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 ★あのねメール通信~福音館書店メールマガジン2012年5月2日 Vol.126★
           

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          ◆◇◆  CONTENTS  ◆◇◆

《1》連載:絵本の小路から(第2回) 小風さち
《2》月刊誌最新号<6月号>のご案内
《3》月刊誌編集部からこんにちは
《4》新刊「ニルスが出会った物語シリーズ」の訳者菱木晃子さんのエッセイ
《5》5月の新刊のご案内
《6》書籍編集部だより
《7》福音館書店創立60周年記念 「復刊世界傑作絵本」のご案内
《8》福音館書店創立60周年記念 書店フェアとブログ開設のお知らせ
《9》原画展のィ知らせ

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《1》連載:絵本の小路から(第2回) 小風さち
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  北京の空の下で
 
      『だるまちゃんとてんぐちゃん』   加古里子 さく・え

 文章を書く仕事を始めて、27年が経った。主に絵本と童話の文章である。とこ
ろで、私の父は長年絵本の編集者をしていたが、私達はつい最近まで絵本や童話
について、つまり仕事について、ほとんど会話を交わしたことがなかった。別に
喧嘩をしているわけではない。テレビを見たりおまんじゅうを食べたりしている
父にむかい、文章だの絵だのと疑問質問を切り出すのは、いかにも場違いで居心
地の悪い感じがしたので黙っていると、そのまま27年が経ったのだ。だが私には
ここ数年、密かに心に抱える疑問があった。
 折しも、昨年の9月に北京に出かけることになった。『だるまちゃんとてんぐ
ちゃん』の著者であられる加古里子先生ご夫妻と娘さんの万里さん、福音館書店
の編集者ご夫妻と私の両親、それに私で、万里さんと私はそれぞれに多忙な父に
付き添う形の旅だった。
 北京では昨年出版された『万里の長城』(加古里子文・絵 常嘉煌絵)を中国
の出版社や子どもの本の関係者にお披露目し、また日中友好の様々な催しや講演
会がめまぐるしく続いた。私はなるたけ大人しく日々のスケジュールに従ってい
たが、ある日、宿にしていた北京飯店のロビーを敬愛する加古先生が横切って行
かれるのを見て、はたと、自分の長の疑問に解答を得るべく大きなチャンスに気
づいた。私はそっと狙いを定めた。チャンスは、町の散策を楽しんだ帰路にやっ
てきた。「あの…、加古先生…」私は意を決した。
 絵本を作るときに、絵と文章が同じ者の場合と違う場合がある。違う場合、私
は文章を書く方なのでわからないのだが、画家はどんなことに苦慮するものなの
か。また、作家は画家に対して、どんな心得でいればいいのか。そんなことを夢
中で伺った。
 すると先生は即座に、とても明解に答えられたので、私はびっくりしてしまっ
た。後で知ったのだが、旅の終盤に先生がなされた北京の中央美術院(日本の芸
大にあたる)でのご講義のテーマは"子どものための美術に大切なこと"で、先
生はそこで絵本の絵の役割と文章の役割についてお話をなさることになっていた
のだ。そうとわかれば、なおさらのこと。再度、私は中国の学生達に混じってそ
のご講義を拝聴し、宝物を拾い集める心地で走り書きした。先生はこうおっしゃ
った。

──絵本の絵は文章と共存するのですから、これがタブロー画との違いなのです
が、画家は作家の目的、考え、伝えたいものを充分にくみとって、同意に至るこ
とが必要なのです。
 なぜなら、子どもの立場からすると一番印象に残るのは絵ですから、絵描きは
作家と充分意志の疎通を図って、抽象的なことより具体的にどういう絵本を作る
かよく話し合う必要があるのです。そうして文章と絵が互いに助け合い、呼応し
合って共に内容を子どもに伝えることができると、子どもは一つ一つの場面を言
葉でも目でも確かめて、安心して次のページに行くことができるのです。──

