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 ★ あのねメール通信~福音館書店メールマガジン 2005年6月1日 Vol.43★
                

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         ◆◇◆  CONTENTS  ◆◇◆          

《1》 連載:絵本への道 3 ぱたん・ぱたんの魅力  村中李衣
《2》 月刊誌最新号<7月号> のご案内
《3》 月刊誌編集部からこんにちは
《4》 6月の新刊『ひげねずみくんへ』の訳者 高畠リサさんのエッセイ
《5》 6月の新刊のご案内
《6》 科学書編集部だより
《7》 「こどものとも」創刊50周年記念ブログをはじめます


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《1》連載:絵本への道 3  ぱたん・ぱたんの魅力   村中李衣
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 赤ちゃんといっしょに読むことで、絵本の魅力を再認識することがあります。
 なんといっても、開くということのおもしろさ。赤ちゃんを膝に乗せて、表紙を
ながめたあと、「さあ、どんなお話が始まるのかなぁ」などと語りかけながらペー
ジを開くと、あらら、画面の大きさは、一気に表紙の倍になります。
 赤ちゃんにとっては、これがもうちょっとした驚きのようです。一度に画面の全
体を見渡せる大人と違って、赤ちゃんはまだ心もとない首まで右左に動かして、画
面のひろがりを受けとめます。
 そして、次のページがめくられると、また見たこともない新しい画面。次のペー
ジをめくると、またまた新しい画面。これは、ようやく自分のまわりのいろんなも
のに対して「そこにある」ことを視覚によって受け入れ始めた赤ちゃんにとって、
衝撃的なことだと思います。
 よく、お母さん方から「うちの子はせっかく絵本を読んであげていても、勝手に
ページをつかんで、前の方へぱたんと戻しちゃうし、ひどい時は絵本をぱたんと閉
じてしまうんです」というお話をききます。
 この「ぱたん」には、赤ちゃんの驚きと、その驚きの源を確かめようとする好奇
心がいっぱいつまっているような気がします。なぜ、ひらくと、違う絵が目の前に
広がるのか。どうして、ページを戻すと、もとの画面に戻るのか。確かめずにはい
られないのでしょう。
 ですから、読み手もがっかりせずに、ぱたんぱたんのページの後戻りにあわせ
て、ページに書かれていることばも後戻りさせて、その繰り返される音の響きを添
えていくと、思いがけない立体的な絵本の世界が立ち上がることも、あります。赤
ちゃんといっしょに絵本を楽しむ場合は、色や音やかたちを中心に、柔軟に絵本と
付きあったほうがよさそうです。
 そういう意味で、詩人の伊藤比呂美さんと牧野良幸さんのコンビで登場した『あ
ーあった』(「こどものとも年少版」98年11月号、現在品切れ)は、赤ちゃんに
とっても読み手の大人にとっても十分に満足できる絵本です。「ないない」の暗い
画面から、ページをめくると「あーあった」の開放的な画面へ。また「ないない」
の後は「ばーとった」、「おーきえた」に対しては「ばーついた」、「ないないな
いない」「でるでるでるでる」、「ないないないない」「あるあるあるある」とい
うようにページをめくることによって、絵の明るさも広がりも、ことばのくぐもり
も解放も、くりかえし反転していきます。
 この絵本を読んでいる時、赤ちゃんといっしょに大人である私たちも、今あるこ
とと、次にはもうないこと。ちょっと前にはあったけど、今ここにはないこと、な
どなど、ページをめくるごとに時間の流れの中をいったりきたりして、不思議な心
地よさに包まれます。
 さて、開くということと同じくらいすてきなこととして、最後の1ページを閉じ
るということがあります。あんなにいろんなことがいっぱいつまっていた世界が、
最後の1ページをして、ぱったりと閉じられる不思議さ。『あーあった』を何度も
何度も反転させて読んだ生後9か月になる赤ちゃんが、すっかり満足して、最後の
ページを閉じた時「ふぅー、ったぁー」とちいさな声をもらしたことを、今でも
はっきり覚えています。

