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 ★あのねメール通信~福音館書店メールマガジン2012年2月1日 Vol.123★
           

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          ◆◇◆  CONTENTS  ◆◇◆

《1》連載:絵本の散歩道(第11回) 吉田新一
《2》月刊誌最新号<3月号>のご案内
《3》月刊誌編集部からこんにちは
《4》福音館書店 創立60周年特別寄稿 松居 直
《5》2月の新刊のご案内
《6》復刊のご案内
《7》書籍編集部だより
《8》「酒井駒子卓上カレンダー2012」販売延長のお知らせ
《9》福音館書店創立60周年記念講演会開催のお知らせ
《10》原画展のお知らせ

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《1》連載:絵本の散歩道(第11回) 吉田新一
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★『チムとゆうかんなせんちょうさん』
エドワード・アーディゾーニ 作/せた ていじ 訳

 『チムとゆうかんなせんちょうさん』は1936年に刊行されて、絵本の発達史に
一里塚を刻みました。そして、広くずっと読みつがれているロングセラーでもあ
ります。この絵本にはまた書誌的に興味深い変遷を跡づけることができます。作
者アーディゾーニはこれを長男フィリップのために作りました。チムすなわちフ
ィリップです。父親は公平に長女クリチアナにも『ルーシーのしあわせ』(1937)
を作りました。ルーシーすなわちクリスチアナです。そして二人が一緒に登場す
る『チムとルーシーとかいぞく』(1938)が出来ると、第二次世界大戦が始まり
シリーズは中断。戦後は『チム、ジンジャーをたすける』(1949)で再開し、12
冊目の『チムもうひとつのものがたり コックのジンジャー』(1977)でシリーズ
は完結しました。実は、戦前の3冊は縦横330mm×220mmと大型の本でした。戦後
は本のサイズが現在の『チムとゆうかんなせんちょうさん』の大きさに変ったの
で、戦前の3冊をそのサイズに合わせて再刊することになって、作者はそれを期
に初版の絵を全部新しく描き直し、話に幾つかのエピソードも追加し、現在の
『チムとゆうかんなせんちょうさん』(1955年改訂版) になりました。
 初版と改訂版の主な違いを挙げると、初版ではすべて彩色画でしたが、改訂版
ではおおむね初版の絵を踏襲しながら、現在見るように彩色画とモノクロームの
線描画を見開きページ交互に描き直しました。例えば、チムが船乗りになりたい
というと、両親にまだ早いと言われて失望しますが、ボートのおじさんに沖の汽
船へモーターボートで一緒に行くか? と誘われて喜び勇むくだり、現行版では
3枚の絵で語られていますが、そこの3枚目の絵一枚だけで初版は語られていた
ので、チムの高揚した様子が改訂版でより生きいき活写されました。また、初版
ではなかった画中の吹き出しも効果的です。アーディゾーニは吹き出しはマンガ
と一線を画して使えと言っていましたが、この後チムがベッドへもぐりこむ場面
の次でも、吹き出しが上手に使われています。それから現行版で、チムがズボン
のボタン付けをしている次に、4枚の絵で、海の大荒れで船が座礁し船員たちが
救命ボートで脱出するまでが語られていますが、初版では現行の4枚目の絵だけ
で語られていました。改訂版では2、3番目の絵で、チムが船員になりたかった夢
を後悔する点が追加されて、チムのちょっと弱気になる姿が加わって話にコクが
でました。この後に、初版にはなかったエピソードが二つ加えられました。チム
が帰宅前に両親に郵便局から電報を打つ場面と、チムが駅のプラットホームで見
送りを受けている場面です。前者では、懸命に電文を考えているチムが全身像で
描かれています。アーディゾーニは人物の全身像で情感を巧みに表現できる画家
でした。足元に書き損じの紙が散っているのもいいですね。また局内の何気ない
情景がチムと対照的でユーモラスです。後者の場面については、かつて『母の友』
誌(1994年9月号) に、そのくだりを読んでもらっていた少女が「お母さん今、は
いって、ゆうた?」「いいや、ゆうてないよ」「でも、このおばさんの声が聞こ
えた!」とチムに何かを手渡そうとする女性を指差したという親子の会話が載っ
ていました。読者が物語の中に見事に誘い込まれた瞬間を語ったエピソードです。
 ところでこの絵本には草稿が残っていました。ごく最近こぐま社の創業者佐藤
英和氏が献身的・圧倒的情熱でそれをファクシミリ完全復刻版にされました。詳
細は別の
機会として、アーディゾーニは32ページ立てである絵本に、表紙絵を含め39枚も
絵が入った草稿を作っていました。それで絵の一部が割愛されて初版ができまし
た。省かれた絵の一つに、現行版でチムができたての料理をコックから一口もら
う場面の次ぎに、草稿ではキャビンに集まる非番の船員たちにチムが踊りと歌を
披露して「サニー・ボーイ」と声援を受ける場面が見開きいっぱいに描かれてい
ました。厳しくつらい船上生活の中で、ある意味で唯一明るく朗らかな場面です。
それだけにその割愛はいかにも残念です。草稿には他にも惜しい割愛があります
が、一例だけ追加すると、現行版の最後の絵、テキストでは船長さんが次の航海
にチムを連れて行きたいと言い、両親が承諾した、とありますが、描かれている
絵はテキスト後半部の絵です。しかし、草稿ではテキスト前半部に別のイラスト
がありました。すなわちそこが2枚の絵で語られていました。これは改訂版でも
復活していません。こうしたことからも草稿は<まぼろしの>『チムとゆうかん
なせんちょうさん』と言えるでしょう。アーディゾーニの絵本作りの真の姿勢が、
一番初めの絵本である「草稿」によく現れていると思うからです。

