あのねメール通信
福音館書店メールマガジン2015年1月7日 Vol.179
新年あけましておめでとうございます

 2014年は、「だるまちゃん」の新作『だるまちゃんとにおうちゃん』が出版されたのを機会に、さまざまな「だるまちゃん」企画を展開してまいりましたが、みなさまお楽しみいただけましたでしょうか。
 さて2015年も、「うさこちゃん」の誕生から60周年、「こどものとも0.1.2.」は創刊20周年、「たくさんのふしぎ」は30周年を迎えるなど、話題に事欠きません。
 読者のみなさまへの感謝をこめてお祝いの企画を進めたいと思っていますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

《1》新刊『こぶたのぶーぷ』 の作者 西内ミナミさんのエッセイ
     ぶーぷより ことづかったメッセージ 西内ミナミ
     
こぶたのぶーぷ

 こぶたのぶーぷが誕生したのは、32年も前のこと! 
 だからって、ぶーぷは32歳ってわけではないのですけど。ただね、パソコンはもちろん、ワープロなどもない原稿用紙の時代でした。デビューは幼稚園・保育園向けの絵本。今回の童話集では第一話の「たいへんな大そうじ」のお話で、ぶーぷは、次々と汚しちゃった服を着替え、散らかった家の内外を掃除し、ある春の一日をくたくたに疲れきって終える。(どうやら作者の日常生活がチラホラ透けてみえる?)ところが、その奮闘ぶりが画家の手により擬人化された豚像で13場面の絵と共に作品となっていくにつれ、私の頭の中にしっかりと、ぶーぷが住みついてしまい、「林の中の一軒家」 とその周辺の世界ができあがり、原稿依頼などないにもかかわらず続きのお話ができはじめたのです。私の頭のなかには、すでにカラスの「カータ」一家が住んでいる森もあれば、「ウサギー」と「キツネー」のパン屋がパン販売競争を繰り広げている野原もあるのに…。
 でも、頭の中では、それぞれの部族は混乱や戦争もなく、それぞれの軌道をちゃーんと回っていて平和って感じです。
 以来、ぶーぷのお話も、同人誌や、縁あって「母の友」や、季刊の雑誌連載の場をもらい、ふと気が付くと13話も溜まったのです。
 あら、失礼。「いきさつはともかく、ぼくの紹介はどうなった?」 と、この度めでたく真島節子さんの素敵なオールカラーの挿し絵でお目見えしたぶーぷが声をあげはじめました。以下はぶーぷのご紹介。
 「こぶた」となっているけど、ぶたの子どもではない! あえていうなら「こぶた」という動物。年齢? まあ、ア・ラ・サー位?  だから少々の不便はあるものの、優雅な独り暮らしを楽しんでいる。 お友達は多いほうで近くの林や森に住んでいる動物たち。
 国籍? なんとなく英、伊、仏、独あたりの自然の中に小さな町が点在し湖などがある、なだらかな丘陵地帯の「ぶーぷワールド」 (作者想定)。ぶーぷの家は、あまり人間が歩き回らない林の中にあって、ちょっと離れた人間の町には、食料品やお花など売っているお店もあり、人々は、こぶたやうさぎが買い物にきても、ちっとも驚かずに品物を売ってくれる。
 え? ぶーぷは、お金もってるの? 
 そこはそれ、ぶーぷは最後のオオカミを退治した『3びきのこぶ た』の3番目のこぶたの子孫ってことだから、ご先祖のおじいさん豚がご褒美にもらった財産があるのかもしれない???  
 さてと、肝心なのはぶーぷの性格です!?
 まずは、お人好し、理屈っぽいがどこかぬけていて、そそっかしい。 おやおや、誰かさんに似てる? 本人(本こぶた)は真剣なのですが、なぜか小さな事件がおきてしまう。どうぞ、よろしくお付き合いのほどを!

