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  ★あのねメール通信〜福音館書店メールマガジン 2012年10月3日 Vol.131★ 
            

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          ◆◇◆  CONTENTS  ◆◇◆

《1》連載:絵本の小路から(第7回) 小風さち
《2》月刊誌最新号<11月号>のご案内
《3》月刊誌編集部からこんにちは
《4》新刊『ジャックと豆の木』の作者ジョン・シェリーさんのエッセイ
《5》10月の新刊のご案内
《6》書籍編集部だより
《7》2013年カレンダー発売のお知らせ
《8》「あのねぶっくくらぶ」2012年度後期申込み受付中!
《9》原画展のお知らせ

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《1》連載:絵本の小路から(第7回) 小風さち
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  朝の音読

     『きこえる?』   はいじま のぶひこ 作


 子どもが起き出すまでの時間を執筆にあてているうち、すっかり朝型になって
しまった。今はもうそんなに早く起きる必要はなくなったが、今度は歳のせいか
早く目が覚める。まだ薄暗いうちにカーテンを開け、夜が明けるのを眺めて過ご
す時間が長くなった。
 ある朝、ふと思いついて絵本を一冊読んでみた。読んであげる者がいないので、
一人で音読をした。これが思いのほか心地良かったので、朝の音読は今もなんと
なく続いている。
 はじめて読んだのはユリー・シュルヴィッツの『よあけ』だった。夜明けだか
ら『よあけ』という単純な選択だった。絵を味わい言葉を味わいながら、好きな
だけ立ち止まって読んだ。シュルヴィッツの絵と現実の夜明けが、一ページごと
呼応するようだった。瀬田貞二先生の綴られた言葉と、朝一番の挨拶をするよう
だった。言葉という、目には見えないその姿かたちの在るものを、日中の自分は
あんがい雑に読み過ごしていたのではあるまいか…そう思えた。今朝は絵本では
なく詩にしようということもある。随筆にすることもある。岸田衿子さんの『草
色の切符を買って』を音読していたころは、毎朝起きるのが楽しみだった。
 『きこえる?』の音読は一回では済まなかった。かねてから気になっていたそ
の絵本を、ある朝読んだ。言葉の少ない絵本なので、ことのほか味わって読みた
いと思っていた。だがその朝は、珍しく予定があり時間がおしていた。それでも
『きこえる?』というのだから、なにかしら聞こえるのだろうと思って読んだ。
はて、なにも聞こえない。
 翌朝、どうも気になるので、もう一度読んでみた。ゆっくりゆっくり、言葉を
たどった。絵をながめ、目を閉じた。すると、うん、聞こえる。星のまたたき、
葉のざわめき、花が開く時の微かに軋む音。小さな鼓動、密かな呼吸、それから、
「きみの なまえを よぶ こえ」。実は私は耳の聞こえが少々悪く、ほとんど
何も聞こえなかった時もある。たいがいの音が聞こえるようになると、本当に耳
をすますということがなくなった。人は本当に耳をすますと、目を閉じるものだ。
 ところで、絵本は、そこが大人を読者に持つ本との一番大きな違いだと私には
思えるのだが、音と共存する運命にある。絵本の文章は、読み手の声を通して、
音となり、子どもの耳から入って、心へと向かおうとする。
 だが�`島伸彦氏の『きこえる?』は、少し違うルートをたどる。1970年生まれ
のこの作者は、文章という音符を奏でることを最小限にとどめる。彼は文字すら
表現の一部にして、ひたすら音をつま弾く。聞こえてほしい音があるので。
 表紙には兎のシルエットが一つ。『きこえる?』というタイトル文字も、本文
中の文字と同じ。見返しには漆黒の闇夜にまたたく星。扉とよばれる本の造りの
決まり事はない。いざ絵本を読もうと手に取れば、必ず"おや?"と感じること
だろう。だが、音はもう弾かれている。
 画家は「きこえる?」と問うては、次のページに読者を誘う。そこに文章はな
い。目をひく要素を削いだ、一見簡潔な造形の世界が広がっている。そこで弾か
れた音を聞こうとすれば、読み手は自ら耳を澄まさなければならない。目を閉じ
なければならない。�`島伸彦氏の『きこえる?』は、そうしてはじめて成就する。
命の鼓動から星のまたたきまで、静かに弾いて余韻まで残す。
 この本には、絵本に対する通常の概念の変換をせまられるかもしれない。それ
によって、書棚のいかような位置にも振り分けられるかもしれない。だがそれは、
新しい造形につきもののいわば運命であって、変換してみる価値はあると、私は
思う。昨今は音の出る絵本なる物が騒々しいが、これこそ究極の音の出る絵本か
もしれない、と。