★『チムとゆうかんなせんちょうさん』
 エドワード・アーディゾーニ 作/せた ていじ 訳


★『チムとルーシーとかいぞく』
 エドワード・アーディゾーニ 作/なかがわ ちひろ 訳 品切れ品です。
★『チム、ジンジャーをたすける』
 エドワード・アーディゾーニ 作/なかがわ ちひろ 訳 品切れ品です。
★『チムもうひとつのものがたり コックのジンジャー』
 エドワード・アーディゾーニ 作/なかがわ ちひろ 訳 品切れ品です。

★『ルーシーのしあわせ』
 エドワード・アーディゾーニ 作/ただ ひろみ 訳 冨山房
★『チムとゆうかんなせんちょうさん』完全復刻版はこぐま社より限定出版され
ています。


吉田新一(よしだ しんいち)
1931年東京生まれ。日本イギリス児童文学会会長、絵本学会初代会長、国立国会
図書館客員調査員、日本女子大学教授等を歴任。立教大学名誉教授。著書に『絵
本の魅力』『ピーターラビットの世界』『絵本/物語るイラストレーション』
(以上、日本エディタースクール出版部)、訳書に『宝さがしの子どもたち』
『オーラのたび』『ビアトリクス・ポター 描き、語り、田園をいつくしんだ人』
(以上、福音館書店)『ランドルフ・コールデコットの生涯と作品』(絵本の家)
等がある。

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《2》月刊誌最新号<3月号>のご案内
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☆月刊誌最新号<3月号>は、もうすぐ発売です。

◇◆こどものとも0.1.2.『どのはな いちばん すきな はな?』
                      いしげまりこ 文/わきさかかつじ 絵 定価410円 ◇◆

ぱーっとひらいた赤い花、ぴゅーんとのびてる白い花、ダイナミックに咲く花。
色とりどりの花を明るく軽やかな色彩で描きます。

◇◆こどものとも年少版『これ なーに?』
                        きたむらえり 作 定価410円                  ◇◆

ウサギが森の中でかさを見つけました。森の動物たちに「これ なーに?」と聞
くと、遊ぶもの、舟、ベッドなど、色々な答えが。さて、本当の使い方は…?

