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  ★ あのねメール通信~福音館書店メールマガジン2006年6月7日 Vol.55 ★
              

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         ◆◇◆  CONTENTS  ◆◇◆

《1》 連載:絵本 一方的思い入れのよろこび 3  片山健
《2》 月刊誌最新号<7月号>のご案内
《3》 月刊誌編集部からこんにちは
《4》 『いたずらニャーオ』の挿絵を担当した井川ゆり子さんのエッセイ
《5》 6月の新刊のご案内
《6》 書籍編集部だより
《7》 「こどものとも」創刊50周年記念ブログ公開中
《8》 「こどものとも」絵本の世界展のイ案内

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《1》連載:絵本 一方的思い入れのよろこび 3  片山健
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◎『おつかい』さとうわきこ 作

 親しくしていてよく知っているつもりの作家の仕事で、今までまったく知らなか
った作品に思いがけなく出会うのは、それが私の無知によるものだとしても新鮮な
驚きと喜びをもたらしてくれてうれしい。
 さとうわきこさんの絵本の場合もそうだった。たまたま数年前、奈良の講演会で
一緒になった時のこと、わきこさんも私も夜のうちに段ボール箱一杯のそれぞれの
絵本にサインをしておくことになり(わきこさんの段ボール箱は、私の段ボール箱
の倍ぐらいの大きさだった)、自室で私はセッセとサインをしたのだった。そして
とうとう底に残った最後の1冊をホッとしながら取り出すと、自分の絵本ではない
ことに一瞬とまどったが、それがわきこさんの絵本であることはすぐわかった。た
だ私のイメージするわきこさんの絵本とは少し違っていた。
 『ねずみのなるき』という小型の絵本で、猫とねずみの食うか食われるかの真剣
勝負を、鉛筆かコンテでシンプルにかつしっかりと描き込んだ絵はキュートで、ね
ずみの秘策は私の想像を超えてたいへん小気味よく、「こんなのがあったのか」と
すっかり感心してしまったのだった。
 そして『おつかい』を知ったのは、ほんの1年前。雨の日に母親におつかいを頼
まれた女の子が、なんとか言い訳を考えてはこれを回避しようとする話。これが面
白いのだ。
 「いやあよ、あめがふってるんだもの」
 と女の子が言い訳すると、
 「かささして いけばいいでしょ」
 と母親がいうが、姿は見せず指示する腕だけが描かれていて、代りに猫とねずみ
がかさを女の子のもとへと運ぶ。以下、女の子の言い訳と母親の指示のたびに猫と
ねずみが実に効果的に使われて、しかもなかなかシャレているのだ。
 「いやあよ」「もしも……もしもよ……」といいつつ、ああでもない、こうでも
ないと際限もなく繰り出す女の子の愛すべきしたたかな女言葉? の言い訳に、私
はすっかり女の子の味方になり、猫とねずみの次から次の見事な名脇役ぶりに感嘆
しきり。これでもか、これでもかが、これでもかと続く快感がある。
 そして何よりも魅力的なのは、この絵の線である。ばばばあちゃんの線とは明ら
かに異なり、フワフワと短い線が重なったりからまったりして、部屋の中をあてど
なく漂う羽毛のような軽い線。たとえば小さな女の子の気まぐれ、憎めないいたず
ら心、ふざけたりからかったり甘えたりする気分に実にピッタリよりそった線だと
思う。
 『ねずみのなるき』も『おつかい』も、30年以上も前に世に出たものだ。すでに
よく知られた絵本かも知れないが、私は知らなかったので今ごろ大いに感心してい
る。