*『よあけ』 ユリー・シュルヴィッツ 作・画/瀬田貞二 訳

*『草色の切符を買って』 岸田衿子 著/古矢一穂 絵 青土社


★『きこえる?』
  はいじま のぶひこ 作 定価1470円 



小風さち(こかぜ さち)
東京都生まれ。白百合女子大学仏文科卒業。1977年から87年まで、イギリスのロ
ンドン郊外に暮らした。絵本の創作に『わにわにのおふろ』『わにわにのごちそ
う』『わにわにのおでかけ』などの「わにわに」シリーズ、『とべ! ちいさい
プロペラき』、『ぶーぶーぶー』『はしれ、きかんしゃ ちからあし』(以上、
福音館書店)など、翻訳絵本に『みっつのねがいごと』(岩波書店)、長編童話
に『ゆびぬき小路の秘密』(福音館書店、1994年野間児童文芸新人賞受賞)など
がある。父は松居直(児童文学者・福音館書店相談役)。東京都在住。

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《2》月刊誌最新号<11月号>のご案内 
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☆月刊誌最新号<11月号>は、発売中です。 

◇◆こどものとも0.1.2.『ぱぴぷぺぽ』
                           石津ちひろ 文/たしろちさと 絵 定価410円 ◇◆

「おててをたたこう ぱんぱんぱん」「つまさきのばして ぴーんぴん」……
「ぱ」「ぴ」「ぷ」「ぺ」「ぽ」の音を使った楽しい絵本。

◇◆こどものとも年少版『あめのひのディーゼルカー』
                        のさかゆうさく 作 定価410円         ◇◆

大雨の中を走るディーゼルカーは、線路が土砂くずれでふさがれているのを見つ
けました。無事駅に到着できるでしょうか。

◇◆こどものとも年中向き『たからもん』 
                          菊池日出夫 作 定価410円                 ◇◆

ひでちゃんと遊び仲間が隠れ家にいると、矢文が飛んできます。手紙には「隠れ
家にある宝物をもらい受ける」と書いてありました。

◇◆こどものとも『ひとりでおとまり』 
           まるやまあやこ 作 定価410円             ◇◆

まりは親友のあやのちゃんの家にはじめてお泊まりをします。昼間は楽しく遊ん
でいても、夜になると、なかなか寝つけません。

◇◆ちいさなかがくのとも『どんぐり みーつけた』 
             澄川嘉彦 文/大庭賢哉 絵 定価410円      ◇◆

森に落ちているはずのどんぐりが、家のなかでたくさん見つかりました。それも、
ぴかぴかのものばかり。だれがひろってきたの?

◇◆かがくのとも『なんの かげ?』      
         竹山枝里 文・構成/西山悦子 写真 定価410円     ◇◆

壁にうつった影。「お猿かな?」と思ったら、鍋とフォーク、スプーンの影でし
た。身近なものの影を使い、影の性質を紹介します。

◇◆たくさんのふしぎ『かしこい単細胞 粘菌』 
           中垣俊之 文/斉藤俊行 絵  定価700円        ◇◆

粘菌モジホコリが、迷路を解き、電車の路線図をつくります。単細胞でもかしこ
い粘菌の知られざる能力があきらかになります。

◇◆母の友 特別企画 「こどもに聞かせる一日一話」
                  定価530円                                    ◇◆

毎年恒例の30編の童話集「こどもに聞かせる一日一話」も今年で10回目。公募作
品、プロ作品、50年代の作品で構成する特別保存版です。
★こちらから「母の友」11月号の目次をご覧いただけます。 
 

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《3》月刊誌編集部からこんにちは 
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☆毎月交代で月刊誌の編集部から、読者の皆様にむけてメッセージをお届けして
います。今月はかがくのとも編集部です。「母の友」編集室からのメッセージも
お送りしています。

