☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

 ★ あのねメール通信~福音館書店メールマガジン  2004年6月2日 Vol.31  ★
                

☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

         ◆◇◆  CONTENTS  ◆◇◆          

《1》 古きを温めて新しきを知る(その1) 松居直
《2》 月刊誌最新号<7月号> のご案内
《3》 月刊誌編集部からこんにちは
《4》 新刊『天才ピカソのひみつ』の著者古山浩一さんのエッセイ
《5》 6月の新刊のご案内
《6》 書籍編集部おすすめの今月の本
《7》 みんなの人気者「かんがえるカエルくん」のページができました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《1》古きを温めて新しきを知る(その1) 松居直
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 戦後のわが国における本格的な絵本の歴史の開幕は、1953年に発刊された絵本シ
リーズ「岩波の子どもの本」です。これらの欧米の翻訳絵本によって、絵本に対す
る眼が開かれ、子どもの読書における絵本の役割の重要さが認識されるようにな
り、子どもの読書内容が飛躍的にゆたかになりました。
 この流れを発展させ、わが国独自の物語絵本の創造を目指したのが、私どもの福
音館書店が1956年に創刊した月刊の物語絵本「こどものとも」です。
 この二つの流れをさらに発展させるべく、“本格的な絵本”の出版を意図した企
画が「世界傑作絵本シリーズ」で、その最初の作品が『100まんびきのねこ』です。
 アメリカの絵本の傑作といわれる作品の数々を取り寄せて検討していて、その中
に1928年に出版されたワンダ・ガアグの『100まんびきのねこ』の原書を手にしたと
き、白黒のこんな地味なさし絵の本が、ほんとうに子どもたちの興味をひくのだろ
うかと思いましたが、石井桃子先生の「かつら文庫」での子どもたちのこの絵本に
対する体験談をうかがい、繰り返し絵本を読んでみて、その物語の奇想天外な類い
稀な“眼に見えるおもしろさ”と、過不足なくさし絵が物語を語り、しかも絵が深
い味わいを感じさせることに気付き、絵本とはこういうものかと眼のさめる思いを
経験しました。
 そして『100まんびきのねこ』を石井桃子先生のみごとな訳で、原書と同じ横長の
判型で翻訳出版することに踏み切りました。その後のこの絵本への評価は、1961年
の初版から40年を経た今も、変わらず読まれ続けているという事実がよく物語って
います。
 この『100まんびきのねこ』についての詳しい解説は、『絵本の力』(河合隼雄・
松居直・柳田邦男共著、岩波書店刊)をお読みいただけると幸いです。
 絵本の魅力とそのほんとうの価値をしるには、20世紀前半の特に1920年代から
1940年代に、欧米や旧ソ連で出版された絵本の傑作が、日本語訳で各社から出版さ
れていますので、ぜひお子さん方と共にお読みください。書店でみかけないとき
は、ぜひ公共図書館で手にすることです。そして子どもが気に入った絵本は、書店
に注文して取り寄せてもらってください。それこそ親子の心に残る第一級の絵本体
験ができるにちがいありません。

                            松居 直

★『100まんびきのねこ』 ワンダ・ガアグ 文・絵/石井桃子 訳



松居 直(まつい ただし)
児童文学家。京都生まれ。1951年同志社大学法学部卒業後、福音館書店の創業に参
画し、編集部長、社長、会長をへて、1997年より相談役、現在に至る。1956年月刊
物語絵本「こどものとも」を創刊し、編集長として赤羽末吉、長新太、堀内誠一、
安野光雅、加古里子、中川李枝子など、多くの絵本作家を世に出す。また、『もも
たろう』(1965年サンケイ児童出版文化賞受賞)『だいくとおにろく』や、陶淵明
の詩をもとにした『桃源郷ものがたり』など多数の絵本を執筆。著書は、『絵本と
は何か』『絵本の森へ』(日本エディタースクール出版部)、『絵本・ことばのよ
ろこび』『子どもの本・ことばといのち』(日本基督教団出版局)、『にほんご』
(共著、福音館書店)、『絵本の力』(共著、岩波書店)など多数。

★『ももたろう』 松居 直 文/赤羽末吉 画

★『だいくとおにろく』 松居 直 再話/赤羽末吉 画

★『こぶじいさま』 松居 直 再話/赤羽末吉 画

★『ぴかくん めをまわす』 松居 直 作/長 新太 絵

★『桃源郷ものがたり』 松居 直 文/蔡 皋 絵

★『にほんご』 安野光雅・大岡 信・谷川俊太郎・松居 直 編


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《2》月刊誌最新号<7月号>のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆月刊誌最新号<7月号>発売中です。