★『おつかい』
  さとうわきこ 文・絵 定価1050円


★『ねずみのなるき』フレーベル館
  さとうわきこ 文・絵 定価840円


片山健(かたやま けん)
1940年生まれ。絵本作家として多数の絵本を制作しています。主なものに『どんど
んどんどん』(文研出版)、『大きい川小さい川』(ほるぷ出版)、『でんでんだ
いこいのち』(今江祥智 文、童心社)、『きつねのテスト』(小沢正 文、ビリケ
ン出版)、『おやすみなさいコッコさん』『おなかのすくさんぽ』『タンゲくん』
(以上、福音館書店)などがあり、単行本として『わたしの遠足日記』(晶文社)
があり、画集には『いる子ども』(パルコ出版)などがあります。

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《2》月刊誌最新号<7月号>のご案内
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☆月刊誌最新号<7月号>は、発売中です。

◇◆こどものとも0.1.2.『たかい たかい』
              柚木沙弥郎 作 定価410円          ◇◆

お父さんが 赤ちゃんを「たかい たかい」してあげます。ねこの親子も、うしの親
子も、あひるの親子だって「たかい たかい」!

◇◆こどものとも年少版『わにわにのおおけが』
            小風さち 文/山口マオ 絵 定価380円      ◇◆

工作の途中、わにわにはハサミで指の先っぽを切ってしまいました。うわぉー!
包帯でぐるぐるぐるぐる巻きました。見事な包帯!

◇◆こどものとも年中向き『ホネホネさんのなつまつり』
             にしむらあつこ 作・絵 定価380円      ◇◆

ホネホネさんの町の夏祭り。みんな準備におおはりきり。屋台が並び、曲芸あり、
盆踊りあり、にぎやかな楽しい夏祭りです。

◇◆こどものとも『だるまちゃんとやまんめちゃん』
         加古里子 作 定価410円               ◇◆

だるまちゃんは、やまんめちゃんと出会い、友だちになります。ふたりが山で遊ん
でいると、だるまちゃんが崖から落ちて……。

◇◆ちいさなかがくのとも『あかちゃんかたつむりのおうち』
             いとうせつこ 文/島津和子 絵 定価380円   ◇◆

赤ちゃんかたつむりは、おなかがぺこぺこ。でも、たくさん食べて体が大きくなっ
たら、殻に入れなくなっちゃう…と不安になります。

◇◆かがくのとも『やきゅうじょうにいこう』
         おかべりか 作 定価410円              ◇◆

こうちゃんが試合当日の朝起きるところから、試合が始まるまでのドキドキワクワ
クを、野球場でおこなわれる仕事と並行して描いています。

◇◆おおきなポケット かがくのポケット「海のゆかいななかまたち」
                    吉野雄輔 写真・文 定価770円 ◇◆

世界中の海のなかを撮影をしてきた著者が、今までに出会った海の生きものの中か
ら、とびきり愉快な仲間たちを紹介します。他に楽しいお話が2篇。

◇◆たくさんのふしぎ『クサレケカビのクー』
       越智典子 文/伊沢正名 写真/塩田雅紀 絵 定価700円   ◇◆

食物を悪くすると嫌われているカビですが、じつは「ものを腐らせ、土に返す」と
いう大切な役割を自然界で果たしているのです。

◇◆母の友 特集「子どもを守る 第2回」 定価530円          ◇◆

防犯特集の第2回です。人への信頼感をそこなわず、子どもに身を守ることを教え
るにはどうしたらよいのでしょう。

★こちらから「母の友」7月号の目次をご覧いただけます。


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《3》月刊誌編集部からこんにちは
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☆毎月交代で、月刊誌の編集部から読者の皆様にむけたメッセージをお届けしてい
ます。今月は「ちいさなかがくのとも」編集部です。“「母の友」編集室の窓から”
も、毎月、このコーナーに掲載します。

