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  ★あのねメール通信~福音館書店メールマガジン2006年5月2日 Vol.54  ★
              

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         ◆◇◆  CONTENTS  ◆◇◆

《1》 連載:絵本 一方的思い入れのよろこび 2  片山健
《2》 月刊誌最新号<6月号>のご案内
《3》 月刊誌編集部からこんにちは
《4》 『ケイゾウさんは四月がきらいです。』の著者、市川宣子さんのエッセイ
《5》 5月の新刊のご案内
《6》 書籍編集部だより
《7》 「こどものとも」創刊50周年記念ブログ公開中
《8》 「こどものとも」絵本の「界展のご案内

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《1》連載:絵本 一方的思い入れのよろこび 2  片山健
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◎『エンソくん きしゃにのる』スズキコージ 作

 コージさんの絵本はみんな好きだけど、今回はこの絵本。
 大きなトランクをさげた男の子エンソくんが、田舎のおじいさんのところへ遊び
にいくため、ひとりでほげた駅から終点のほいさ駅まで汽車の旅をする。横長の画
面をいっぱいに効果的に使いきった傑作。
 まずエンソくんという名前がいい。サンソくんでも、スイソくんでも、タンソく
んでも、チッソくんでもなく、エンソくん。遠足からエンソくんというような話を
読んだ記憶があるが、コージさんは絵だけではなくネーミングの天才でもある。犬
のさんきちくんに、白馬のみねこさん、ほげたさんにほいさくん、はなめんちゃん
にタテウシさん、みるとくんにだすとくん、エイソーにモイソーと、思い出したら
きりがない。
 さて、まず表紙を見る。いつまでも表紙を見る。いつまで見ていても見飽きない。
見飽きないどころか、ウットリして風景のなかに寝ころんで汽車を見ている。汽車
ならまかせてよのコージさんの汽車といったら、元気ハツラツ、力みなぎり、上機
嫌でシュシュポポ、シュシュポポ、歌でも歌っているようだ。その快調な走りっぷ
りは車輪の脇から吹き出している一筋の蒸気を見ればわかる。2人の機関士もヤル
気満々。3輛連結の客車には、エンソくんと羊飼いと犬とたくさんの羊がぎゅうぎ
ゅう乗っている。羊ならまかせてよのコージさんの羊のみごとなこと。そしてエン
ソくんと羊飼いと犬と羊たちみんなが、寝ころんだ私を見ているのだ。まるで健康
な肉体のすみずみまで毛細血管が活き活きと機能して酸素が十分に行きわたってい
るような表紙だ。
 初めて『エンソくんきしゃにのる』の原画を見たとき、井上洋介さんが「スズキ
コージは描き惜しみをしないからね」と感心されたのを聞いて、私も「ナルホドー
!」と大いに感心したが、表紙を見ながら「描き惜しみをしない」というのは、単
にもっている絵の技と力の出し渋りをしないというだけのことではなく、描き手の
気迫や日々の喜び、その他もろもろの大切なものを惜しげもなく注ぎ込むことだと、
改めて思った。コージさんはそのように自分の宝物を気前よくいさぎよく石炭とい
っしょにスコップで釜に放り込んではボンボン燃やして、汽車をほげた駅からほい
さ駅まで爽快に走らせたのだ。
 いつまでも表紙のなかに寝ころんでいたら、もう汽車の時間になってしまった。
それでは、みなさん、この汽車に乗ってエンソくんといっしょにほいさ駅までの喜
びの旅を満喫してください。ほいさ行きは3番線です。よい旅を!

★『エンソくん きしゃにのる』
  スズキコージ 作 定価840円


片山健(かたやま けん)
1940年生まれ。絵本作家として多数の絵本を制作しています。主なものに『どんど
んどんどん』(文研出版)、『大きい川小さい川』(ほるぷ出版)、『でんでんだ
いこいのち』(今江祥智 文、童心社)、『きつねのテスト』(小沢正 文、ビリケ
ン出版)、『おやすみなさいコッコさん』『おなかのすくさんぽ』『タンゲくん』
(以上、福音館書店)などがあり、単行本として『わたしの遠足日記』(晶文社)
があり、画集には『いる子ども』(パルコ出版)などがあります。

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《2》月刊誌最新号<6月号>のご案内
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☆月刊誌最新号<6月号>は、発売中です。

