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 ★あのねメール通信〜福音館書店メールマガジン2012年6月6日 Vol.127★ 
             

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          ◆◇◆  CONTENTS  ◆◇◆

《1》連載:絵本の小路から(第3回) 小風さち
《2》月刊誌最新号<7月号>のご案内
《3》月刊誌編集部からこんにちは
《4》福音館書店60周年記念出版『絵本作家のアトリエ1』について
《5》6月の新刊のご案内
《6》書籍編集部だより
《7》福音館書店創立60周年記念 書店フェアのお知らせ
《8》福音館文庫特集ページ・リニューアルのお知らせ
《9》原画展のお知らせ

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《1》連載:絵本の小路から(第3回) 小風さち
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 コアラの縫いぐるみ
 
 『まきばののうふ アメリカ民謡』 イルセ・プルーム 絵 わたなべてつた 訳

 この春に、「今作っている絵本です」と某編集者が校正刷りを見せてくださっ
た。『まきばののうふ アメリカ民謡』とあった。画家はイルセ・プルーム。コ
ールデコット・オナー賞を受賞した画家だとはその時に知った。手刺繍を思わせ
る丹念な絵が、小ぶりな本の造りと相まって、子どもの手にもしっくり収まりそ
うだ。訳者は、わたなべてつた氏。いそいそと表紙を開いた。
 見返しにはアメリカ民謡の楽譜が、鳥や花などの美しいモチーフ画で縁取られ
ていた。ページを繰ると、農夫にお嫁さんが来て、赤ちゃんが生まれ、それから、
それからと、歌の言葉に合わせて牧場の四季折々が描かれてゆく。歌うのも良し、
見るのも良しだ。こういう絵本に子育ての真っ最中に出会うと、"ビンゴ"であ
る。
 私の仕事は、子どものためのお話を書くことだ。絵本については、絵も描けな
いし編集をしたこともない。だが、私は子育てをした。だから初めて『まきばの
のうふ』を手にした時、ピンッときた。私が子どもを育てていた頃、その"ビン
ゴ"の絵本は間違いなく、チェコのヘレナ・ズマトリーコバーの『かあさんねず
みがおかゆをつくった』だった。『りんごのき』や『マルチンとナイフ』などを
描いた画家の、わらべうたの絵本だ。
 国は様々でも、民族に伝承されたわらべ言葉に基づく絵本を、親子でくり返し
楽しんだ時間は、記憶の底に生涯棲みつくものである。そしてそれは、一生物の
宝を互いに共有することになるのを、私は密かに知っている。
 編集者から、訳の渡辺鉄太氏はギター片手に大変苦心されたとうかがった。あ
る朝思いついて、静かに音読をしてみると、とても心地がよい。これは素敵だ。
ふと、コアラの縫いぐるみを握りしめた男の子の姿がよぎった。
 鉄太氏と初めて会ったのは小学生の時で、炉端焼きの店だった。私は三人兄弟
だが、その日はなぜか私だけが車に乗せられた。店は高尾山の近くで、到着する
と石井桃子先生と渡辺茂男先生ご夫妻、それに半ズボンの少し年下の男の子が立
っていた。鉄太君といった。
 炉端焼きなど見たことも聞いたこともない。何を食べるのかもわからない。母
はカエルを食べるのよと言い、父は雀だと言った。店の広い敷地には、八畳ほど
の鄙びた囲炉裏小屋が何軒も建っていた。食事の前に皆で散策をした。私はカエ
ルや雀を食べるくらいなら、ずっと外で遊んでいたいと思った。なのに、一緒に
遊んでくれそうなもう一人の子ども、つまり鉄太君は、細い足で脇目もふらず歩
いている。こちらになどまるで無関心な、隙のない歩きっぷり。だが、おや? 
手に何か持っている。小さな縫いぐるみだ。「それ、なに?」と聞いてみた。す
ると、「コアラ」と短い返事が返ってきた。え? そんな動物の名前は知らない。
「モグラ?」「コアラ!」「…」「ク・マ!」ちょっと待て。熊のわけがあるも
のか。熊なら私も持っているんだから、よくわかる。「ちがうでしょ。鼻がへん
だもん」「コアラは、クマなの!」それっきり、二人の子どもの会話は途絶えた。
 鉄太君はその時、おそらく父君の心のこもったお土産であろうコアラをして、
オーストラリアにはコアラというクマがいて、木の上で葉っぱを食べて暮らして
いるんだぞと、どれほど私に言ってやりたかったことだろう。その日の写真には
囲炉裏を囲む大人達と、コアラを手に俯き加減の鉄太君と、その彼を横目で見て
いる私が写っているのだが、さて時が流れてみると、彼はいつのまにかオースト
ラリア在住の言語学博士にして翻訳家になっておられた。
 先日、福音館のホームページで『まきばののうふ』を見た。すると、コアラの
国でギターを手に"ハーイホー ダ デリオー"と訳書を歌うご本人の動画があ
った。私は思わず身を乗り出し、今こそはと一緒に歌った。「ハーイホー ダ
デリオー コアラはクマ」


