馬が土佐の海に向かってまだ見ぬ大きな世界を思い浮かべ、これから自分がな
すべき望みを家族に語る場面でした。
 それは、まさに「おおきなポケット」最終号掲載の『土佐の海は世界の海~冒
険者万次郎伝』を思い起こさせる場面でした。小学生の子どもたちが、坂本龍馬
やジョン万次郎のように世界に大きく羽ばたく志をもって、ぐんぐん成長してく
れることを願うばかりです。


★こちらから「ランドセルブックス」の詳細をご覧いただけます。


◇◆「母の友」編集室の窓から◇◆

特集「ピーターラビット」解体新書
 
 「ピーターラビット」と聞いて、何を思い浮かべますか? キャベツ畑に立つ
青い上着のウサギの坊や? マグレガーさんから必死で逃げるウサギの冒険物語?
 今から100年以上も前、イギリスの作家、ビアトリクス・ポターが描いたのは、
それだけではありません。美しい絵と上品な造本の陰(?)には、キケンとスリ
ルとユーモアがたっぷり、抱腹絶倒の世界が繰り広げられているのです。今月号
の特集「『ピーターラビット』解体新書」では、日本語版刊行40周年を記念して、
これまで語られてこなかった「ピーターラビット」の知られざる魅力を余すとこ
ろなく徹底解剖します! 魅力を語るのは、熊川哲也(バレエダンサー)、フジ
モトマサル(イラストレーター)、梨木香歩(作家)、あべ弘士(絵本作家)、
中村柾子(元保育士、青山学院大学非常勤講師)、祖父江慎(ブックデザイナー)
という、多方面で活躍する諸氏。どうぞお楽しみください。
 好評連載「絵本作家のアトリエ」は2月号に引き続き、加古里子さんと松居直
の対談を。今春刊行予定の加古さんの最新絵本『万里の長城』について、その創
作のきっかけから日中関係までを熱く語ります。
 毎年恒例の巻末「読者アンケート」にもどうぞご協力ください。みなさまから
いただいたご意見は編集部一同で拝読し、大いに企画の参考にさせていただいて
います。お送りくださった方には、「母の友」特製・酒井駒子のメッセージカー
ドをプレゼントいたします(5月下旬発送予定)。

★こちらから「母の友」3月号の目次をご覧いただけます。


★こちらから「母の友」のブログをご覧いただけます。


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《4》『わたしのなかの子ども 』訳者、松岡享子さんのエッセイ
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幸せな子ども時代が生む 幸せを呼ぶ本 松岡享子
            

 『わたしのなかの子ども』の原稿が、今週にも印刷所に送られるというときに、
著者のウェッタシンハさんから小包が届きました。なかには本が2冊はいってい
て、1冊は『わたしのなかの子ども』の続編、もう1冊は、長年のお友だち(で
あるらしい)ウイジタ・フェルナンドという方の手になるウェッタシンハの伝記
でした。伝記といっても、けっして彼女の内面にふみこんだ本格的なものではな
く、写真と彼女自身の絵をふんだんに使って、彼女の経歴のあらましをたどるド
キュメントといったものでしたが……。
 わたしとウェッタシンハさんのおつきあいは、1970年代、ごいっしょにユネス
コ・アジア文化センターの推進する「アジア共同出版計画」の仕事をしていたと
き以来ですから、時間としてはずいぶん長いのですが、会議での発言を通して彼
女を知っていただけで、生い立ちやご経歴など個人的なことは、ほとんど知りま
せんでした。 
 ですから、簡略なものとはいえ、彼女の伝記を読むことができて、「わたしの
なかのウェッタシンハさん」が、厚みをもってきたのはうれしいことでした。
 彼女がたのしんで描いていた絵を、お父さんが、本人にはだまってセイロン美
術協会に送ったことがきっかけで、国語読本の挿絵を依頼されたのが15歳のとき。
それから多くの幸運に恵まれて、仕事の幅はどんどん広がっていくのですが、子
どものためのお話と絵本つくりは、一貫してウェッタシンハさんの活動の中心に
ありました。従来の考え方を破って、たのしみを軸とした作品を生み、最初のカ
ラー印刷の絵本を出すなど、スリランカの児童文学、絵本出版の歴史を文字通り
ご自分で生きてこられたのです。80歳を超えた今日、スリランカでは(海外でも
!)、2世代、3世代にわたって多くの愛読者をもつ国民の敬愛の的だということ
がわかりました。
 『わたしのなかの子ども』を読むと、その彼女の幅広い、豊かなお仕事を生ん
だエネルギーの源が、村で過ごした幼い日々にしっかり蓄えられていたのだと納
得できます。実際、この本を訳すのは、彼女自身の口から子ども時代のお話を聞
いているようでした。おそらく読者のみなさんも、一昔前、南の国の「全体がみ
どりの隠れ家」といっていい静かな村で、ウェッタシンハさんと共に、またとな
い子ども時代を生きているとお感じになるでしょう。
 それにしても、まあ、なんと幸せな子ども時代を過ごされたことでしょう。そ
してまた、なんとよく、子ども時代の小さなひとつひとつのできごとを鮮明に憶
えていらっしゃることでしょう。これを訳している間、石井桃子さんが晩年、色
紙にお書きになった「子どもたちよ、子ども時代をしっかりたのしんでください。
おとなになってから、老人になってから、あなたを支えてくれるのは、子ども時
代の『あなた』です」ということばが、たえず聞こえていました。