◇◆ こどものとも0.1.2. 『おじょらぽん』
                             はせがわせつこ 文/さいとうとしゆき 絵   ◇◆

  「おじょらぽんおじょらぽん ねんねんねん」というおまじないで、いろいろな
動物の子どもたちが眠りにつきます。温かみのある絵本。

◇◆ こどものとも年少版 『くるくる つるくん』
                          笠野裕一 作                                 ◇◆

  小さな芽が出てきました。女の子が水をかけると、芽は、つるつるくるくる伸び
て、どんどん伸びて家をすっぽり覆ってしまいました…。

◇◆ こどものとも年中向き 『ぶるどっぐとぼく』
                          梶山俊夫 作                              ◇◆

  犬の苦手な男の子がお父さんにおまじないを教えてもらって犬の怖さを克服し
て、おまけにブルドッグと仲良しになってしまうお話。

◇◆ こどものとも 『みずくさむらとみずべむら』
                    カズコ・G・ストーン 作                           ◇◆

  ほたる池のみずくさむらの虫たちが、大雨で池の外に流されてしまいます。そこ
で、みずべむらのトンボたちが救援にかけつけます。

◇◆ ちいさなかがくのとも 『にわの がまくん』
                            島津和子 作                               ◇◆

  ひきがえるのがまくん、ごちそうをたべながら、よるのにわをさんぽ。あっ、た
いへん! ねこにみつかった。がまくん、どうする?

◇◆ かがくのとも 『いかつりぶね』
                    田内英理子 文/堀越千秋 絵                        ◇◆

  夕方出航した「いかつりぶね」は、翌日の朝、港に帰ってきます。風と波と仲良
くしながらのイカ釣り漁。壱岐島を舞台に詩情豊かに描きます。

◇◆ おおきなポケット 今月のポケット「ひとりでのったよ あおいでんしゃ」
                                      横溝英一 作                     ◇◆

  読み手も一緒に乗っているような、臨場感あふれる絵で電車の楽しさを描く「ひ
とりでのったよ あおいでんしゃ」。他にお話二篇。

◇◆ たくさんのふしぎ 『オルカの夏』
                        二川英一 文・絵                               ◇◆

  カナダのおだやかな海に響く、野生のオルカたちの声・声・声……。音声調査を
舞台に、オルカの夏の姿を力強い木版画で描きます。

◇◆ 母の友 特集「辰巳芳子の料理講座」                                ◇◆

  家庭料理研究家の辰巳芳子さんによる全3回の料理講座の第1回目。食とは何か
という原点から解き明かし、日々の食事作りの智恵を伝えます。
★こちらから「母の友」7月号の目次をご覧いただけます。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《3》月刊誌編集部からこんにちは
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆毎月交代で、月刊誌の編集部から読者の皆様にむけたメッセージをお届けしま
す。今月は、ちいさなかがくのとも編集部です。なお、“「母の友」編集室の窓か
ら”も、これまでどおり毎月、このコーナーに掲載します。

◇◆ちいさなかがくのとも編集部から◇◆

 「ちいさなかがくのとも」のこと、ご存じですか? 2年前の4月に創刊された、
フレッシュな月刊絵本です。対象年齢は3歳から5歳。子どもたちが、身の回りの
“ふしぎなもの”や“美しいもの”にたくさん出会い、共感して興味の幅を広げて
くれるといいな……そんなことを願いつつ毎月絵本を送り出しています。「かが
く」と名はついているけれど、知識の羅列ではなく、言葉の響きを大切にして、や
さしいお話の流れで展開する絵本なので、「読み聞かせ」にもぴったりですよ!
 編集部員は3人。あとは、たくさんのカタツムリたちが、3階にある編集部でと
もに暮らしています(卵からゾロゾロとちびっ子たちが出てきて、現在大にぎわい
です)。さて、今はちょうど7月号が刊行されたばかり。7月号『にわのがまく
ん』は、自宅の庭に出没するヒキガエルをこよなく愛し、観察を続けている作者に
よる入魂の絵本です。8月号『おいで おおきくなるよ』はキャンプの道具たちが主
役の絵本。現在、製本待ちです。9月号『トンボしょうねん』は印刷チェックの
真っ最中、10月号『あめあがり』は、画家の方からすてきな原画をいただいて、感
激しながら印刷会社と打ち合わせをしているところです。バラエティーに富んで、
おもしろい“かがく絵本”が続々と生まれていきます。これを機に、どうぞ定期購
読をお申し込みください!