★『まきばののうふ アメリカ民謡』
  イルセ・プルーム 絵/わたなべてつた 訳  


★『かあさんねずみがおかゆをつくった』
  チェコのわらべうた/ヘレナ・ズマトリーコバー 絵/井出弘子 訳
  <品切重版未定>

★『りんごのき』
  エドアルド・ペチシカ 文/ヘレナ・ズマトリーコバー 絵/内田莉莎子 訳
  定価 840円 


★『マルチンとナイフ』
  エドアルド・ペチシカ 文/ヘレナ・ズマトリーコバー 絵/内田莉莎子 訳
  定価 1260円 


<注>コアラは、分類学的には有袋類のコアラ科に属し、熊の仲間ではありませ
んが、姿が熊に似ていることから、英語でkoala bear、日本語でコモリグマと呼
ばれることがあります。

小風さち(こかぜ さち)
東京都生まれ。白百合女子大学仏文科卒業。1977年から87年まで、イギリスのロ
ンドン郊外に暮らした。絵本の創作に『わにわにのおふろ』『わにわにのごちそ
う』『わにわにのおでかけ』などの「わにわに」シリーズ、『とべ! ちいさい
プロペラき』、『ぶーぶーぶー』『はしれ、きかんしゃ ちからあし』(以上、
福音館書店)など、翻訳絵本に『みっつのねがいごと』(岩波書店)、長編童話
に『ゆびぬき小路の秘密』(福音館書店、1994年野間児童文芸新人賞受賞)など
がある。父は松居直(児童文学者・福音館書店相談役)。東京都在住。

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《2》月刊誌最新号<7月号>のご案内 
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☆月刊誌最新号<7月号>は、好評発売中です。 

◇◆こどものとも0.1.2.『どうぶつ こんにちは』
                           F・ヤールブソワ 案・絵/児島宏子 文
              定価410円                                ◇◆

鶏、雀、犬、猫……。小さな子どもたちにも身近な動物が鳴き声とともに登場し
ます。ロシアの画家が心を込めて描いた美しい動物絵本。

◇◆こどものとも年少版『ぞうきばやしのすもうたいかい』
                        広野多珂子 作/廣野研一 絵  定価410円     ◇◆

虫の相撲大会。カナブンとタマムシ、カマキリとダンゴムシの勝負は? 大一番
はクワガタとカブトムシの対戦。のこった、のこった!

◇◆こどものとも年中向き『おばけのえんそく
             さくぴーとたろぽうのおはなし』 
                          西平あかね 作  定価410円               ◇◆

おばけの遠足は、海辺でのおばけ流やみ鍋作り。やみシロップに波のあわを入れ
て作ります。人気シリーズの待望の第5弾!

◇◆こどものとも『ヘビをたいじしたカエル』 
           草山万兎 作/あべ弘士 絵  定価410円        ◇◆

アマガエルのあまおと、ヤモリのりーこは仲良しです。ある日、二匹の前に突然
シマヘビが現れたので、やっつけようとしますが……。

◇◆ちいさなかがくのとも『かむんだよ』 
             小野寺悦子 文/はた こうしろう 絵
               定価410円                                 ◇◆

口の中にごはんをいれたら、かんでかんでかむんだよ。とろーり、あまくなった
らごっくん。食べたら元気がわいてくる! 

