あのねメール通信
福音館書店メールマガジン2013年7月17日 Vol.144
暑中お見舞い申し上げます。
 いつも「あのねメール通信」をご愛読くださいましてありがとうございます。
 7月も半ばを過ぎ、暑い日が続いています。無理せず暑さと付き合っていきたいですね。
 「ぐりとぐら」思い出エッセイ募集は、いよいよ締め切り間近です。(7月31日締切)多くの方のご応募をお待ちしております。
 今月のおすすめ本は「虫が主人公のユニークなお話」です。夏におすすめの本のリストもご覧いただけますので、夏休みに読む本を選ぶ際にどうぞ参考になさってください。
 8月は新刊がありませんので、新刊のご案内はお休みです。
《1》特集エッセイ「ぐりとぐらと私」
   今月は子どもの本専門店の鈴木潤さん
「物語を共有する力」      メリーゴーランド京都店店長 鈴木 潤
 我が家の『ぐりとぐら』は35年ほど前のもの。たぶんまだ出来たばかりのメリーゴーランドで母に買ってもらったのだと思います。メリーゴーランドは1976年7月7日に三重県の四日市にできた子どもの本専門店。当時はまだ子どもの本専門店に馴染みもなく、近所の人たちからは「普通の本ないの?」とよく聞かれたそうです。
 私はよく母に連れられて本を買ってもらっていました。ですので私にとっての本屋はメリーゴーランドであり、切り株のイスにすわって、いつまででも好きなだけ本を読んでいいのが「本屋さん」だとずっと思っていました。
 家にはわりと本があったと思うのですが、中でも『ぐりとぐら』は特別お気に入り。先日実家からぼろぼろの『ぐりとぐら』を持ち帰り、3才の息子に「この本知ってる?」とたずねると「しらへん!」と言うではありませんか!初めて『ぐりとぐら』を読むところに遭遇できるなんて、これぞ母の醍醐味と思い、わくわくしながらページをめくりました。
 久しぶりのぐりとぐらはとても元気で、相変わらずのくいしんぼう、楽しそうに歌いながらお料理をしていましたので、なんだかほっとしました。
 そうです、なつかしい友達に再会したような気分だったのです。息子は大きなたまごやカステラ、そして最後の車に夢中の様子。私はすっかり大人になり、お母さんになったけれど、今隣にいる小さな人と一緒に、私の中の子どもの自分が喜んでいるなあと感じました。
 私が一番好きなのはみんなでカステラを食べているページ。中でもかめがとても大事そうにカステラを両手で持っている姿がとても愛おしかったのをよく覚えています。今でもページをめくるたび、やっぱりかめがちゃんと食べているか気になってしまうのですから。
 息子に初めての『ぐりとぐら』を読みながら、「物語を共有する」絵本の持つ力はそのことに尽きると改めて感じた夜でした。

『ぐりとぐら』 『ぐりとぐら』

中川李枝子 文/大村百合子 絵  
定価840円
鈴木潤
鈴木 潤(すずきじゅん) 1972年三重県生まれ。三重県四日市にある「子どもの本専門店メリーゴーランド」で13年企画を担当。海外の作家や出版社、子どものイベントを訪ねるツアーや、アメリカ各地にあるチルドレンズミュージアムを訪問するなどツアーを多く手掛ける。 2007年京都店の出店にともない京都に移住。雑誌での絵本と子育てのエッセイ、ラジオでの絵本紹介など、多方面で活躍。少林寺拳法弐段。
公式ブログ http://junzizi.exblog.jp/
《2》「絵本に出会える場所」児童書専門店のご紹介
   本の家(群馬県)
☆いろいろな絵本を見てお気に入りの絵本を見つけたいとき、絵本に詳しい店員さんに相談にのってもらいたいとき、頼りになる児童書専門店が全国各地にあります。