★「こどものとも年少版」についてはこちらをご覧ください。


村中李衣(むらなか りえ)
梅光学院大学教授、児童文学者。1958年山口県生まれ。筑波大学卒。絵本に『かむ
さはむにだ』『小さいベッド』(以上、偕成社)『うんこ日記』(BL出版)の
他、『生きることのデッサン』『子どもと絵本を読みあう』『お年寄りと絵本を読
みあう』(以上、ぶどう社)などで、子ども(老人)と絵本の関係を探っていま
す。このメールマガジンの連載も、2人の子どもの母親という体験もふまえなが
ら、絵本を読んでいくときの不思議に楽しい“現場”を報告していただきます。


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《2》月刊誌最新号<7月号>のご案内
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◇◆ こどものとも0.1.2. 『かあさん』
              たしろちさと 作 定価410円         ◇◆

 動物の赤ちゃんがお母さんを呼ぶと、ほら、お母さんがやってきました。人間の
赤ちゃんも、お母さんを呼ぶと、ほら、ちゃんとお母さんがやってきましたよ。

◇◆ こどものとも年少版 『アリガトウ サヨウナラ』
             高部晴市 作 定価380円            ◇◆

 おいしそうな鯛焼きを載せてオートバイで走っていると、動物が次々に「のせ
て」とやってきました。鯛焼きはどうなるのかな? ナンセンスで愉快な絵本。

◇◆ こどものとも年中向き 『おばけのおつかい』
              西平あかね 作 定価380円          ◇◆

 おばけのさくぴーとたろぽうは、2人だけでお使いにいきます。道に迷わずいけ
るでしょうか。『おばけかぞくのいちにち』の続編です。

◇◆ こどものとも 『モクレンおじさん』
          田島征三 作/酒井敦 写真 定価410円        ◇◆

 モクレンの実が動き出して、おじさんになった! おじさんは旅にでて、犬に出
会い、犬を追って海へとおもむく。変幻自在な木の実の物語。

◇◆ ちいさなかがくのとも 『いつのまにか の まほう』
              大橋政人 文/小野かおる 絵 定価380円   ◇◆

 ずーっと見ているのに、ちっとも大きくならない。アサガオはいつ大きくなる
の? 成長の不思議をテーマにした絵本です。

◇◆ かがくのとも 『からすうり』
          菅原久夫 文/津田真帆 絵 定価410円        ◇◆

 カラスウリの花、見たことありますか? ツル植物カラスウリのちょっと変わっ
た巧みな生き方を紹介します。

◇◆ おおきなポケット今月のポケット「虫は道具をもっている」
             澤口たまみ 文・絵/小川宏 写真 定価770円  ◇◆

 木に穴をあけたり、蜜を運んだり、光を点滅させたり、人間が道具を使わないと
できないことを、虫はやってしまう。他に楽しいお話が2篇。

◇◆ たくさんのふしぎ 『ウナギのふるさとをさがして』
            望岡典隆 文/狼林 絵 定価700円        ◇◆

 蒲焼きなどでおなじみのウナギですが、自然界でウナギの産卵を見た人は、じつ
は誰もいません。その謎にせまります。

◇◆ 母の友 特集「子どもが園でケガをした!」 定価530円        ◇◆

 園で子どもがケガをした。そのとき、あなたはどうします? 子どものケガにつ
いて考えてみます。最新の擦り傷治療法も紹介。

★こちらから「母の友」7月号の目次をご覧いただけます。



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《3》月刊誌編集部からこんにちは
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☆毎月交代で、月刊誌の編集部から読者の皆様にむけたメッセージをお届けしてい
ます。今月は、ちいさなかがくのとも編集部です。“「母の友」編集室の窓から”
も、 毎月、このコーナーに掲載します。

◇◆ちいさなかがくのとも編集部から◇◆

 最近のちいさなかがくのとも編集部ダイアリー抜粋

 5月××日
 Sさん、ずっとさがしていた虫(種名はまだナイショです)をようやく見つけ、
意気揚々と出社。夕方、「虫が動かなくなったみたい。大丈夫だろうか。心配だか
ら今日は連れて帰ろう」(翌日、「あのあと脱皮した!」と報告あり)。