 絵本の絵と、一枚の絵画として鑑賞するタブロー画は、どこがなぜ違うのか。
絵本を作る場合、作家と画家が力を合わせる一番の目的は何なのか。中国でも屈
指の筆達者な学生達に、加古先生は静かに話をされた。
 帰国すると折しも「かこさとしの世界」展が鎌倉文学館で行われていた。旅の
仲間がまたまた集まり、文学館へと繰り出すと、ガラスのむこうに『だるまちゃ
んとてんぐちゃん』の原画があった。3場面めの絵の前で、私は呆然とした。横
長の紙の右に子どもの天狗、左に達磨、それだけ。だがそこに絵本の言葉が付く
と、ものの見事に世界が動き出し、次のページをめくりたくなる。合点がいった。
加古先生がおっしゃったことは、これなのだ。
 旅も終わった。絵本を作るときに画家と作家が互いに苦心すべきは、まず、世
にも上質な目と耳を持つ小さい読者に、何をどう伝えるかだったのだなあと、嬉
しそうに月餅を食べる父を横目に、ひとり頷いた次第である。

★『万里の長城』
  加古里子 文・絵 常嘉煌 絵


★『だるまちゃんとてんぐちゃん』
  加古里子 作・絵


★「だるまちゃんの絵本」についてはこちらをご覧ください。


小風さち(こかぜ さち)
東京都生まれ。白百合女子大学仏文科卒業。1977年から87年まで、イギリスのロ
ンドン郊外に暮らした。絵本の創作に『わにわにのおふろ』『わにわにのごちそ
う』『わにわにのおでかけ』などの「わにわに」シリーズ、『とべ! ちいさい
プロペラき』、『ぶーぶーぶー』『はしれ、きかんしゃ ちからあし』(以上、
福音館書店)など、翻訳絵本に『みっつのねがいごと』(岩波書店)、長編童話
に『ゆびぬき小路の秘密』(福音館書店、1994年野間児童文芸新人賞受賞)など
がある。父は松居直(児童文学者・福音館書店相談役)。東京都在住。

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《2》月刊誌最新号<6月号>のご案内
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☆月刊誌最新号<6月号>は、好評発売中です。

◇◆こどものとも0.1.2.『スプーンちゃん』
                           小西英子 作  定価410円                 ◇◆

スプーンちゃんはプリンやメロン、スープにオムライスが大好き! 思わず手を
のばして食べたくなる、おいしそうな食べ物絵本。

◇◆こどものとも年少版『キャベツのくすくす』
                        大川久乃 文/伊藤秀男 絵  定価410円       ◇◆

ひろいキャベツ畑。そこにやってきたちょうちょが、キャベツのほっぺたをくす
ぐって……。畑いっぱいに広がる大騒動を描きます。

◇◆こどものとも年中向き『ターニャちゃんのスカート』
                          洞野志保 作  定価410円                ◇◆

ターニャちゃんは、長い髪に憧れて、スカートを被ってみると、たちまち長い髪
に大変身。早速三輪車で出かけました。

◇◆こどものとも『なきむしおばけ』
           なかのひろたか 作・絵  定価410円         ◇◆

くんちゃんが、お兄ちゃんとおもちゃの取りあいをしていると、「泣いちゃえ」
というへんな声が聞こえてきました。いったいだれ?

◇◆ちいさなかがくのとも『ぼくじょうの うしさん』
             笠野裕一 作    定価410円                  ◇◆

牧場のうしさんたちは、いつもいっしょ。みんなで草をたべて、みんなで水をの
みます。そして、みんなそろってひとやすみ……。

◇◆かがくのとも『ターくんの ちいさな いけ』      
         西村繁男 作  定価410円              ◇◆

庭に作った小さな池。ハスやホテイアオイを入れると、アメンボをはじめたくさ
んの生きものがやったきました。池の2年間を描いた作品です。

◇◆たくさんのふしぎ『ジミンちのおもち』
           池 貴巳子 文・絵    定価700円          ◇◆

ジミンが韓国のおもちを持って引っ越しのあいさつにきました。おもちを手がか
りに、おとなりの国・韓国の文化と出会う絵本。

◇◆母の友 特別記事「肥田舜太郎さんが見たヒロシマとフクシマ」
         定価530円                                         ◇◆

広島で被爆し、以来被爆者の治療と支援に携わって来た医師が、福島の原発事故
を見つめ、今、母たちにおくるメッセージです。
★こちらから「母の友」6月号の目次をご覧いただけます。


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《3》月刊誌編集部からこんにちは
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☆毎月交代で月刊誌の編集部から、読者の皆様にむけてメッセージをお届けして
います。今月は「かがくのとも」編集部です。「母の友」編集室からのメッセー
ジもお送りしています。

