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 ★ あのねメール通信~福音館書店メールマガジン2005年10月5日 Vol.47  ★
              

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         ◆◇◆  CONTENTS  ◆◇◆          

《1》 連載:絵本への道 7 ものものしくない ものとの出会い 村中李衣
《2》 月刊誌最新号<11月号>のご案内
《3》 月刊誌編集部からこんにちは
《4》 『どうぶつえんであそぼ』撮影記 福田豊文
《5》 10月の新刊のご案内
《6》 書籍編集部だより
《7》 「こどものとも」創刊50周年記念ブログ公開中

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《1》連載:絵本への道 7 ものものしくない ものとの出会い  村中李衣
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 土橋としこさんの『ものものずかん』は、じつに不思議な絵本です。
 「ずかん」といえば、それぞれのジャンルのなかで、できるだけ幅広く、より詳
しく、ひとつずつの「もの」をみせていこうとするのが普通じゃありませんか。
 ところが、この絵本の場合、見開きごとに描かれていくものは、「はくもの」
「飲むもの」「上着」「下着」「かばん」「かさ」「お気に入りの楽器」……と一
応「ずかん」らしくジャンルごとに、並べられてはおりますが、それぞれのジャン
ルの中味を幅広く網羅することにも、詳しく紹介することにも、まったく頓着して
いないようなのです。
 まず絵本の表紙をめくると、前見返しに両親と私と弟、後ろ見返しに祖父母と兄
とおばさんの姿が描かれます。なんだろうなぁ、この人たち、と思っていると、本
文中に出てくる「もの」たちはすべて、この8人の持ち物であることに気づかされ
ます。
 8人はものがたりの主人公でなく、「もの」の主人公たちだったのです。
 続けてページをめくっていくと、はじめのうちは、「これは~のもの」、「これ
は~のもの」と、描かれた「もの」に、持ち主の名前がひとつずつあてがわれてい
るのを知ることで、それぞれの「もの」が常に8種類に分類されていく小気味よさ
を覚えます。
 「やっぱりね」とか「あたったね」などという子どもたちのクイズ当てのような
はしゃぎ声があがります。ところが、次第にその「もの」を所有している8人の実
生活の方に、子ども達の関心は移っていくようです。「こんなくつはいて、どこ行
くんやろ?」「どうやったら、こんなバックつくること、思いつくん?」等と、画
面をのぞきこんで思わずつぶやいたりしています。
 だって、子どもたちが、生まれてわずか数年間に得た拙い常識とやらで、「も
の」と「ひと」の関係を推測しようとしたって、この絵本一家のおばあちゃんとき
たら、よく絵本やアニメにでてくるような、日向ぼっこの似合うおばあちゃんのセ
ンスとはかけはなれているし、おかあさんだって、おばさんだって、家族内の「役
割」にすっぽり収まるようなファッションセンスは持ちあわせてないのですから。
で、そのセンスを読み取って、だれの持物かを当てようとすると、またまた予測は
みごとにはずされてしまいます。
 そりゃそうですよね。生身の人間のセンスなんて、そうそう統一感のあるもので
はありませんから。気まぐれな買い物、たまたまそういう気分になっちゃった買い
物ってことも、充分ありえますもんね。
 というわけで「世界でたった一つ」という訳でもなさそうな「もの」たちが、
「世界にたったひとりしかいない」持ち主とめぐり合うことで、ささやかなオン
リーワンのものがたりを紡ぎ続ける、それこそが、実は日常なのです。
 日常とは先入観のくつがえし、「あたりまえ」の見直し作業といってもいいかも
しれません。手垢もつけば埃もつく、愛情もあれば、衝動も、なにかの因縁も…
…。
 こんなふうに、「もの」が「ひと」と結びつく日常のおもしろさを、なんの説明
もなくひょうひょうとみせていく土橋さんの「ずかん」精神に、大人は脱帽。ちい
さい人たちは、まるで着せ替えあそびのように、「もの」の向こう側に見えない
「ひと」を見立てて、「似合う、似合わない」と大喜び。そして、見立てを違える
と、「おひょーっ!」と声をあげ、やっぱり大喜び。
 違えることで、さらに深まる「ひと」という生き物の奥行き。こころは、ますま
す「ずかん」に接近していくようです。