※『こぶたのぶーぷ』は、次の刊行物に掲載されたものに大幅に加筆・修正し、まとめています。
「芽」(JULA出版局)、「おはなしチャイルド」(チャイルド本社)、「母の友」(福音館書店)

著者: 西内ミナミ(にしうち みなみ)1938年、京都市に生まれる。東京女子大学在学中より児童文学の創作を志す。卒業後、広告会社にコピーライターとして約10年勤務。1965年、堀内誠一氏の薦めにより、はじめての絵本『ぐるんぱのようちえん』(福音館書店)を出版。絵本に『ゆうちゃんとめんどくさいサイ』『とんがとぴんがのプレゼント』(以上、福音館書店)、『おもいついたら そのときに!』(こぐま社)、『しっこっこ』(偕成社)ほか多数。創作童話に『プレゼントは お・ば・け』(フレーベル館)、『ペンギンペペコさん だいかつやく』(鈴木出版)ほか多数ある。長年、子どもの読書推進活動にも携わっている。

こぶたのぶーぷ

『こぶたのぶーぷ』
西内ミナミ/作 真島節子/絵
定価(本体1500円+税)
林のなかの一軒家に、こぶたのぶーぷが、ひとりで暮らしていました。きょうも、ぶーぷは、元気よくおきると、朝の体操をし、おいしい空気を胸いっぱいにすいました……。

《2》月刊誌最新号<2月号>のご案内
 
こどものとも0.1.2.『あつまれ〜』 こどものとも0.1.2.
『あつまれ〜』


額田宣彦 作
定価(本体389円+税)

「あつまれ〜」の号令で、キューブたちが「ぴたっ」とくっつきます。キューブが織りなすフォーメーションが楽しい絵本。

こどものとも年少版『ぼくのひこうき』

こどものとも年少版
『ボクのヒコウキ


たかべ せいいち 作
定価(本体389円+税)

ブルルン プルプルと、ボクのヒコウキは空を飛びます。モグラ、キツネ、クマを乗せて、ブルルン プルプル、ブルルン プルプル。

こどものとも年中向き『てっちゃんのゆきすべり』 こどものとも年中向き
『てっちゃんのゆきすべり』


丸木ひさ子 作
定価(本体389円+税)

てっちゃんは大雪の後、家の前の雪の山でスキーを楽しみますが、仲よしのかずちゃんが来ていないことに気づき、心配します。

こどものとも『まっくろめがね』

こどものとも
『まっくろめがね』


山崎英介 作
定価(本体389円+税)

ようたくんの眼鏡は、ふしぎな眼鏡。動くものが、みんな真っ黒に見えるのです。影絵遊びの楽しさがいっぱい詰まった絵本です。



ちいさなかがくのとも『あかくんこうそくをはしる』 ちいさなかがくのとも
『あかくん こうそくを はしる』


あんどう としひこ 作
定価(本体389円+税)

車の"あかくん"が高速道路を走ります。高速道路は道が広いし、信号もないから、おもいっきり走れるよ! さあ、時速80キロ!!

かがくのとも『びっくりてじなでだましっこ』 かがくのとも
『びっくり てじなで だましっこ』


佐伯俊男 作
定価(本体389円+税)

ストローやわゴムなどの身近な道具を使い相手を驚かせることができる手品絵本。ちょっと練習すれば誰でもできるようになります。

たくさんのふしぎ『いーすたーとうちいさくておおきなしま』 たくさんのふしぎ
『イースター島 ちいさくて大きな島』

野村哲也 文・写真
定価(本体667円+税)

太平洋にうかぶイースター島。昔からモアイとよばれる巨石像が作られてきました。誰が何のために作ったのか、謎にせまります。

母の友

母の友 
特集 ゆれる図書館
シリーズ 育てる人(2) 小林衛己子さん

定価(本体505円+税)

特集では、変わりつつある図書館の課題に迫り、図書館とは何かを考えます。「育てる人(2)」はときわ平幼児教室の小林衛己子さん。
こちらから2月号の目次をご覧いただけます。