★『にわのがまくん』(ちいさなかがくのとも2004年7月号)島津和子 作



◇◆「母の友」編集室の窓から◇◆

 毎日の食事づくりは、時間をかけて作ってもあっという間に食べてなくなり、ま
た作るの繰り返し。子どもの成長にとっても家族の健康のためにも食事が大事とわ
かっていても、つらくなったり、むなしくなったりは、誰しも経験することでしょ
う。そんなあなたに、今月号の「辰巳芳子の料理講座」をおすすめします。家庭料
理研究家の辰巳芳子さんは、「掌から砂のこぼれるような」日々の食づくりの意味
を問い続け、そこから食を預かる多くの女たちの呪縛を切り開く道を示し、手抜き
ではなく効率よく作業をする方法を提案してくれています。
 辰巳さんはスープやみそ汁など、汁物のすばらしさを提唱して、それを丁寧に写
真と文で紹介した『あなたのために』をはじめ、『旬を味わう』『ことことふっく
ら豆料理』『家庭料理のすがた』などの料理書があります。そのどれもが、作り方
の紹介を越えて、料理を通しての思索の書となっていることに驚かされます。それ
が説得力を持って響いてくるのは、辰巳さんが、野菜や肉・魚などの食材と日々向
き合い、味を引き出し生かすことを具体的な手仕事を通して実践する中で、掴み、
紡ぎ出してきた言葉によって書かれているからでしょう。こちらもおすすめです。

★こちらから「母の友」7月号の目次をご覧いただけます。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《4》新刊『天才ピカソのひみつ』の著者古山浩一さんのエッセイ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本日からピカソは友達になります

 日本人というのはピカソが好きなようで、毎年どこかで催されるピカソ展はその
年の美術館入場者番付の必ず上位を占める。しかしその割にはこれほどピカソがわ
からないと言い続ける国民も珍しい。以前20年間美術の教員をやっていたが、教員
になった最初の質問も「ピカソはわけがわからない」で、辞める時の質問も「ピカ
ソがわかるやつは頭がおかしい」だった。ようするに20年間ピカソの見方が変わっ
てないのである。
 このことについては問題だと思っている人も多いようで「ピカソの絵がわかる
本」というのがかなり多数出版された。ところがこれらの本を読んでも一向にピカ
ソがわからない。それらはたいていピカソの絵について話をするのではなく、この
絵を描いたときのピカソは何を考えていたかとか、どのような経緯でこの絵が描か
れたかの解説になっていて、肝心の絵については何も語ってないのが多い。
 ピカソがわからないという人の第一の言い分は「何が描いてあるかわからな
い」、つまり抽象的な色と形では自分は好きか嫌いか言えないということである。
もしそうならば、そういう人はセーターの抽象的なパターンの付いたものは選べな
いことになる。ところが聞いてみると「セーターは自分で選べるし好き嫌いがあ
る」と言う。さらに、高価なモノは色合いもいいとか風合いも違うとか柄が面白い
とか言っている。
  ようするに実生活の中では自分の感覚で抽象的な色と形を自分の美意識に合うか
どうか判断していることになる。もっとも端的なのが携帯電話で、あれこそ自然界
にはない抽象的な色と形のオブジェであるが、あんなに数があるのに自分にあった
1台を選べるのである。ようするに人間は抽象的な形と色の組み合わせから自分の
好きなものを選び出す能力を本能的に持っているわけである。
  だからピカソの絵にしたって数ある作品の中からこれは好きだ、これは好きじゃ
ないと自分の好き嫌いで言えばいいのに、ピカソ! と聞いた途端に金縛りにあい、
わかりません! わかりません! と繰り返すことになる。別にピカソを理解などす
る必要はなく、ただ好き嫌いでいいのである。そして生活の中でピカソの絵を楽し
めばいいことなのである。ピカソ自身も言っている。「なぜ人は私の絵を理解しよ
うとするのか、鳥の声を理解しようとする人はいないのに」
 今回のこの本は私がいままで生徒を含めて大多数の人たちから「ピカソはどうし
たらわかるんですか」という質問に対して延々と何十年にもわたって答えてきたこ
とをまとめたものである。このような形でまとめることが出来て一番喜んでいるの
は私自身で、今後はピカソの画集と着物の本と色紙を持ち出してきていちいち説明
しなければならない煩わしさから開放された。この本を渡せばいいのである。願わ
くばご一読いただいて「僕はピカソのこの絵が好きだね」などと言って頂ければ最
高であります。