◇◆かがくのとも『おって きって たのしい! たなばたまつり』      
         小林ゆき子 作  定価410円             ◇◆

紙を折って、切って、広げると、いろいろな形ができる切り紙。「1回だけ切る」
ことを条件にした切り紙で、七夕飾りを作ります。

◇◆たくさんのふしぎ『ヒトスジギンポ 笑う魚』 
           吉野雄輔 文・写真    定価700円          ◇◆

ヒトスジギンポは南の海の小さな魚。きょろりとした目で笑っているような表情
が魅力です。そのくらしを眺めてみましょう。

◇◆母の友 特集 "「ケータイ・メール」の作法"
                定価530円                                        ◇◆

今や深く浸透した「ケータイメール」。そこから開ける交友もあれば、トラブル
の元にもなる。親同士のつきあいのメール事情は?
★こちらから「母の友」7月号の目次をご覧いただけます。 
 

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《3》月刊誌編集部からこんにちは 
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☆毎月交代で月刊誌の編集部から、読者の皆様にむけてメッセージをお届けして
います。今月は「たくさんのふしぎ」編集部です。「母の友」編集室からのメッ
セージもお送りしています。

◇◆たくさんのふしぎ編集部から◇◆ 
 「たくさんのふしぎ」7月号は、『ヒトスジギンポ 笑う魚』です。
 著者の吉野雄輔さんは、北極海から南太平洋やインド洋まで、世界中の海に潜
ってきた水中カメラマンです。海の中で出会った生きものたちの生態を写真をま
じえて語る、スライド&トークショーを各地で開いています。そんなトークショ
ーで大人気の魚が今回の主人公です。
 ヒトスジギンポは沖縄や小笠原など、南の海にすむ小さな魚です。サンゴのか
げから顔を出して、目玉をキョロキョロさせる姿は愛きょうたっぷり! あると
きウミウシに巣穴をふさがれて、とまどっているような顔のヒトスジギンポを見
つけて、吉野さんは「こんな表情をするんだ!」と海の底で笑いころげてしまっ
たそうです。
 ヒトスジギンポには目と目の間に2本のツノが生えていますが、吉野さんは、
片方のツノが短いヒトスジギンポを見つけ、「ツノオレくん」と名付けて、巣穴
のある岩に毎日通って観察をはじめます。口を大きくあけて海藻を食べては、巣
穴からはなれてうんちをしたり、巣穴に入りこんだ砂粒のそうじをしたり、近づ
いてくる魚がいないか岩の上で見張りをしたりしています。近づいてくる魚には、
巣穴に逃げ込んだり、怒って顔を真っ黒にして追い払ったり、近づいても気にし
なかったりと、いろいろな行動を見せてくれます。
 ヒトスジギンポの顔に注目して、吉野さんと一緒に海底を散歩している気分で
楽しんでほしい絵本です。

★こちらから「たくさんのふしぎ」をご覧いただけます。


◇◆「母の友」編集室の窓から◇◆ 
 みなさん、今、だれかからメールを受け取っているのに、何となく後回しにし
て、まだ返信をしていない……なんてことはありませんか? 
 今月は、保護者同士のメール、特に携帯電話のメール(ケータイ・メール)の
やりとりに関する特集を「ケータイ・メールの作法」と題してお届けします。ケ
ータイ・メールは、気楽に手軽に送れる一方、一部分が文脈から切り離されて一
人歩きしてしまったり、表情や声の調子が読み取れずに誤解を招いたりと、トラ
ブルを引き起こす可能性もひめています。実例を交えた現状と、その賢い使い方
=「作法」を探ります。個人的に深く共感したのは、冒頭で述べたように、「返
信しなくては」というプレッシャーを常に感じている人が多いということです。
松田美佐さんのインタビューに出てくる、「(メールの)頻繁なほうに合わせる
必要はないですよ」という言葉に心が軽くなる思いがしました。
 裏表紙の広告でも大きく取り上げていますが、本誌好評連載「絵本作家のアト
リエ」が、全3巻の単行本として刊行スタートいたします。第1巻(6月10日発
売)に登場するのは、10人。現代日本絵本の礎を築いた作家たちです。どうぞお
楽しみに!