松岡享子(まつおか きょうこ)
1935年、神戸に生まれる。神戸女学院大学英文学科、慶応義塾大学図書館学科を
卒業したのち、渡米。ウエスタンミシガン大学大学院で児童図書館学を学び、ボ
ルチモア市の公共図書館に勤めた。帰国後、児童文学の研究、翻訳、創作に従事。
1974年、石井桃子氏らと財団法人東京子ども図書館を設立し、理事長に就任。同
館は2010年10月より、公益財団法人となる。絵本に『おふろだいすき』『とこち
ゃんはどこ』、絵本の翻訳に『しろいうさぎとくろいうさぎ』「ブルーナの絵本」
シリーズ、お話の翻訳に「くまのパディントン」シリーズ(以上、福音館書店)
「ゆかいなヘンリーくん」シリーズ(学習研究社)など、多数ある。

★『わたしの中のこども』 
シビル・ウェッタシンハ作/松岡享子訳 定価2415円


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《5》2月の新刊のご案内
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《2月9日(水)出荷開始》
★『とらわれのフェルダ』
  オンドジェイ・セコラ 作・絵/関沢明子 訳 定価1470円

敵の赤アリに捕われたフェルダは、ゲンゴロウやトビケラなど様々な虫たちのも
とであらゆる仕事をすることになります。抱腹絶倒まちがいなしの物語です。

《2月16日(水)出荷開始》
★『わたしの中のこども』
  シビル・ウェッタシンハ 作/松岡享子訳 定価2415円

スリランカを代表する絵本作家の著者が、自らの心豊かな子ども時代の記憶を60
余点におよぶ挿絵と共に鮮やかに描いた物語です。

《2月23日(水)出荷開始》
★『森のみずなら』
  高森登志夫 文・絵 定価1365円

春から冬への季節の移り変わりの中で、生命をつないでゆく1本のみずならの物
語を、簡潔な文と美しく精緻な絵で描いた絵本です。

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《6》書籍編集部だより
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☆絵本・童話・科学書の編集部から毎月交代で読者の皆様にむけたメッセージを
お届けします。今月は科学書編集部です。

◎科学書編集部から

 3月に出版される『ぼくとサンショウウオのへや』では、森で見つけた1匹の
サンショウウオと暮らし始めた少年が、おかあさんの「サンショウウオは どこ
でねるの?」「どこであそぶの?」「えさはどうするの?」という質問に答えて、
自分が考えるサンショウウオに最適の環境を創っていきます。私たちはこのよう
に問われて自信をもって「こうすればいい」と答えることができるでしょうか?
 書店には「生物多様性」関連の本が多数並んでいます。最近よく耳にするこの
言葉、きわめて簡単には「生態系や地球に様々な種、多様な生きものが存在して
いること」と説明されています。
 地球規模での視点が必要なこのテーマ、子どもたちには、まず、地球上のどん
な生きものも、他の多くの生きものとつながっていること、言いかえれば、人な
ら人という一つの「種」だけでは、生きられないということを知ってもらいたい
のです。例えば食べ物。植物は、太陽の力を助けに、空気と水と地面の中の栄養
で、自分の食べ物(糖)をつくりだします。でも、人をふくめ、動物は自分では
食べ物をつくることはできないので、植物や他の動物を食べて生きているのです。
「食べ物」はつながりを示す一つの例ですが、1匹の小さな生きものですら、快
適に生きていくには多くの生きものとのつながりが必要です。
 この本をきっかけに、地球とそこに生きる多くの生きものたちのつながりを考
えてみませんか。

★『ぼくとサンショウウオのへや』 3月9日配本予定
A・メイヤー 作/S・ジョンソン、L・ファンチャー 絵/にしかわかんと 訳 
定価1260円
 
★『いきてるって どんなこと?』
K・ゾイフェルド 作/N・ウェストコット 絵/なかざわひろこ 訳 定価1365円


★『たね そだててみよう』
H・ジョルダン 作/L・クルピンスキ 絵/さとうよういちろう 訳 定価1365円


★『たべることは つながること』
P・ローバー 作/H・ケラー 絵/ほそやあおい・くらたたかし 訳 定価1365円


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《7》「ランドセルブックス」シリーズ刊行のご案内
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小学1・2年生におくる新シリーズ「ランドセルブックス」を、2月2日に刊行
いたします。
充実のラインナップは、月刊誌「おおきなポケット」(2011年3月休刊)で好評
だった作品から厳選しています。
詳しくはこちらのHPをご覧ください。


♪♪♪「ランドセルブックス」刊行キャンペーン実施中♪♪♪
刊行を記念して「ランドセルを背負った"ぼく&わたし"」の絵を大募集! 
ぜひご応募ください! 詳しくはこちらのHPをご覧ください。