◇◆こどものとも0.1.2.『おかあちゃん あそぼ!』
              飯野まき 作 定価410円           ◇◆

大きなお母さんかばと小さな赤ちゃんかば。ふたりは走って泳いで、元気に遊びま
す。迫力あるタッチで母子かばの交流を描きます。

◇◆こどものとも年少版『ずーっと ずーっと あめ』
            織茂恭子 作 定価380円            ◇◆

今日は、朝から雨。お気に入りの傘を差し、女の子は外を散歩します。雨が大好き
でたまらない女の子の気持ちが凝縮された絵本。

◇◆こどものとも年中向き『ぼくのはね』
             きたむらえり 作 定価380円         ◇◆

りすのころは、小鳥の羽根を集めています。あるお天気の日、お日様に干した羽根
がなくなってしまい、ころは懸命に探します。

◇◆こどものとも『つぶむこ』
         小林輝子 再話/飯野和好 絵 定価410円        ◇◆

子どものいない夫婦が観音様から授かったのは、小さな貝、つぶでした。そのつぶ
が、自分で嫁を探しに旅に出ます。

◇◆ちいさなかがくのとも『おでこに ピツッ』
             三宮麻由子 文/斉藤俊行 絵 定価380円    ◇◆

おでこにピツッ、地面にツプッ、葉っぱにパツッ。だんだん強くなって、パツパツ
パラツツ…。雨の音がリアルに心に響いてくる絵本。

◇◆かがくのとも『わたし、くわがた』
         得田之久 文/たかはしきよし 絵 定価410円      ◇◆

クワガタの雌は目立ちませんが、じつは、子孫を残すためにかしこい生き方をして
います。その生態をカラフルな貼り絵で描きます。

◇◆おおきなポケット かがくのポケット「ゴリラとあそんだよ」
           あべ弘士、山極寿一 文/あべ弘士 絵 定価770円  ◇◆

ゴリラとばったりあったら、どうすればいい! このお話は、そんな疑問に答えて
くれます。他に楽しいお話が2篇。

◇◆たくさんのふしぎ『夢の庭づくり』
           さとうち藍 文/関戸勇 写真 定価700円      ◇◆

季節ごとに800種の花が咲く庭。トンボ池やカラマツ林まである この庭は、武市さ
んが50年かけて、独力で作りつづけてきた庭です。

◇◆母の友 特集「子どもを守る」 定価530円              ◇◆

子どもを狙う犯罪は本当に心配です。様々な対策や防犯教育が行われていますが、
これでいいのでしょうか。2ヵ月連続で特集します。

★こちらから「母の友」6月号の目次をご覧いただけます。


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《3》月刊誌編集部からこんにちは
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☆毎月交代で、月刊誌の編集部から読者の皆様にむけたメッセージをお届けしてい
ます。今月は、「こどものとも第1」編集部です。“「母の友」編集室の窓から”
も、毎月、このコーナーに掲載します。

◇◆こどものとも第1編集部から◇◆

 「こどものとも」「こどものとも年中向き」の2誌を編集している、こどものと
も第1編集部は、昨年から今年の初めにかけて、「こどものとも」50周年記念出版
の『こんにちはおてがみです』、「世界むかしばなしの旅」30冊、「こどものとも
セレクション」15冊の制作が加わったことで、てんてこまいでした。
 少し落ち着いたかな、と思ったのもつかの間、この1ヵ月間は高島屋二子玉川店
で行われる「こどものとも展」の準備であたふた……。このイベントで使用される
『かめくんのさんぽ』(非売品)という豆本(『ぞうくんのさんぽ』シリーズに登
場する“かめくん”が主人公の小さな絵本)まで作ってしまいました。そんななか、
6、7月に出版される予定の「こどものとも傑作集」5冊の入稿も終えました。
 もちろん、「こどものとも」「こどものとも年中向き」の制作は最優先! 今は
9、10月号の最終段階。担当者はそれぞれの作品の進行状態に合わせて、作家の方
や、印刷屋さんと打ち合わせを重ねています。
 4月上旬に原画が出来上がり、入稿し終えた9月号。「こどものとも年中向き」
9月号は、ザトウクジラのあかちゃんが誕生し、成長していくおはなしです。ザト
ウクジラは12月~4月の間、出産のため、北の海から南の温かい海へと移動します。
 2月に画家のあべ弘士さんと一緒に取材に行った、沖縄・座間味島では、実際に
大きな親クジラと、やんちゃな子クジラに会うことができました。あべさんは、船
の上で何枚も何枚もスケッチをし、クジラはもちろん、沖縄の海や空、鳥や植物な
ど「目をつぶっていても描けるよ」とおっしゃるくらいまでになりました。
 そして出来上がってきた原画は、まさに座間味島で見た景色、空気を思いおこさ
せる、素晴らしいものでした。その絵とおはなしとが一緒になって、印刷され、製
本されるまで、あと3ヵ月ほどかかります。少しでも早く、その絵本を子どもたち
に届けたい、そして親子で楽しんでほしいという思いでいっぱいです。
 
