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 ★あのねメール通信~福音館書店メールマガジン2006年3月1日 Vol.52  ★
              

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先ほど配信いたしましたメルマガには間違いがありました。ここに訂正いたしまし
たメルマガを配信いたします。前のメルマガは申し訳ありませんが、破棄をお願い
いたします。

         ◆◇◆  CONTENTS  ◆◇◆

《1》 連載:絵本への道 12 絵本の中の自由 村中李衣
《2》 月刊誌最新号<4月号>のご案内
《3》 月刊誌編集部からこんにちは
《4》 新刊『リゴーニ・ステルンの動物記』の訳者、志村啓子さんのエッセイ
《5》 3月の新刊のご案内
《6》 書籍編集部だより
《7》 「こどものとも」創刊50周年記念ブログ公開中

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《1》連載:絵本への道 12 絵本の中の自由  村中李衣
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 私にとって、絵本をたのしむとはどんなことなのかを教えてくれた大事な1冊に、
土屋富士夫の『てじな』(「こどものとも年少版」254号)が あります。題名のと
おり、異国の雰囲気を漂わせる手品使いの見事な技が、誘いのページ「あんどら
いんどら」/展開のページ「うんどら」と2拍子で繰り広げられる、とてもわかり
やすい仕掛け絵本です。
 ページにあいた穴によって、常に次のページとの通路がみえているということ。
そして必ず次のページへめくられていくということ。このふたつのことがこの絵本
の手品を支える鍵です。たとえば、まず読者に手品師が見せるのは6本の白い旗。
そしてページをめくると、あらら、その6本が色とりどりの旗に変身。錯覚を利用
した単純なトリックなのですが、読者にしてみれば、前のページで見せられていた
6本の白い旗のうち2本は、穴あきによって次ページの白い色を映し出しているも
のだったから、「めくる」ことによって次に現われる旗の色も白だという先入観を、
つい持ってしまうのです。
 穴あきは、確かに制約を生むのですが、制約があるからこそ、それを超えた時に
驚きと感動をうむのです。考えてみれば、穴あきという、前ページと次ページを結
ぶ通路がなかったら、絵本の中では、実はどんな自由なすごい手品だってできてし
まいます。6本の白い旗を持っていた手品師が、ページをめくれば 100万本の白い
バラに埋もれているというような画面に描くことだってできるわけです。でもそれ
じゃちっともおもしろくない。
 おもしろくないといえば、この絵本で忘れられない経験をしました。小さな人た
ちの集まりで、「あんどら、いんどら……」と呪文を唱えてページをめくろうとし
たら、「あ、リングの数がふえるんよ」、「こんどはねぇ、卵が割れて、花にかわ
るんよ」「つぎはねぇ、白い旗が全部違う色になるけぇ」……と、今まさにページ
をめくらんとするその絶妙のタイミングで、めくったあとのこと、つまり、手品の
着地点をばらしてしまう男の子がいたのです。
 これまで、いろんな本読み会でストーリーの先読みをする子がいても「さぁて、
ほんとにそうかな~」と、うまくそのことばもおたのしみの盛り上げとして引き受
けることができていたのに、この時ばかりは、すっかり、読む意欲をそがれてしま
いました。
 なんであんなにめげてしまったのだろう。なんでなんで? そして、はっと気づ
きました。単にネタがばれてしまったことが問題だったんじゃないぞ。ページのは
しっこを握り「あんどら いんどら」と唱える時間から「うんどら!」と次のペー
ジに移るまでの間、つまり前の場面から次の場面へと変わるまでの数秒間、ページ
をつまんだ私の指にゆだねられる「不安定な時間」が存在していたのではないか。
そしてその時間の通路をくぐりぬける「不安」(さあてどうなるのかな……という
ドキドキ感)を読み手と聞き手が共有するところに、この絵本の醍醐味があるので
はないかと気づいたのです。
 仕掛けは知っていても、この不安の通路をくぐることで、絵本はいつも新しく読
者の前に立ち上がってくる。ところが手品のネタを知っていることがうれしすぎて、
ことごとく不安の通路をつぶしにかかる少年を前に、『てじな』は私にとって「新
しくない」絵本に成り下ってしまったのだと思います。
 では、なぜ、他の絵本の場合、子どもたちの先読みに遭遇しても平気だったんで
しょう? きっと、子どもたちのことばを、通路をくぐるお楽しみとして、ぐいっ
と、こちらがわにひきこむ余裕が、読み手の私と待ち受ける次の場面との間に育っ
ていたからでしょう。そう思い至って改めて反省しました。『てじな』ではまだ私
は、作者が仕込んだ仕掛けをうまく成功させることに執着するあまり、ひとつひと
つの場面(あるいは主人公の手品師)との深い関係を築けていなかった。通路のく
ぐりかたも画一的だったんだなぁ、と。
 ある時、保育園の年中組で「今日は遠い国から有名な手品師のおじさんをお連れ
しました」という 前振りをしてから この絵本を読んだのですが、大アンコール。
「では、またまた遠い国から日本に呼び寄せなくては……」と語ったら、「おっち
ゃんは、この絵本の中に住んどるやん。すぐ呼んできて」と、大真面目に訂正され
ました。「すぐ呼んできて」といいながら、読み手のめくりによって立ち上がって
くるものがたり世界を子どもたちはじいっと待っているのです。「遠い国」ではな
く「すぐそこにある、手を伸ばせば届く距離にある絵本の中に佇んでいる主人公」
だけど、読み手によってページがめくられるまでは、決して会うことができない。
この、日常とものがたり世界との果てない距離感を味わうことが、子どもたちにと
っては大事なこと。そして、読み手の大人にとっても……。
 ページとページのあいだに、どこまでいっても届きそうにない高い高い空があり、
深い深い地底が横たわっている不思議に圧倒されながら、人と人とが歩み重ねてい
く道を、私は絵本への道だと考えています。

