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 ★あのねメール通信~福音館書店メールマガジン2012年1月11日 Vol.122★
            

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◆◇◆   新年明けましておめでとうございます   ◆◇◆

今年は、皆様のおかげをもちまして、福音館書店創立60周年となります。
今後とも、福音館書店の出版物をご愛読のほどよろしくお願い申し上げます。
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

         ◆◇◆  CONTENTS  ◆◇◆

《1》連載:絵本の散歩道(第10回) 吉田新一
《2》月刊誌最新号<2月号>のご案内
《3》月刊誌編集部からこんにちは
《4》『北風ふいても さむくない』の著者、あまんきみこさんのエッセイ 
《5》1月新刊のご案内
《6》書籍編集部だより
《7》★締め切り間近です★「絵本にしたいお話」原稿募集のお知らせ
《8》原画展のお知らせ

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《1》連載:絵本の散歩道(第10回) 吉田新一
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★『グロースターの仕たて屋』
ビアトリクス・ポター さく/いしいももこ やく

 『グロースターの仕たて屋』を、作者のポターは「ねずみの本」(mouse-book)
と呼んでいました。確かに最初の第4ページの、仕事部屋でねずみたちが仕たて
屋の言う「ねずみ用の端切れ」を嬉々として床下へ運んでいく図から、物語は始
っています。ねずみたちは病気で倒れた仕たて屋に代わって、市長殿の婚礼衣装
を仕上げます。そして、物語の結びで、仕たて屋の手仕事、とりわけボタン・ホ
ールのかがり目が、まるで「小さなねずみが刺したよう」と言い、細かな仕事振
りのゆえんをねずみとの親密さにつなげているところは、昔話スタイルの閉じ方
で、最後のセンテンスを英文で見ると、'they(かがり目) looked as if they
had been made by little mice!' と、「ねずみ」ということばで終っているの
も印象的です。首尾一貫ねずみの物語に間違いありません。昔話のスタイルは、
実はポターの語りの特徴で、『グロースターの仕たて屋』でも語り始めを英文で
見ると ' In the time of・・・there lived a tailor in Gloucester.' と、
難しげな単語の並んでいる'・・・'の箇所を飛ばし読みすれば、基本は「むか
しむかし、グロースターの町に、ひとりの仕たて屋がすんでいた」と、昔話の始
まる語り口です。
 『グロースターの仕たて屋』は、改めて言うまでもなくクリスマス・ストーリ
ーで、英米ではクリスマス・イヴに家族でこれを読む習慣があると聞いています。
しかし、このクリスマス・ストーリーでは、誕生するのが救い主ならぬ市長殿の
婚礼衣装であるのが面白く、また、もう一つ面白いのは、罪を悔い改めたはずの
ねこのシンプキンが、依然としてねずみにこだわりつづけて、ねこの本性から脱
却できないところです。
 仕たて屋はねこのシンプキンに自宅の留守を任せていましたが、シンプキンは
大好きなねずみを捕っては茶碗の中に伏せていました。帰宅した仕たて屋は買い
物をシンプキンに頼み、その間に茶碗の中の音に気づいて、ねずみたちを逃がし
てやります。これに怒ったシンプキンは頼まれたあな糸を隠して、ねずみを探し
に探しますが、一匹も見つかりません。ねずみたちは仕たて屋に代わって仕事場
へ衣装作りに行ってしまったのです。仕事部屋へシンプキンも行きますが、鍵な
しでどこの家へも自由に出入りできるねずみとは違って、鍵を持たぬシンプキン
は、窓格子越しにねずみを見ていなければなりません。中からねずみたちの「あ
な糸がたりぬ!」の合唱が聞こえてきます。この英語'No more twist!' は
「もう意地悪をやめろ!」との意味でもあるので、シンプキンはねずみに対して
わが身の浅ましさに目覚めます。クリスマス・ストーリーの精神がそこに光って
ますが、私はその先の語りにポターらしいユーモアを読んで愉しんでいます。
 シンプキンは自分の非を悔い改めたはずなのに、ねずみを捕って食べたい「ね
こ性」からは脱却できていません。ねずみになおもこだわりつづけているようす
です。仕たて屋が病気から立ち直り、仕事部屋へ向かうとき、同行するシンプキ
ンは「先にたって、はしっていった」と書かれています。鍵をもっている仕たて
屋と一緒ですから、今度は仕事部屋へ入れると、勇んで「先にたって、はしって」
いるのでしょう。仕たて屋は知らないでしょうが、シンプキンはねずみたちが密
かに作った衣装がそこにあることを知っています。が、そのことでシンプキンが
先にたって走っていったとは、前後の文章からは読み取りにくいでしょう。シン
プキンは「仕たて屋が、西門通りの小さな店の戸をあける」と真っ先に走り込み
ますが、「そこにはだれもいなかった! 小さな茶いろのねずみ1ぴきも!」と
いう語りからは、シンプキンがどんな気持ちでそこへやってきたか、想像できま
す。このくだりを英文で確かめると、'Simpkin ran in, like a cat that
expects something.' (「シンプキンはまるであるものを期待しているねこのよ
うに、走りこみました」)と書かれています。英語の something は、<大切なも
の>、ここでは<例のもの>というニュアンスがありますから、はっきり言えば
「ねずみを期待しているねこのように」という意味合いです。この時「シンプキ
ンはあたかもねずみを狙っているねこのように」仕事部屋へ走りこんだけれども、
そこには小ねずみ1ぴきすらいなかった!とつづいています。シンプキンがねず
みを期待して走り込んだとは書かずに、間接にあたかもねずみを狙って走り込ん
だねこのように、とワンクッションおいて語る、そこがユーモアです。「べつに
上着にするきぬのきれを、ねずみにやるようなしんせつをするわけではないけれ
ど」も「ねずみがだいすき」でしかたなかったシンプキンが、意地悪心を悔い改
めたのに、まだねずみがあきらめきれずにいる姿は、いかにも痛切です。動物が
それぞれの属性を失わずに人間振りを演じる、ポター特有の擬人化動物がそこに
はあります。このようなシンパセティックでシニックでもある独特のユーモアが、
ポター文学の面白さの一つと私は思っています。

