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  ★あのねメール通信~福音館書店メールマガジン2006年7月5日 Vol.56  ★
              

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         ◆◇◆  CONTENTS  ◆◇◆

《1》 連載:絵本 一方的思い入れのよろこび 4  片山健
《2》 月刊誌最新号<8月号>のご案内
《3》 月刊誌編集部からこんにちは
《4》 話題の新刊『トマトさん』の作者 田中清代さんのエッセイ
《5》 7月の新刊のご案内
《6》 書籍編集部だより
《7》 福音館書店のホームページをリニューアルしました
《8》 「こどものとも」創刊50周年記念ブログが完結しました
《9》 「こどものとも」絵本の世界展のご案内


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《1》連載:絵本 一方的思い入れのよろこび 4  片山健
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◎『おじいちゃんの口笛』U・スタルク 作 A・ヘグルンド 絵 菱木晃子 訳

 めったにこんな気持になることはないが、この絵本を日本で出してくれた人々に
感謝したい。それからたまたまこの本を手に取って、読んで感動した人が私に手渡
してくれたことにも。
 というのも私が自分でこの本を見つけたとしても、誰かの示唆がなければ、絵に
は強く魅きつけられながら、片側ページいっぱいに繊細な明朝体文字がギッシリ横
組みでつまった紙面を見ただけで(文字組のデザインはかなり苦労したのではない
か)、めんどうくさがりの私は、文章を読むことには二の足を踏んだ可能性がある
から。私は絵描きだからか、どんなに絵に魅力を感じても文章が長いと、つい後で
読もうとそのままにしてしまう傾向がある。
 でもこの本に関しては、すぐに読んだ。読んでよかった。物語を読んでこそ、こ
のすばらしい絵の真価もいっそう深く理解できるというものだ。
 物語は、老人ホームで晩年をひとり過ごさなければならない老人のもとを、ちゃ
っかりしていてイタズラものだけど、真情あふるるベッラという男の子が、親友で
この物語の語り手であるウルフという男の子と、ある日突然訪れるところから始ま
る。
 ウルフが「ぼくのおじいちゃんは、会うたびにおこづかいをくれる」というのを
聞いて、おじいちゃんのいないベッラは、自分もどうしてもおじいちゃんが欲しく
なる。そこで二人は、ウルフの発案でベッラのおじいちゃんの見つかる所、老人ホ
ームへ出かけたのだった。
 老人ホームの手前には礼拝堂があり、黒いピカピカの、うしろが観音開きになっ
た車がいつもとまっていて、そこが死と無縁の場所ではないことを暗示している。
二人はホームの暗い廊下を歩いてゆき、ひとつだけドアの開いた部屋の中を覗いて、
そこにひとりぼっちでこちらに背を向けて椅子に座っていた痩せて背の高い老人を、
ベッラのおじいちゃんに決める。
 ベッラは、ここへくる途中の庭先で失敬してきた一本のキンセンカをおじいちゃ
んにプレゼントして、もうすっかり孫になっている。老人は唐突な事態に混乱しな
がら、ベッラの無邪気な行動になんとか対応しているうちに、おそらく自分でも意
識しない人生最後の深い智慧に導かれて、男の子を孫として受けいれる(もちろん
ベッラは、忘れずにおこづかいをもらう)。
 こうして老人とベッラは、おじいちゃんと孫になるが、ほんとうはここからが物
語の始まり。でも、それをここに書いてしまうわけにはいかない。
 ただ最後の最後、いわゆる本の後扉には、老人ホーム裏の小高い丘の上でベッラ
とウルフが強い風の中、凧を揚げているところが、文章なしでページいっぱいに描
かれる。凧はおじいちゃんが亡き妻の思い出のスカーフを張って、自分のネクタイ
を尻尾にして作ってくれたもの。
 これぞ絵の力。おじいちゃんとベッラの月日がすべて包みこまれて、肯定され、
悲しみは風に吹き飛ばされてゆくようだ。
 私はこの絵を見るたびに心の中でそっといわずにはいられない。
 「ベッラ。君のことをいつまでも忘れないよ」