★こちらから「こどものとも年少版」をご覧いただけます。


村中李衣(むらなか りえ)梅光学院大学教授、児童文学者。
1958年山口県生まれ。筑波大学卒。絵本『かむさはむにだ』『小さいベッド』(以
上、偕成社)『うんこ日記』(BL出版)の他、『生きることのデッサン』『子ど
もと絵本を読みあう』『お年寄りと絵本を読みあう』『絵本の読みあいからみえて
くるもの』(以上、ぶどう社)などで、子ども、老人と 絵本の関係を 探っていま
す。この メールマガジンの連載も、2人の子どもの母親という 体験もふまえなが
ら、絵本を読んでいくときの不思議に楽しい“現場”を報告していただきました。

*今回で村中李衣さんの連載は終わりとなりました。4月からは、片山健さんのエ
ッセイが始まります。

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《2》月刊誌最新号<4月号>のご案内
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☆月刊誌最新号<4月号>は、もうすぐ発売になります。

◇◆こどものとも0.1.2.『ころころ にゃーん』
              長新太 作 定価410円            ◇◆

丸いものがころころ転がってくると、お母さんネコの背中に乗って「にゃーん」。
それは子猫たち。最後に大きな丸いものがやってきました。それは?

◇◆こどものとも年少版『ちいさいはたけ』
            柳生まち子 作 定価380円           ◇◆

あゆちゃんは、庭に小さい畑を作りました。やっと芽が出て、育ったものは……。
収穫までの女の子の心の動きが生き生きと描かれます。

◇◆こどものとも年中向き『おばけのたんけん―さくぴーとたろぽうのおはなし』
             西平あかね 作 定価380円          ◇◆

おばけのさくぴーとたろぽうは、からかさおばけの兄妹と下駄を探しに暗い穴を探
検します。みんなで勇気を振り絞って、進んでいきます。

◇◆こどものとも『ぞうくんの おおかぜさんぽ』
         なかのひろたか 作・絵 定価410円          ◇◆

今日は大風。それでもぞうくんはごきげん。散歩に出かけます。するとあれあれ、
向こうから風に押されて、かばくんが転がってきました。


◇◆ちいさなかがくのとも『すういの とん くにゃり』
             澤口たまみ 文/福地伸夫 絵 定価380円    ◇◆

枝先からわたしの手にのってきた小さなシャクトリムシ。すういのとんくにゃりと
歩いて、手から腕へ、腕から肩へ。くすぐったーい!

