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 ★ あのねメール通信~福音館書店メールマガジン 2004年11月4日 Vol.36  ★
                

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         ◆◇◆  CONTENTS  ◆◇◆          

《1》 遊びの世界から科学の絵本へ 松居 直
《2》 月刊誌最新号<12月号> のご案内
《3》 月刊誌編集部からこんにちは
《4》 話題の新刊『ハムスターのハモ』の作者たかおゆうこさんのエッセイ
《5》 11月の新刊のご案内
《6》 書籍編集部おすすめの今月の本
《7》 「2004クリスマス・セレクション」のご案内
s8》 2005年カレンダーのご案内
《9》 話題の絵本『うずらちゃんのかくれんぼ』のお知らせ

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《1》遊びの世界から科学の絵本へ 松居 直
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 絵本作家として加古里子さんは天才的な人だと思います。なんびとも加古さんの
まねはできません。子どもの生活感覚とあそびに対する鋭い観察力と分析力に加え
て、紙芝居など日本の子どもの文化のすぐれた研究者であり、かつ実践家です。伝
承のあそびや笑いを、絵本をとおして今につなげる語り手としても稀有の人です。
その代表作が『だるまちゃんとてんぐちゃん』と、その後につづく「だるまちゃ
ん」シリーズです。
 第2作目の『だるまちゃんとかみなりちゃん』では、過去の伝承文化の世界から
未来都市へと読者の想像力の翼を広げ、その上、未来都市の細部を科学と技術の専
門家として、実にゆきとどいた構想と表現で、奇想天外に描きこんでいます。その
一端を、作者自身の解説で語っていただきましょう。

 --「だるまちゃん」を現在の日本の子どもの代表とし、「かみなりちゃん」に
遠い国、すなわち未来性と外国のイメージをもたせ、古くから伝わった雷の姿の未
来形で表現しようとしてできたのがこの絵本です。その中に出てくる未知な未来都
市にお迷いになるといけませんから、ちょっと観光をかねてご案内することといた
します。
 第10場面におこしください。正面中央遠くにみえるのが指向性をもった放電塔で
す。ここからすべての動力源がかみなりの国すみずみに供給されています。それを
受けて、すべての建物や照明や時計器械などが作動するシステムをとっています。
そういえばラジオアンテナと見えた雲車(これをウンカーと命名いたしましょう)
の細い柱は、受電ポールであったことにお気づきでございましょうか?
 大きな放電のため、あたりはイオン化され、地上の色彩にくらべ、あたかもカ
ラーテレビの色のようにけいこうめいた色彩が、ここでは基本色となっています。
(中略)
 第9場面にみられるように、いつも裸でいることや、とら皮の衣類は昔のこと、
発達したいまのかみなりの国では、柄や色彩にその伝統がみうけられますが、合成
化学品の衣類が広くゆきわたっているようです。(「だるまちゃんとかみなりちゃ
ん」について 「こどものとも」1968年8月号折込付録より)

 さらに第5場面のにじが、テレビ画像の遠隔撮影光として第12場面に映出されて
いたり、小型の無線電話装置や配膳移送機などからも、電子工業、電動機械もなか
なかすぐれて発達している様子が描きこまれています。
 物語絵本にこのように現代の科学と技術の粋を語りこめることのできる作家は、
加古里子さんをおいてはありません。その秘密を解きあかしている本が『加古里子
絵本への道--遊びの世界から科学の絵本へ--』(福音館書店発行)で、子ども
の科学教育への絶好の手引き書です。

                            松居 直

★『だるまちゃんとかみなりちゃん』 加古里子 作・絵

★『加古里子 絵本への道--遊びの世界から科学の絵本へ--』 加古里子 著


松居 直(まつい ただし)
児童文学家。京都生まれ。1951年同志社大学法学部卒業後、福音館書店の創業に参
画し、編集部長、社長、会長をへて、1997年より相談役、現在に至る。1956年月刊
物語絵本「こどものとも」を創刊し、編集長として赤羽末吉、長 新太、堀内誠一、
安野光雅、加古里子、中川李枝子など、多くの絵本作家を世に出す。また、『もも
たろう』(1965年サンケイ児童出版文化賞受賞)『だいくとおにろく』や、陶淵明
の詩をもとにした『桃源郷ものがたり』など多数の絵本を執筆。著書は、『絵本と
は何か』『絵本の森へ』(日本エディタースクール出版部)、『絵本・ことばのよ
ろこび』『子どもの本・ことばといのち』(日本基督教団出版局)、『にほんご』
(共著、福音館書店)、『絵本の力』(共著、岩波書店)など多数。