 今月は群馬県高崎市の「本の家」さんを営業担当者からご紹介します。
   「本の家」は群馬県内で唯一の児童書専門店です。続木義久さん・美和子さんご夫妻によって、1983年にオープンし、1988年に現在の高崎市中居町に移転しました。
 お店でやっていた勉強会を母体に1994年にNPO法人「時をつむぐ会」を結成。代表をつとめる続木美和子さんはエネルギッシュな人柄で、自ら絵本講座などの出前講師をつとめ、児童文学講座「この本おもしろいよ!」や、保育士のための絵本講座「絵本は好きですか」などの勉強会、絵本を通しての子育て支援「ぴよぴよの会」など精力的に活動されています。
 特に、高崎シティギャラリーを会場に毎年開かれる絵本原画展は、国内外の有名作家を招き、1冊の絵本の原画を表紙から裏表紙まですべて見せる、工夫を凝らした手作りの展示が評判です。高崎ではすっかりおなじみのイベントとして数千人から1万人をこえるお客様を集めています。来年の林明子さんの原画展で20回目となります。
 2002年からは長女のあかりさんもスタッフに加わりました。お店の最寄り駅はJR高崎線の倉賀野駅。ドイツの遊具デザイナー、ハンス・ゲオルグ・ケルナーさんの手によるユーモラスなオブジェのついた木のドアをあけると、看板犬のきりこちゃんがしっぽを振って出迎えてくれます。店内には約8000点の絵本、童話、児童文学がぎっしり! 輸入木製玩具やオーガニックケア用品も扱っています。高崎に根を張り、30年にわたって、たくさんの子どもたちと本とをつなぐ活動をつづけている「本の家」。高崎にいらした際はぜひお立ち寄りください。


 絵本と童話 本の家
 〒370-0852 群馬県高崎市中居町4-31-17
 TEL 027-352-0006 FAX 027-352-4613
 営業時間:10:00~19:00 定休日:毎週水曜日
 ホームページ http://www3.ocn.ne.jp/~honnoie/
E-MAIL honnoie@olive.ocn.ne.jp
NPO 時をつむぐ会(同住所)
TEL/FAX 027-352-4613
《3》書籍編集部だより
☆絵本・童話第一・童話第二・科学書の編集部から毎月交代で読者の皆様にむけたメッセージをお届けします。今月は絵本編集部です。

絵本編集部から
 『おいしいよ! はじめて つくる かんこくりょうり』

 時は1986年、30年近く前、という「おおむかし」です。
 私は会社の先輩たちと、「新大久保」の韓国料理屋さんにいました。そこで生まれて初めて「チヂミ」を注文、一口食べて、そのおいしさにびっくり! その瞬間、一緒に食事をしていた全員が叫びました。「韓国に行こう!」(そして、この旅行は敢行されたのです)
 「食べ物の恨みはこわい」といいますが、「食べ物」の威力は、やっぱりすごい!
 この本には、そのチヂミや、おなじみのプルコギ、チャプチェなど、30種類の料理が詰まっています。「子どもたちといっしょに作る」が前提ですから、作り方はとてもシンプル。簡単に作れるのに、ちゃんと「韓国料理」で、とってもおいしい!
   料理の絵も、おいしそうで見ていて飽きませんが、それぞれの料理に添えられている子どもたちの絵がおもしろい! おだんごで遊んでる! あ、粉、ひっくりかえしてる~! 突っ込みどころ満載です。
 韓国で18年前に出版され、今も愛されている本です。子どもたちが、遠くの国に興味を持ち、親しみを感じるには、「食べ物」が一番! 同じ本を見て料理を作った韓国と日本の子どもたちが、大人になってどこかで出会ったら……この本のページをめくると、そんな楽しいシーンが思い浮かびます。お子さんと一緒に、ぜひ、作ってみてください!(私のおすすめは、かぼちゃのお粥です)


『おいしいよ! はじめて つくる かんこくりょうり』
ぺ ヨンヒ 文/チョン ユジョン 絵/かみや にじ 訳 定価2100円
《4》今月のおすすめ本
☆小社の既刊本の中から、ぜひ読んでほしい本を、毎月少しずつ紹介していきます。今回は虫が主人公のユニークなお話を集めました。虫が好きな人にも、ちょっと苦手な人にもぜひ手にとって欲しい、おもしろい本ばかりです。

『もじゃらんこ』 『もじゃらんこ』

きしだえりこ 文/ふるやかずほ 絵 
定価735円 
0才から

「もじゃらんこ どこいくの?」。小さな3匹の毛虫たちが葉っぱの陰に隠れながら「わからん わからん」と歩いていきます。楽しいことばと愛らしい絵が魅力の絵本。
『おなかのすいたばったのトト』 『おなかのすいたばったのトト』

得田之久 作 
定価840円
3才から

おなかがペコペコのトノサマバッタのトト。大好きなエノコログサを探すなか、ごちそうを食べているさまざまな虫たちに出会います。さあ、トトといっしょに夏の虫の世界へ!!
『くものすおやぶん ほとけのさばき』 『くものすおやぶん ほとけのさばき』