◇◆かがくのとも編集部から◇◆
 現在、かがくのとも編集部はアラフォーの4人。あーでもないこーでもないと
言い合いながら、絵本を編集しています。ある日の編集会議でのこと。昆虫の企
画の原稿に出てきた「野原」という言葉について、一人から「野原って言われて
も、今の子どもには野原の具体的なイメージはないのでは?」という提起があり、
みんなう~んと考えてしまいました。
 4人とも東京近郊出身。言われてみれば、空き地はあっても、緑あふれる野原
で遊んだ思い出はなく、「これが野原だ!」という具体的なイメージはありませ
ん。自分たちの年代ですらそうなのだから、いま都会に住む子どもたちは、さら
に野原のイメージがないのではないか? 話し合ううちに、自分たちの子ども時
代の話しになりました。すると、4人とも野原がなくても、身近で出会える自然
や生きものと出会い、遊んだ思い出がたくさん出てきました。公園でセミを捕っ
たり、用水路でザリガニ釣りをしたり、草花で飾りを作ったり。現在、都会に住
んでいる子どもたちも、野原はなかったとしても、出会うことができる自然がき
っと身近にあるにちがいありません。身近に野原がない子どもたちにも、絵本の
中で自然を感じ、まわりにある自然に気づいてもらう。それが「かがくのとも」
の果たすべき役割だと、今一度編集部で再確認しました。
 最新の6月号『ターくんの ちいさな いけ』も、身近な自然に気づき体感して
いただける絵本です。ぜひ、お楽しみください。

★こちらから「かがくのとも」をご覧いただけます。


◇◆「母の友」編集室の窓から◇◆

 6月号は特別記事として、広島の原爆で自ら被爆しながらも、被爆者を治療、
支援しつづけた肥田舜太郎さんのお話を掲載。ヒロシマ、そしてフクシマを見た
95歳の医師から母親たちへのメッセージをお届けします。人気のコーナー「絵本
作家のアトリエ」では、たかはしきよしさんの登場です。『ぼく、だんごむし』
をはじめ、身近な生き物を描き続けるたかはしさんの、多彩な素顔にせまります。
また今月は親子で楽しめる手芸と工作として、本誌に可愛い小鳥の指人形「こと
りん」の作り方を、巻末付録に童話「ボニーのパン屋さん」(高橋てつ子作)と
のコラボ企画、物語の一場面を作って遊べるペーパークラフト「ハチのはたけ」
をご用意しました。

★こちらから「母の友」6月号の目次をご覧いただけます。

★こちらから「母の友」のブログをご覧いただけます。


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《4》新刊「ニルスが出会った物語シリーズ」の訳者菱木晃子さんのエッセイ
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  史上最強のニルス・チーム
                            菱木晃子

 『ニルスのふしぎな旅(上)(下)』(福音館古典童話シリーズ)の魅力をもっと
広めたい、古典童話シリーズの重厚さには腰がひけてしまいそうな年齢層にも気
軽に手にとってもらえるニルスの本を作りたい――こうした思いを共有する5人
が2年がかりで企画したのが、まもなく刊行が始まる「ニルスが出会った物語」
シリーズです。
 その5人とは、画家の平澤朋子さん、デザイナーの森枝雄司さん、編集部のM
氏(還暦ほやほや)とHさん(新米お母さん)、そして翻訳者の私です。だれか
らともなく、自分たちのことを「ニルス・チーム」と呼ぶようになった5人が、
月に一度の割合で福音館書店の会議室につどい、熟議を重ねました。その結果、
古典童話シリーズの『ニルスのふしぎな旅』の中から、ニルスが旅先で出会うお
はなしを6話えらんで、平澤さんのフルカラーの挿絵で、6冊の絵童話を作ろう
ということになったのです。
 基本的なコンセプトがきまってからも、月1回の会議は続きました。6つのお
はなしをえらぶ作業では、ひとりが3話ずつ候補を持ち寄り、小学3、4年生く
らいの子が興味を持ちそうな内容か、絵童話としての展開はどうか、6話のテー
マと分量にかたよりはないか、といった観点から吟味し、最終的にタイトルを調
整して、(1)まぼろしの町 (2)風の魔女カイサ (3)クマと製鉄所 (4)ストック
ホルム (5)ワシのゴルゴ (6)巨人と勇士トール と決定するにいたりました。
 おはなしえらびと並行して、森枝さんのアドバイスのもと、本の装丁について
も率直な意見を出しあいました。本の形と大きさは? ページ数は? 本文の書
体は? 地図はどうする? 表紙のデザインは? 紙の質は? といったことを
具体的にきめていくのです。このような本作りの過程に直接かかわれたことは、
日頃、自宅でひとりパソコンに向かって仕事をしている私にとって、これまでに
ない、なんとも楽しい体験でした。
 昨年の夏、平澤さんのスウェーデン取材旅行に同行できたことも、忘れられな
い思い出です。正味10日間という短い旅ではありましたが、物語の舞台となる北
スウェーデンや中部地方の自然豊かな景色を見られたことは、たしかな成果とし
て、作品に必ずや生かされるはずです。そもそも、本シリーズの企画は、平澤さ
んの「ニルスの挿絵を描いてみたい!」という、ひたむきな情熱に後押しされた
部分が大きかったように思います。そして、言うまでもなく、編集部のおふたり
の適切な助言には、何度も助けられました。
 知識と経験に裏打ちされた、本作りのプロフェッショナルな人たちとの作業が
進むにつれ、いつのまにやら、私の中では、「ニルス・チーム」の前に「史上最
強の」という形容詞がついていました。