★『グロースターの仕たて屋』
 ビアトリクス・ポター作・絵 /いしいももこ訳


吉田新一(よしだ しんいち)
1931年東京生まれ。日本イギリス児童文学会会長、絵本学会初代会長、国立国会
図書館客員調査員、日本女子大学教授等を歴任。立教大学名誉教授。著書に『絵
本の魅力』『ピーターラビットの世界』『絵本/物語るイラストレーション』
(以上、日本エディタースクール出版部)、訳書に『宝さがしの子どもたち』
『オーラのたび』『ビアトリクス・ポター 描き、語り、田園をいつくしんだ人』
(以上、福音館書店)『ランドルフ・コールデコットの生涯と作品』(絵本の家)
等がある。

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《2》月刊誌最新号<2月号>のご案内
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☆月刊誌最新号<2月号>は、発売中です。

◇◆こどものとも0.1.2.『ぐうぐうごりら』
              神沢利子 文/あべ弘士 絵 定価410円   ◇◆

ごりらの父さんは「ぼんご ぼんご」胸をたたき、ごりらの子どもは「ぺとぺと
たたきます。ごりら親子の交流を温かく描いた絵本です。

◇◆こどものとも年少版『とん ころころころ』
            荒川薫 文/村田朋泰 造形・写真 定価410円   ◇◆

窓際に、まりが一つ。風が吹いて床に「とん」と落ちると、「ころころころ」と
転がりだした。手作りのミニチュア小物が美しい写真絵本です。

◇◆こどものとも年中向き『3びきねこさんのそりあそび』<再版>
               柳生まち子 作 定価410円                 ◇◆

ねこのごろ、とら、きい、はそりで遊びたいのに、けちんぼのいたちくんは「だ
ーめ」といって乗せてくれません。どうしたらみんなで楽しく遊べるかな?

◇◆こどものとも『マザネンダバ 南アフリカ・お話のはじまりのお話』

           ティナ・ムショーペ 文/三浦恭子 訳 
         マプラ刺繍プロジェクト 刺繍 定価410円          ◇◆

この世にお話というものがなかったころ、3人の子の母、マザネンダバはお話を
探しに出かけます。南アフリカ共和国の色鮮やかなマプラ刺繍による絵本です。

◇◆ちいさなかがくのとも『モワモワ でたよ』
             大橋政人 文/片山 健 絵 定価410円        ◇◆

今日は寒いね。息で手をあたためよう。あ、ぼくの口から白いモワモワが出てる!
でも家に帰ったら出なくなったよ。どうして?