◇◆こどものとも年中向き『クルトンさんと はるのどうぶつたち』
                          宮嶋ちか 作 定価410円                    ◇◆

クルトンさんは春になったので、山の動物たちに約束のパンを焼いてふるまいま
す。けれども、くまがなかなか起きてきません。そこで、クルトンさんは……。

◇◆こどものとも『ぽぽとクロ』
           八百板洋子 作/南塚直子 絵  定価410円           ◇◆

たんぽぽの精のぽぽは、野良猫のクロと仲良しになります。ある日、離ればなれ
になった二人。ぽぽは綿毛になってクロのいる海辺をめざして飛んでいきます。

◇◆ちいさなかがくのとも『ひもが つくる かたち』
             かみやしん 作 定価410円                  ◇◆

ひもが、カップのまわりをくるりと一周。どんな形ができたかな? ひもはとて
も身近なあそび友だち。ひもを使って、お気に入りの形を見つけてみて下さい。

◇◆かがくのとも『ワニのへやの おおそうじ』      
         あべ弘士 作  定価410円               ◇◆

北国にある動物園の飼育係の「僕」は、春の開園準備のため、恐ろしいワニ舎を
どうやって掃除したらいいか考えます。作者あべ弘士さんの体験を元にした物語。

◇◆たくさんのふしぎ『コテングコウモリを紹介します』
           中島宏章 文・写真 定価700円                 ◇◆

動物好きの写真家、中島宏章さん。最初は苦手だったコウモリを大好きになった
中島さんが、とっても可愛いコテングコウモリのふしぎな暮らしを紹介します。

◇◆母の友 特集「『ほんとう』に向き合う 原発事故後の私たち」
         定価530円                                         ◇◆

東日本大震災から1年。福島第一原発の重大事故に伴う放射能汚染への不安はま
すます募っています。現地の声に耳を傾けながら、何ができるかを考えます。

★こちらから「母の友」3月号の目次をご覧いただけます。


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《3》月刊誌編集部からこんにちは
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☆毎月交代で月刊誌の編集部から、読者の皆様にむけてメッセージをお届けして
います。今月はこどものとも第二編集部です。「母の友」編集室からのメッセー
ジもお送りしています。

◇◆こどものとも第二編集部から◇◆
 今年の冬は例年よりさらに寒さが身にしみますね。まだまだ寒さは続きそうで
すが、「こどものとも年少版」「こどものとも0.1.2.」で、一足早い春から初
夏の暖かい日差しを感じてください。
「こどものとも年少版」3月号は、きたむらえりさんの『これ なーに?』です。
ウサギが森の中で「かさ」を見つけます。でも、森の動物たちはかさを見たこと
がありません。「これ なーに?」と、みんなはいろいろ想像をめぐらせます。
ブランコにしたり、舟にしたり、花や木イチゴを入れてみたり……。さて、動物
たちにかさの本当の使い方はわかるのでしょうか?
 作者のきたむらえりさんは、北海道の牧場で育ちました。子ども時代の牧場で
の暮らしは『ハコの牧場』(福音館創作童話シリーズ)に、生き生きと描かれてい
ます。結婚後カナダに移住され、今はロッキー山脈を望むカルガリー市に住んで、
お話や絵を描いていらっしゃいます。北海道での子ども時代も、カルガリーでの
暮らしの中でも、森や動物たちは身近にあり、この絵本に登場するウサギ、リス、
アライグマなども、いつも身近に出会える動物とのこと。素朴な絵で描かれる好
奇心いっぱいの動物たちのユーモラスな姿を、そしてカナダのすがすがしい空気
をお楽しみください。
「こどものとも0.1.2.」3月号は、『どのはな いちばん すきな はな?』で
す。バラ、マーガレット、タンポポ、アジサイ、スズランなどの花々が、石毛麻
里子さんのリズミカルな言葉と、脇阪克二さんの明るい色彩とシンプルな線で描
かれています。お子さんと一緒に「どの花がいちばん好きかな?」とお話ししな
がら、読んでいただければ嬉しいです。