★ こちらから「こどものとも」をご覧いただけます。


★ こちらから「こどものとも年中向き」をご覧いただけます。


◇◆「母の友」編集室の窓から◇◆

 今月の特集は「子どもを守る」。
 今、治安が悪くなったといわれ、子どもが被害者だったり加害者だったりという
悲しいニュースも、次々と報道されています。一体どうなっちゃったんだろう――
と不安に思う方も少なくないはず。
 とりあえず、自分の子どもが危険な目にあわないように、「知らない人について
いっちゃダメ」と改めて言い聞かせたり、防犯ブザーや携帯を持たせたり、園の親
同士で“不審者情報”をメールで流したり……。
 でも、実はこの問題、「悪いやつを世の中からなくそう」「子どもは親がしっか
り守ろう」だけですむほど、簡単なものではないのです。それは「犯罪」が人間の
心の奥底と深くかかわることだから。
 だから、思いつきで対処しても、効果がないばかりか、弊害さえ生みかねず、慎
重に考えなくてはならないのですが、その考えの基礎になる、「一体、今、どのく
らい危険がせまっているのか」「本当にそこまで治安が悪くなったのか」――そん
なことさえ、残念ながら、ニュースではほとんどまともに説明されていません。
 そこで「母の友」では、きちんとした資料に基づいて社会を見てきた犯罪学や社
会学の研究者を訪ね、まず、実状を理解することから始めたいと考えました。その
あと、どうしたらよいのかを探っていきましょう。今月号と来月号(7月号)の2
号を費やして、他ではなかなか触れることのない話を、わかりやすくお届けします。
 好評の「絵本作家のアトリエ」、今月は『どうぶつのおやこ』などで知られてい
る優れた動物画家、故・薮内正幸さんの記念美術館を訪れました。

★こちらから「母の友」6月号の目次をご覧いただけます。


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《4》『ケイゾウさんは四月がきらいです。』の著者、市川宣子さんのエッセイ
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    新しい出会いの季節です
                         市川宣子

 4月です。
 近所の小学校では、新学年初日は、教室に入りません。桜のふりしきる校庭で、
新しいクラス名簿を配られ、どきどきしながら自分の名前を探します。そのまま並
んで校長先生のお話を聞きます。新しい学年、新しいクラス、心機一転がんばろう、
などなど。4月は新しい出会いの季節です。
 けれど、仲良しの友だちと離れてしまったとか、苦手な先生に担任されたとか、
がっくりと肩を落として帰っていく子も少なくありません。始業式から帰るのはま
だ10時まえ、洗濯物を干しながら、そのうしろ姿を見送ります。人間、自分では決
められないことが多いよなあ。出会いはいつも向こうから無理矢理やってくる。4
月はなかなか気の重い季節です。
 さらに幼稚園では、もっと生々しく出会いと別れが錯綜しています。門のまえに
鈴なりで「おかあさーん!」と泣いている子どもたち。新しい出会いなんて願いさ
げ、けんか、けが、あげくは脱走、迷子、あらゆる手段でもとの環境ににげこもう
と、あくまで後ろ向きです。幼稚園の4月は、阿鼻叫喚に満ちています。
 この本の主人公ケイゾウさんは、幼稚園で飼われているにわとりです。ある晴れ
た4月の朝、とつぜんに、「うさぎのみみこちゃん」を飼育小屋に押しこまれ、
「なかよくしてね」と言い渡されます。
 神経質で文句の多いおいぼれにわとりと、ずうずうしくてお気楽なでぶうさぎ。
気の合うはずもありません。ひとつ屋根の下、逃げ場はありません。小屋のなかに
はえさ箱がひとつ、利害関係はあきらかです。そのうえ、一歩小屋の外にでれば、
身勝手きわまりない幼稚園児たちがうようよしている。えさは忘れる、そうじはさ
ぼる、追いかける、抱く、けとばす……翻弄されつつ、みみこと同居をつづけなけ
ればならないケイゾウさん。
 内憂外患。
 ま、よくあることです。道が分かれるのは、この先です。簡単に現状に背を向け、
次々に新しい出会いを求めつづける人もいます。長くひとつの屋根のしたに暮らし
たあげく、破綻する関係もあります。
 新しい出会いが億劫なのは、たぶん、自分が変わってしまう予感がするからかも
しれません。
 うっとうしかった相手を、いつのまにか、なくてはならない存在に変えるのは、
単に時間なのでしょうか? もともとの相性? お互いの思いやり? 人と人をほ
んとうにつないでいるものとは?
 いつもいつもそれが知りたくて、私はおはなしを書いているように思います。
 最近は桜咲く4月を楽しみに待てるようになりました。もう、たいして変われな
いからかもしれません。