◇◆かがくのとも『タカラガイみつけたよ』      
         三輪一雄 作 定価410円               ◇◆

こんもり丸い形で表面がピカピカと輝く巻き貝、タカラガイ。海中では外套膜で
殻を覆い、全く違った姿で生活しています。

◇◆たくさんのふしぎ『立山に咲くチングルマ』
           高橋敬市 文・写真 定価700円             ◇◆

冬は大雪で寒さ厳しい立山ですがチングルマには絶好のすみかです。大昔に北極
からやってきた植物は高山でどんな一年を過ごすでしょう

◇◆母の友 特集「電気、どうつくる? 原発はもういらない」定価530円 ◇◆

もう原発に頼るのはやめよう! では電気をどう作っていけばよいでしょう。
「エネルギーも狩猟採集型から栽培型へ」と説く牛山泉さんに伺います。

★こちらから「母の友」2月号の目次をご覧いただけます。


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《3》月刊誌編集部からこんにちは
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☆毎月交代で月刊誌の編集部から、読者の皆様にむけてメッセージをお届けして
います。今月はたくさんのふしぎ編集部です。「母の友」編集室からのメッセー
ジもお送りしています。

◇◆たくさんのふしぎ編集部から◇◆
 2月号『立山に咲くチングルマ』をご紹介します。
 富山県にある立山連峰は標高3000mを越す高い山です。冬には大雪が積もり、
気温はマイナス20度以下。とても厳しい生育環境に思える場所ですが、そんな場
所を"好きこのんで"生きる植物がいます。高山植物のチングルマです。
 人間の目線から見ると、高山植物とは、厳しい環境を耐えしのび、なんとか必
死で生きるはかない植物だと考えてしまいがちかもしれませんが、大むかしの氷
河期から生き残ってきた高山植物たちにとっては、そんな場所こそが絶好のすみ
かです。極寒の地でしか生きることができません。
 梅雨の曇天をながめおろす雲上の高地に可憐な花を咲かせ、やがて雄大な山並
みに力いっぱい綿毛を飛ばす。秋は真っ赤に紅葉して霜を葉先にびっしりと立て、
冬には花軸に"エビのしっぽ"とよばれる氷をまとう──背をかがめてのぞきこ
まなければ眺めることができない背丈低い植物なので、一見すると1年で散る草
花に見えるのですが、チングルマはれっきとした樹木なのも驚きです。幹にはし
っかりと年輪があり、数十メートルもの積雪をしのぎながらマッチ棒の太さにな
るまで、3年かかるといわれています。
 花実の季節ばかりでなく、豪雪にうもれている時も、雪解けの芽生えの時も。
通年立山に通い、数十年チングルマを撮りためたからこそ感じることができる、
高山植物のユニークさ、力強さ、美しさ。20余年を立山の麓で過ごしてきた山男
の写真家が、チングルマの1年を、すばらしく美しい写真で追った1冊です。

★こちらから「たくさんのふしぎ」をご覧いただけます。


◇◆「母の友」編集室の窓から◇◆

特集 「電気、どうつくる? 原発はもういらない」
 2月号の特集では「エネルギーも狩猟採集型から栽培型へ」と説く、牛山泉さ
んをお訪ねしました。現在、日本人は一日平均、ひとりで5リットルの石油を使
って生活していると言われます。そのため、毎日巨大タンカー3隻分の原油が輸
入されています。こんなことがいつまでも続くわけはありません。そこで、太陽
光や風力など、使ってもなくなることのない、自然エネルギーを活用すべき、と
いう牛山さんのご意見をうかがいながら、人間の生き方や社会のあり方を、長期
的考えてみたいと思います。
 絵本作家のアトリエは番外編、『ふしぎなたけのこ』『ことばあそびうた』な
ど、世代を超える絵本を数々世に送り出し、2010年に亡くなられた瀬川康男さん
の足跡をたどります。

★こちらから「母の友」2月号の目次をご覧いただけます。


★こちらから「母の友」のブログをご覧いただけます。


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《4》『北風ふいても さむくない』の著者、あまんきみこさんのエッセイ
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幼年の喜びは……
                          あまんきみこ