★『おじいちゃんの口笛』
  ウルフ・スタルク 作 アンナ・ヘグルンド 絵 菱木晃子 訳 ほるぷ出版
  定価1529円

★ほるぷ出版のHPは、下記のアドレスでご覧いただけます。


片山健(かたやま けん)
1940年生まれ。絵本作家として多数の絵本を制作しています。主なものに『どんど
んどんどん』(文研出版)、『大きい川小さい川』(ほるぷ出版)、『でんでんだ
いこいのち』(今江祥智 文、童心社)、『きつねのテスト』(小沢正 文、ビリケ
ン出版)、『おやすみなさいコッコさん』『おなかのすくさんぽ』『タンゲくん』
(以上、福音館書店)などがあり、単行本として『わたしの遠足日記』(晶文社)
があり、画集には『いる子ども』(パルコ出版)などがあります。


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《2》月刊誌最新号<8月号>のご案内
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☆月刊誌最新号<8月号>は、発売中です。

◇◆こどものとも0.1.2.『とまとが ごろごろ』
              得田之久 文/吉野晃希男 絵 定価410円   ◇◆

ごろごろと転がってきた、とまとさん。ごっつんこと、ぴーまんさんにぶつかりま
した。ぴーまんさんも、ごろごろと転がって……。

◇◆こどものとも年少版『ぷく ぷく ぷく』
            笠野裕一 作 定価380円            ◇◆

海。浮き輪に乗った子どもが、ざばーと持ち上がりました。わーい、お父さんが持
ち上げてくれた! すると、カメやセイウチが次々に持ち上げてくれます。

◇◆こどものとも年中向き『いちばのどじょう』
             山田ゆみ子 作・絵 定価380円        ◇◆

かやは市場にいたどじょうを家で飼います。小さな生き物を飼育する喜びを生活感
豊かで賑やかな絵で描く、生き生きとした絵本です。

◇◆こどものとも『うみのおまつり どどんとせ』
         さとうわきこ 作・絵 定価410円           ◇◆

眠ってしまったクジラを起こすため、ばばばあちゃんたちが 海で大活躍。大人気
「ばばばあちゃんのおはなし」、8年ぶりの新作です。

◇◆ちいさなかがくのとも『はだしになっちゃえ』
            小長谷清実 文/サイトウマサミツ 絵 定価380円 ◇◆

夏、かんかんでりの砂浜、あちち! 波打ち際の濡れた砂、ひんやりしてて きもち
いいー! はだしになって、いろいろな感覚を楽しもう。

◇◆かがくのとも『のやまの つるしょくぶつ』
         今井眞利子 作/多田多恵子 監修 定価410円      ◇◆

他のものに巻きついたり、張りついたりするなどいろいろな方法で成長していくつ
る植物の生き方を描いた観察絵本です。

◇◆おおきなポケット かがくのポケット「黒いレースカーのたくらみ」
                    平山暉彦 作 定価770円    ◇◆

自動車が発明されてまもないころの、貴族同士の意地をかけたレースのお話。特別
ふろくにクラシックカーの紙工作がついてます。

◇◆たくさんのふしぎ『トーテムポール』
           二川英一 文・絵 定価700円           ◇◆

見るだけで楽しいトーテムポール絵本。動植物と交わりながら生きてきた北アメリ
カ先住民の、豊かさと大らかさが伝わってきます

◇◆母の友 特集「あの日のこと、聞かせてください」 定価530円     ◇◆

特集「聞き書き・平和」では戦争を体験された方々を訪ね、お話をうかがいます。
連載「絵本作家のアトリエ」は、井上洋介さんが登場します。

★こちらから「母の友」8月号の目次をご覧いただけます。



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《3》月刊誌編集部からこんにちは
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☆毎月交代で、月刊誌の編集部から読者の皆様にむけたメッセージをお届けしてい
ます。今月は、「かがくのとも」編集部です。“「母の友」編集室の窓から”も、
毎月、このコーナーに掲載します。

◇◆かがくのとも編集部から◇◆

 〈かがくのとも〉の 折り込み付録「絵本のたのしみ」をご存知でしょうか? 作
者のことばや読者からのおたよりコーナーのほかに、連載企画として「かがくのと
も探検隊」があります。これは身近にあるおもしろそうなものをテーマに、いろい
ろなところに突撃取材をしてレポートしていく企画です。
 2006年4月号からはじまり、これまでに「糊」「ダニ研究室」「宇宙服」「絵地
図」「手持ち花火」とレポートしてきました。
 まずは担当編集員2名の雑談からはじまる企画会議。今とても気になっているこ
と、会って話を聞いてみたい人などをあげながらテーマを絞っていきます。このと
きのポイントは、実際にレポートする探検隊長の絵本作家・藤本ともひこさんをい
かに驚かすかにあります。テーマの意外性、取材して感じる驚きや感動。これをそ
のまま誌面でレポートしてもらいたいと思っているからです。
 ダニ研究室を取材するといったとき、アレルギー体質ばりばりの隊長の顔はかな
り引きつっていました。宇宙服を着用時のおならの処理や、現地をくまなく歩いて
取材する絵地図制作の苦労をうかがったり、中国製品に押されておもしろいけれど
売れなくて販売中止になった手持ち花火をやらせてもらったりと、取材は楽しくて
驚きの連続です。
 3ページではおさまりきらず、泣く泣くレポートからはずしたエピソードは数知
れず。〈かがくのとも〉本誌とは毛色は違うかもしれませんが、おもしろそうなこ
とを求めて、日夜取材に励んでおります。