★幼児絵本『ものものずかん』(土橋とし子作)は、現在、品切れ重版中止となっ
ております。

村中李衣(むらなかりえ)
梅光学院大学教授、児童文学者。1958年山口県生まれ。
筑波大学卒。絵本『かむさはむにだ』『小さいベッド』(以上、偕成社)『うんこ
日記』(BL出版)の他、『生きることのデッサン』『子どもと絵本を読みあう』
『お年寄りと絵本を読みあう』(以上、ぶどう社)などで、子ども(老人)と絵本
の関係を探っています。このメールマガジンの連載も、2人の子どもの母親という
体験もふまえながら、絵本を読んでいくときの不思議に楽しい“現場”を報告して
いただきます。
村中さんの新刊の紹介。『絵本の読みあいからみえてくるもの』(ぶどう社、定価
1575円)。このメールマガジンで書かれたことも、入っています。


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《2》月刊誌最新号<11月号>のご案内
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☆月刊誌最新号<11月号>発売中です。

◇◆こどものとも0.1.2.『どんぐりどんぐり』
              降矢なな 作 定価410円           ◇◆

母さんりすがどんぐりひろい。森の中でどんぐりを集めるが、転んでどんぐり、ち
らばった。もう一度集めて、子どもと一緒に食べました。

◇◆こどものとも年少版『とんねるをぬけると』
            片山健 作・絵 定価380円           ◇◆

カタンコトンと電車が走っています。トンネルに入り、トンネルを抜けるたびに車
内の子どもたちが思いがけないものに変身します。

◇◆こどものとも年中向き『チャイくんはいく』 
             平島平太 作 定価380円           ◇◆

チャイくんに友だちのポッキーから、引っ越したので遊びにきてね、というはがき
が届き、動物を乗り継いで訪ねていきます。

◇◆こどものとも『ぽととんもりのゆうびんきょく』
         杉本深由紀 作/白石久美子 絵 定価410円       ◇◆

クマの局長さんは森の中に見慣れないポストがあるのに気づきました。不思議に
思って見ているとなんとポストが動き始めたのです。

◇◆ちいさなかがくのとも『ふねがきた』
             笠野裕一 作 定価380円           ◇◆

汽笛の音は、港に船が来たしるし。島の港は、次第ににぎわいを増していきます。
さまざまなものを乗せて、船は今日も海を行きます。

◇◆かがくのとも『いしになりたい』
         まさきけいこ 作 定価410円             ◇◆

平べったい石、ちっちゃな石、大きな石、重たい石‥‥。その石たちがさまざまな
石に変身します。石が変身する様を楽しんでください。

◇◆おおきなポケット 今月のポケット「うずらのうーちゃんの話」
                   勝屋かおり 作 定価770円    ◇◆

うずらのうーちゃんは小さいけれど貫禄があります。ある時猫に襲われて1本足に
なりますが……。動物の生命力の強さを描きます。

◇◆たくさんのふしぎ『虹をみつけに』
      関戸敏幸 文/和田真理子 絵/松岡芳英 写真 定価700円   ◇◆

青空にかかる虹を見ていると、ふしぎな気持ちになりませんか? 昔から人々は、
虹を見ては神様や竜など様々な想像をしてきました。

◇◆母の友 特集「追悼 長新太さん」 定価530円             ◇◆

6月に逝去された絵本作家、長新太さんを偲びます。また恒例の短編童話集「こど
もに聞かせる一日一話」(全30話)を掲載。

★こちらから「母の友」11月号の目次をご覧いただけます。



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《3》月刊誌編集部からこんにちは
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☆毎月交代で、月刊誌の編集部から読者の皆様にむけたメッセージをお届けしてい
ます。今月は、「こどものとも第2」編集部です。“「母の友」編集室の窓から”
も、毎月、このコーナーに掲載します。