★『ももたろう』 松居 直 文/赤羽末吉 画 定価1050円

★『だいくとおにろく』 松居 直 再話/赤羽末吉 画 定価780円

★『こぶじいさま』 松居 直 再話/赤羽末吉 画 定価780円

★『ぴかくんめをまわす』 松居 直 作/長 新太 絵 定価780円

★『桃源郷ものがたり』 松居 直 文/蔡 皋 絵 定価1680円

★『にほんご』 安野光雅・大岡 信・谷川俊太郎・松居 直 編 定価1575円


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《2》月刊誌最新号<12月号>のご案内
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☆月刊誌最新号<12月号>発売中です。

◇◆ こどものとも0.1.2. 『ちょびっとね』
                             やぎゅうげんいちろう 作  定価410円       ◇◆

  おさるくんとさとるくん、ねずみくんと桃のたねこちゃん、子豚とペットボトル
くん、どこがどう、ちょびっと似ているか見て下さい。

◇◆ こどものとも年少版 『ひょうたんハウス』
                          土橋とし子 作  定価380円                    ◇◆

  手作り人形や小物をデジカメで撮り、カラーコピーにして貼りこんで作った、不
思議な雰囲気の絵本。アオッチとひょうたの楽しい物語。

◇◆ こどものとも年中向き 『おおぐいひょうたん 西アフリカの昔話』
                            吉沢葉子 再話/斎藤隆夫 絵  定価380円     ◇◆

  女の子が畑で見つけた小さなひょうたん。ところがそのひょうたんが動物や人間
を食べる“おおぐいひょうたん”だったのです。

◇◆ こどものとも 『ほかほかパン』
                    スズキコージ 作  定価410円                        ◇◆

  ほかほかパンを買ってくるように頼まれたはなめんちゃんは、途中イボガラスさ
ん、タテウシさんに会って、一緒に探します。

◇◆ ちいさなかがくのとも 『はらぺこじどうしゃ いらっしゃい』
                            あんどうとしひこ 作  定価380円            ◇◆

  ガソリンスタンドは、今日もおおにぎわい。おなかをすかせた車たちがどんどん
やってきます。給油をする機械が主人公のお話です。

◇◆ かがくのとも 『そらいろの けもの』
                    ビアンキ 原作/澤口たまみ 再話/あべ弘士 絵
                    定価410円                                         ◇◆

  厳寒の地、北の森の大地でくりひろげられる、追うクロテンと追われる「そらい
ろのけもの」モモンガの逃走劇を力強く描きます。

◇◆ おおきなポケット  今月のポケット「かいけつあそび丸」
                                       藤本ともひこ 作  定価770円     ◇◆

  攻略法があるのは、ゲームばかりじゃない! カンケリ、ドロケー、じゃんけん
さえも……。外あそびで勝つための、秘密の極意をおしえます!

◇◆ たくさんのふしぎ 『ロバのつくった道』
                        竹田鎮三郎 原案・絵/清水たま子 文  定価700円 ◇◆

  街中はもちろん、山の上にさえ、道があります。道はどうやってできたのでしょ
う? メキシコの山村を舞台にしたロバと道の話。

◇◆ 母の友  特集「髪、大事にしていますか」  定価530円                ◇◆

  ヘアケア製品、どう選んだらいい? 髪を健康に保つための方法について考えま
す。「辰巳芳子の料理講座」最終回は、いよいよ実践編です。
★こちらから「母の友」12月号の目次をご覧いただけます。


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《3》月刊誌編集部からこんにちは
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☆毎月交代で、月刊誌の編集部から読者の皆様にむけたメッセージをお届けしま
す。今月は、こどものとも第一編集部の2回目の登場です。“「母の友」編集室の
窓から”も、毎月、このコーナーに掲載します。