秋山あゆ子 作
定価840円 
4才から

寺の和尚から何者かが本堂の仏様を盗みだそうとしていると相談を受けたくものす親分と子分のぴょんきち。はたして盗人の正体とは? 親分が、謎解きに挑む時代劇絵本。
『かわいいゴキブリのおんなの子メイベルのぼうけん』 『かわいいゴキブリのおんなの子メイベルのぼうけん』

ケイティ・スペック 作/おびかゆうこ 訳/大野八生 画 
定価1575円
小学校初級から

ちょっと太めのかわいいおんなの子(のゴキブリ)メイベルが、くいしんぼうな夢をかなえたくて引き起こす大騒動! 友だちのノミのヘンリーも大活躍。
『ありのフェルダ』 『ありのフェルダ』

オンドジェイ・セコラ 作・絵/関沢明子 訳  
定価1470円 
小学校中級から

ひとり暮らしをすることになったありのフェルダを待ち受けるのは、淡い恋、あつい友情、とんだ災難……。チェコうまれの人気者が繰り広げる、奇想天外な虫たちのお話。
『はじまりのはじまりのはじまりのおわり』 『はじまりのはじまりのはじまりのおわり』

アヴィ 作/トリシャ・トゥサ 画/松田青子 訳 
定価630円 
小学校中級から

カタツムリのエイヴォンとアリのエドワードは「冒険を探すための冒険」の旅に出ます。道中、たくさんの不思議に出会いながら、枝の上のゆかいな冒険はゆっくり続きます。
☆夏におすすめの本は、こちらのページをご覧ください。
 年齢別、テーマ別に、お好みの本を探せるようになっています。
《5》「ぐりとぐら」誕生50周年記念キャンペーンのご案内
 「ぐりとぐら」誕生50周年を記念して6月1日から2つのキャンペーンがスタートしました。すでに続々とご応募いただいています。

「ぐりとぐら」お絵かき大募集
お子様が描いた「ぐりとぐら」の卵の車に自分たちが乗っている絵を、デジカメやスマホなどで画像にしてお送りください。ご応募いただいた画像をWEBサイトに公開し、絵を描いてくださったお子様あてに、「ぐりとぐら」からのお礼のハガキをお送りします。
応募期間2013年6月1日~2014年1月6日

すでに子どもたちの個性あふれる作品をたくさんいただいています。こちらからみんなのお絵かきをご覧ください。
  応募方法などの詳細はこちらへ

シールを集めてグッズをもらおう
期間中「ぐりとぐら」シリーズについている応募シールを集めると、シール枚数によって「ぐりとぐら」のすごろくやトートバッグなどが抽選または全員プレゼントで当たります。Wチャンスもありますよ!
応募期間2013年6月1日~12月31日

くわしくはこちらへ

5月から始まった思い出エッセイ募集は、7月31日締切、当日消印有効です。こちらへもぜひご応募ください。
「ぐりとぐら」思い出エッセイ募集

福音館書店Facebookページでは、「ぐりとぐら」誕生50周年記念キャンペーンの紹介をはじめ、タイムリーな楽しい話題を次々にお届けします。ぜひみなさま「いいね!」を押して、交流を深めましょう。
福音館書店Facebookページ
《6》原画展のお知らせ
●柚木沙弥郎 いのちの旗じるし
会期 2013年5月2日(木)~ 8月18日(日)
休館日 毎週月曜日(休日の場合は開館し、翌火曜休館)
開館時間 10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)
会場 世田谷美術館 2階展示室    
〒157-0075 東京都世田谷区砧公園1-2
問い合わせ先 TEL03-3415-6011
入場料 一般200円(160円)、高校・大学生150円(120円)     
中・小学生、65歳以上100円(80円)    
( )内は20名以上の団体料金   
※中・小学生は土曜、日曜、休日、及び夏休み期間が無料
関連作品 原画展ではなく染色を中心とした作品展です。土方久功の彫刻や絵も展示されます。

●降矢奈々絵本原画展
会期 2013年7月11日(木)~7月23日(火)
休館日 水曜日
開館時間 11:00~19:00
会場 国立駅前 ギャラリービブリオ    
〒186-0004 東京都国立市中1-10-38
問い合わせ先 TEL042-511-4368
入場料 入場無料
関連作品 『おっきょちゃんとかっぱ』