 5月××日
 Sさん、種名まだナイショの虫、4ひき見つけ、会社で飼い始める。とおりがか
りの編集部の人たちが、かわるがわる虫ケースをのぞいていく。

 5月××日
 虫ケースに入れてあったえさの葉っぱがしおれている! Iさん、お昼休みに遠
征。葉っぱをとってくる。入れ替えのとき、虫が1ぴき行方不明なことに気づき、
ケース周辺の机の上を探索。結局しおれた葉っぱにくっついているところを発見。
この事件のあと、Iさんは頻繁にケースをのぞいて虫を数えるようになる。

 5月××日
 もうひとりのS、雨上がりの公園で、生きものX(これもまだナイショ)をさが
す。なかなか見つからず、目つきがどんどん真剣になっていって、遠足に来ていた
子どもたちに「なにしてるの?」と聞かれてしまう。1時間半後、断念。がっかり
して会社にもどると、画家の方から「みつけた~!」と連絡あり。ほっとする(で
も自分で見つけられなかったのが悔しい)。
 スタッフ一同、生き物たちとどきどきしながら向かい合っています。会話の最後
にしょっちゅう「!」マークがついているちいさなかがくのとも編集部です。
 これらの生き物たちが登場する「ちいさなかがくのとも」が来年出る予定です。
どうぞおたのしみに!


◇◆「母の友」編集室の窓から◇◆

 今月の特集は、子どもが園でケガをしたというテーマを取り上げました。
 幼い子どもが集団で保育されている園では、小さなケガは日常茶飯事のように起
きています。最近、園に対して「子どもを預かった以上、無傷で返すのがプロ。ど
んな小さなケガであれ、許せない」と抗議する親が増えてきているそうです。
 日経新聞の5月11日付け夕刊に「わが子に過敏な親たち」という記事が載って
いました。冒頭で「顔にかすり傷ひとつつけないと誓約書を書いて欲しい」と保育
園に要求する親の話が紹介されています。私も取材中に「治療のためばんそうこう
と塗り薬を買ったので、その代金を支払ってほしい」と要求した親の話をききまし
た。親たちが、園で起きたケガに対して神経質になるのは、見ていないところで起
きただけに状況がつかめなくて不安になってしまうことが一因のような気がしま
す。不安を解消できないと今度は園への不信感が生まれ、園に対する要求もきびし
くなってくるのではないでしょうか。そこで園内で子どもがケガをしたときの園で
の対応を取材しました。
 「ケガなく、楽しく園生活を送ってほしい」とは親の願いです。でも、もしケガ
をしてしまったとき、親としてどのような気持ちで対応していけばいいのか、この
機会に一緒に考えてみませんか。

★こちらから「母の友」7月号の目次をご覧いただけます。



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《4》6月の新刊『ひげねずみくんへ』の訳者 高畠リサさんのエッセイ
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   これって本当に贈り物?
                            高畠リサ