◇◆ちいさなかがくのとも編集部から◇◆

 「ちいさなかがくのとも」の7月号は、『あかちゃんかたつむりのおうち』。以
前、このメールマガジンでも編集部で飼育しているカタツムリのことを書いたので、
覚えている方もいらっしゃるかもしれません。
 先日、1年あまり飼育してきたこのカタツムリたちを逃がしに行きました。もと
もとは東京・青梅の山林で、静かに暮らしていたカタツムリです。自然の中からい
きなり編集部に連れてこられて困惑したのか、最初はなかなか卵を産んでくれませ
んでした。
 半年ほど経って卵を産んでくれたときのうれしかったこと。そして5mmに満たな
いカタツムリたちが不安そうに土の中の卵から這い出てきたときの、なんともいえ
ない温かな気持ち。そんなことをいろいろ思い出しながら、もといた場所に彼らを
放ちました。感傷的だなと思われるかもしれませんが、「おかげでちゃんと絵本が
できたよ。ありがとう」という感謝の気持ちでいっぱいになりました。
 逃がしに行った場所は、最初に連れてきたカタツムリにとっては生まれ故郷です
が、編集部で生まれた 100匹ほどの赤ちゃんカタツムリにとっては未知なる世界で
す。林には天敵のマイマイカブリや鳥もいるでしょう。この先、何匹が生き抜いて
子孫を残せるのか見当もつきません。みんな頑張って生きるんだよ、と願うばかり
です。空っぽになった飼育ケースを眺めては、ちょっとセンチメンタルになる今日
この頃。

★こちらから「ちいさなかがくのとも」をご覧いただけます。


★ちいさなかがくのとも『あかちゃんかたつむりのおうち』
            いとうせつこ 文/島津和子 絵 定価380円



◇◆「母の友」編集室の窓から◇◆

 育児支援として、母親同士が話し合う場を作った園があります。ところが小グル
ープにして気楽に話し合える環境を整えても、本音が出てこないばかりか、それぞ
れが当り障りのない発言したらそれで終ってしまい、意見の交換すらなかったそう
です。
 「母の友」を使って読書会をしている園を取材したところ、参加者が自分の気持
ちを素直に語っているではありませんか。「どこに違いがあるのだろう」とひそか
に観察してみました。
 ポイントは「参加者の構成」と「話し合う場の約束事」の2つだと気がつきまし
た。まず参加者の構成として、グループの中に自分の気持ちを素直に語ってくれる
人が3名以上いること。たいていの場合、子育てのベテランがその役を担っていま
す。複数の人がそれぞれの考えを本音で語ることで、他の人たちも「ここでは素直
に発言してもいいんだな」と安心して発言できるようです。
 2つめの場の約束事とは、「相手の話を素直に聞く。反対意見はどんどん言うが
個人を非難する発言はしない。反対意見を言われても個人攻撃と受け止めない」と
いうことです。悪感情は、話し合いの障害にしかなりません。お互いを信じて、和
やかに話せる場のほうが良いに決まっています。
 もう一つ付け加えるなら、結論を急がないということ。ある幼稚園では、時間内
に一つの結論を出そうとせずに、むしろ言いっぱなしでも構わないから、より多く
の異なる意見を出させ、「自分ならどうするか、家に帰ってから考えてみてくださ
い」と、参加者が自分なりに考えるようにしていました。
 自分なりに考えて、自分なりに答えを見つけていくことは、とっても大切なこと
だなと取材を通して感じました。母親同士が話し合うことで、どのようなことに気
がついていくのかについては、ぜひ本誌をご覧ください。

★こちらから「母の友」7月号の目次をご覧いただけます。



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《4》『いたずらニャーオ』の挿絵を担当した井川ゆり子さんのエッセイ
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   小さな「出会い」と大きな「宝物」
                          井川ゆり子