菱木 晃子(ひしき あきらこ)
北欧の児童書を中心として翻訳に活躍。父親の仕事の関係で、幼いころからスウ
ェーデンの絵本に囲まれて育ち、大学卒業後は現地で語学を学び…と、スウェー
デンの文化や風土に精通しています。福音館での訳書は福音館古典童話シリーズ
の『ニルスのふしぎな旅(上)(下)』のほか、『おもちゃ屋へいったトムテ』『バ
レエをおどりたかった馬』(以上、福音館書店)など。2009年にスウェーデン王
国から「北極星勲章」受章。

★『まぼろしの町――ニルスが出会った物語1』 《5月9日(水)出荷開始》
    セルマ・ラーゲルレーヴ 原作/菱木晃子 訳・構成/平澤朋子 画


★『風の魔女カイサ――ニルスが出会った物語2』も6月下旬発売予定です。
   

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《5》5月の新刊のご案内
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《5月2日(水)出荷開始》
★『がたんごとん がたんごとん ざぶんざぶん』
  安西水丸 作 定価735円

がたんごとんと音を立て、汽車は海辺を走ります。赤ちゃん絵本の名作『がたん
ごとん がたん ごとん』、その待望の続編です。

★『あかちゃんかたつむりの おうち』
  いとうせつこ 文/島津和子 絵 定価840円

おなかがペコペコのあかちゃんかたつむり。でもたくさん食べて体が大きくなっ
たら、背中の殻に入れなくなっちゃうかも……。

《5月8日(火)出荷開始》
★『文庫版 魔女の宅急便 その4』
  角野栄子 作/佐竹美保 画 定価735円

キキ、17歳。あわい恋心も、たしかな想いへと育ちはじめていた。とんぼさんに
会えないことで落着かない気持になったキキは……。

《5月9日(水)出荷開始》
★『まぼろしの町――ニルスが出会った物語1』
  セルマ・ラーゲルレーヴ原作/菱木晃子訳・構成/平澤朋子画 定価1470円

百年に一度だけ現れる不思議な町に踏みこんだニルスの、アラビアンナイトさな
がらの体験。美しい挿絵で贈る名作古典への入門篇。

《5月16日(水)出荷開始》
★『おうさまのおひっこし』
   牡丹靖佳 作 定価1470円

口下手な王様と慌てんぼうの6人のお供。お供たちの勘違いから引っ越しするは
めになった一同。奇想天外な珍道中の始まりです。

★『ドレスを着た男子』
  D・ウォリアムズ 作/Q・ブレイク 画/鹿田昌美 訳 定価1575円

"いつもの自分"にも、着がえは必要――みんな、ちょっとはそう思ってる。英
児童文学界の新星(実はコメディアン)のデビュー作。

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《6》書籍編集部だより
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☆絵本・童話第一・童話第二・科学書の編集部から毎月交代で読者の皆様にむけ
たメッセージを お届けします。今月は童話第二編集部です。