★こちらから「かがくのとも」をご覧いただけます。



◇◆「母の友」編集室の窓から◇◆

 今月の特集は「あの日のこと、聞かせてください」。さまざまな立場で戦争を体
験した方々に、お話を聞きました。
 兄と婚約者を戦争で失いながら、自らを「加害の女」と責め続ける随筆家の岡部
伊都子さん。沖縄戦で家族全員を亡くした大城繁子さん。戦時下を保育者として子
どもたちと過ごした福知トシさん。さらに、戦争体験者への取材記事を通じ、戦争
を知らない世代にも語り継ごうとする新聞記者たち。
 このようにインタビューを通じて戦争を考える試みを、これまでにも何回か続け
てきました。その都度感じてきたことですが、悲惨な体験を聞くには、聞く側にと
ってもある覚悟が要ります。
 筆者にも、戦争に行かされた祖父がいます。幼いころから何度か戦争について尋
ねたこともありましたが、今に至るまで、一切黙して語らず。そのこと自体が、戦
争というものの得体の知れない恐ろしさを語っているような気がします。
 今回の記事でお話をうかがった方々の言葉は、だからこそ、ずしりと重く響きま
した。こちらの理解をどうしようもなく超えたその言葉を、どうやって掴み、伝え
ていくのか。それは今後も、私たちに課された宿題だと思っています。

★こちらから「母の友」8月号の目次をご覧いただけます。



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《4》話題の新刊『トマトさん』の作者 田中清代さんのエッセイ
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  「トマトさんの気持ちを描く」
                        田中清代

 私が実家を離れ、遅い独立をしたのは昨年の夏でした。
 実家では毎朝、父が野菜サラダを作って食べていたので、家にはいつも赤いトマ
トがありました。ところが独立してからは、そういえば、生のトマトは一度も買っ
ていないということに気がつきました。食べなかった訳ではありません。トマトを
育てている友人から、小振りのものを一山、分けてもらい、あとは他の野菜に比べ
てちょっと値が張るから安いときに買おう、と思っているうちに時期が終わってし
まいました。トマトといって思い出すのは、もちろん美味しさ。そして、その実の
美しさ。あんなにきれいな赤い色や、香りや絶妙な重たさを、絵の具で表現するの
は難しいけれど、それでも描きたくなります。

 そんなトマトを絵本に登場させることになったのは、1999年の「こどものとも年
中向き」8月号のために『みつこと とかげ』という作品を書いたことがきっかけで
した。お話は、「とかげ」を使った言葉遊びをしながら進みます。そして「とまと
のかげでひとやすみ」という1文が出来、そこからトマトさんは生まれました。ト
マトさんは大きく、熟れて、地面に落ちたトマト。女性です。これは、私が女性だ
からということもありますが、植物の持つ生命力と、人間の女性として感じている
自分のなかの生命力のようなものが、繋がっているように感じているからでもあり
ます。

 それから3年目に出来た絵本『トマトさん』で、トマトさんや仲間のとかげや、
虫たちが活躍しています。この絵本では、それまでの私にはめずらしく、「気持ち」
をテーマにしました。自然にそうなったのです。3年のあいだに少し成長した自分
が、より素直に、作品の中に内面を出せるようにしてくれたのだと思います。お話
の中に、「そうしてぽろりとあまいにおいのなみだをおとした」という部分があり
ます。トマトさんが自分の感じていることを、だれにともなくこぼしているこの場
面に、私の「気持ち」も重なっています。どんな形にせよ、自分の思っていること
を表現できたこと。それを折り返しにして、元気になれたこと。そんな私自身の経
験が入っています。それから、トマトさんの中につまった内面の豊かさに、人間の
生命力への期待や信頼の思いが表れているような気がします。この絵本を作ってい
るあいだ、トマトさんと一緒に泣いたり、笑ったり、何度も楽しみながら絵を描き
ました。トマトさんと同じ顔をしながら描くと、良い顔になるかな、と思いながら。