★こちらから「母の友」7月号の目次をご覧いただけます。

★こちらから「母の友」のブログをご覧いただけます。


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《4》福音館書店60周年記念出版『絵本作家のアトリエ1』」について
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  絵本が生まれる場所を訪ねて
                      福音館書店「母の友」編集部

 大好きなあの絵本はどこでどのように生まれたのだろう——そんな好奇心から、
雑誌「母の友」で連載「絵本作家のアトリエ」が始まったのは2006年4月号のこ
とです。
 編集部ではこれまで60人以上の作家の創作現場をお訪ねし、絵本作家になるま
で、また創作にかける思いをお聞きしてきました。訪れた土地は、日本全国、海
外にまで及び、現在も続く人気連載となりました。
 取材はいつも、一本の電話から始まります。作品と声から作家像を思い描いて
お訪ねするときの期待と不安、ドアが開き、あたたかく迎えてくださったときの
安堵、そしてまさに"絵本が生まれる場所"でお聞きするお話の数々……。思え
ばたいした役得です。
 部屋全体の雰囲気はもちろん、画材やちょっとした物の置き方にも、創作姿勢
や人柄、来し方がにじみ出ているもの。アトリエでは、脳内にある作品と眼前に
立つ作家本人とを行ったり来たりしながら、心底楽しい時間を過ごします。
 このたび本書を編むにあたり、福音館書店で初めての絵本が刊行された順に作
家の方の並び順を直しました。すると、どうでしょう。個別に読んでいたときに
は気づかなかった、戦後日本の絵本の大きな流れのようなものが浮き彫りになっ
てきたのです。今回の第1巻に収録した10人はその源流です。
 全員が第二次世界大戦を経験し、戦争の恐ろしさを身をもって味わった方たち
です。太田大八さんは東京大空襲や広島の原爆、佐藤忠良さんはシベリア抑留、
赤羽末吉さんは満州からの引き揚げを体験されています。軍国少年でありながら
兵隊になれなかった加古里子さんは、そのうしろめたさと闘いながら、「ぼくよ
り下の子どもたちが誤らないように」との強い思いを絵本作りに込めてこられま
したし、幼少期に東京で戦争を体験した井上洋介さんも心の中にいつも焼け跡の
イメージがあるとおっしゃっています。
 また、この10人が、「絵本作家」という職業自体が明確になかった時代に、今
に続く新しい絵本の世界を切り拓いた方たちであることにも、改めて気づかされ
ました。彫刻、建築、科学、漫画など、他分野の第一線で活躍しながら、これか
らの平和な社会で生きる子どもたちのためにと、絵本制作の意義を受け止め、持
てる限りの力を注いできてくださいました。世界に類を見ない豊かな絵本の世界
が日本に根づいているのも、彼らあればこそと気づくとき、「こどものとも」を
楽しんで育った一読者としても、感謝の気持ちでいっぱいになります。
 福音館書店創立60周年記念出版として、作家たちの素顔から絵本の世界をご紹
介できることを喜びつつ、何気なく読んでいた絵本の底にしっかりと横たわって
いる豊かな地層を感じていただけたら、そしてこの本をきっかけに、ふたたび絵
本を手にとっていただけたら幸いです。

★『絵本作家のアトリエ1』 《6月6日(水)出荷開始》
    福音館書店母の友編集部  定価1575円  


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《5》6月の新刊のご案内
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《6月6日(水)出荷開始》
★『おばけのコックさん さくぴーとたろぽうのおはなし』 
  西平あかね 作 定価840円

レストラン「おばけてい」では、2人のおばけがコックの見習い中。今日は新メ
ニューが加わります。人気シリーズハードカバー化。

★『こおり』 
  前野紀一 文/斉藤俊行 絵 定価1365円

色のついた氷はできるでしょうか? コップに浮かんだ小さな氷をみつめると、
大きな地球のふしぎがみえてきますよ。

★『ものまね名人 ツノゼミ』 
  森島啓司 文・写真 定価1365円

南米のツノゼミは、いろいろな植物や昆虫に自分の姿を似せています。驚くほど
上手にまねるものまね名人、ツノゼミを紹介します。

★『絵本作家のアトリエ1』 
  福音館書店母の友編集部  定価1575円

「ぐりとぐら」も「だるまちゃん」も、ここから生まれた——現代日本の絵本の
礎を築いた画家10人が語る、創作と人生。

《6月13日(水)出荷開始》
★『セミとわたしはおないどし』 
  高岡昌江 文/さげさかのりこ 絵 定価1260円

はじめて感じたセミへの共感。小学1年生みーこのひと夏の「自由」な「研究」
の物語。虫好きでない子も親しめるコマ割り絵本です。

★『ひみつのたからチョコラーテ』 
  平山暉彦 作 定価1260円

しょうたくんとおじさんは大航海時代のアステカへとタイムスリップ…身近なお
菓子の秘密をさぐる冒険活劇。チョコに歴史あり!