◇◆かがくのとも『このよで いちばんはやいのは』
  ロバート・フローマン 原作/天野祐吉 翻案/あべ弘士 絵 定価410円 ◇◆

カメより速いのは、ウサギ。ウサギより速いのは、チータ。それから新幹線、音…
…そして一番速いのは、光。いや、光より速いものがあるとしたら……。

◇◆おおきなポケット 今月のポケット「あるひ まるがころがった」
                   長谷川直子 作 定価770円    ◇◆

まるが転がりだして、いろんな場所でいろんなものになりすまします。〈おはなし
ポケット〉は、「あさごはんのゆめ」「春がきたよ!」の2篇。

◇◆たくさんのふしぎ『春をさがして―カヌーの旅』
           大竹英洋 文・写真 定価700円          ◇◆

北米大陸に広がる湖と森の世界「ノースウッズ」。氷がとけると同時にカヌーの旅
に出かける友人に同行した3週間の旅の記録。

◇◆母の友 特集「毎日の生活リズムをどうつくる?」 定価530円     ◇◆

入園を機に大きく変わる生活パターン。大人も子どももたいへんです。どのように
一日の、あるいは一週間の生活リズムを作っていったらよいかを考えていきます。

★こちらから「母の友」4月号の目次をご覧いただけます。



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《3》月刊誌編集部からこんにちは
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☆毎月交代で、月刊誌の編集部から読者の皆様にむけたメッセージをお届けしてい
ます。今月は、「たくさんのふしぎ」編集部です。“「母の友」編集室の窓から”
も、毎月、このコーナーに掲載します。


◇◆たくさんのふしぎ編集部から◇◆

大人になって
 「たくさんのふしぎ」は、身近な生活から宇宙の果てまでありとあらゆる“ふし
ぎ”をお届けする月刊誌です。1986年の創刊から20年以上、これまでに 250以上の
“ふしぎ”をテーマにしてきました。よくもまあ、こんなにもテーマがあったもん
だ! と思うこともありますが、そもそも「ふしぎだなあ」と思っている自分がこ
こにいること自体もふしぎですし、“物事をふしぎに思う気持”さえあれば、ふし
ぎは浜の真砂のようにつきることはありません。
 でも、子どもの頃には「大人になったら、知識を得て、なんでもわかるようにな
る! ふしぎに思うことなんてなくなる」と 信じていました。たしかに、子ども時
代にはとってもふしぎだったのに、大人になるとふしぎに思わなくなったことがた
くさんあるように思えます。でも、そのほとんどが、はっきりと理解し自分の身に
なったというより、一般常識として「そういうものなんだ」と、なんとなく当たり
前に思っているだけではないでしょうか? 大人になった今、自分に関して あらた
めて考えてみると、子ども時分に思っていたふしぎもあいかわらずふしぎですし、
かえってふしぎが増えている気がします。子ども時分の理想の大人にはどうやらな
れなかったようですが、“ふしぎ”を感じる毎日はとても楽しいと思っています。

★ こちらから「たくさんのふしぎ」をご覧いただけます。


◇◆「母の友」編集室の窓から◇◆

 4月、新しい学年のスタートです。春のうきうきする気持ちと相まって、お子さ
んの入園を控えたご家庭はもちろん、誰もがいつにも増して慌ただしくなるとき。
 今月号では、そんな時期に少し立ち止まって考えていただきたい「生活リズム」
を特集します。子どもは夜早く寝るものという常識が崩れてきている昨今、どうし
たら規則正しい生活をさせることができるのか。お母さんと園の先生の座談会では、
皆さん苦心されている様子が語られました。生活の実状と工夫について考え、毎日
を親子で楽に過ごすヒントを探ります(親子でなくても、生活の乱れがちな独身編
集部員にも大変ためになりました)。
 そのほか、注目は「ぐりとぐら」ファンにはたまらない、山脇百合子さんの二大
企画です。ご自宅のアトリエで名作誕生秘話や絵を描くことについて、たっぷり語
っていただいた新連載第一弾「絵本作家のアトリエ」。巻末付録として特製「なま
えシール」も描き下ろしていただきました(編集部では、各自が早くも活用中)。
 また、今年度は装いも内容も新たにお届けします。表紙は、『よるくま』(偕成
社刊)等で人気の酒井駒子さん。独特の世界観で描かれる愛らしい子どもの絵をお
楽しみください。
 内容は、「子育ての知恵」と「絵本の力」の柱をさらに太く。好評連載に加え、
前もって子どもの様子を知ることで育児が楽になる「今月の子どもと暮らし」、児
童文学者・斎藤惇夫さんがステップ・バイ・ステップで説く「子どもを本好きにす
るために」など、注目の新連載が目白押しです。また今年度は一年をかけて、日本
国憲法についても「母の友」らしく 真剣に考えます(「KENPO TIMES─憲法を旅す
る」)。