◇◆かがくのとも編集部から◇◆ 
 こんにちは、かがくのとも編集部です。最近、日が暮れるのがすっかり早くな
りましたね。夜、吹いてくる涼しい風と聞こえてくる虫の声に、秋の訪れを感じ
ます。そんな秋の夜にご家庭で楽しんでいただきたい、編集部おすすめの遊びが
あります。それは「影遊び」! 「かがくのとも」11月号は『なんの かげ?』
です。身近なものの影を見せながら、影の性質を紹介する内容になっています。
絵本を読んだら、ご家庭でも影遊びに挑戦してみませんか? 用意するのは懐中
電灯。部屋の明かりを消して、天井や壁をスクリーンにします。キツネやイヌな
どの手影絵はもちろん、体をそのまま影にうつしだすだけでも面白いですよ。懐
中電灯を動かして影を動かしてみたり、コップや歯ブラシなど、身近なものを照
らして何の影かあてっこしてみたり…。絵本に登場する影も全て身近なもの、作
者と編集者の私物や会社の備品ばかりです。目につくものを、かたっぱしから照
らして、面白い形の影、別の何かに見える影を探して探して探し続けた絵本制作
でした。遊園地のシーンには、編集部のブックエンド、取材で拾ったドングリや
マツボックリ、母の友編集部から借りたこけし鉛筆、販売部員の私物の卓上扇風
機、会社の野球部の入賞トロフィー等々を使用。撮影場所の会社地下に配置され
たそれらのセットを見た社員たちは皆「?」という顔をしていたようです。うさ
ぎの手影絵は、社内で最も美しい手を持つ社員ふたりに協力を得ました。ほんの
少しの震えも許されない撮影に、ひとりは手がつってしまったほどでした。ちな
みに、うさぎたちがいる草原は、会社前の道路植え込みの雑草…。
 秋の夜を、11月号『なんの かげ?』と「影遊び」でお楽しみください!

★こちらから「かがくのとも」をご覧いただけます。


◇◆「母の友」編集室の窓から◇◆ 
 秋の風がさわやかな季節になりました。気がつけば日の暮れがずいぶん早くな
っています。「母の友」11月号は、そんな長い秋の夜にぴったりな「こどもに聞
かせる一日一話」を中心にお届けします。幼い子どもに毎日ひとつ楽しいお話を、
との願いを込めて創刊当時の企画を年1回の特別企画として復活させたのが2003
年のこと。今回で早10回目を迎えました。忙しい合間に、また夜寝る前のひとと
き、親子で楽しめる短いお話が30話詰まった豪華な童話集です。今回は10回記念
として、読者のみなさんからの公募作品、プロの作家の書き下ろし作品、さらに
1950年代の作品の再録で構成しました。中川李枝子、山脇百合子、加古里子、な
かのひろたか、筒井頼子、富安陽子など、豪華な顔ぶれにもご注目を。 
 さらに、巻頭には『きつねのホイティ』などの絵本で知られるスリランカの絵
本作家、シビル・ウェッタシンハさんのロングインタビューを掲載。今年5月、
絵本作家として初めて日経アジア賞を受賞し、来日したウェッタシンハさん(83
歳)は見事なストーリーテラーでもありました。幼いころの幸せな記憶を今もみ
ずみずしく抱きながら、それを糧に自分のうちに物語を紡ぎ出していった様子に
は、子ども時代とは何か、子どもの本に大切なこととは何かを感じていただける
のではないかと思います。 
 まるごと1冊、物語と子ども時代のよろこびが詰まった、出血大サービスの特
別号、どうぞお読み逃しなく! 

★こちらから「母の友」11月号の目次をご覧いただけます。

★こちらから「母の友」のブログをご覧いただけます。



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《4》新刊『ジャックと豆の木』の作者ジョン・シェリーさんのエッセイ
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  『ジャックと豆の木』は、怖くて不思議なお話です