●星野道夫写真展 クマよ
会期 2013年6月10日(月)~ 8月23日(金)
休館日 無休
開館時間 10:00~18:00(土日祝日は17時まで)
会場 ノエビア銀座ギャラリー(ノエビア銀座本社ビル1F)    
〒104-8208 東京都中央区銀座7-6-15
問い合わせ先 TEL0120-401-001
入場料 無料
関連作品 クマよ』星野道夫 文・写真

●はじめての美術 絵本原画の世界2013
会期 2013年6月15日(土)~7月21日(日)
休館日 7月15日(祝)を除く月曜日と7月16日(火)
開館時間 9:30~17:00(観覧券の発売は16:30まで)
会場 名古屋市美術館   
〒460-0008 名古屋市中区栄二丁目17番25号(芸術と科学の杜・白川公園内)
問い合わせ先 TEL052-212-0001
入場料 一般1,000円(800円)、高校・大学生700円(500円)、小・中学生300円(150円)
( )内は20名以上の団体料金
関連作品 『ぐりとぐら』『しょうぼうじどうしゃじぷた』『おしゃべりなたまごやき』『はじめてのおつかい』などの原画を含む26作家、43タイトル、約320枚の絵本原画が紹介されます。

●山村浩二展~原画と映像+世界のアニメーション~
会期 2013年7月13日(土)~ 8月25日(日)
休館日 毎週月曜日(7月15日は開館)、7月16日
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
会場 北アルプス展望美術館(池田町立美術館)   
〒399-8602 長野県北安曇郡池田町会染7782
問い合わせ先 TEL 0261-62-6600
入場料 一般800円(700円)、高校・大学生500円(400円)、中学生以下無料 
( )内は前売・20人以上の団体料金
関連作品 『くだものだもの』『おやおやおやさい』『おかしなおかし』石津ちひろ 文/山村浩二 絵

●こねこのぴっち 絵本原画展
会期 2013年7月13日(土)~ 8月25日(日)
休館日 会期中無休
開館時間 11:00~19:00(入場は18時半まで・最終日17時閉場)
会場 教文館ビル9F ウェンライトホール   
〒104-0061 東京都中央区銀座4-5-1
問い合わせ先 TEL 03-3561-8446
入場料 一般800円、大・専門学校生500円、高校生以下100円
関連作品 『たんじょうび』ハンス・フィッシャー 文・絵/大塚勇三 訳
『長ぐつをはいたねこ』ハンス・フィッシャー 文・絵/矢川澄子 訳
『ブレーメンのおんがくたい』ハンス・フィッシャー 文・絵/瀬田貞二 訳

●佐々木マキ見本帖
会期 2013年7月6日(土)~ 9月1日(日)
休館日 毎週月曜日(7月15日は開館)、7月16日
開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
会場 滋賀県立近代美術館   
〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
問い合わせ先 TEL 077-543-2111
入場料 一般950円(750円) 高校・大学生650円(500円)、小・中学生450円(350円)
( )内は前売および20名以上の団体料金
関連作品 『やっぱりおおかみ』『おばけがぞろぞろ』など

●美術館に行こう!
会期 2013年6月22日(土)~ 9月1日(日)
休館日 毎週月曜日(7月15日は開館)、7月16日
開館時間 10:00~17:00(展示室への入場は16:30まで)
会場 姫路市立美術館   
〒670-0012 姫路市本町68-25
問い合わせ先 TEL 079-222-2288
入場料 一般900円(700円)、高校・大学生500円(400円)、小・中学生100円(50円)
( )内は前売・20人以上の団体料金
関連作品 みんなの人気者「うさこちゃん」のページをご覧ください。

●はじめての美術 絵本原画の世界2013
会期 2013年7月27日(土)~9月8日(日)
休館日 毎週月曜日
開館時間 9:30~18:00(観覧券の発売は17:30まで)
会場 平塚市美術館   
〒254-0073 神奈川県平塚市西八幡1-3-3
問い合わせ先 TEL 0463-35-2111
入場料 一般800円(640円) 、高校・大学生500円(400円)、中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
65 歳以上で、平塚市民の方は無料、市外在住の方は団体料金
( ) 内は20 名以上の団体料金
関連作品 『ぐりとぐら』『しょうぼうじどうしゃ じぷた』『おしゃべりなたまごやき』『はじめてのおつかい』などの原画を含む26作家、43タイトル、約320枚の絵本原画が紹介されます。
 
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◆発行:株式会社福音館書店 広報宣伝部広報宣伝課
Illustrations (C) Yuriko Yamawaki 2000