《3》月刊誌編集部からこんにちは
 毎月交代で月刊誌の編集部から、読者の皆様にむけてメッセージをお届けしています。今月は母の友編集部です。

母の友編集部から

 こんにちは。「母の友」編集部です。
 「母の友」は月刊の雑誌です。「子育て」と「絵本」の2つを大きなテーマとして、毎号、特集をつくっています。最新号、2月号では図書館(きっと、お子さんと共に本を借りるために訪ねる方も多いはず)について考えます。また、「わらべうた」を取り入れた保育で、そして絵本作家としても知られる小林衛己子さんのロングインタビューも掲載しています。
 さて、昨年、「母の友」編集部では雑誌だけでなく、単行本も6冊、編集刊行いたしました。『絵本の記憶、子どもの気持ち』(山口雅子著)、『女のせりふ』『続 女のせりふ』(伊藤雅子著)、『答えは子どもの中、お母さんの中に』(渡辺範子著)、『木内かつの絵本あそび』(木内かつ著)、そして、『絵本作家のアトリエ3』(母の友編集部)です。いずれも、かつて「母の友」連載時にご好評をいただいたものばかり。当時、ご覧いただいていた皆様には懐かしく、また、新たな読者の皆様には新鮮な気持ちで興味深く読・u桙�でいただけるのではと思っております。
 なお、『答えは子どもの中、お母さんの中に』の著者、渡辺範子さんが昨年11月に逝去されました。心よりご冥福をお祈りいたします。長年、大阪府河内長野市の観心寺保育園で園長をおつとめだった渡辺さんは、子どもたち、そして親たちを温かく見守っていらっしゃいました。この本の冒頭には「お母さんたちを、ほっとさせてあげたい」とあります。渡辺さんの思いを私たち「母の友」編集部も、継いでいきたいと思っております。

★こちらから「母の友」をご覧いただけます。


《4》昔ながらのゲームを楽しもう! かるたとすごろく特集

 冬にみんなで遊ぶのにぴったりな、楽しいかるたとすごろくをご紹介します。本を楽しんだあとはご家族やお友だちとみんなで遊んでくださいね。

★すべてのラインナップをご覧になりたい方はこちらへ! あそびのこばこ

『にほんのむかしばなしかるた』

『福音館書店の 日本の昔話かるた』

小澤俊夫 監修/赤羽末吉 絵/日野十成 文
価格(本体1200円+税)


代表的な日本の昔話50点を厳選し、かるたにしました。昔話を知らない、ちいさなお子さんも楽しめるよう読み札に配慮しました。


『ねぎぼうずのあさたろうとうかいどうごじゅうさんつぎすごろく』

『ねぎぼうずのあさたろう 東海道五十三次すごろく』

飯野和好 作
価格(本体524円+税)

おなじみの野菜たちが登場するチャンバラ活劇浪曲絵本シリーズ「ねぎぼうずのあさたろう」が故郷の浅葱村から京都三条大橋まで、東海道を旅するすごろくです。

《5》原画展・イベントのお知らせ

● ミュージカル「ズボン船長〜Fifi & the Seven Seas〜」
公演日 2015年1月23日(金)〜25日(日) 6回公演 
※詳細は公式ホームページよりご確認ください。
会場 新国立劇場(中劇場)
東京都渋谷区本町1-1-1
料金 前売SS席8000円・S席6000円・A席4500円/当日券は500円増し・全席指定
概要

原作/角野栄子「ズボン船長さんの話」
脚本・演出・振付/岸本功喜
作曲・音楽監督/小島良太
出演者/鈴木綜馬、なだぎ武(ザ・プラン9)、コング桑田 他

チケット取扱

チケットぴあ TEL 0570-02-9999(Pコード:441-141)

問い合わせ先

主催:アークスインターナショナル株式会社 ミュージカル「ズボン船長」事務局
 TEL 0798-34-5623(平日13〜18時)


●ブラティスラヴァ世界絵本原画展
会期 2015年1月4日(日)〜 3月1日(日)
休館日

1月5日(月)、2月2日(月)

時間 10時〜18時、金・土は20時まで ※入場受付は閉館の30分前まで
会場

千葉市美術館
千葉市中央区中央3-10-8

問い合わせ先 TEL 043-221-2311
入場料

一般800(640)円、大学生560円(450円)
※小・中学生、高校生、障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
※( )内は前売券・団体20名以上、および市内在住65歳以上の方の料金

関連作品

『きこえる?』 『おうさまのおひっこし』 ほか


●JBBY40周年記念トーク企画「子どもの本のこれから—未来への贈りもの」
日時 2015年1月18日(日)
時間 13時30分開演(13時開場)
会場 星陵会館
千代田区永田町2-16-2
問い合わせ先 主催 JBBY(日本国際児童図書評議会) ※申し込み方法はJBBYにお問い合わせください。
TEL 03-5228-0053
参加費 一般1000円、高校生以下無料
概要 角野栄子さんをホスト役に、あべ弘士さん、穂村弘さんをゲストに招き、子どもの本について語ります。


 
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◆発行:株式会社福音館書店 広報宣伝部広報宣伝課
Illustrations (C) Yuriko Yamawaki 2000