                        ジョン・シェリー

 物心ついた頃からずっと、私は、おとぎ話や昔話に魅了されてきました。グリ
ムやアンデルセンやアラビアンナイトの物語に、どれほど想像力をかきたてられ
たことでしょう。母が読んでくれた古典童話集に描かれた素晴らしい挿絵は、後
に私が画家の道に進むきっかけにもなりました。
 今回イギリスの昔話を絵本にするという依頼を受け、『ジャックと豆の木』を
選んだのは、人食い鬼や、雲の上の世界など、盛り上がる要素が満載で、絵を描
くのが楽しいだろうなあと思ったからです。
 『ジャックと豆の木』は語り部によって伝えられてきた伝承物語です。現在知
られている物語の原形には、19世紀に印刷された、ベンジャミン・タバート版と、
ジョセフ・ジェイコブズ版があります。
 私は、伝承により近いとされ、躍動感があり率直なジェイコブズの『ジャック
と豆の木』をもとに再話することにしました。ただ、ジェイコブズ版には、ジャ
ックが何度も豆の木を登り、盗みをくり返す正当な理由がないので、読者は人食
い鬼と女房に、思わず同情したくなるかもしれませんね。タバート版では、鬼は
ジャックの父親を殺し家財を奪ったことになっているので、話としての整合性は
あります。ただ、いろいろ考えて、私はジャックを勇敢な盗人として描く方を選
びました。鬼と同様にジャックに対しても読者が疑念をもつ方が、物語はさらに
盛り上がると確信したからです。
 物語に真実味を出すために、絵はかなり具体的に描きこみました。ただファン
タジーであっても、整合性のある世界でなければなりません。私が描いた天上世
界では、雲は、建物や村や野原や木などをささえている島だと考えました。なに
もかもが一片の雲の上に浮かんでいて、風力で動く船が、雲と雲の間を繋いでい
るのです。
 鬼は自分の船をもっていて、雲の上や下へ獲物を取りに出かけます。そのとち
ゅう、空飛ぶ鳥にたびたび出くわしたはずです。捕まえた鳥は鬼のおやつになり
ました。だから、たくさんの鳥や鳥かごが鬼の台所においてあるのです。
 さて、鬼の女房が夫の死後どうなったのかは語られていませんが、きっとうま
いことやったのだろうと思います。大きな家を手に入れ、やっかいな鬼の夫から
自由になったのですからね。
 『ジャックと豆の木』は、他のおとぎ話とちがって、最後に主人公はお姫様と
結婚しません。そのかわり母親と商売を始めます。なんとも現実味のあるこの展
開が、私は大好きです。
 それにしても、雌牛と豆を交換した謎の男のことは、やはり気になりますね。
あの不思議な男と牛はどうなったのでしょう。口に出して教えてはくれませんが、
鬼の女房が何か知っているかもしれませんよ!    (訳:おびか ゆうこ)


★『ジャックと豆の木——イギリスの昔話』 
  ジョン・シェリー 再話・絵/おびかゆうこ 訳 定価1470円


ジョン・シェリー(John Shelley)
イギリスのバーミンガムで生まれた。イラストレーターとして活動を開始して以
降、テレビコマーシャル、キャラクターグッズなど多数制作するほか、絵本・童
話の挿絵なども多く手がける。日本での出版作品に『12の月たち』(ミキハウス)、
「あなたのしらないアンデルセン」シリーズ(評論社)、「チャーリーボーンの
冒険」シリーズ(徳間書店)など。

おびかゆうこ(小比賀優子)
東京に生まれた。出版社勤務、ドイツ留学を経て、現在は子どもの本の翻訳や創
作にたずさわる。児童書の訳書に『ビアトリクス・ポター』(ほるぷ出版)、『ね
ずみの家』(徳間書店)、絵本の訳書に『エリーちゃんのクリスマス』(福音館
書店)など。東京都在住。

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《5》10月の新刊のご案内
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《10月3日(水)出荷開始》
★『クリスマスのりんご—クリスマスをめぐる九つのお話』 
  ソーヤー、アトリーほか 文/上條由美子 編・訳/たかおゆうこ 絵
   定価1575円

クリスマスにまつわる外国のお話、九編が入った短編集です。さまざまな書き手
がつむぐあたたかいお話をお楽しみください。

《10月10日(水)出荷開始》
★『こねこのハリー』 
  メアリー・チャルマーズ 作/おびかゆうこ 訳 定価735円

ハリーは自分を助けてくれた消防士さんとの別れ際、いつまでも手をふっていま
した。お母さんは投げキッスをしたらと促しますが……。

★『ハリー びょういんにいく』 
  メアリー・チャルマーズ 作/おびかゆうこ 訳 定価735円

しっぽをけがしたハリーは、病院にいくことになりました。最初はいやがるハリ
ーですが……。病院での出来事をほのぼの楽しく描いた絵本。

★『ハリーのクリスマス』 
  メアリー・チャルマーズ 作/おびかゆうこ 訳 定価735円

クリスマスに、あかちゃんねこがほしいと、サンタさんにお願いしたハリー。サ
ンタさんは、あかちゃんねこを届けてくれるかな?

★『まっててね ハリー』 
  メアリー・チャルマーズ 作/おびかゆうこ 訳 定価735円

お母さんが用事で出かけるあいだ、近所のうちに預けられることになったこねこ
のハリー。さて、いいこで待っていられるかな?
 