★こちらから「こどものとも0.1.2.」をご覧いただけます。

★こちらから「こどものとも年少版」をご覧いただけます。


◇◆「母の友」編集室の窓から◇◆
特集 「ほんとう」に向き合う 原発事故後の私たち
 東日本大震災からもうすぐ1年が経とうとしています。日本はもちろん世界を
も巻き込んだ福島第一原子力発電所の重大事故による混乱と影響は、(野田総理
の「収束」宣言の一方で)いまだに続いているのが現状です。子どもを持つ親と
して大人として、今何をすべきなのか、何ができるのか。特集「『ほんとう』に
向き合う 原発事故後の私たち」では、まず福島の生の声に耳を傾けることにし
ました。一番つらい思いをしているはずのフクシマから、声が聞こえてこない―
そんな印象があったからです。実際に現地のお母さんたちの集まりに参加してみ
ると、賢く考え、同じ思いの人同士でつながり、行動に移している人は確かにい
ました。そうした個々人の動きはとても心強いものでしたし、私たちが今できる
ことのヒントになると思います。しかし本当の問題は、本来政府や行政が指針を
示すべきあらゆる判断が、まったく個人にゆだねられている、ということなのか
もしれません。「母の友」では今後もこの問題について、向き合っていきます。
 尾仲浩二さんの写真ページ「海町」では、津波被災地のかつての姿をご紹介し
ます。穏やかで地に足の着いた人々の暮らしが、彼の地に一日も早く戻りますよ
うに。今月号は、あの日を思い、前に進むための一冊です。ぜひお手にとってい
ただければと思います。

★こちらから「母の友」3月号の目次をご覧いただけます。

★こちらから「母の友」のブログをご覧いただけます。


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《4》福音館書店 創立60周年特別寄稿 松居 直
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読者のみなさまに支えられて、福音館書店は2012年2月、創立60周年を迎えます。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

高齢化社会に絵本
                                                     松居 直

 絵本の出版と、それに伴う絵本と読書の未来を考えていますと、わが国の少子
高齢化の社会と文化のなかで、児童図書の創作・企画・編集・出版と普及には、
予想しがたいほど多様な課題をかかえていることが感じられます。
 現在は絵本が子どもを対象にした出版物と考えられていますが、今後は高齢者
の方々の読みものとして取りあげられ、楽しまれる可能性が意外に広がるのでは
ないかと推測されます。文章を読むだけでなく、挿絵を読むおもしろさが、年齢
を問わず生活習慣化し、また高齢者の方々への絵本の読み語りが普及することも
考えられます。すでに高齢の方々が孫や身近な幼児と、絵本を共に楽しまれてい
る例をよく見聞きします。
 いま出版されている絵本作品で、成人や高齢者が読んで、深く感じたり考えさ
せられたりする絵本はかなりあります。私もそうした経験者の一人です。とりわ
け永く読みつがれている絵本には、生活経験のゆたかな方々ほど、人間としての
生き方や、子どもや隣人に対する根元的な気づきを、改めて思い直させられる作
品があります。
 「絵本というのは実に不思議なものである。0歳から百歳までが楽しめる。小
さい、あるいは薄い本でも、そこに込められている内容は極めて広く深い。一度
目にすると、それがいつまでも残っていたり、ふとしたはずみに思い出されて、
気持が揺すぶられる。それに、文化の異なるところでも、抵抗なく受けいれられ
る共通性をもつ。数えたてると切りがないが、それだけに絵本というものは、相
当な可能性を内蔵していると思われる。」
 これは岩波書店発行の『絵本の力』(河合隼雄・松居直・柳田邦男共著)の冒
頭に、河合隼雄先生が述べられている問題提起です。
 昨今の少子化問題と若年層の未来を思うとき、高齢化社会への対応は緊急を要
する課題だと考えます。日々年老いて視力や思考力の衰えを感じている方々に、
"生きる"力と光とをこそ感じ取り深めていただくことは、幼い子どもの育ちや
若者の未来に希望をもたらすことにつながります。
 私の絵本体験は二、三歳の頃からはじまり、母親に読み語ってもらったときの
感じ方や思いの伝わり方、そして絵の見方や読みとり方が、今もかなり鮮明に残
っていて、自らの育ちや感性の基盤が、この幼児期の絵本体験に根ざし、生き甲
斐感の根底にあることを感じます。幼い子どもたちに絵本を読み語ることは、子
どもの成長に計り知れぬ力になるとともに、その歓びや楽しみが、年老いて今生
きていることの支えになっています。
 私は今こそ老人ホームや介護施設に、絵本コーナーを設け、高齢者の方々が自
らの育ちを鮮明に感じ直され、秘められていた歓びや人と人との交わり、そして
自分の生きてきた意味に気づかされるときを持たれることを、心から願います。