《2月2日(水)出荷開始》
★『あいうえおおきな だいふくだ』 たるいしまこ 作


★『うずらのうーちゃんの話』 かつやかおり 作


★『みてよ ぴかぴかランドセル』 あまんきみこ 作/西巻茅子 絵


《3月3日(水)出荷開始》
★『おにもつはいけん』 吉田道子作/梶山俊夫絵
★『じめんのしたの小さなむし』 たしろちさと 作
★『新幹線しゅっぱつ!』 鎌田歩 作

■定価 各1260円
■引き続き、2011年9月、11月、2012年1月と、各2冊ずつ刊行していきます。

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《8》「かがくのとも」500号記念出版物3点のご案内
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月刊絵本「かがくのとも」1969年4月『しっぽのはたらき』で創刊してより、読
者の皆様に支えられ、2010年11月号『どこまでいくの?』で500号を迎えました。

500号記念の出版物のラインナップ詳細は、こちらのHPをご覧ください。


(1)「かがくのとも復刻版全50冊」 セット定価34650円
★創刊~50号までがあざやかによみがえります。  


(2)「かがくのとも500号記念セット」 全10冊 定価9450円(単品購入可)
★ご要望の多い作品をハードカバー化いたしました。


(3)「大型絵本 かがくのとも劇場」 3点 定価各8400円
★見開き1メートルの大型版。読み聞かせ会などが大いに盛り上がる仕様です。

『大型絵本 しっぽのはたらき』 川田健 文/薮内正幸 絵/今泉吉典 監修


『大型絵本 はははのはなし』 加古里子 文・絵


『大型絵本 みんなうんち』 五味太郎 作


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《9》「こどものともコレクション」限定出版のご案内
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月刊絵本「こどものとも」から、読者の皆様のご要望にお応えして、人気の10作
品をハードカバーでお届けいたします。限定出版のため、品切の可能性もござい
ます。この機会をお見逃しなく!

《2月2日(水)出荷開始》
★「こどものともコレクション2011」 全10冊 定価8400円 単品定価各840円


★『おてがみ』 なかがわりえこ 作/なかがわそうや 絵


★『くらやみえんのたんけん』 石川ミツ子 作/二俣英五郎 絵


★『こえどまつり』 大道あや 作


★『しごとをとりかえたおやじさん』 山越一夫 再話/山崎英介 画


★『ちいさなたいこ』 松岡享子 作/秋野不矩 絵


★『のえんどうと100にんのこどもたち』 甲斐信枝 作


★『はるかぜ とぷう』 小野かおる 作・絵


★『みつこととかげ』 田中清代 作


★『ゆかいな さんぽ』 土方久功 作・絵


★『るるの たんじょうび』 征矢清 作/中谷千代子 絵


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《10》「ピーターラビット」ファンの方へ
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●ピーターラビットが、goo検索サイトにデビュー!
  goo 検索サイトのトップページ画面をお好みで「ピーターラビット」デザイン
に変更できる サービスがはじまりました。 詳細はこちらをご覧ください


日本語版出版40周年を記念して、グッズがあたるキャンペーンも実施中です。

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《10》原画展のお知らせ
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●佐藤忠良展
会期:2010年12月23日(木)~2011年3月6日(日)
会場:世田谷美術館
   〒157-0075 世田谷区砧公園1-2
問合せ先:TEL 03-3415-6011
休館日:月曜日
入館料:一般 1000円 大高生・65歳以上 800円 小中生 500円


●安野光雅の絵本展
会期:2011年2月25日(金)~2011年4月11日(月)
会場:島根県立美術館
   〒690-0049 島根県松江市袖師町1-5
問合せ先:TEL 0852-55-4700 
休館日:火曜日
入館料:一般 1000円 大学生 600円 小中高生 300円


●ゴーゴーミッフィー展
会期:2011年1月29日(土)~2011年4月30日(土)
会場:金刀比羅宮 高橋由一館 
   香川県仲多度郡琴平町892-1
問合せ先:TEL 0877-75-2121 
入館料:500円 中学生以下無料


●おもしろかがく 絵本で体感展~福音館書店 月刊かがく絵本のあゆみ展~
会期:2011年1月29日(土)~2011年2月8日(火)
会場:高崎シティギャラリー 第一展示室・予備室
   〒370-0852 群馬県高崎市中居町4-31-17
問合せ先:TEL 027-352-4613
休館日:会期中無休
入館料:一般 800円 子ども 600円


●ベルギー絵本作家展
会期:2011年2月5日(土)~2011年3月27日(日)
会場:佐倉市立美術館
   〒285-0023 千葉県佐倉市新町210
問合せ先:TEL 043-485-7851 
休館日:月曜日
入館料:一般 600円 大高生 400円 中学生以下 無料


●オペラ『ねこのくにのおきゃくさま』オペラシアターこんにゃく座公演
会期:2011年2月4日(金)~2011年2月12日(土)
会場:俳優座劇場
   〒106-0032 東京都港区六本木4-9-2
問合せ先:TEL 03-3470-2880
入場料:大人 5500円 子ども 3000円


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