◇◆こどものとも第一編集部から◇◆

 「こどものとも」はここのところ話題作がたくさん! まず9月号の『わたしは
せいか・ガブリエラ』については国内からも南米ボリビアからも、たくさんの反響
がありました。この絵本は南米のボリビア人のお父さんと日本人のお母さんをもつ
5歳の女の子が、「わたし」の目からみた生活の違いを描いた絵本です。ことばの
違いも楽しめるようにと日本語とスペイン語の表記を付けています。違いを楽しむ
要素と共に、民族を越えて「わたしはわたし」と胸をはってこちらを見ているせい
かちゃんの姿が心に残ります。これからもたくさんボリビアの子どもたちに届けら
れる予定です。
 10月号は「こどものとも」初登場の画家、谷川晃一さんのサンタフェの陽光溢れ
る心温まる絵本『クロウのともだち』。そして11月号は片山健さんの『わたしがお
ひさまだったら』。主人公はお日様になった女の子。温かなお日様の輝きと無邪気
な喜びがみなぎっています。片山さんが何度も何度も納得のいかれるまで手をいれ
られたすばらしい油絵で描かれています。12月号はスズキコージさんの『ほかほか
パン』。粘土でできた登場人物たちとお店がすごく楽しくて、思わず自分でも作っ
て遊びたくなります。年中向きの11月号は待望の人気者のホネホネさんの楽しい絵
本『あきいろのホネホネさん』。そして12月1日には忘れずに「こどものとも年中
向き」1月号『あ』をぜったい見てみてください。年末まで子どもたちと楽しい時
間を過ごせること、請け合いです!

★『わたしは せいか・ガブリエラ』 東郷聖美 作・絵

★『クロウのともだち』 谷川晃一 作

★『わたしがおひさまだったら』 片山 健 作・絵

★『ほかほかパン』 スズキコージ 作・絵

★『あきいろのホネホネさん』 にしむらあつこ 作・絵

バックナンバーのご注文は、書店または通販担当(福音館書店MO係TEL03-3262-
1642)にお申込みください。

◇◆「母の友」編集室の窓から◇◆

 「母の友」ではこれまでに、子どもの目や耳のこと、味覚の話など、意外と知ら
ない体に関する話題をいくつか取りあげてきました。
 今月は、「髪、大事にしていますか」。お父さんが聞いたら、ちょっぴりどきっ
とするかもしれないタイトルですが、今は女性や子どもにも、抜け毛や若白髪の悩
みが増えているといいます。一体どうしてなのでしょう。
 実は、髪の毛に関するトラブルの原因の一つに、私たちが毎日のように使ってい
るシャンプー・リンス剤を挙げる研究結果があります。ドラッグストアなどで売ら
れているシャンプー剤の多くは、洗浄成分として合成界面活性剤を使用したもので
すが、ネズミを使ってこれらの体への影響を調べた実験結果によれば、皮がはげ落
ちてしまったばかりか、腹部から出血して死んでしまったネズミもいたとのこと。
直接頭皮や髪の毛につけるものであるだけに、私たちの体への影響が、全くないと
言い切ることはできません。また、環境への影響も心配されています。
 合成界面活性剤は他にも、家庭用洗剤や化粧品など、様々な用途で使われていま
す。コマーシャルによるイメージに左右されない商品選びの第一歩として、まずは
今月号の記事をご覧いただければと思います。

★こちらから「母の友」12月号の目次をご覧いただけます。



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《4》話題の新刊『ハムスターのハモ』の作者たかおゆうこさんのエッセイ
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    私とハムスター
                                                    たかおゆうこ