 この春、『みてよ ぴかぴかランドセル』を上梓しました。絵は、西巻茅子さん
で、もうすぐ一年生になるかこちゃんの世界が、きつねの子や、うさぎの子や、
ねずみの子と一緒にのびやかにひろがって、作者冥利の思いで抱きしめる一冊に
なりました。
 時をおいて、『北風ふいても さむくない』が生まれました。この作品を書いて
いた時、私自身、思いがけないほど当たり前に、かこちゃんの前に、きつねの子
や、うさぎの子や、ねずみの子が、ひょいひょいひょいと飛び出してきました。
どの子も、お母さん、お父さんに編んでもらったふわふわのあったかなマフラー
をして、「みて、みて」とうたいだしたのです。耳のいいうさぎの子が、誰かさ
んの泣き声に気がついて立ちどまるまでは……。それから、みんなで懸命に考え
て、したこと、しあげたことに、私は目をまるくして、「あなた達、一年生にな
って頼もしくなったわねえ」と、拍手を送る思いになってしまいました。
 この本のおわりの頁の絵、かこちゃんを先頭に帰っていく、きつねの子、うさ
ぎの子、ねずみの子のうしろ姿は、どの子も達成感があふれていて、満足した嬉
しい表情がうかんでくるようです。
 今、この二冊を前にして、私は、どちらも「みて、みて」という素朴な喜びを
芯にして、描いていることに気がつきました。 
 幼い頃、はじめて何かができたとき、何かを身につけたとき、なんと嬉しかっ
たことでしょう。はじめてリボン結びができたとき、スナップやボタンをとめた
とき、でんぐりがえしができたとき、また、はじめてすてきな帽子をかぶったと
き、かわいい服を着たとき、赤い長靴をはいたとき、「みてよ、みてよ」と両親
や、祖父母や、叔母達の前にいってほめてもらいました。犬のロン達や、猫のチ
ミ達や、小鳥にも、そして輝く太陽や、月や、青い空や、庭の花や木にも、「ほ
ら、ほら、みてよ」と声をだし、「いいね、いいね」と言われたと感じました。
それは上をむいて、両手をいっぱいにひろげた嬉しさでした。
 それから母親になると、私の子ども達も、幼い頃、はじめて、リボン結びがで
きたとき、スナップやボタンをとめたとき、でんぐりがえしができたとき、また
すてきな帽子をかぶったとき、かわいい服を着たとき、新しい長靴をはいたとき、
「みてよ、みてよ」と輝くような顔でいいました。「いいねえ、いいねえ」と私
は一緒に喜んだものです。
 やがて「みてよ、みてよ」という明るい魂は、その影をしり、風にもあたり、
身をちぢめ、幼い時代から離れますが、それは失くなるのではなく、魂の深みに
小さな種子になってしまわれている──そんな気がすることがあります。翳りの
ない素朴な幼年の喜びは、存在する嬉しさ、今という時、地上に生きている眩し
い祝祭ではないでしょうか。この地球上のどの子にも、その祝祭の時間があふれ、
それが少しでも長く続きますように。

あまんきみこ(阿萬 紀美子)
1931年旧満州に生まれる。坪田譲治主宰の童話雑誌「びわの実学校」の同人とな
り、1968年『車のいろは空のいろ』で第1回日本児童文学者協会新人賞、第6回
野間児童文芸推奨作品賞を受賞。作品に『おにたのぼうし』(ポプラ社刊)『き
つねみちは天のみち』(大日本図書刊)『ふうたのはなまつり』(あかね書房刊)
他多数。エッセイ集に『空の絵本』(童心社刊)がある。京都府在住。


★『北風ふいても さむくない』あまんきみこ 文/西巻茅子 絵

★『みてよ ぴかぴかランドセル』あまんきみこ 文/西巻茅子 絵


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《5》1月新刊のご案内
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《1月10日(火)出荷開始》
★『愛の一家 あるドイツの冬物語』
  アグネス・ザッパー 作/マルタ・ヴェルシュ 画/遠山明子 訳

ペフリング一家は陽気な音楽教師の父親と思慮深く優しい母親、個性豊かな7人
の子どもたちの大家族。つましい暮らしの中で、明るく生きる姿を描きます。

《1月11日(水)出荷開始》
★『あいうえおみせ』
  安野光雅 作・絵 定価840円

あめや、いしやきいもや、うんそうや……。あいうえお順と、いろは順で並んだ
お店やさん。安野ワールドへ出発!