★こちらから「母の友」4月号の目次をご覧いただけます。



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《4》新刊『リゴーニ・ステルンの動物記』の訳者、志村啓子さんのエッセイ
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 敬愛するマーリオ・リゴーニ・ステルン様

 お元気で新しい年をお迎えでしょうか。
 昨年の暮れ、ようやく「私たちの」――あなたがいつもそのように言ってくださ
るので、厚かましくもこう呼ばせていただきます――二冊めの本、『リゴーニ・ス
テルンの動物記―北イタリアの森から―』の最終の校正刷りの戻しを編集者のNさ
んにお渡しし、今は札幌郊外の小さな町で、雪に包まれ、ひっそりと冬ごもりをし
ています。あなたの物語のなかの獣たちのように。こうして飽かず舞いおりてくる
雪を見ていると、心はおのずと、あなたの住むアルプス高地の町アジアーゴへ向か
います。札幌でこれですから、そちらはどれほど雪が深いことでしょう。森も、山
も、高原の牧場(マルガ)も、樹木に囲まれたあなたの家も、すっぽりと白一色に
おおわれて……。
 「久しぶりに一行一行をゆっくり辿りたい本に出会った。作者とその友人たちの
記憶が降りつもった森を、読者のぼくも歩く。降りつもった雪を歩くのに似ている。
一歩一歩をさぐりながら歩かなければならない。雪のなかに思いがけず堅い記憶が
ひそんでいたりするからだ」(「週刊読書人」2004年9月10日号より)
 雪道を歩くとき、私はきまって、作家の高田宏さんが「私たちの」初めての本
(『雷鳥の森』みすず書房)に寄せてくださった書評の、この一節を思い起こしま
す。今度の『動物記』もまた、そのような本でした。動物たちへの情愛の眼差しが
紡ぎだした19編の物語の背後で、あなたが体験した戦争とファシズムの記憶、死者
たちへの挽歌、失われゆく良き伝統と野生の世界への愛惜が、いつも通奏低音のよ
うにリフレインしていました。にもかかわらず、この本を閉じたとき私の胸を静か
に満たしたものは、悲しみや絶望ではなく、友愛と希望の輝きでした。その輝きこ
そは、あなたが未来を生きる若い世代に、なによりも届けたいものだったのだと、
今にして思い至ります。あなたがいかに子どもたちを愛し、その未来を案じ、彼ら
に希望を託しておいでかは、遠い国の若い読者のために書き下ろしてくださったこ
の本の序文からも、ひしと伝わってきます。人生の大先輩からの真情あふれるメッ
セージは、受けての心の奥底にしっかりと刻まれるはずと信じて疑いません。
 個性派ぞろいの犬たち、ミツバチの神秘の世界、森の王者キバシオオライチョウ、
英文学を愛読する(?)コウモリ、働き者の老いたロバ、等々……。この動物の魅
力的な登場人物(おっと失礼! 登場動物、でしたね)は、あなたの新しい読者を
必ずや虜にしてしまうことでしょう。子どもの幸福にとって、平和な世界と豊かな
自然、そして敬愛する大人の存在が不可欠の条件だと痛感する私は、あなたと日本
の子どもたちとを結ぶ仲人役を果たせたことを、今、とても幸せに感じています。

                 北イタリアの森に降りしきる雪を思いつつ、
                        心からの感謝をこめて――。
                          2006年 新春 志村啓子

★『リゴーニ・ステルンの動物記』
  マーリオ・リゴーニ・ステルン 作/志村啓子 訳/X・ドゥ・メーストル 絵
  定価1470円

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《5》3月の新刊のご案内
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《3月1日(水)出荷開始》
★『ポットくんとミミズくん』
  真木文絵 文/石倉ヒロユキ 絵 定価880円

ポットくんは、ミミズくんから土の中での働きを知ります。ミミズくんのおかげで
今年は、いつもよりたくさんの花が咲きました。

★『わたしのあかちゃん』
  澤口たまみ 文/津田真帆 絵 定価880円

お母さんは、生まれたばかりの赤ちゃんに喜び、とまどいながらいっしょに産院で
すごします。そのまたとない時を描きます。

《3月7日(火)出荷開始》
★『文庫版 だまされたトッケビ―韓国の昔話』
  神谷丹路 編・訳/チョン・スンガク 画 定価630円

韓国には、トッケビといういたずらずきで、人間が好きで、憎めない不思議なおば
けがいます。そのトッケビのお話集です。

★『文庫版 ソーグのひと夏―オリヴィエ少年の物語3』
  ロベール・サバティエ 作/堀内紅子 訳 定価893円

父母の故郷ソーグの村を訪ねたオリヴィエは、豊かな自然と素朴な生活に全身をひ
たし、深い慰藉を得て未来へと歩み出してゆく。

《3月15日(水)出荷開始》
★『くちばし どれが一番りっぱ?』
  ビアンキ 文/田中友子 訳/薮内正幸 絵 定価1260円

いろいろな鳥がつぎつぎとくちばしの自慢を始めました。そして、誰のくちばしが
一番りっぱかを決めるとき……意外な結末が!