 幼い頃から生きものが好きでした。近所のスーパーの隣りがペットショップで、
母が買い物をしている間、そこで過ごすのが楽しみでした。野原を駆けまわり、ド
ブ川をさらい、いろいろな生きものを捕まえました。蟻、蝶、かぶと虫、トカゲ、
メダカ、蛙、おたまじゃくし、ザリガニ、ドジョウ。お祭りの金魚。迷子のカナリ
ア。捨て猫に、野良犬。生きものと過ごした時間は、私の子ども時代の思い出とピ
タリと重なります。
 大人になり母になってふらっと立ち寄ったペットショップで、初めてハムスター
と出逢いました。長い間忘れていた気持ちがムクムクと湧いてきて、「2匹くださ
い!」と店員さんに声をかけるのに時間はかかりませんでした。園から帰ってきた
息子に見せると、「どこからきた?」と聞かれました。つい、「コツコツと玄関を
叩く音がするので戸を開けたら、ハムスターが2匹立っていて、『僕たちを飼って
ください!』といわれたの」といってしまいました。息子は目を丸くして「す
げェ」と呟やきました(数年後に嘘つきと責められます)。その当時、私と息子は
絵本の『ぐりとぐら』にはまっていたので、ぐり、ぐらと名付けました。我家のぐ
りとぐらは喧嘩ばかりしていました(ハムスターが1匹飼いの動物であると知った
のは後のことです)。
 あれから約10年。うちで生まれた子を含めて、関わったハムスターは19匹。ハム
スタ-の寿命は2~3年。1匹1匹性格も違います。そのなかでもとりわけ私の心
に残っているハムスターがいます。名前は「ハモ」(初代ハモです)。彼は好奇心
いっぱいの頭の良いハムスターでした。夜中にケージから脱走するのです。扉の留
め金も、針金の二重巻きも彼には通用しません。ハムスターに逃げられたら、もう
どこにいるのか人間にはわかりません。彼らの体は予想以上に柔らかく延びたり縮
んだりするので、どんな隙間にも入ってしまうのです。しかも、ハモは脱走するだ
けでなくきちんとケージに帰ってきました。いつの間にか戻って巣の中で寝ていた
り、2、3日してお腹を空かせてヨロヨロノコノコと帰ってきたところに遭遇した
りもしました。うちには猫もいます。ところが猫ともうまくやっていたようでし
た。ケージごしに鼻をつきあわせて密談しているような光景を何度も目撃しまし
た。
 脱走したハモの行動範囲は驚くほど広いものでした。証拠があります。「ハモの
おとしもの」です(御安心ください。ハムスターの糞は乾いていて臭くないので
す)。冷蔵庫の横、テレビ台の下、タンスの裏、猫の御飯皿の中、子どものおも
ちゃ箱の中、玄関の靴の中で見つけたこともありました。靴の中でうたた寝でもし
ていたのでしょうか。想像はかけめぐります。押し入れの奥の隅にひまわりの種と
干からびたキャベツ、新聞の切れはしを見つけた時には驚きました。
 そんなハモが眠るように熱中症で死んでしまったのは、3年前の夏の暑い日。生
きものは飼い主の不注意で簡単に死んでしまいます。償えるものなら……。
 いったい、彼はケージを抜け出して何をしていたのでしょうか。つぶらな瞳の奥
で何を思っていたのでしょう。私はハモの思い出とともにずっと考え続けました。
そして……。
 今年、また暑い夏がやってきて、ハモは「ハムスターのハモ」として絵本の中に
蘇りました。ですからこれは、本当のお話なのです。

★『ハムスターのハモ』 たかおゆうこ 作  定価1155円


たかおゆうこ (高尾裕子)
東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。玩具メーカーでおもちゃ
の企画、デザインを手がける。その後アメリカに渡り、カリグラフィー、水彩画、
銅版画などを学ぶ。帰国後、グリーティングカード、広告、絵本の分野で活躍。絵
本に『ふゆの日のコンサート』(架空社)、同アメリカ版“A WINTER CONCERT”
(MILLBROOK PRESS社)、『ハート物語』(リブロポート)がある。アメリカ版『ふ
ゆの日のコンサート』は、ニューヨークの大きな定期コンサートイベントのコンセ
プトイメージになり、ロゴデザインを手がけた。また、挿絵の仕事に『ねずみの
家』『家の中では、とばないで!』『池のほとりのなかまたち』(以上、徳間書
店)などがある。埼玉県在住。

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《5》11月の新刊のご案内
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≪11月9日(火)配本≫
★『文庫版 ウルフ・サーガ(上)』
    ケーテ・レヒアイス 作/松沢あさか 訳/カレン・ホレンダー 画  定価788円

◎遠い昔、「ワカの掟」をまもって、狼たちは平穏に暮らしていた。そこに突然、
巨大な黒狼をリーダーとする集団が襲う。

★『文庫版 ウルフ・サーガ(下)』
    ケーテ・レヒアイス 作/松沢あさか 訳/カレン・ホレンダー 画  定価840円

◎迷い狼のシリキたち兄姉狼は、やっと安住の地を見つけたが、「ワカの掟」の復
活を賭けて、ふたたび巨大集団との宿命的な闘いに挑む。

≪11月10日(水)配本≫
★『しもばしら』
    野坂勇作 作  定価880円

◎寒い冬の夜、地面にできる不思議な氷、霜柱。観察の楽しさと、実際に家の冷蔵
庫で作ってみる面白さを魅力的な絵で伝えます。

≪11月17日(水)配本≫
★『おもちゃの工作ランド』
    成井俊美 作/三枝祥子 絵  定価1890円

◎ボール紙で作る観覧車や恐竜コースター、紙皿で作るフリスビー、ペットボトル
の水族館など、身近な材料で作るおもちゃの工作絵本。

≪11月24日(水)配本≫
★『きみが微笑む時』
    長倉洋海 写真・文  定価2940円

◎1982年から2004年まで、紛争地を中心に世界を駆け巡る中で出会った、たくさん
の微笑み。力作エッセイを加えたフルカラーの写真集。


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《6》書籍編集部おすすめの今月の本
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☆編集部おすすめの既刊本を、絵本・童話・科学書の編集部からそれぞれ1点ず
つ、ご紹介させていただきます。本を選ぶときの参考になさってください。