★『あかいじどうしゃ よんまるさん』
  堀川 真 作 定価840円

若夫婦がやむなく手放した古い赤い自動車「よんまるさん」。ある日工場に連れ
て行かれて、解体されますが……。

★『しんせつなかかし』
  ウェンディ・イートン 作/おびかゆうこ 訳/篠崎三朗 絵 定価1260円

おひゃくしょうさんが、畑から鳥たちを追い払おうと、かかしを立てました。で
も気のいいかかしは鳥たちとすっかりなかよしに。

★『トチの木の1年』
   太田威 写真・文 定価1260円

縄文人もその実を食べ、利用していたトチの木。トチの木と人との関わりを30年
にもわたって取材してきた著者が、美しい写真と文で語ります。

《1月18日(水)出荷開始》
★『みっつのねがい エストニアの昔話』
  ピレット・ラウド 再話・絵/まえざわあきえ 訳 定価1365円

願い事をみっつかなえてあげる、といわれたなまけものの夫婦。妻がソーセージ
を願った事を怒った夫は、「鼻にくっつけ!」と叫びます。すると……。

★『カエサルくんとカレンダー 2月はどうしてみじかいの?』
  いけがみしゅんいち 文/せきぐちよしみ 絵 定価1260円

日常的に使っているカレンダーの基本が、いつごろ出来たのか、どのような理由
でできたのかご存じですか? そこには、さまざまなドラマが隠されています。

★『ジェニーのぼうけん 黒ネコジェニーのおはなし2』
  エスター・アベリル 作・絵/松岡享子・張替惠子 共訳 定価1260円

ハロウィンの夜、けがをしたマダム・バタフライのために鼻笛を届けることにな
ったジェニー。通りの犬は怖いけど、勇気を出して、夜の街にでかけます。

★『そして、ぼくの旅はつづく』
  サイモン・フレンチ 作/野の水生 訳/小林万希子 画

ヴァイオリンの才能豊かな少年アリは、幼い日、母と共に旅に出た。音楽と笑い
と友情と、少年の瑞々しさに溢れた物語。

★『ネジマキ草と銅の城』
  パウル・ビーヘル 作/村上勉 絵/野坂悦子 訳 定価1890円

齢千歳を数えようかという王の命を救うため、まじない師は、ネジマキ草という
薬草を探す旅に出る。その間、王の命をつなぐため物語が語られる。

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《6》書籍編集部だより
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☆絵本・童話第一・童話第二・科学書の編集部から毎月交代で読者の皆様にむけ
たメッセージを お届けします。今月は童話第二編集部です。

◎童話第二編集部から
 あけましておめでとうございます。「童話第二編集部」です。
 この1月15日に出版します『しんせつなかかし』(W・イートン作/おびかゆ
うこ訳/篠崎三朗絵)と『トチの木の1年』(太田威写真・文)の2冊で、昨年
2月から刊行を始めた「ランドセルブックス」が、合計12冊そろうことになりま
す。
 この間、読者の皆さまには、たくさんの読者カードで、それぞれの作品につい
て感想を寄せていただきました。まことにありがとうございました。また、その
中の1冊『うずらのうーちゃんの話』が、第22回の「ひろすけ童話賞」を受賞す
ることができました。読者の皆さまのご支援のたまものです。重ねてお礼を申し
上げます。
 さて、1月刊の『しんせつなかかし』は、イギリスの児童文学者のウェンディ・
イートンさんが、日本の小学生のためにと月刊誌「おおきなポケット」(現在休
刊中)に掲載を許可してくださった作品の中から2編を選び、画家の篠崎三朗さ
んが絵を全面的に新たに描き直してくださった作品です。
 イートンさんは、「おおきなポケット」掲載のときから、篠崎さんの絵をとて
も気に入ってくださっていて、今回の新しいさし絵についても、楽しみにしてい
らっしゃいます。
『トチの木の1年』は、山形や秋田のブナ林やトチ林などの自然や渡り鳥などを、
数十年にわたって観察しつづけ、また、雪国の自然に深く根差した山里の人々の
暮らしも写真で克明に記録してこられた、太田さんならではの作品です。
 山里の水辺に群生するトチ林が、縄文の時代からこの列島に住み着いた人たち
とどんな関わりをもってきたか。今、私たちは、その木の恵みを、四季を通じて
どのように受け取っているかが、美しい写真と、小学生に分かりやすい文章で語
られています。どうぞお楽しみください。
 3月からは、「ランドセルブックス」の新たな12冊の刊行が始まります。こち
らのラインナップもどうぞご期待ください。