 夏が近づいて、八百屋さんにはおいしそうなトマトがならんでいます。私はとい
うと、今年はトマトの苗を庭に植え、育てています。私が住んでいる町は山がすぐ
近くにあって、緑が一杯です。そんな環境では植物も、とてものびのびして見えま
す。家庭菜園で採れるトマトは、ひとつひとつ色が違って、山にしておくと、とて
もきれいです。お店で売っている色の揃ったトマトとは、また別の美しさを見つけ
たなと思い、嬉しくなります。

★『トマトさん』
  田中清代 作・絵 定価840円


田中清代(たなか・きよ)
1972年、神奈川県に生まれる。多摩美術大学油画・版画専攻卒。在学中に絵本の制
作を始める。「こどものとも年中向き」では『みずたまのチワワ』『みつこととか
げ』、「こどものとも年少版」では『おいかけて』があり、そのほか絵本に『おき
にいり』(ひさかたチャイルド)、『おばけがこわいことこちゃん』(ビリケン出
版)、『ねえ だっこして』(金の星社)、さし絵に『チイコのおとしもの』(ひ
くまの出版)『佐藤さとる幼年童話自選集』(ゴブリン書房)などがある。神奈川
県在住。
ホームページ 


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《5》7月の新刊のご案内
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《7月4日(火)出荷開始》
★『文庫版 キルディー小屋のアライグマ』
  R・モンゴメリ 作/松永ふみ子 訳/B・クーニー 画 定価683円

動物好きの石工、ジェロームじいさんが、ひとり静かに暮らそうと選んだ隠居先で
おこった子どもたちとの交流をあたたかく描く。

★『文庫版 パディントン街へ行く』
  M・ボンド 作/田中琢治・松岡享子 訳/P・フォートナム 画 定価630円

ブラウンさん一家とクリスマスの飾りつけを見に夜の街へ出かけたパディントン。
大道芸人の仲間と間違われて、またもやひと騒動。

《7月5日(水)出荷開始》
★『おばけかぞくのいちにち―さくぴーとたろぽうのおはなし』
  西平あかね 作 定価840円

人間の子どもが眠るころ、おばけの子どもは保育園に出かけます。人間の暮らしと
ちょうど反対の、おばけの楽しい暮らしを活写。

★『みどりのホース』
  安江リエ 文/やぎゅうげんいちろう 絵 定価840円

夏の日、退屈していたみどりのホースと、引っ越してきたばかりのけんたは、いっ
しょに公園にいき、あちこちに水をかけました。

★『トマトさん』
  田中清代 作 定価840円

ある暑い夏の日。真っ赤なトマトさんは小川に泳ぎにいきたくなりました。でも、
体が重たいので転がることができません……。

★『ピリカ、おかあさんへの旅』
  越智典子 文/沢田としき 絵 定価1785円

呼ぶ声に導かれて故郷の川に帰った鮭のピリカ。卵を産んで死を迎える前に見たお
かあさんは、ピリカを呼び戻した声の主でした。


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《6》書籍編集部だより
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☆絵本・童話・科学書の編集部から毎月交代で読者の皆様にむけたメッセージをお
届けします。今月は絵本編集部です。

◎絵本編集部から

神話的な世界へ

 「ずっとずっと大昔、人と動物がともに この世にすんでいたとき、なりたいと
おもえば人が動物になれたし、動物が人にもなれた。…」エスキモーの人々に伝わ
る詩をもとにした絵本『魔法のことば』は、太古の神話的な世界観を美しいかたち
で表現しています。思いのままに人が動物になったり、動物が人になったりできる
なんて、まさに子どもたちが特権的にもっている感覚そのものとも言えます。そう
した世界を絵本で表現し、小さな読者に届けたいものだと常々思っています。子ど
もたちが、そのような魔力に満ちた絵本に出会い、世界の秘密に触れることができ
たらうれしいです。その体験は、心の奥にいつまでもとどまり、生きていく上での
大いなる力となるはずです。
 特に、シャーマニズムと関係の深いシベリアが舞台の『まほうのたいこ』『お日
さまをみつけたよ』や『鹿よ おれの兄弟よ』などは、そのような神秘的な力をも
った絵本だと思います。
 最近の絵本では、羽仁進さんの『とんでったら あふりか』に注目してください。
 この絵本では、アフリカという土地や動物たちに対する羽仁さんの強い思いがの
びのびと描かれています。羽仁さんの自由で豊かな感性が、人間と動物の区別がな
かった大昔の世界にも通じる、おおらかな絵本を創り出したともいえます。
 9月には、アイヌの神謡(カムイユカラ)をもとにした、まさに神話的な絵本
『シマフクロウとサケ』を出版しますので、楽しみにしてください。