◎絵本編集部おすすめの今月の本 『しずかなおはなし』
 1920年代に始まるロシア絵本の画期的な時代を切りひらいた二人の芸術家の手に
よる傑作絵本です。詩人マルシャークの簡潔でしかもユーモアのある文、優しさと
同時に厳しさを持つレーベデフの絵、そして内田莉莎子さんの見事な日本語訳。な
んとも品格のあるすごい絵本です。夜の森で、まるくなって針を逆立てて狼から身
を守ろうとするハリネズミの親子を描くしずかなお話。深まりゆく秋の夜に、そっ
と小さな声で読んでいただきたい絵本です。

★『しずかなおはなし』	マルシャーク 文/レーベデフ 絵/内田莉莎子 訳
                       定価840円


◎童話編集部おすすめの今月の本 『ズボン船長さんの話』
 メルマガ読者の皆さんは『魔女の宅急便』をごぞんじでしょうが、この作品は読
んだことがない方が多いのではないでしょうか。それはあまりにも残念なことです
よ。喘息になやむ少年が、体を丈夫にしようと夏休みを海辺ですごすうちに知り
合った奇妙な船長さんと少年との友情の物語なのですが、船長が少年に話す形で語
られるお話のおもしろさもさりながら、二人の間に次第に漂ってくる切ないテイス
トがたまりません。ぜひご一読を。

★『ズボン船長さんの話』 角野栄子 作/鴨沢祐仁 画  定価1785円

★『文庫版 ズボン船長さんの話』 角野栄子 作/鴨沢祐仁 画  定価788円


◎科学書編集部おすすめの今月の本 『こいぬがうまれるよ』
 「いいこと おしえてあげようか? おとなりの いぬに あかちゃんが うま
れるの。 いっぴき わたしが もらうんだ!」この写真絵本はこんなふうに始ま
ります。目も見えないし耳も聞こえないけれど、おっぱいのすいかただけはちゃん
と知っている生まれたばかりのこいぬ。そんなこいぬを写真家が心をこめて撮影し
ています。子どもたちが、生命の不思議にはじめて出会う……とても素敵な本で
す。ぜひご覧ください!

★『こいぬがうまれるよ』 コール 文/ウェクスラー 写真/つぼいいくみ 訳
                         定価945円


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《7》「2004クリスマス・セレクション」のご案内
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  今年も、クリスマスのプレゼントに最適の絵本を12冊セレクトしました。このク
リスマス・セレクションからご購入の方だけの特典として、ご希望の方に、『ブ
レーメンのおんがくたい』の絵柄をかわいらしくデザインしたオリジナル袋(ポリ
エチレン製)にご注文の品を入れてお送りします。絵本を通して素敵な思い出を
贈ってみませんか?

くわしくはこちらのページをご覧ください。
★2004クリスマス・セレクション


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《8》2005年カレンダーのご案内
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  来年のカレンダーは、新刊の刊行された安野光雅の「旅の絵本カレンダー」と、
人気抜群の「林 明子カレンダー」をお届けします。どちらも壁掛け用カレンダーで
す。ただいま絶賛発売中。次のページよりお申込みください。

★『旅の絵本カレンダー2005』 安野光雅 絵  定価1400円

★『林 明子カレンダー2005』 林 明子 絵  定価1000円


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《9》話題の絵本『うずらちゃんのかくれんぼ』重版のお知らせ
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  先日、愛子さまが皇太子さまといっしょに『うずらちゃんのかくれんぼ』を楽し
まれているほほえましい様子が報道されて以来、ご注文が殺到し、重版をくりかえ
してきましたが、出荷が追いつかず、たいへんご迷惑をおかけしました。ようや
く、ご注文に十分お応えできるようになりましたのでお知らせします。本屋さんに
も続々と出荷されておりますので、お近くの本屋さんでもお求めください。

★『うずらちゃんのかくれんぼ』 きもとももこ 文・絵  定価880円


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●お詫びと訂正
  10月6日に配送いたしました「あのねメール通信~福音館書店メールマガジン
Vol.35」の『けろけろころろ』の作者富山妙子さんのエッセイの中で、文字化けの
ため、お見苦しいところがありました。エッセイの最後から8行目の右の方です
が、正しくは「パリ・ポンピドー・センター」です。たいへん失礼いたしました。
お詫びして訂正させていただきます。

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