◎童話第二編集部から

 童話第二編集部は初夏の6月に、3冊の新刊を小学生のみなさまにお届けした
いと思います。
 『ひみつのたからチョコラーテ』(平山暉彦 作、ランドセルブックス)は、チ
ョコのルーツをさぐる作品です。主人公のしょうたくんが発明家のおじさんとと
もに400年前の大航海時代にタイムスリップしてしまいます。時の大国スペイン、
その積荷を狙うイギリスの戦艦との海戦、忍び込んだイタリア人。はたまたスペ
インを訪れた日本人使節団も登場します……。
 『セミとわたしはおないどし』(高岡昌江 文/さげさかのりこ 絵、ランドセ
ルブックス)は、虫好きでない子どもにも親しみやすい作品です。小学1年生の、
みーこが、校庭でひろったぬけがらからセミに興味をもちました。そこで家族総
出でぬけがら集め、並べてじっくり観察、図鑑でも調べて、夜の公園で羽化の観
察もします。みーこはセミづくしの夏休みを過ごすようになります。
 『オバケの長七郎』(ななもりさちこ 作/きむらなおよ 絵、福音館創作童話
シリーズ)は、人情味あふれる商店街を舞台にした、オバケのゆかいな物語です。
5歳のオバケ長七郎は、未熟で、消えることもなにかに化けることもできません。
はやく一人前のオバケになって、みんなをこわがらせたいと努力しますが……。
 今年、当編集部が出した大型絵本『ふるさと60年―戦後の日本とわたしたちの
歩み』、ランドセルブックスの『あなた』『ナスレディンのはなし』『こいぬを
むかえに』などは、好評をいただいております。これからもランドセルブックス、
童話、絵本という三本柱の企画で、おもしろい本を出版していきたいと思います。
ご期待ください。

★ランドセルブックスについてはこちらをご覧ください。


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《7》福音館書店創立60周年記念「復刊世界傑作絵本」のご案内
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読者の皆様から復刊の要望をいただきながら、しばらく刊行できなかった世界の
名作絵本の数々……。このたび、創立60周年を記念して11作品をまとめて復刊い
たしました。この機会をお見逃しなく、お早めにお申し込みください。

《5月1日(火)出荷開始》
★『復刊世界傑作絵本セット(全11冊)』 セット定価14385円 分売可


★『あめのひ』
  ユリー・シュルヴィッツ 作・画/矢川澄子 訳  定価1260円


★『くさはらのこびと』
  エルンスト・クライドルフ 文・絵/大塚勇三 訳  定価1260円


★『しあわせな ふくろう』
   ホイテーマ 文/チェレスチーノ・ピヤッチ 絵/大塚勇三 訳  定価1365円


★『シンデレラ』
   マーシャ・ブラウン 文・絵/松野正子 訳  定価1260円


★『はしれちいさいきかんしゃ』
   イブ・スパング・オルセン 作・絵/山内清子 訳  定価1260円


★『ひよこのかずはかぞえるな』
  イングリとエドガー・パーリン・ドーレア 作/瀬田貞二 訳 定価1365円


★『ぶかぶかティッチ』
   パット・ハッチンス 作・絵/石井桃子 訳  定価1260円


★『ふゆのはなし』
   エルンスト・クライドルフ 文・絵/大塚勇三 訳  定価1365円


★『ママ、ママ、おなかがいたいよ』
   R・シャーリップ/B・サプリー 作・絵/坪井郁美 訳 定価1365円


★『マルチンとナイフ』
  E・ペチシカ 文/H・ズマトリーコバー 絵/内田莉莎子 訳 定価1260円


★『わたしのおふねマギーB』
   アイリーン・ハース 作・絵/内田莉莎子 訳  定価1365円


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《8》福音館書店創立60周年記念 書店フェアとブログ開設のお知らせ
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 読者の皆様に支えられて、福音館書店は2012年2月、創立60周年を迎えました。
小社ではこれを記念し、6月上旬より全国の書店にて次のようなフェアを開催い
たします。

◎わたしの好きな福音館の絵本・童話 50人の50冊
 俳優、ミュージシャン、作家、映画監督……。各界で活躍する著名人の方々50
人が福音館書店のおすすめ絵本・童話を紹介してくださいました。書店フェア会
場では、それぞれのおすすめ本を展示販売するとともに、50人の方々のおすすめ
のコメントを掲載したリーフレットも配布します。