 今回のお話『いたずらニャーオ』は、私にとってこの上なく、ウキウキワクワク
させるものでした。それはなぜかというと、前回 お仕事させていただいたお話、
『ひげねずみくんへ』の登場人物、ジェニー、スーザン、リチャードが、このお話
の中でわき役としてまた大活躍するのです! 舞台も同じアメリカの小学校、再び
この3人に出会えたことが、嬉しくてたまりませんでした。
 穏やかなジェニー、勝ち気なスーザン、おちゃらけたリチャード、そんな個性的
な登場人物の中、今回の主人公は、インドからやってきた転校生ラーナです。異国
からやってきたラーナは、慣れないアメリカの学校の授業にため息ばかり……さら
にもうひとつ悩みの種が転がりこんできます。それは、ラーナの苦手なおばあちゃ
んが、ラーナの家に1週間滞在することになったこと。学校にはまだ慣れない、ま
して家では苦手なおばあちゃんがいる、ラーナにとってその状況は「最悪」としか
いえません。
 その「最悪」の状況に変化をもたらしたのが、子猫の「タイガー」との出会いで
した。ベランダのガラスごしで、ラーナはタイガーと出会い、飼いたいと思います。
しかしラーナのお母さんは猛反対で、なかなかうまくいきません。
 私も小さい頃、姉が子犬を友だちからもらってきて、私と姉はバンバンザイでし
たが、今思うと、親にとっては、たださえ子どもの世話で大変なのにやれやれ……
という気持ちがあったんじゃないかと思います。実際「自分たちで世話をする!」
と啖呵を切ったものの、いつのまにか半分は親が世話をしていた始末でしたから…
…。
 大人になってみると、そうした動物を育てる大変さというものが、少なからずで
すがわかるので、ラーナのお母さんが反対する気持ちもよくわかります。けれどラ
ーナが、タイガーとずっと一緒にいたいという一途な気持ちも大切にしたい……。
そんな大人の気持ちと子どもの気持ちがぶつかりあう状況に、自分の過去の出来事
を照らしあわせながら、少し複雑な気持ちになってしまいます。しかし、ラーナや
お母さんの気持ちもそっちのけで、タイガーは家中をしっちゃかめっちゃか暴れま
わるいたずらぶり、ラーナの家は大混乱の状況になってしまいます。
 今回もまた、前回のお話『ひげねずみくんへ』と同様、作者のアン・W・ナグダ
さんの独特な表現で、文化の違いや、小学校4年生の少女が持つ繊細な心情が爽や
かに写しだされながら、お話は思わぬ方向へと進んでいきます。1匹の動物との出
会いによって、ラーナ、そしてまわりの人たちの気持ちが少しずつ変化していく様
子が、手にとるように心地よく伝わってくるこのお話は、ふとした日常の中のほん
の小さな「出会い」が、大きな「宝物」に変身することを改めて教えてくれるんじ
ゃないでしょうか。

★『いたずらニャーオ』
アン・W・ナグダ 作/高畠リサ 訳/井川ゆり子 絵 定価1260円


井川ゆり子(いがわ ゆりこ)
1974年、東京生まれ。武蔵野美術大学短期大学部専攻科デザイン専攻グラフィック
デザインコース卒業。2003年度ボローニャ国際絵本原画展フィクション部門・入選。
絵本に『ポチポチのとしょかん』『ポチポチのレストラン』(以上、文溪堂)『エ
ゴちゃんのいちにち』(汐文社)『ピッチとあおいふく』(PHP研究所)、挿し
絵に『ひげねずみくんへ』(福音館書店)などがある。

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《5》6月の新刊のご案内
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《6月6日(火)出荷開始》
★『文庫版 この湖にボート禁止』
ジェフリー・トリーズ 作/多賀京子 訳/リチャード・ケネディ 画 定価788円

湖の島にこぎ渡ることを禁じられたビルたちは、謎を追い、島の持ち主アルフレッ
ド卿に立ち向かう。トリーズの傑作冒険物語が新訳で登場。

★『文庫版 レクトロ物語』
  ライナー・チムニク 作/上田真而子 訳 定価788円

夢見がちなレクトロがさまざまな仕事をする中で体験する奇妙な出来事。細密で明
快な絵と物語が創りだす独特の世界を完訳版で届けます。

《6月7日(水)出荷開始》
★『あじのひらき』
  井上洋介 文・絵 定価780円

あじのひらきが、風に吹かれて空中を泳ぎはじめます。街へ出て、地下鉄のトンネ
ルをくぐり……、最後はどこへ行くのでしょう?