★『ケイゾウさんは四月がきらいです。』
  市川宣子 作/さとうあや 絵 定価1365円


市川宣子(いちかわ のぶこ)
1960年、神奈川県に生まれる。絵本の文章では、『まりこちゃんのぼうし』(「こ
どものとも年中向き)、『きょうりゅうがすわっていた』『オレンジいろのビーチ
サンダル』(以上、「こどものとも」)、『ねむれないよるに』(ひかりのくに)、
『さいしゅうれっしゃのあとで』『バナナンナン』(以上、チャイルド本社)など
があり、童話には、『おばけのおーちゃん』(福音館書店)、『ありんこ方式』
(フレーベル館)などがある。

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《5》5月の新刊のご案内
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《5月9日(火)出荷開始》
★『文庫版 おおやさんはねこ』
  三木卓 作/荻太郎 画 定価735円

ぼくが部屋を探していると、不動産屋に格安の物件がありました。しかし、条件の
ひとつに、「毎日お魚を食べる方」と書いてあったのです。

★『文庫版 ぼくと原始人ステッグ』
  クライブ・キング 作/アーディゾーニ 絵/上條由美子 訳 定価735円

ごみ捨て場の穴にあやまって落ちた少年は、そこに隠れ家をつくって暮らしている
原始人と出会い、一緒にさまざまな冒険をすることになるが。

《5月10日(水)出荷開始》
★『ぞうくんのあめふりさんぽ』
  なかのひろたか 作・絵 定価840円

今日は雨降り。それでもぞうくんはごきげん。かばくんと一緒にお池の中を散歩し
ます。ところがお池はだんだん深くなり……。

★『りんご─津軽 りんご園の1年間』
  叶内拓哉 写真・文 定価1785円

あまくておいしい“りんご”を実らせるために、りんご園では、ひとつの実に最低
10回は触るといわれています。

★『ヒッコリーの森を育てるリスの物語 バナーテイル』
  アーネスト・T・シートン 作・絵/今泉吉晴 訳 定価945円

この物語は、平和に生きるリスとヒッコリーの木との共存を描くことを通して、動
物とともに生きるたいせつさを伝えてくれます。

★『シェラ・ネバダを支配したクマの王 グリズリー・ジャック』
  アーネスト・T・シートン 作・絵/今泉吉晴 訳 定価945円

母親を猟師に殺され、ひとりでたくましく生きるグリズリーの成長を描いた動物物
語の傑作。

《5月24日(水)出荷開始》
★『のぞく』
  天野祐吉 文/後藤田三朗 写真/大社玲子 絵 定価1470円

ひとは どうして あなをのぞくのかな。あなのむこうには なにがあるのかな。
こわいものが あるのかな。おもしろいものが あるのかな。

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《6》書籍編集部だより
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☆絵本・童話・科学書の編集部から毎月交代で読者の皆様にむけたメッセージをお
届けします。今月は童話編集部です。