◎福音館文庫創刊10周年記念フェア
 福音館文庫が今年で創刊10周年を迎えるのを記念して、18作品に期間限定で、
すてきな全面カバー帯を付けることになりました。また、最新刊『魔女の宅急便
その4』までの全116点を紹介したパンフレットも、かわいいデザインで新登場。
このパンフレットでも4人の作家の方からおすすめの本へのコメントをいただき
ました。

両フェアは6月上旬より全国の書店で実施予定ですが、それに先立ち小社ホーム
ページでは、「60周年記念ブログ」を開設し、著名人の方々のコメントを紹介さ
せていただきます。(開設は5月7日の予定です)

書店フェアの詳細については、決定しだい次のページでもご案内いたします。


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《9》原画展のお知らせ
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●瀬川康男遺作展─輝くいのち─
会期:2012年3月1日(木)~5月8日(火)
   休館日:第2・4水曜日(祝休日は開館、翌平日休館)GWは無休
開館時間:9:00~17:00(GWは18:00まで)
会場:安曇野ちひろ美術館
   〒399-8501 長野県北安曇郡松川村西原3358-24
問い合わせ先:TEL 0261-62-0772
入館料:大人800円、高校生以下無料

関連作品:『流れのほとり』『かっぱかぞえうた』他

●山口マオ版画展
会期:2012年4月7日(土)~5月6日(日)
   休館日:毎週水曜日
開館時間:10:00~19:00
会場:メルヘンハウス 2Fギャラリー
   〒464-0850 名古屋市千種区今池2-3-14
問い合わせ先:TEL 052-733-6481
入館料:無料

関連作品:「わにわにシリーズ」

●糸と針で描かれた絵本『マザネンダバ』
会期:2012年5月10日(木)~5月22日(火)
   休館日:水曜日
開館時間:10:00~19:00
会場:メルヘンハウス 2Fギャラリー
   〒464-0850 名古屋市千種区今池2-3-14
問い合わせ先:TEL 052-733-6481
入館料:無料

関連作品:こどものとも2012年2月号『マザネンダバ』

●すべての僕が沸騰する―村山知義の宇宙―
会期:2012年4月7日(土)~5月13日(日)
   休館日:毎週月曜日 ※ただし、4月30日(月・祝)は開館
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
     金曜日は20:00まで(入館は19:30まで)
会場:京都国立近代美術館
   〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町
問い合わせ先:TEL 075-761-4111
入館料:一般850円、大学生450円、高校生以下無料

関連作品:『しんせつなともだち』『おなかのかわ』

●村山亜土作『夜の絵』とともに 柚木沙弥郎展
会期:2012年4月7日(土)~6月10日(日)
   休館日:毎週月曜日 ※ただし、4月30日と祝日は開館
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
会場:神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
   〒248-0005神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1
問い合わせ先:TEL 0467-22-7718
入館料:一般250円、20歳未満と学生150円、65歳以上と高校生100円

関連作品:『トコとグーグーとキキ』

●五味太郎作品展[絵本の時間]
会期:2012年4月14日(土)~5月20日(日)
      休館日:毎週月曜日(ただし4月30日は開館)、5月1日(火)
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
会場:福島県立美術館
   〒960-8003 福島市森合字西養山1番地
問い合わせ先:TEL 024-531-5511/5512
入館料:一般・大学生700円、高校生500円、小・中学生300円


●かたる つたえる 絵のチカラ
 ―宮城県美術館所蔵 絵本原画展―
会期:2012年4月21日(土)~5月27日(日)
      休館日/4月23日(月)、5月14日(月)、21日(月)
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
会場:八戸市美術館
   〒031-0031 青森県八戸市大字番町10-4
問い合わせ先:TEL 0178-45-8338
入館料:一般500円、高校・大学生300円、小・中学生100円


●宮沢賢治・詩と絵の宇宙
会期:2012年4月28日(土)~6月17日(日)
   休館日:毎週月曜日 ※ただし、4月30日は開館
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
会場:いわき市立美術館
   〒970-8026いわき市平字堂根町4-4
問い合わせ先:TEL 0246-25-1111
入館料:一般900円、高・高専・大生500円、小・中生200円

関連作品:『セロひきのゴーシュ』『雪わたり』


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