★『ひまわり』
  和歌山静子 作 定価780円

地面に一粒の種が落ちました。芽が出て、茎が伸び、葉が出て、そして大きな大き
なひまわりの花が咲きます。生命力あふれる絵本。

★『くだものだもの』
石津ちひろ 文/山村浩二 絵 定価780円

真夏の海水浴場でくり広げられる果物たちの愉快な行動を、ユーモラスな絵で描い
た言葉遊びの絵本。リズミカルで楽しい言葉が満載!

《6月14日(水)出荷開始》
★『くもりのちはれ せんたくかあちゃん』
さとうわきこ 作・絵 定価840円

洗濯の大好きなかあちゃんが、大凧を揚げて豪快に洗濯物を干していきます。スケ
ールの大きな楽しい絵本。

★『しのだけむらのやぶがっこう』
カズコ・G・ストーン 作・絵 定価840円

しのだけ村に蚊と蛾の学校ができました。蚊はプゥーンといい音を出して飛び、蛾
はぱたぱたと飛ぶ練習。ところが、七夕祭の日に……。

《6月21日(水)出荷開始》
★『貝の子プチキュー』
茨木のり子 文/山内ふじ江 絵 定価1890円

プチキューは小さな貝の子どもでした。いつもひとりぼっち、さみしくなるとエン
エンエンと泣きます。ある日、歩いてみようと足をふみだしました……。

★『いたずらニャーオ』
アン・W・ナグダ 作/高畠リサ 訳/井川ゆり子 絵 定価1260円

転校生ラーナの家にやせっぽちの子猫が転がりこんできました。ラーナは一目で気
に入りましたが、いたずらし放題のこの猫をはたして飼えるのでしょうか。

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《6》書籍編集部だより
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☆絵本・童話・科学書の編集部から毎月交代で読者の皆様にむけたメッセージをお
届けします。今月は科学書編集部です。

◎科学書編集部から

写真科学絵本の可能性について

 「科学書」セクションは、子どもたちに向けて“すてきな科学の本”を作ってい
きたいと考えていますが、今回は“科学の本”の中でも写真による科学の本をとり
あげてみようと思います。
 『虫たちのふしぎ』(新開孝 写真・文)『花はどこから』(大西暢夫 写真/一
澤ひらり 文)『どうぶつえんであそぼ かば とら こあら』(福田豊史 写真/
中野博美 文)『ブナの森は宝の山』(野沢耕治 写真/平野伸明 文)『りんご
津軽りんご園の1年間』(叶内拓哉 写真・文)。
 以上がこの1年間に刊行された写真による科学の本です。

 もちろん内容・対象年齢はそれぞれ違っていますが、取材開始から刊行までの時
間は短いもので数年、長くなれば10年近くもの時間になります。
 とりわけ、『りんご 津軽りんご園の1年間』は、写真家が津軽のりんご農家と
知り合って10年目にやっとまとめることができ、また、『ブナの森は宝の山』は秋
田県森吉の広い広いブナ林、そのすべてが取材の地となっています。

 すぐ答えを求めたがる今の時代に、丹念に自然を見つめ、そこで知った事実をき
ちんと伝える……そんな仕事をしている写真家たちの仕事はもっと評価されていい
と思います。
 一度、そんな写真による科学の本をご覧いただければ、と思います。

そうした写真による科学の本をさらに2点、紹介いたします。
『今森光彦フィールドノート 里山』(今森光彦 写真・文 2004年刊行)
『ボルネオの熱帯雨林』(横塚眞己人 写真・文 2004年刊行)