★『いつも みていた—ゆめをかなえた女の子 ジェーン・グドール』 
  ジャネット・ウィンター 作/まえざわ あきえ 訳 定価1470円

しんぼう強く観察し、チンパンジーの生態を次々と解き明かした動物学者ジェー
ン・グドール。その子ども時代から現在までを描く。

★『ストックホルム—ニルスが出会った物語4』 
  セルマ・ラーゲルレーヴ原作/菱木晃子訳・構成/平澤朋子画 定価1470円

ストックホルムの沖で仲間とはぐれてしまったニルス。故郷を懐かしむ老人に、
ある紳士が語ったこの国の首都の伝説とは……。

《10月17日(水)出荷開始》
★『サム、風をつかまえる—おめでたこぶた その2』 
  アリソン・アトリー 作/すがはらひろくに 訳/やまわきゆりこ 画
   定価1365円

風にさらわれたズボンを必死で追いかけるこぶたのサムを描いた表題作など、全
6話を収録。「おめでたこぶた」のシリーズ第2巻。

★『いつも いつまでも いっしょに!—ポレケのしゃかりき思春期』 
  フース・コイヤー作/野坂悦子訳/YUJI画 定価1575円

11歳の少女を取り巻く大人たちのややこしい問題。自分の恋の行方もままならな
いのに…でもあたしは、まっすぐぶつかっていく!

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《6》書籍編集部だより
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☆絵本・童話第一・童話第二・科学書の編集部から毎月交代で読者の皆様にむけ
たメッセージをお届けします。今月は科学書編集部です。 

◎科学書編集部から

 イギリスの動物学者、ジェーン・グドールは、1934年、イギリスで生まれまし
た。動物が大好きで、幼いころからいつも、あきることなく動物を見ていたそう
です。 
 「檻のなかの動物でなく、自然のなかにいる動物を観察したい。いつかアフリ
カでサルとくらしてみたい」これが、ジェーンの夢でした。 
 ジェーンが、アフリカのゴンベにわたったのは1960年。当時のイギリス政府は、
若い女性が一人で危険な地帯に入ることを許しておらず、最初は母親も同行して
いました。しかし、ジェーンが5ヵ月間、弱音をはかずに研究を続けたところ、
一人で森に残る許可がおりました。 
 この森でジェーンは、それまでどんな学者もしらなかったチンパンジーの生態
を次つぎと解き明かしたのです。 
 作者のジャネット・ウィンターは、「ジェーン・グドールのように、今までだ
れもやらなかったことを、ためらわずにやりとげる勇気ある女性がいる……。こ
んなすてきなことを、子どものときに知っていたら、と思い、この本を作った」
と語っています。大好きなものをじっと見つめ続けることで、夢をかなえたジェ
ーンを思うと、力がわいてきます。

★『いつも みていた—ゆめをかなえた女の子 ジェーン・グドール』 
  ジャネット・ウィンター 作/まえざわ あきえ 訳 定価1470円

 
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《7》2013年カレンダー発売のお知らせ
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 来年2013年のカレンダーが発売になりました。
 毎年おなじみの「ぐりとぐら」のカレンダーと、もう1点、今年は「林明子の世
界」です。今年も忘れずに、ぜひお求めください。

★『ぐりとぐらカレンダー2013』中川李枝子 作/山脇百合子 絵 価格1300円 


★『カレンダー2013 林明子の世界』林明子 絵 価格1300円


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《8》「あのねぶっくくらぶ」2012年度後期申込み受付中!
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 福音館書店が自信をもっておすすめする、選りすぐりの絵本と童話を毎月1冊
ずつ、お子さまの成長にあわせてみなさまのお手元に直接お送りする「あのねぶ
っくくらぶ」は、2012年度後期半年分(2012年10月〜2013年3月)のお申し込み
を、ただ今、受付中です!
(WEBでのお申し込み受付は10月31日までとなっております)

★あのねぶっくくらぶのご案内


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《9》原画展のお知らせ 
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●脇田 和 展 鳥たちの歌が聞こえる。
会期:2012年4月21日(土)〜11月25日(日)
   休館日:会期中無休(展示替え等の臨時休館日を除く)
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
   〒389-0102 長野県軽井沢町旧道1570-4
問い合わせ先:TEL 0267-42-2639
入館料:一般1,000円、大学・高校生600円、中学生以下無料