                                                      古山浩一

★『天才ピカソのひみつ』 古山浩一 文・絵


古山浩一(ふるやま こういち)
1955年東京生まれ。美術家。85年以降、独立展出品。86年、上野の森美術館大賞
展・佳作賞。91年、日仏現代美術展・大賞。94年、日仏現代美術展・エコールナ
ショナルシュペリオール デ ボザール賞第一席。子どもたちからおとなまでを対象
にして、ひろく美術作品の創作や鑑賞の指導にもたずさわる。絵本の仕事に「あり
あり まあまあ」(こどものとも年中向き1996年10月号)、「その先どうなるの?」
(たくさんのふしぎ1997年1月号)(ともに福音館書店)など。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《5》6月の新刊のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
≪6月2日(水)配本≫
★『あまがえるりょこうしゃ トンボいけたんけん』
    松岡たつひで 文・絵

◎ツアー・コンダクターのあまがえる君が、テントウムシ、ダンゴムシ、カタツム
リをトンボ池探検に案内する、楽しい科学絵本です。

★『アリから みると』
    桑原隆一 文/栗林 慧 写真

◎小さな虫が大きく撮されても、背景がくっきりと見えます。これは栗林慧さん開
発の特殊レンズによる、驚異に満ちた虫の世界です。

★『よーくかんがえるカエルくん』
    いわむらかずお 作

◎カエルくんはまだかんがえていた!  シリーズ最新刊がついに登場です!  4巻
目は、「いのち」「あめ」それに書き下ろしを加えて収録されています。

≪6月8日(火)配本≫
★『文庫版 つる姫』
    阿久根治子 作/瀬川康男 画

◎戦国時代、三島水軍の総領の美しい娘、つる姫は容赦なく時代の波に巻き込まれ
ていく…。史実をもとに描き出された歴史ロマン。(S-31)

★『文庫版 あしながおじさん』
    ジーン・ウェブスター 作・画/坪井郁美 訳

◎逆境にめげず、前向きに生きていく主人公ジュディーの快活なユーモア、純真な
心が読者の胸を打ちます。(C-13)

★『文庫版 若草物語』
    ルイザ・メイ・オールコット 作/ターシャ・チューダー 画/矢川澄子 訳

◎戦地に赴いた父親不在の家庭を、四人姉妹が賢くやさしい母親と隣人の善意に助
けられ、それぞれの個性を生かしながら支えていきます。(C-14)

★『文庫版 ふしぎの国のアリス』
    ルイス・キャロル 作/ジョン・テニエル 画/生野幸吉 訳

◎不思議な世界に迷いこんだアリスが経験する、奇妙なできごと。ナンセンスと
ユーモアにあふれた古典中の古典を初版の挿絵で。(C-15)

★『文庫版 空白の日記(上)』
    ケーテ・レヒアイス 作/一志敦子 画/松沢あさか 訳

◎作者自身の体験による自伝的作品。オーストリアの村に住む少女レナのまわりに
もナチス・ドイツの影がしのびより……。(N-11)

★『文庫版空白の日記(下)』
    ケーテ・レヒアイス 作/一志敦子 画/松沢あさか 訳

◎日々、恐怖と悲しみを体験しながら、レナは「希望」をすてることなく、戦争の
終わる日までを綴っていく。(N-12)

≪6月9日(水)配本≫
★『美術たんけん隊 天才ピカソのひみつ』
    古山浩一 文・絵

◎ピカソってほんとうに天才なの? どうしてもっと「うまい絵」じゃないの? 
子どもたちの素朴な疑問に、さあ、どう答えますか?