 このお話の主人公ジェニーはアメリカの小学校4年生の女の子。いつもと同じよう
な毎日の中から突然ひょっこり、ちょっとめんどうな「贈り物」をもらってしまい
ます。そこから始まるごたごたをとおしてジェニーは自分の得意なこと、好きなこ
とを見つけていき、そしてその新しい発見がジェニーをとりまく世界との関わりに
すてきな変化をもたらしていきます。
 このお話を読んでいくと、ジェニーも私たちもそれぞれがひとつの星であるよう
な気がしてきます。さまざまな人や出来事と出会い、そこから何かを取りこんだ
り、逆に取りのぞいていったりしながら、「自分」という星の環境をつくっていく
のです。
 といっても、お話の舞台はいつもの教室やお家の中。大好きな先生もいるけど、
苦手なあの子や、さっぱりわからない授業もさけられません。ジェニーとサウジア
ラビアから来た2年生のサミーラが知り合うことになったのも、そんな授業をとお
してでした。
 課題は「ねずみになったつもりで手紙を書きましょう」。ばかみたい、とジェ
ニーは思います。ジェニーにとってはぜんぜん面白くないのです。一方小さなサ
ミーラは、ある日突然うまれ故郷とまったく違った文化をもった異国の小学校に投
げ込まれ、言葉はわからない、でもむかつくことはある! というたいへんな日々
を送っています。
 私事ですが、私も子供のころわりと外国の人と会うことが多くありました。そん
なとき私はとにかく隠れるようにして、できるだけ話をしなくていいようにしてい
ました。でもサミーラのように毎日学校へ通わなければならなかったら、クラスの
男の子たちが毎日のようにからかってくるのだったら、どうしていただろうと思い
ます。
 サミーラは直球勝負。英語なんかしらん! とアラビア語で応戦します。
 サミーラだけでなく、ここに登場する人たちは子供も大人もみんな個性豊かで
す。あ、この子は○○ちゃんに似てる。これはまさに△△くんじゃないか!と感じ
ることもありそうです。
 私自身はわりと作文が好きだったので、ジェニータイプではありませんでした。
でもイラストを描いたりするところは似ていたかな。ちょっと嫌なことが続いて、
ひねくれてしまう気分もわかります。ジェニーのライバル、スーザンのような自信
満々な子は私のクラスにもいました。リチャードは私も好きなタイプかも。
 そして忘れちゃいけないのは問題のねずみたち。手紙の中だけの存在だったはず
なのに・・・!?
 でもこれはまだまだお話のほんの外側にすぎません。小さな物語ですが、私たち
の日常生活と同じでその中にはいろんなものがつまっています。今日はここ、明日
はここ、と一部を取り出して顕微鏡でのぞき、ちょっと思いをめぐらせてみるのも
楽しいと思います。こういう先生って、お母さんってどうだろう、とか、じゃあ自
分てどんな子なんだ? とか。そして何より「これって本当に贈り物?」の答えをさ
がしてみてください。

★『ひげねずみくんへ』
 アン・W・ナグダ 作/高畠リサ 訳/井川ゆり子 絵 定価1155円



高畠リサ(たかばたけ りさ)
1972年、東京都生まれ。高校卒業後イギリスへ渡り、エセックス大学美術史・美術
理論科を卒業。帰国後、画廊、アートコンサルティング会社での勤務を経て、現在
はフリーで翻訳をしている。これがはじめての児童書翻訳になる。


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《5》6月の新刊のご案内
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≪6月7日(火)配本≫
★『文庫版 コヨーテ老人とともに―アメリカインディアンの旅物語』
  ジェイム・デ・アングロ 作・画/山尾三省 訳 定価840円