★『魔法のことば』
  金関寿夫 訳/柚木沙弥郎 絵 定価1365円


★『まほうのたいこ』
  内田莉莎子 文/シェイマ・ソイダン 絵 定価1365円


★『お日さまをみつけたよ』
  M・ミトゥーリチ 原案・絵/松谷さやか 文 定価1155円


★『鹿よ おれの兄弟よ』
  神沢利子 作/G・D・パヴリーシン 絵 定価1785円


★『とんでったら あふりか』
  羽仁進 作・絵 定価1365円



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《7》福音館書店のホームページをリニューアルしました
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 7月3日に小社のホームページをリニューアルしました。システムの更新が主で
すので、内容はそれほど変わっていませんが、左メニューにマウスをもっていくと
サブメニューが開くなど、より使いやすいサイトを目指して更新いたしました。
 また書店様向けのページも新設し、注文書等をダウンロードして使っていただけ
るようにしましたので、書店様はどうぞご利用ください。
 リニューアル当初は、なにかと不具合な点があるかもしれませんが、速やかに改
善していきますので、お気づきの点はどうぞお知らせください。
 今後ともどうぞ小社のホームページをお楽しみくださいますようお願いします。


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《8》「こどものとも」創刊50周年記念ブログが完結しました
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 「こどものとも」の50年の歴史をふりかえるこのブログは、6月30日の公開分で
2005年度分までのすべてのバックナンバーの紹介を終えました。これまでご愛読く
ださいまして本当にありがとうございました。
 今後も約1年間はこのまま公開を続け、50周年記念イベントなどの新しい情報が
入れば、随時更新していく予定です。

★「こどものとも」創刊50周年記念ブログ



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《9》「こどものとも」絵本の世界展のご案内
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ぐりとぐらのともだちあつまれ!
「こどものとも」絵本の世界展
会期:2006年7月28日(金)~8月20日(日)
会場:札幌西武ロフト7階 五番舘赤れんがホール
北海道札幌市中央区北4条西3丁目
開催時間:10:00~20:00(最終日は17:00まで)
入場料:中学生以上800(600)円、小学生450(300)円、幼稚園以下無料
*( )内は、前売り及び10名以上の団体料金
お問い合わせ:札幌西武 TEL011-251-0111(大代表)
◇7月29日(土)には絵本作家・あべ弘士さんの愉快なトークと絵のイベントを開
催。「ぐりとぐら」のたまごの車や「はじめてのおつかい」の筒井商店も再現され
る楽しいスペースです。

創刊50周年みんなのともだち
「こどものとも」の絵本展
会期:2006年7月13日(木)~8月31日(木)
会場:姫路市立美術館
兵庫県姫路市本町68-25
開催時間:10:00~17:00
入場料:一般700(500)円、大学・高校生500(400)円、
中学・小学生200(100)円
*( )内は前売り及び20名以上の団体料金
お問い合わせ:姫路市立美術館 TEL079-222-2288
◇7月22日(土)には元永定正さんによる講演会「現代美術で絵本も描いた」を開
催します。また、8月20日(日)には福音館書店「こどものとも」編集長・作田真
知子による講演会「『こどものとも』ができるまで」も行なわれます。創刊号『ビ
ップとちょうちょう』や『ぐりとぐらのかいすいよく』など、約270点もの原画が
展示されます。

こいでやすこの「絵本原画」と「こどものとも」の歩み展
会期:2006年7月15日(土)~8月27日(日)
会場:いわき市立草野心平記念文学館
福島県いわき市小川町高萩字下夕道1-39
開催時間:9:00~17:00(土曜日は20:00まで)
入場料:一般420(330)円、大学・高専・高校生310(250)円、
中学・小学生150(120)円
*( )は20名以上の団体料金
お問い合わせ:いわき市立草野心平記念文学館 TEL0246-83-0005
◇福島県須賀川市出身のこいでやすこさんの作品『おなべおなべ にえたかな?』
『もりのひなまつり』などの原画展示のほか、「こどものとも」復刻版100冊、傑
作集130冊を実際に手に取って読むことが出来る展覧会です。


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