★『しんせつなかかし』W・イートン 作/おびかゆうこ 訳/篠崎三朗 絵

★『トチの木の1年』太田威 写真・文


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《7》★締め切り間近です★「絵本にしたいお話」原稿募集のお知らせ
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読者のみなさまに支えられて、福音館書店は2012年2月、創立60周年を迎えます。
小社では、これを記念し、読者の方々からひろく「絵本にしたいお話」(文章原
稿)を募集いたします。採用作品は、「こどものとも」(あるいは「こどものと
も年中向き」)として出版します。まもなく締め切りとなります。みなさまのご
応募をお待ちしております。

★募集原稿★
・絵本にしたいお話。対象年齢は4歳から6歳。字数は400字詰め10枚以内。
(原稿用紙や手書きでなくても結構です)
・文章のみを選考の対象としますが、絵をそえてくださっても結構です。絵のみ
の応募は選考の対象となりませんのでご注意ください
・作品は未発表のものに限ります。

★応募資格★
・小社での絵本、童話の出版経験のない方。1人2作品まで。

★作品の掲載★
・応募作品の中から1点を、月刊「こどものとも」、あるいは「こどものとも年
中向き」として小社より出版します。また数点を、月刊「母の友」に掲載します。
・出版、掲載に際し、原稿に加筆修正をしていただく場合があります。また、画
家は編集部で決めさせていただきます。
・いずれも小社規定の原稿料をお支払いします。

★応募方法★
応募作品に、作品のタイトルと住所、氏名、電話番号、ファックス番号、メール
アドレスなど、連絡先が明記された紙をそえて、お送りください。

★原稿の形式★
・原稿はホチキスどめをしないで下さい。(クリップは可です)
・応募原稿は返却いたしませんのでコピーをお送りください。
・絵をそえる場合も、原画ではなく、必ずコピーをお送りください。

★送り先★
〒113-8686 東京都文京区本駒込6-6-3 
福音館書店 60周年記念
「絵本にしたいお話」原稿募集係
・お問い合わせ先 「絵本にしたいお話」原稿募集係 03-3942-2082

★募集期間★
応募受付開始 2011年10月1日(土) ~ 締め切り 2012年1月15日(日)
(当日消印有効)

★選考★
福音館書店編集部が行います。

★結果発表★
・2012年8月号の月刊「こどものとも」「こどものとも年中向き」の、各折り込
み付録、「母の友」誌上、および小社ホームページで行います。
・「こどものとも」(あるいは「こどものとも年中向き」)採用作品の出版は、
2013年度を予定しています。
・「母の友」への作品掲載は、2012年10月号以降の誌上で行います。

詳細は以下のHPで、ごらんいただけます。

たくさんのご応募お待ちしております。

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《8》原画展のお知らせ
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●谷川俊太郎と絵本の仲間たち -堀内誠一・長新太・和田誠-
会期:2011年10月26日(水)~2012年1月29日(日)
会場:ちひろ美術館・東京
   〒177-0042 東京都練馬区下石神井4-7-2
問合せ先:TEL 03-3995-0612 
休館日:月曜日
入館料:大人800円、高校生以下無料


●絵本原画展 福音館書店創立60周年記念「ゆっくり子育て たっぷり絵本」展
会期:2012年1月28日(土)~2012年2月7日(水)
会場:高崎シティギャラリー
   〒370-0839 群馬県高崎市高松町35-1
問合せ先:TEL 027-352-4613 <主催:NPO法人 時をつむぐ会>
入館料:一般600円、子ども400円


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◆発行:株式会社福音館書店 広報宣伝部広報宣伝課
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