◎幼いキツネ坊やが旅をしながらさまざまな経験をつみ、成長していく旅物語。昔
話が豊富に組み込まれて独特の魅力のある世界になっています。

★『文庫版 ソフィアの白いばら』
 八百板洋子 作 定価840円

◎1970年秋、YOKOがソフィアの留学生宿舎で出会ったのは世界各国からやってた若
者たちだった。みんなは激動の歴史のなかに巻き込まれていく。

≪6月8日(水)配本≫
★『たこなんかじゃないよ』
  秋野和子 文/秋野亥左牟 絵 定価840円

◎16年間沖縄の海で、タコを見、タコを捕って暮らしていた画家が描いたタコ絵
本。外敵から身を守るタコの変身ぶりが楽しい絵本です。

★『たっぷ どこへいく』
  アンナ・ベングトソン 作/オスターグレン晴子 訳 定価1260円

◎たっぷはゴムのあひるです。ある嵐の夜、仲間たちと一緒に船から落ちて、海に
流されてしまいます。実話にヒントを得て生まれたスウェーデンのお話。

★『きこえる きこえる えのおと えのこえ』
  長谷川摂子 構成・文 定価1575円

◎移ろう季節を楽しみながら、日本画から印象派の絵画までさまざまな絵と出会え
る絵本。自然を描いた名画はどれも、のびやかなリズムに満ちています。

★『夜の音楽美術館』
 須藤ごう 文・絵 定価1575円

◎音楽が聞こえてきそうな絵を集めた美術館を、二人組のロボットが案内してくれ
ます。めずらしい楽器を手にして、にぎやかで楽しい夜の美術館のはじまりです。

≪6月15日(水)配本≫
★『ねぎぼうずのあさたろう その5―いそぎたび そばがきげんえもん』
 飯野和好 作 定価1155円

◎げんえもんの財布を盗んだ、とちのみこぞうが、あさたろうの相棒・にきちの、
昔盗人仲間だったことから、話は意外な展開に……。

★『自由のために走る野生ウマ ペーシング・マスタング シートン動物記6』   
  アーネスト・T・シートン 作・絵/今泉吉晴 訳 定価945円

◎野生ウマ(マスタング)の群れのリーダー、ペイサーの自由を求めて走るすばら
しい生き方を描いた動物物語の全訳。

★『あるキツネの家族の物語 シルバーフォックス・ドミノ シートン動物記7』
  アーネスト・T・シートン 作・絵/今泉吉晴 訳 定価945円

◎美しい毛のキツネ、シルバーフォックス・ドミノの知恵と勇気を、100点をこえる
挿絵とともに描いた動物物語の全訳。

≪6月22日(水)配本≫
★『ひげねずみくんへ』
  アン・W・ナグダ 作/高畠リサ 訳/井川ゆり子 絵 定価1155円

◎小学4年生のジェニーのクラスでは、授業でねずみになったつもりで2年生に手
紙を書きます。するとふしぎな返信がきたのです。何かありそう。

★『ハルばあちゃんの手』
  山中 恒 文/木下 晋 絵 定価1575円

◎ハルばあちゃんの手を通して、歴史と社会の変動のもと懸命に生きる女性の姿が
浮かんできます。モノクロの鉛筆画は、ハルばあちゃんの心の世界を描きます。


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《6》書籍編集部だより
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☆絵本・童話・科学書の編集部から毎月交代で読者の皆様にむけたメッセージをお
届けします。今月は科学書編集部です。

◎科学書編集部から-福音館文庫のこと

 先日、園の先生がたの勉強会(テーマは「子どもにとっての科学の本」)に出さ
せてもらい、子どもたちの園での様子、とりわけ虫に興味を持つ子どもたちのレ
ポートを聞かせていただきました。ある子はだんごむしが大好きで……とか、あり
んこをじっと見続ける子どもがいて……とか、小さな子どもたちの関心の持ち方を
とても新鮮に伝えていただき、編集部にいるだけではなかなか感じられないものが
伝わってきました。
 このメールマガジンは6月号ですので、ここで虫に関する本を3冊ほどご紹介。
 『昆虫』-ちいさななかまたちと『昆虫〈II〉』-そのくらしをみようは、得田
之久さんの丹念なスケッチで、虫たちとその環境、さらには虫の一生をわかりやす
くご紹介し、対象は小学低学年からです。
 『虫たちのふしぎ』は新刊。昆虫写真家・新開孝さんの写真で、虫たちのふしぎ
な模様や擬態をすることなど、それこそ虫たちのふしぎにググッと迫っています。
対象は5歳から、です。
 そして……その園の先生がたの勉強会でひとりのかたがこうおっしゃいました。
「子どもが何か不思議だな? と感じたときにすぐ見せてやれる本、そんな本がほ
しいわね」その言葉を私たち科学書編集部は胸にきざんで進みたいと思っていま
す。

★『昆虫』
  得田之久 文・絵 定価1470円


★『昆虫〈II〉』
  得田之久 文・絵 定価1365円


★『虫たちのふしぎ』
  新開孝ハ真・文 定価1680円



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《7》「こどものとも」創刊50周年記念ブログをはじめます。
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月刊絵本「こどものとも」は、たくさんの皆様のおかげをもちまして、来年3月
号で600号、創刊50周年を迎えます。それを記念して、このたび「こどものとも」創
刊50周年記念ブログを立ち上げることになりました。
内容は、この50年に刊行した「こどものとも」600点と「こどものとも年中向き」
200点のバックナンバー全点の表紙とかんたんな内容を、1週間に1年分ずつ紹介
し、毎回その刊行当時のことを知る方々によるエッセイを掲載する予定です。1週
間に1年分ずつですから、50週間、約1年で50年の歴史をたどることになります。
先月のメルマガでは、5月下旬スタートをお知らせしましたが、準備が少し遅れ
まして、6月上旬、まもなく公開の予定です。ブログを使用することで、たくさん
の皆さんから、思い出や感想をお寄せいただければと思っています。もちろん現在
のホームページからご覧いただけるようにしますので、どうぞお 楽しみになさって
ください。

★「こどものとも」創刊50周年につきましては、次のページをご覧ください。


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