松居 直(まつい ただし)
1926年京都府生まれ。日本美術に親しむ幼少期、学生時代を経て、旧制中学在学
中に敗戦を体験する。同志社大学法学部卒業。1952年福音館書店の設立に参画。
編集長時代の1956年に月刊絵本「こどものとも」を創刊。昭和期を支えた数々の
才能を発掘、起用する。絵本の作品に『ぴかくんめをまわす』『だいくとおにろ
く』『ももたろう』『こぶじいさま』(ともに福音館書店)、評論に『絵本とは
何か』(日本エディタースクール出版部)などがある。現在、福音館書店相談役、
NPOブックスタート会長など「子どもの本」の諸分野で活躍中。

★『絵本の力』河合隼雄、松居 直、柳田邦男 岩波書店


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《5》2月の新刊のご案内
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《2月1日(水)出荷開始》
★『ぽぽんぴ ぽんぽん』
  松竹いね子 文/ささめやゆき 絵 定価735円

「たろうくんのおへそは どーこ?」そう、"ぽんぽん"のまんなかにあります。く
まさんも、かばさんも、おさるさんも、みんな一緒。たのしい、おへその絵本!

★『おべんとう』
  小西英子 作 定価840円

お弁当箱用意して、さあて何から入れようか? 最初は炊きたてのごはん。ミー
トボールにふんわり卵焼き。おかずが次々詰められて、お弁当のできあがり!

★『おめでたこぶた その1 四ひきのこぶたとアナグマのお話』
 アリソン・アトリー作/すがはらひろくに訳/やまわきゆりこ画 定価1365円

親代わりのアナグマと森のはじっこで幸せに暮らす4匹のこぶたのきょうだい。
中でもとびきり元気なサムのまわりには不思議なことや楽しいことがいっぱい。

《2月15日(水)出荷開始》
★『ふるさと60年 戦後の日本とわたしたちの歩み』
   道浦母都子 文/金斗鉉 絵 定価2415円

戦後の1946年から現在まで、ある町の変貌と、男の子と女の子の成長を描いた大
型絵本です。日本が歩んできた道と未来へ向かう希望が描かれています。

★『風の島へようこそ くりかえし つかえる エネルギー』
  アラン・ドラモンド 作/まつむらゆりこ 訳 定価1365円

デンマークのサムス島で、エネルギーを島でつくりだす計画がはじまりました。
目指すは、自然エネルギーによる100%自給。小さな島の大きな夢の行方は…。

★『ジェニーときょうだい 黒ネコジェニーのおはなし3』
  エスター・アベリル作・絵/松岡享子・張替惠子 共訳 定価1260円

ジェニーに兄弟ができました。それも、いっぺんに二人も! 最初は喜んでいた
ジェニーですが、兄弟にキャプテンの膝の上をとられ、腹を立ててしまいます。

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《6》復刊のご案内
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幼児絵本シリーズ『ちょうちょ はやく こないかな』が復刊されました。この機
会に、ぜひお求めください。

★『ちょうちょ はやく こないかな』
  甲斐信枝 文・絵 定価840円

愛らしい花をいっぱい咲かせて、蝶の訪れを待つ小さな花。ところが蝶はみな、
他の花にとまってしまいます。小さな花の不安と期待が表情豊かに描かれます。

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《7》書籍編集部だより
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☆絵本・童話第一・童話第二・科学書の編集部から毎月交代で読者の皆様にむけ
たメッセージを お届けします。今月は科学書編集部です。