◎童話編集部から

 自分が感動した本を、本が好きな人に紹介するのって快感だと思うんだけど。
「あのね」読者のみなさんはそう思いません? それで今月は感動した本を思いつ
くままに。
 まずは「クワイナー一家の物語」。これは全7冊のシリーズのうち、前半4冊が
出ているところです。『大草原の小さな家』のローラのお母さん、キャロラインの
少女時代の物語です。キャロラインは5歳のとき「父さん」を亡くしています。兄
さんたちが薪割りなどの力仕事をして母さんを助けているのですが、開拓者にとっ
て父がいないのは死活問題で、クリスマス前に小麦粉がなくなって、毛皮と交換で
少しだけ分けてもらおうとして断られるあたりなど、涙なくしては読めません。お
すすめですぞ。後半3冊も出版する予定です。
 つぎにレスリー・コンリーの作品。『プラネット・キッドで待ってて』はワシン
トンに住む少女ドーンが、夏休みの間、伯父、伯母の住む田舎で過ごす話。近くに
住む同じ年頃の少女シャーロットと遊ぶうち、その一家が抱える複雑な事情がわか
ってくる。夏休みの終わり、ドーンが好きになったシャーロットの兄が重傷をおう
という事件がおこり、ワシントンに帰ったドーンが、大事にしていた野球カードを
売ってシャーロットたちを救おうと決心するあたりがすばらしい。校正していて泣
きました。子どもからおとなへと変わる少女の内面をこれほど鮮やかにとらえた作
品をほかに知りません。コンリーの作品は既刊の『クレイジー・レディー!』も絶
対おすすめだし、このあと出版予定の『トラウト・サマー』(仮題)もすごい。楽
しみな作家だと思っています。


★『ブルックフィールドの小さな家 クワイナー一家の物語1』
マリア・D・ウィルクス 作/アンドレイアセン 画/土屋京子 訳 定価1680円


★『十字路の小さな町 クワイナー一家の物語2』
マリア・D・ウィルクス 作/アンドレイアセン 画/土屋京子 訳 定価1785円


★『森の小さな開拓地 クワイナー一家の物語3』
マリア・D・ウィルクス 作/アンドレイアセン 画/土屋京子 訳 定価1785円


★『コンコード・ヒルの上で クワイナー一家の物語4』
マリア・D・ウィルクス 作/アンドレイアセン 画/土屋京子 訳 定価1680円


★『大草原の小さな家』
ローラ・I・ワイルダー 作/ウィリアムズ 画/恩地三保子 訳 定価1995円


★『プラネット・キッドで待ってて』
J・L・コンリー 絵/尾崎愛子 訳/おおの麻里 画 定価1785円


★『クレイジー・レディー!』
J・L・コンリー 絵/尾崎愛子 訳/森脇和則 画 定価1575円


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《7》「こどものとも」創刊50周年記念ブログ公開中
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 月刊絵本「こどものとも」は、たくさんの皆様のおかげをもちまして、本年3月
号で600号、創刊50周年を迎えました。それを記念して、現在 「こどものとも」創
刊50周年記念ブログを公開しています。
 内容は、この50年に刊行した「こどものとも」603点と「こどものとも年中向き」
200点のバックナンバー全点の表紙と かんたんな内容を、1週間に1年分ずつ紹介
し、毎回その刊行当時のことを知る方々によるエッセイを掲載しています。毎週金
曜日に公開し、50週間、約1年で50年の歴史をたどることになります。
 現在、創刊号から1997年度分までを公開しており、次回は5月12日(金)に、19
98年度分を公開。『ことりのうち』や『ゆうびんやさんのホネホネさん』などが登
場します。これまでに公開された分を、年度ごとにまとめて見たり、エッセイだけ
を読んだりすることもできるようになっています。
 ブログですから、コメント、トラックバックを利用してたくさんの皆さまから、
思い出や感想をお寄せいただいています。もちろん現在のホームページのトップか
らもご覧いただけるようになっていますので、どうぞご覧ください。

★「こどものとも」創刊50周年記念ブログ


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《8》「こどものとも」絵本の世界展のご案内
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ぐりとぐらのともだち あつまれ!
 ~福音館書店「こどものとも」絵本の世界展~

 「こどものとも」50年の歩みを、803冊(年中向きを含む)の絵本表紙の展示で
紹介するほか、絵本の原画や、“日本の昔話”“世界の昔話”“動物”“乗物”な
どのテーマに分けてのパネル展示をします。愛すべきキャラクターたちのオブジェ
や「ぐりとぐら」「ばばばあちゃん」の部屋のジオラマなども展示します。

開催期間 2006年4月26日(水)~5月7日(日)
会場   玉川高島屋ショッピングセンター 西館1Fアレーナホール
問合せ先 TEL.03-3709-2222
開館時間 10:00~21:00(最終日は18:00まで)
入館料  一般・大学生・高校生・中学生600円/小学生300円/幼稚園以下無料

次の玉川高島屋S・Cのアドレスで、さらに詳細がわかります。入場割引クーポン
券もここにあります。



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