関連作品:『おだんごぱん』

●水と土の芸術祭 (アートプロジェクト:宇梶静江)
会期:2012年7月14日(土)〜12月24日(月・休日)
休館日:毎週水曜日
開館時間:7・8月…10:00〜20:00
       9・10月…10:00〜18:00(金・土曜日〜20:00)
       11・12月…10:00〜18:00
会場:万代島旧水揚場
   〒950-0078 新潟市中央区万代島4-1
問い合わせ先:水と土の芸術祭実行委員会事務局
       (新潟市水と土の芸術祭推進課内)
       〒951-8507 新潟市中央区西堀前通6-894-1 西堀六番館ビル5F
       TEL 025-226-2624
パスポート:一般2,000円、学生・65歳以上1,500円、高校生600円、
      中学生以下無料

関連作品:『セミ神さまのお告げ』(7月14日〜10月2日)
     『シマフクロウとサケ』(10月4日〜12月24日)

●さとうわきこ絵本原画展 みんなだいすき"ばばばあちゃん"
会期:2012年9月1日(土)〜10月8日(月)
休館日:毎週月曜日(但し9月17日・10月1日・10月8日は開館)
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
会場:新潟市新津美術館 展示室1、2
   〒956-0846 新潟県新潟市秋葉区蒲ケ沢109-1
問い合わせ先:TEL 0250-25-1300
入館料:一般700円(560円)、大学・高校生500円(400円)、中学生以下無料
    ( )内は団体20名以上の割引料金


●ブラティスラヴァ世界絵本原画展—広がる絵本のかたち
会期:2012年9月8日(土)〜10月21日(日)
休館日:10月1日(月)
開館時間:日〜木曜日10:00〜18:00(入館は17:30まで)
       金・土曜日10:00〜20:00(入館は19:30まで)
会場:千葉市美術館
   〒260-8733 千葉県千葉市中央区中央3-10-8
問い合わせ先:TEL 043-221-2311
入館料:一般800円(640円)、大学生560円(450円)、小・中学生、高校生無料
    ( )内は前売券、団体20名以上の割引料金

関連作品:『まよなかの ゆきだるま』

●木下晋展─祈りの心
会期:2012年9月8日(土)〜10月28日(日)
休館日:毎週月曜日(9月17日、10月8日は開館)、9月18日(火)、10月9日(火)
開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
会場:足利市立美術館
   〒326-0814 栃木県足利市通2-14-7
問い合わせ先:TEL 0284-43-3131
入館料:一般600円(480円)、大学・高校生400円(320円)、中学生以下無料
    ( )内は団体20名以上の割引料金

関連作品:『ハルばあちゃんの手』

●梶山俊夫展
会期:2012年9月14日(金)〜11月13日(火)
休館日:毎週木曜日
開館時間:9:00〜18:00(入館は17:30まで)
会場:イルフ童画館
   〒394-0027 長野県岡谷市中央町2-2-1
問い合わせ先:TEL 0266-24-3319
入館料:一般800円(600円)、中・高校生400円(300円)、小学生200円(150円)
    ( )内は団体10名以上の割引料金

関連作品:『ごろはちだいみょうじん』、『くじらのだいすけ』

●深沢紅子展—野の花によせて
会期:2012年9月15日(土)〜11月4日(日)
休館日:9月26日(水)、10月31日(水)
開館時間:10:00〜19:30
会場:武蔵野市立吉祥寺美術館
   〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 FFビル7F
問い合わせ先:TEL 0422-22-0385
入館料:一般100円、小学生以下・65歳以上・障害者は無料

関連作品:『山のトムさん ほか一篇』

●スズキコージ展 
会期:2012年9月22日(土・祝)〜12月2日(日)
休館日:毎週火曜日・第2水曜日(10月24日、11月28日)
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
会場:八ヶ岳小さな絵本美術館
   〒391-0115 長野県諏訪郡原村原山17217-3325
問い合わせ先:TEL 0266-75-3450
入館料:一般700円、中高生400円、小学生300円

関連作品:『ガラスめだまときんのつののやぎ』ほか

●福音館書店60周年記念展 PART 2
 古典の力 古典童話シリーズの魅力
会期:10月2日(火)〜10月31日(水)
休日:会期中無休
営業時間:10:00〜20:00
会場:教文館ナルニア国内 ナルニアホール
   〒104-0061 東京都中央区銀座4-5-1
問い合わせ先:TEL 03-3563-0730
入場料:無料

原画展:寺島龍一画 『宝島』『ニワトリ号一番のり』


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