◇◆こどものとも第2編集部から◇◆

 こんにちは。
 いま「こどものとも第2」編集部では、月刊の「こどものとも年少版」と「こど
ものとも0.1.2.」の仕事をしながら、同時に「記念誌」をつくっています。
 「記念誌」というのは、来年の3月で「こどものとも」が創刊50年になるのです
が、それを記念した「記念誌」です。
 1956年4月に「びっぷとちょうちょう」を創刊して、来年の3月に「いろ いき
てる!」でちょうど半世紀、600作品の絵本を子どもたちに届けることになりました。
 この50年を振り返ると、「こどものとも」が日本の絵本のなかでどんな役割をは
たしてきたのかがわかります。50年前の絵本は、子どもたちを置き去りにしたとこ
ろで作られていましたが、絵本は子どものためにある、子どもたちを甘く見ないこ
と、本物の絵本を届けよう、ということで作家と画家と編集者が精魂こめて作った
のが「こどものとも」でした。
 それが読者に支えられ600点もの作品が届けられるようになったのでした。その軌
跡を振り返り、これからの絵本について考える足がかりになるのが「記念誌」で
す。
 ちょっとすごい記念誌です。12月には発売します。せひお手元においてくださ
い。「こどものとも」がどれだけすばらしい月刊誌なのかがおわかりいただけると
思います。
 「記念誌」のタイトルは『おじいさんが かぶを うえました――月刊絵本「こど
ものとも」50年の歩み』です。
 この記念誌と並行して1月号、2月号、3月号、そして2006年度の4月号も進行
しています。どの月の月刊誌も本当に面白い作品なんですよ。お楽しみに。

★こちらから「こどものとも年少版」「こどものとも0.1.2.」の内容をご覧いた
だけます。

「こどものとも0.1.2.」


「こどものとも年少版」



◇◆「母の友」編集室の窓から◇◆

 11月号第2特集の「こどもに聞かせる一日一話」に収録した童話は、1つ1つに
日付がついて、毎日1編ずつ、読み進んでいけるようになっています。
 そして、どれもが、たった2ページの中に挿絵と一緒におさまる、短いお話ばか
りです。お子さんが小さいときは何かと忙しいものですが、そんな中でも、気軽に
読める長さをとのねらいからです。
 「母の友」創刊時の企画であったこのシリーズを、創刊50周年を期に復活して、
今年で3回目。今回もプロの書き手の書き下ろしのほか、読者のみなさんから寄せ
られたすてきなお話を掲載することができました。
 どんなに短くても、すぐれた童話は暮らしの実感から生まれ、ちゃんと独自の世
界と子どもをとりこにするストーリーを持っています。この物語の数々をお子さん
と一緒に、ぜひ楽しんでください。そして、今度はあなた自身の暮らしの中から生
まれる物語を、「母の友」編集部はお待ちしています。