★『虫たちのふしぎ』
新開孝 写真・文 定価1680円


★『花はどこから』
大西暢夫 写真/一澤ひらり 文 定価1785円


★『どうぶつえんであそぼ かば とら こあら』
福田豊史 写真/中野博美 文 定価1260円


★『ブナの森は宝の山』
野沢耕治 写真/平野伸明 文 定価2520円


★『りんご 津軽りんご園の1年間』
叶内拓哉 写真・文 定価1785円


★『今森光彦フィールドノート 里山』
今森光彦 写真・文 定価2940円


★『ボルネオの熱帯雨林』
横塚眞己人 写真・文 定価2520円

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《7》「こどものとも」創刊50周年記念ブログ公開中
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 月刊絵本「こどものとも」は、たくさんの皆様のおかげをもちまして、本年3月
号で600号、創刊50周年を迎えました。それを記念して、現在 「こどものとも」創
刊50周年記念ブログを公開しています。
 内容は、この50年に刊行した「こどものとも」603点と「こどものとも年中向き」
200点のバックナンバー全点の表紙と かんたんな内容を、1週間に1年分ずつ紹介
し、毎回その刊行当時のことを知る方々によるエッセイを掲載しています。毎週金
曜日に公開し、50週間、約1年で50年の歴史をたどることになります。
 現在、創刊号から2001年度分までを公開しており、次回は6月9日(金)に、20
02年度分を公開。『月 人 石』や『くものすおやぶんとりものちょう』などが登場
します。これまでに公開された分を、年度ごとにまとめて見たり、エッセイだけを
読んだりすることもできるようになっています。
 ブログですから、コメント、トラックバックを利用してたくさんの皆さまから、
思い出や感想をお寄せいただいています。もちろん現在のホームページのトップか
らもご覧いただけるようになっていますので、どうぞご覧ください。

★「こどものとも」創刊50周年記念ブログ


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《8》「こどものとも」絵本の世界展のご案内
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ぐりとぐらのともだちあつまれ!
「こどものとも」絵本の世界展
会期:2006年7月28日(金)~8月20日(日)
会場:札幌西武ロフト7階 五番舘赤れんがホール
      北海道札幌市中央区北4条西3丁目
開催時間:10:00~20:00(最終日は17:00まで)
入場料:中学生以上800(600)円、小学生450(300)円、幼稚園以下無料
       *( )内は、前売り及び10名以上の団体料金
お問い合わせ:札幌西武 TEL011-251-0111(大代表)
◇7月29日(土)には絵本作家・あべ弘士さんの愉快なトークと絵のイベントを開
催。「ぐりとぐら」のたまごの車や「はじめてのおつかい」の筒井商店も再現され
る楽しいスペースです。

創刊50周年みんなのともだち
「こどものとも」の絵本展
会期:2006年7月13日(木)~8月31日(木)
会場:姫路市立美術館
      兵庫県姫路市本町68-25
開催時間:10:00~17:00
入場料:一般700(500)円、大学・高校生500(400)円、
中学・小学生200(100)円
       *( )内は前売り及び20名以上の団体料金
お問い合わせ:姫路市立美術館 TEL079-222-2288
◇7月22日(土)には元永定正さんによる講演会「現代美術で絵本も描いた」を開
催します。また、8月20日(日)には福音館書店「こどものとも」編集長・作田真
知子による講演会「『こどものとも』ができるまで」も行なわれます。創刊号『ビ
ップとちょうちょう』や『ぐりとぐらのかいすいよく』など、約270点もの原画が
展示されます。

こいでやすこの「絵本原画」と「こどものとも」の歩み展
会期:2006年7月15日(土)~8月27日(日)
会場:いわき市立草野心平記念文学館
      福島県いわき市小川町高萩字下夕道1-39
開催時間:9:00~17:00(土曜日は20:00まで)
入場料:一般420(330)円、大学・高専・高校生310(250)円、
中学・小学生150(120)円
       *( )は20名以上の団体料金
お問い合わせ:いわき市立草野心平記念文学館 TEL0246-83-0005
◇福島県須賀川市出身のこいでやすこさんの作品『おなべおなべ にえたかな?』
『もりのひなまつり』などの原画展示のほか、「こどものとも」復刻版100冊、傑
作集130冊を実際に手に取って読むことが出来る展覧会です。


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