★『赤ずきん グリムの昔話』 
  フェリクス・ホフマン 画/大塚勇三 訳 定価1470円

ホフマンが女の子の孫スザンヌに作った世界に一冊しかない手稿絵本をもとに制
作した絵本です。手作りの温かさが伝わります。

《6月20日(水)出荷開始》 
★『風の魔女カイサ——ニルスが出会った物語2』
   セルマ・ラーゲルレーヴ 原作/菱木晃子 訳・構成/平澤朋子 画
  定価1470円

吹きすさぶ嵐の中で、老いた馬と飼い主が再会する。一度は見捨てた愛馬への温
かな気持ちは甦るのか……見守る風の魔女とニルス。

★『オバケの長七郎』 
  ななもりさちこ 作/きむらなおよ 絵 定価1470円 

五歳の未熟なオバケが早く一人前のオバケになりたくて、化ける練習をしたりす
るたびにまきおこすゆかいなできごとの数々。

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《6》書籍編集部だより
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☆絵本・童話第一・童話第二・科学書の編集部から毎月交代で読者の皆様にむけ
たメッセージを お届けします。今月は科学書編集部です。 

◎科学書編集部から

 金環日食、部分月食、金星の日面通過(金星が太陽面を黒い円形のシルエット
として通過していくように見える)など、ドラマティックな天文現象がつづきま
した。そんなことをきっかけに、空を見上げることが多くなりました。 
 すると意外なことに、都会でも、肉眼で日没後の夜空を楽しめることに気づき
ました。月の満ち欠けはもちろんのこと、強い光の恒星なら観察することができ
ます。また、太陽のまわりをまわる惑星、金星が姿をあらわすと、ひときわ強い
輝きで、空がぱっと華やぎます。 
 保育園の帰り道など、子どもさんと一緒に、一番星をみつけながら歩くのもす
てきだと思います。特別な日ではなくても(曇ってさえいなければ)、夜空は豊
かな表情で、わたしたちを楽しませてくれます。 

 都会で星を見るときは、晴れた月明かりのない夜をえらぶといいでしょう。強
い光があると見えにくいので、街頭の明かりを手でちょっと隠すと、ぐっと見や
すくなります。 
 少し郊外なら、もっとたくさんの星を見ることができます。 
 夏なら、南の空に赤くかがやくアンタレスを目印に、蠍座が見えます。 

 もうすぐ梅雨ですが、その前に、夜空をみあげてみませんか? 
 科学書では、星空をテーマにした絵本や、図鑑が何冊もあります。ぜひ手にと
って、宇宙のはるかな拡がりに思いを馳せてみてください。 
 星空は、雨の夜も、太陽が照っている昼間でも、いつも私たちの頭の上にひろ
がっています。 

★『立体で見る[星の本]』
  杉浦康平、北村正利 著 定価 2415円

 
★『星空の話』
  関口シュン 文・絵 定価 1575円


★『宇宙—そのひろがりをしろう』
  加古里子 文・絵 定価 1575円


★『星座を見つけよう』
  H.A.レイ 文・絵/草下英明 訳 定価 1575円


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《7》福音館書店創立60周年記念 書店フェアのお知らせ
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 読者の皆様に支えられて、福音館書店は2012年2月、創立60周年を迎えました。
小社ではこれを記念し、6月上旬より全国の書店にて次のようなフェアを開催い
たします。

◎わたしの好きな福音館の絵本・童話 50人の50冊
 俳優、ミュージシャン、作家、映画監督……。各界で活躍する著名人の方々50
人が福音館書店のおすすめ絵本・童話を紹介してくださいました。書店フェア会
場では、それぞれのおすすめ本を展示販売するとともに、50人の方々のおすすめ
のコメントを掲載したリーフレットも配布します。
 どなたがどんな理由でおすすめしているかは、次のブログでもご覧いただけま
す。
★福音館書店創立60周年記念ブログ