★こちらから「母の友」11月号の目次をご覧いただけます。



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《4》『どうぶつえんであそぼ』撮影記 福田豊文
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 この企画「どうぶつえんであそぼ」シリーズをはじめる直接のきっかけは、栃木
県にある宇都宮動物園との出会いでした。その動物園ではキリン、ゾウ、カバに来
園者が直接えさを与えられるようになっていました。キリンの長い首が高いところ
からクレーンのようにおりてきて、キャベツを舌でからめとっていったり、ゾウの
鼻先がせまってきて、リンゴをつかむときに私の手にゾウの鼻水がついたり、口を
開けてえさを待つカバのごわごわした髭にふれてみたり、動物たちと直に接したこ
とは私にとって驚きでした。
 これまで私はいろいろな動物園を訪ね取材をしてきましたが、来園者がこのよう
な体験をできる園は初めてで、感激もひとしおでした。この臨場感を何とかして伝
えたい、それがこの本のはじまりでした。15ミリの魚眼レンズなども使い、動物
たちの魅力を最大限にひきだそうと、近寄れるだけ近寄って撮影をしました。間近
で動物たちを観察していると、いろいろなところが見えてきます。固そうなゾウの
皮膚や開閉できるカバの鼻の穴、キリンの長いまつげと自在に動く舌など、このシ
リーズに登場する動物たちの姿・形のひとつひとつに興味を持っていただければと
思います。
 今回刊行したのは『かば』『とら』『こあら』の3冊です。カバは冒頭で紹介し
た宇都宮動物園のカバと東武動物公園のカバを撮影しました。宇都宮のカバはわた
る君という名前なのですが、このわたる君はカメラが嫌いで、私が近づくと突進し
てきて威嚇したり、水をかけたりしてきます。特に恐ろしいのは陸に上がっている
ときで、おもむろにわたしの方へお尻をむけたかと思うと、突然しっぽを回しなが
らうんちをまき散らすのです。何度かやられましたが、そういうときは撮影どころ
ではなく、一目散に逃げ出しました。
 コアラは埼玉県こども動物自然公園で撮影しました。コアラはいつも眠ってばか
りだから眠っている場面は簡単に撮れるだろうと、展示室の中でイスに座ってカメ
ラを構えたのですが、なんとコアラは薄目をあけたまま、じっと私を見ていて寝よ
うとしません。かなり神経質で、展示室内に私がいると眠らないのです。いくら
待っても眠ってはくれないので、結局、展示室の外から眠っている写真を撮りまし
た。コアラのあくびは今回はじめて撮りましたが、茶渋ならぬユーカリ渋で歯が
黒々と染まっていたのにはおどろきました。 
 トラは群馬サファリパークで撮影。飼育担当のK氏から「トラは狙ってきますか
らね」と忠告されました。基本的には窓越しの撮影なのでそれほど怖くはないので
すが、暗闇に光るトラの目を撮る際には、ストロボを使うため車の窓を開けなけれ
ばならず、冷や汗を流しながらの撮影となりました。
 動物に近づくためには、それなりの苦労が伴います。先日もシマウマのお腹の模
様をとろうとしゃがんだところ、カメラを蹴飛ばされ、危うくレンズが割れるとこ
ろでした。この絵本を見て、動物たちの魅力の十分の一でも二十分の一でも感じ
とってもらえるとうれしいです。そして動物園へ行って、本物の動物たちをじっく
り観察していただければと思います。

★『どうぶつえんであそぼ かば とら こあら』
  福田豊文 写真/中野博美 文 セット定価1260円

動物たちを間近でじっくり撮影した写真の1枚1枚には、ふだんじっくり見られな
い動物たちの姿が繊細に克明に写しとられています。


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《5》10月の新刊のご案内
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《10月5日(水)配本》
★『おおさむこさむ』
  こいでやすこ 作 定価840円

「きつねのきっこ」シリーズの3作目。ある雪の日、外へ遊びに出かけたきっこた
ちの前にゆきだるまがあらわれて……。

★『ゆきのひのホネホネさん』
  にしむらあつこ 作・絵 定価840円

雪の日、ギコギコキーといつもの自転車を走らせることができないので、ホネホネ
さんはスキーで郵便配達です。

★『くものすおやぶん とりものちょう』
  秋山あゆ子 作 定価840円

虫の町のお菓子屋に盗みの予告状が届く。盗人を待ち受ける蜘蛛の巣親分の前に現
れたのは、姿の見えない盗賊だった!

《10月11日(火)配本》
★『文庫版 鏡の国のアリス』
   ルイス・キャロル 作/生野幸吉 訳/ジョン・テニエル 画 定価683円

物語はアリスをチェスのひとこまにして、それが女王になるまでの、「詰め」の過
程を描いたと言われています。

★『文庫版 箱船にのった鳥たち』
  キット・チャブ 作・画/黒沢優子 訳 定価735円

カナダにあるチャブ夫妻の野鳥病院「鳥の箱船」の記録。ケアシノスリやフクロウ
など、心に残るたくさんの鳥たちのエピソード満載。

《10月12日(水)配本》
★『カラスのはてな?』
  唐沢孝一 作/谷内庸生 絵 定価1050円

カラスの不思議な行動。カラスやツバメなど都市鳥研究の第一人者が、その謎に迫
ります。わかりやすい「カラス学入門」。

《10月19日(水)配本》
★『まんまるおつきさまをおいかけて』
  ケビン・ヘンクス 作・絵/小池昌代 訳 定価1365円

子猫がみた初めてのまんまるお月様。追いかけてもなかなか届きません。子猫は好
奇心でいっぱいでした……。

★『かはたれ』
  朽木祥 作/山内ふじ江 絵 定価1575円

河童の子どもが猫に姿を変えてやってきた! 心の問題を抱える少女とかわいらし
い子どもの河童とのユーモアと感動に満ちた物語。


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《6》書籍編集部だより
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☆絵本・童話・科学書の編集部から毎月交代で読者の皆様にむけたメッセージをお
届けします。今月は絵本編集部です。