★『オホーツクの十二か月―森の獣医のナチュラリスト日記』
  竹田津実 文・写真 定価2310円

流氷の海、馬糞風の舞う大地、原始林の野生動物たち。道東・小清水町で獣医とし
て暮らした40年を、写真とエッセイで描きます。

《3月22日(水)出荷開始》
★『ハコの牧場』
  北村恵理 作/金井田英津子 絵 定価1680円

舞台は1950年代の石狩平野。沼のほとりの牧場に暮らす少女ハコの2年間の物語。
大きな自然の中での喜びがいっぱい。

★『とんでったら あふりか』
  羽仁進 作・絵 定価1365円

ぼくは、片耳のないネコに遭いました。するとぼくの水筒をとってネコは逃げまし
た。追いかけたらぼくが飛んでいるのです……。

★『ちんろろきしし』
  元永定正 作 定価2100円

不思議に響くことばと愉快な抽象画の組み合わせによる、面白くて、奇妙で、美し
い、これまで誰も見たことのない本です。


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《6》書籍編集部だより
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☆絵本・童話・科学書の編集部から毎月交代で読者の皆様にむけたメッセージをお
届けします。今月は科学書編集部です。

◎科学書編集部から

薮内正幸さんのデビュー作が「科学書」になりました!!

 春がもうそこまで来ています。お元気でしょうか?
 さて、3月25日に『くちばし どれが一番りっぱ?』という 作品を【かがくのほ
ん】として出版いたします。
 じつはこの作品、福音館書店では、1965年に「こどものとも」115号『くちばし』
という形で一度刊行しています。また、この作品は画家・薮内正幸さんの絵本画家
としてのデビュー作でもありました……。
 「こどものとも」がなんで【かがくのほん】に? と思われる方も多いと思いま
す。この作品の原作は、ロシアのビアンキ(動物文学作家として著名な方)が1924
年に発表しています。つまり、動物の生態をきちんと踏まえたものがたりなのです。
 ですから 『くちばし どれが一番りっぱ?』は、ものがたりという側面と動物の
生態という側面と2つの面をあわせもっています。私ども「科学書」編集部は、そ
の動物の生態という側面に着目したのです。
 今回、新版を刊行するにあたり、野鳥の研究者に鳥の生態をひとつひとつチェッ
クしていただきました。また、薮内正幸さんの原画の美しさを再現するために、新
規製版を行い、判型も大きくしています。この40年間の印刷技術の進化には驚くべ
きものがあります!!
 どうぞ、薮内正幸さんのデビュー作にもう一度出合ってみてください。

★ 『くちばし どれが一番りっぱ?』
ビアンキ 文/田中友子 訳/薮内正幸 絵 定価1260円



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《7》「こどものとも」創刊50周年記念ブログ公開中
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 月刊絵本「こどものとも」は、たくさんの皆様のおかげをもちまして、2006年発
売の3月号で600号、創刊50周年を迎えました。それを記念して、現在「こどものと
も」創刊50周年記念ブログを公開しています。
 内容は、この50年に刊行した「こどものとも」600点と「こどものとも年中向き」
200点のバックナンバー全点の表紙と かんたんな内容を、1週間に1年分ずつ紹介
し、毎回その刊行当時のことを知る方々によるエッセイを掲載しています。毎週金
曜日に公開し、50週間、約1年で50年の歴史をたどることになります。
 今週金曜は、1989年度分を 公開。『とべ! ちいさいプロペラき』や『まあちゃ
んのながいかみ』などが登場します。これまでに公開された分を、年度ごとにまと
めて見たり、エッセイだけを読んだりすることもできるようになっています。
 ブログですから、コメント、トラックバックを利用してたくさんの皆さまから、
思い出や感想をお寄せいただいています。もちろん現在のホームページのトップか
らもご覧いただけるようになっていますので、どうぞご覧ください。

★「こどものとも」創刊50周年記念ブログ



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