◎福音館文庫創刊10周年記念フェア
 福音館文庫が今年で創刊10周年を迎えるのを記念して、18作品に期間限定で、
すてきな全面カバー帯を付けることになりました。また、最新刊『魔女の宅急便
その4』までの全116点を紹介したパンフレットも、かわいいデザインで新登場。
このパンフレットでも4人の作家の方からおすすめの本へのコメントをいただき
ました。

 帯とパンフレットのデザインは、今をときめく装丁家名久井直子さん、パンフ
レットには気鋭のイラストレーター、フジモトマサルさんのオリジナルイラスト
が入るという豪華な布陣。

 さらに、このフェアでお買い上げいただきアンケートにお答えいただいた方に
は、先着300名様にオリジナル・トートバッグをお贈りします。ご応募はカバー
帯袖のQRコードよりお申し込みください。

●両フェアは6月上旬より全国の書店で開催されますが、詳しい日程は各書店さ
んへお問い合わせください。
 詳細および開催書店のリストは次のページよりご覧ください。


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《8》福音館文庫特集ページ・リニューアルのお知らせ
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 書店フェアでもお知らせしましたが、福音館文庫創刊10周年となりましたので、
ホームページの福音館文庫特集ページも全面リニューアルいたしました。
 一新したパンフレットと同様、お気に入りの1冊を見つけていただくために、
ジャンルを超えた新たなテーマ分類を採用。もちろんフジモトマサルさんのイラ
ストもお楽しみいただけます。
 創刊10周年記念フェアとともに、こちらもぜひチェックしてください!


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《9》原画展のお知らせ 
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●宮沢賢治・詩と絵の宇宙
会期:2012年4月28日(土)〜6月17日(日)
   休館日:毎週月曜日 ※ただし、4月30日は開館
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
会場:いわき市立美術館
   〒970-8026いわき市平字堂根町4−4
問い合わせ先:TEL 0246-25-1111
入館料:一般900円、高・高専・大生500円、小・中生200円

関連作品:『セロひきのゴーシュ』『雪わたり』

●安野光雅の絵本展
会期:2012年4月21日(土)〜6月17日(日)
   休館日:会期中無休
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
会場:秋田県立近代美術館
   〒013-0064 秋田県横手市赤坂字富ケ沢62-46 秋田ふるさと村内
問い合わせ先:TEL 0182-33-8855
入館料:一般1,000円(前売800円)、学生800円(前売600円)、高校生以下無料

関連作品:『ふしぎなえ』、『旅の絵本』 他

●脇田 和 展 鳥たちの歌が聞こえる。
会期:2012年4月21日(土)〜11月25日(日)
   休館日:会期中無休(展示替え等の臨時休館日を除く)
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
     7月15日(日)〜9月15日(土)は18:00まで(入館は17:30まで)
会場:脇田美術館
   〒389-0102 長野県軽井沢町旧道1570-4
問い合わせ先:TEL 0267-42-2639
入館料:一般1,000円、大高生600円、中学生以下無料

関連作品:『おだんごぱん』

●たむらしげるの世界展�U 空想旅行
会期:2012年6月1日(金)〜7月16日(月)
   休館日:毎週月曜日(ただし7/16は開館)
開館時間:10:00〜19:00(入館は18:30まで)
会場:八王子市夢美術館
   〒192-0071東京都八王子市八日町8-1ビュータワー八王子2F
問い合わせ先:TEL 042-621-6777
入館料:一般500円、学生(小学生以上)250円、65歳以上250円


●�`島伸彦「In Melodies」
会期:2012年6月15日(金)〜7月7日(土)
   休館日:日・月曜日、祝日
開館時間:11:00〜19:00
会場:MEGUMI OGITA GALLERY
   〒104-0061 東京都中央区銀座2-16-12 銀座大塚ビルB1
問い合わせ先:TEL 03-3248-3405
入館料:無料

関連作品:『きこえる?』

●スイスの絵本画家 クライドルフの世界 
会期:2012年6月19日(火)〜7月29日(日)
   休館日:会期中無休
開館時間:10:00〜19:00(入館は18:30まで)
     毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
   〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1
問い合わせ先:TEL 03-3477-9413
入館料:一般1,300円、大学/高校生1,000円、中学/小学生700円

関連作品:『ふゆのはなし』、『くさはらのこびと』


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