◎絵本編集部から

昔話絵本について

 昔話は、長いあいだ語り継がれてきたために、鍛えぬかれた力強さがあり、しか
も人間の深い真実を語っていると言えます。絵本のテキストとしてこれほどうって
つけのものはありません。
 しかし、そもそも昔話は、語られるものです。それを耳で聞いて、自分で想像し
て楽しむものです。絵は、かえって子どもたちの想像力を狭めてしまうのではない
か、昔話ののびやかで自由な世界を固定したイメージに押し込めてしまうのではな
いか、という疑問がいつもつきまといます。
 つまり、読者が、絵本によって、その昔話をより深く体験することにならなけれ
ば絵本にする意味がないのです。力のある画家が本気になって、昔話の世界を描き
きった場合にのみ、そのことが可能になると私たちは確信しています。
 実際に、優れた昔話絵本はいくつもあります。『三びきのやぎのがらがらどん』
(北欧)や『てぶくろ』(ウクライナ)などは、昔話絵本の傑作中の傑作です。日
本の昔話では、赤羽末吉さんや梶山俊夫さんの描く数々の傑作絵本があります。
『スーホの白い馬』(モンゴル)も忘れることができない絵本です。  
 編集部としては、昔話の醍醐味を味わえるような絵本をじっくりと企画していき
たいと思います。その土地に暮らす画家に描いてもらうのも一つの方法です。その
ようにして実現した絵本『わらのうし』や『セルコ』(ともにウクライナ)、『き
つねとうさぎ』(ロシア)などは、その土地の風土や空気が感じられる絵本になっ
たと思います。


★『三びきのやぎのがらがらどん』
  マーシャ・ブラウン 絵/瀬田貞二 訳 定価1050円


★『てぶくろ』
  エウゲーニー・M・ラチョフ 絵/内田莉莎子 訳 定価840円


★『スーホの白い馬』
  大塚勇三 再話/赤羽末吉 絵 定価1260円


★『わらのうし』
  内田莉莎子 文/ワレンチン・ゴルディチューク 絵 定価1470円


★『セルコ』
  内田莉莎子 文/ワレンチン・ゴルディチューク 絵 定価1470円


★『きつねとうさぎ』
  F・ヤールブソワ 絵/Y・ノルシュテイン 構成/こじまひろこ 訳
    定価1260円



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《7》「こどものとも」創刊50周年記念ブログ公開中
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 月刊絵本「こどものとも」は、たくさんの皆様のおかげをもちまして、来年3月
号で600号、創刊50周年を迎えます。それを記念して、現在「こどものとも」創刊
50 周年記念ブログを公開しています。
 内容は、この50年に刊行した「こどものとも」600点と「こどものとも年中向き」
 200点のバックナンバー全点の表紙とかんたんな内容を、1週間に1年分ずつ紹介
し、毎回その刊行当時のことを知る方々によるエッセイを掲載しています。毎週金
曜日に公開し、50週間、約1年で50年の歴史をたどることになります。
 今週金曜は、1969年度分を公開。『かさもっておむかえ』や『おばあさんのす
ぷーん』などが登場します。これまでに公開された分を、年度ごとにまとめて見た
り、エッセイだけを読んだりすることもできるようになっています。
 ブログですから、コメント、トラックバックを利用してたくさんの皆さまから、
思い出や感想をお寄せいただいています。もちろん現在のホームページのトップか
らもご覧いただけるようになっていますので、どうぞご覧ください。

★「こどものとも」創刊50周年記念ブログ



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