◎科学書編集部から
 サムス島は、デンマークの海にうかぶ小さな島。いつも、強い風が吹いていま
す。15年前、島でつかうエネルギーを、すべて島でつくりだそうという話が持ち
上がりました。島で生まれ育ったソーレン・ハーマンセンさんは、その実現を夢
見て、根気強く人々を説得します。島のだれもが、身のまわりの自然から生まれ
るエネルギーだけで暮らす―そんな日は果たしてやってくるのでしょうか。実話
を元にえがかれた風の島の物語です。
 巻末では、風、水、太陽、木々や草など、自然の恵みを利用した再生可能エネ
ルギーの多様性、化石燃料をめぐる課題について、わかりやすく解説しています。
 さらに日本語版には、環境ジャーナリストの井田徹治さんによるオリジナル解
説を掲載。東日本大震災以後の視点から、エネルギー問題を見つめ直す内容は読
み応え充分です。絵本にえがかれているのは15年前の出来事ですが、解説では
「今のサムス島」そして「未来のサムス島」の姿もお伝えしています。井田さん
は、2011年の夏にサムス島を訪問し、この絵本の主人公、ハーマンセンさんと親
しく言葉を交わしました。ハーマンセンさんは日本でこの絵本が翻訳出版される
ことをとても喜び、彼らの経験がなんらかのかたちで日本の人々の力になること
を願っていると語ったそうです。
 化石燃料や原子力に依存せず、くりかえしつかえるエネルギーを利用して暮ら
したい。そんな思いを抱くすべての人に手にとっていただきたい絵本です。

★『風の島へようこそ くりかえし つかえる エネルギー』
  アラン・ドラモンド 作/まつむらゆりこ 訳


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《8》「酒井駒子卓上カレンダー2012」販売延長のお知らせ
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『酒井駒子卓上カレンダー2012』は好評につき、販売期間を延長しております。

2012年のカレンダーは、おしゃれな紙製の額縁に入った、壁掛けにも卓上にもな
るコンパクトなカレンダーです。両面使えたり、おまけのカードが入っていたり、
酒井駒子さんの絵がたっぷり楽しめる盛りだくさんの内容です。

販売延長となったこの機会に、ぜひお求めください。


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《9》福音館書店創立60周年記念講演会開催のお知らせ
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読者のみなさまに支えられて、福音館書店は2012年2月、創立60周年を迎えます。
小社では、これを記念し、2会場で講演会を開催いたします。お近くの方はぜひ
足をお運びください。

●講演内容(2会場共通)
「子どもの未来と絵本」をテーマに、この激動の時代に子どもに関わる全ての大
人にとって、必要な心のあり方と、それに絵本がどう働きかけていくことができ
るのかを、佐々木正美さんと中川李枝子さんに語っていただきます。
・佐々木正美さん
 演題『子どもの心に希望を育てる-人を信じて、自分を信じる-』
・中川李枝子さん
 演題『しあわせなとき』

★神戸会場★
●日時 2012年3月18日(日) 開場13:45 講演14:30~18:00、終了後サイン会
●会場 神戸コンベンションセンター 国際会議場メインホール
    兵庫県神戸市中央区港島中町6-9-1  TEL 078-302-5200

★東京会場★
●日時 2012年4月8日(日) 開場13:45 講演14:30~18:00、終了後サイン会
●会場 ヤクルトホール 東京都港区東新橋1-1-19 TEL 03-3574-7255

●申し込み方法
両会場とも、以下のアドレスからお申し込みください。お申込みは先着順で承り
ます。


●講演会についてのお問い合わせ先は
福音館書店 広報宣伝課 講演会係
〒113-8686 東京都文京区本駒込6-6-3
TEL 03-3942-2066 FAX 03-3942-2067

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《10》原画展のお知らせ
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●絵本原画展 福音館書店創立60周年記念「ゆっくり子育て たっぷり絵本」
会期:2012年1月28日(土)~2012年2月7日(水)
会場:高崎シティギャラリー
   〒370-0839 群馬県高崎市高松町35-1
問い合わせ先:TEL 090-5537-4006 <主催:NPO法人 時をつむぐ会>
入館料:一般600円(当日800円)、子ども400円(当日500円)


●ようこそ!"ローラ物語"の世界へ
「インガルス一家の物語」シリーズ出版80周年記念展
会期:2012年1月19日(木)~2月29日(水)
会場:教文館ナルニア国
   〒104-0061 東京都中央区銀座4-5-1
問い合わせ先:TEL 03-3563-0730
入場料:無料


●安野光雅の絵本展
会期:2012年2月25日(土)~2012年3月25日(日)
会場:板橋区立美術館
   〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27
問い合わせ先:TEL  03-3979-3251
入館料:一般600円/高・大生400円/小・中学生150円
    (毎週土曜日は高校生以下無料)


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◆発行:株式会社福音館書店 広報宣伝部広報宣伝課
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