★『かいぶつぞろぞろ 絵にみるたし算のいきもの』
    辻村益朗 構成・文

◎足やつばさが生えた魚、1本ヅノの馬。古い絵や本の中には、いろいろな動物の
たし算からうまれた、ふしぎないきものたちがいっぱい。

≪6月16日(水)配本≫
★『つくるたのしみ あそびのレシピ』
    鈴木洋子 著/柴原のりこ 写真/村山純子 構成

◎身近な材料と道具でつくる ちょっとすてきなものの面白さ。そして、自分でつ
くったものを味わう面白さ。心を自由にしようよ! という本です。

★『最後のシュート』
    ダーシー・フレイ 著/井上一馬 訳

◎ニューヨーク、コニー・アイランドに住む高校生にとって、犯罪と貧しさに満ち
た日常から脱出する唯一最後の手段は、バスケットボールで大学への奨学金を得る
こと。彼らの苦闘の日々を追います。

≪6月23日(水)配本≫
★『ごきげんいかが がちょうおくさん』
    ミリアム・クラーク・ポター 作 河本祥子 絵 松岡享子 訳

◎愛すべき変わりもののがちょうおくさんが、なかまたちと繰り広げる、ゆかいな
おはなし「どうぶつむらのがちょうおくさん」シリーズの、第1巻です。

★『おっとあぶない がちょうおくさん』
    ミリアム・クラーク・ポター 作 河本祥子 絵 松岡享子 訳

◎はるまつりで歌声をひろうしたり、車の運転に初挑戦したり、衣替えのさいちゅ
うに行方不明になったり……。「どうぶつむらのがちょうおくさん」シリーズ第2
巻。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《6》書籍編集部おすすめの今月の本
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆編集部おすすめの既刊本を、絵本・童話・科学書の編集部からそれぞれ1点ず
つ、ご紹介させていただきます。本を選ぶときの参考になさってください。

◎絵本編集部おすすめの今月の本『あまがさ』

 雨降りは、子どもとっては、必ずしも「悪いお天気」ではありません。雨の日が
特別な意味をもつこともあります。この絵本の主人公の女の子モモのように。
 待ちに待った雨の日、生まれてはじめて自分のかさをさして雨の中を歩くとき
の、モモのうれしくて、ちょっと誇らしい気分が、なんと生き生きと描かれている
ことでしょう。
 アメリカで活躍した絵本作家、八島太郎の愛娘モモにたいする温かいまなざしが
随所に感じられます。しっとりした美しさがただよう、味わい深い絵本です。

★『あまがさ』 八島太郎 文・絵



◎童話編集部おすすめの今月の本『第八森の子どもたち』

 ナチス・ドイツがヨーロッパじゅうを巻き込んだ第二次大戦は、そこに生きる人
たちにとってどんなものだったのか。この本は正義の立場からナチスを糾弾するの
ではなく、戦時下に育つ一人の少女の日常を丹念に描くことによって、ありのまま
の戦争の姿をリアルによみがえらせています。児童文学の中に戦争の確かな記録を
残した名作です。6月8日発売の福音館文庫『空白の日記』もすばらしい戦争文学
です。あわせてお読みください。

★『第八森の子どもたち』
    エルス・ペルフロム 作/ペーター・ファン・ストラーヘン 絵/野坂悦子 訳

★『文庫版 空白の日記(上)』
    ケーテ・レヒアイス 作/一志敦子 画/松沢あさか 訳

★『文庫版 空白の日記(下)』
    ケーテ・レヒアイス 作/一志敦子 画/松沢あさか 訳



◎科学書編集部おすすめの今月の本『地球気象探険』

 6月、梅雨の月。日本に暮らしていると、じめじめといやな季節だと感じる人も
多いのですが、惑星・地球で起こる気象現象総体は、私たちの予測しきれない様々
な自然現象によってなりたっています。大気のめまぐるしい動きが私たちに何をも
たらしているのか? 本書は、猛烈な台風から氷の虹のような奇妙な光のいたずら
まで、様々な不思議な現象を気象衛星の最新画像などを駆使して表現しています。
地球に興味を持つすべての人々に最適な本です。

★『地球気象探険 写真で見る大気の惑星』マイケル・アラビー著/小葉竹由美訳



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《6》みんなの人気者「かんがえるカエルくん」のページができました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 哲学するカエルくんとして、すっかりおなじみになった「かんがえるカエルく
ん」の第4弾『よーくかんがえるカエルくん』が刊行されたのを機に、みんなの人
気者の中にコーナーができました。4冊の中から名場面をたっぷりご覧いただけま
す。


*************************************
このメールの再配信、および掲載された記事の無断転載を禁じます。
◆配信先変更・解除 
◆発行者:株式会社 福音館書店 販売促進部 宣伝企画課
*************************************