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  ★あのねメール通信~福音館書店メールマガジン2006年9月6日 Vol.58  ★
              

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         ◆◇◆  CONTENTS  ◆◇◆

《1》 連載:絵本 一方的思い入れのよろこび 6  片山健
《2》 月刊誌最新号<10月号>のご案内
《3》 月刊誌編集部からこんにちは
《4》 福音館文庫100冊刊行を記念して河合雅雄さんのエッセイ
《5》 9月の新刊のご案内
《6》 書籍編集部だより


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《1》連載:絵本 一方的思い入れのよろこび 6  片山健
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◎『おばけかぞくのいちにち―さくぴーとたろぽうのおはなし』西平あかね 作

 近頃、いろんな絵本を見ていて「この絵本を、うちの子どもたちが幼いころ(も
う25年も前のことか)見ていたら、どんなに喜んだことだろう」と思ったり、子ど
もたちが私の膝の上で、こまごまと描かれた細部などを指さしては歓声をあげ、い
つまでも面白がっている様子がアリアリと目に浮かんだりする。
 そんなふうに見た絵本は、私も必ず好きになった。というより、私がその絵本を
好きになったからこそ、幼い子どもたちが喜んでいる様子が目に浮かんだというの
が順序かも知れない。いずれにしても特に子どもたちを意識しながら見たわけでも
ないのに、ごく自然に25年前の子どもたちの喜びようが目に浮かぶということが私
にとっては重要で、そんなことがいつの間にか私の絵本に対する思い入れ、あるい
は判断のためのだいじな要素のひとつになっている。
 『おばけかぞくのいちにち』は、まさにそんな絵本だ。人間の家族と、その人間
のおばけ家族の一日がゆったり並列して明かされるが、それぞれが「これが私たち
のおばけ」「これが私たちの人間」と気づいているわけではない。いうまでもなく
子どもたちには(私には)おばけの生活のほうが魅力的に見える。
 保育園に通っている人間家族のお姉ちゃんのさきちゃんと弟のたろうが、夜、お
母さんにいろんな話をしてもらいながら眠りにつくころ、さきちゃんのおばけ・さ
くぴーとたろうのおばけ・たろぽうは、あわただしくお母さんに支度を手伝っても
らい、出勤がてらのお父さんといっしょに月や星のおばけが夜空を飛び交う保育園
に行く。
 ここまでだけでも、やはり保育園に通っていた我が家の子どもたちは大いに心ひ
かれ、なにごとによらず世話の焼ける弟、おばけのたろぽうのカワイラシサに、た
ちまちとりこになったに違いない。たろぽうが肌身離さず持っている、小さな安心
おばけのぬいぐるみ? の存在も決して見逃さないだろう。
 ところで規則正しくしっかり者のおばけは、朝になると眠って、夜になると目を
覚ます。ところがこの日、たろぽうは明るいうちに目を覚ましてしまい、ひとりで
外へ遊びにでてしまう。そして保育園の上に浮かんでいるところを、なんとたろう
に見つかってしまうのだ。「あっ、おばけだ!」「あっ、にんげんだ!」(たろう
とたろぽうがお互いを知らないところがニクイ)
 そして寝ないと足が生えて人間になってしまうというお母さんおばけの話どおり、
たろぽうに本当に足が生えてしまい、街の上空をひとり悔恨と焦燥にさいなまれて
逃げ帰ってゆく小さな姿のイジラシサ。
 特にたろぽうが大急ぎでふとんに入り、夜になって目を覚ますとオネショをして
いる場面がウレシイ。オシッコをもらしたおかげで、足が溶けてなくなって元の姿
に戻っていることにたろぽうは内心、ほっと安堵の胸をなでおろすのだ。オネショ
の神秘。
 一夜にして家族のふとんをすべて渡り歩き、オネショでビショビショにし続けた
オネショの巨人、うちの長男にはなにかやさしい贈り物になったに違いない。でも
我が家の子どもたちは、もはや3才でも5才でもないのがホントに残念。今、この
絵本を幼い子どもたちと楽しめる人たちが羨ましい。

★『おばけかぞくのいちにち―さくぴーとたろぽうのおはなし』
  西平あかね 作 定価840円


片山健(かたやま けん)
1940年生まれ。絵本作家として多数の絵本を制作しています。主なものに『どんど
んどんどん』(文研出版)、『大きい川小さい川』(ほるぷ出版)、『でんでんだ
いこいのち』(今江祥智 文、童心社)、『きつねのテスト』(小沢正 文、ビリケ
ン出版)、『おやすみなさいコッコさん』『おなかのすくさんぽ』『タンゲくん』
(以上、福音館書店)などがあり、単行本として『わたしの遠足日記』(晶文社)
があり、画集には『いる子ども』(パルコ出版)などがあります。


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《2》月刊誌最新号<10月号>のご案内
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☆月刊誌最新号<10月号>は、発売中です。

◇◆こどものとも0.1.2.『おなかがすいた』
              佐々木マキ 作 定価410円          ◇◆

お腹を空かせたウサギさん、ワニさん、ゴリラさん、キツネさん、女の子、みんな
しっかり食べましたよ。満腹して満足満足!

◇◆こどものとも年少版『たまのりひめ』
            牡丹靖佳 作 定価380円            ◇◆

しゃなりしゃなりとボールに乗ったお姫さまが、お供を連れて行進です。するとぽ
っかり空いた穴に、お姫さまは落ちてしまいます!

◇◆こどものとも年中向き『サムリ まめをとりかえす』
      よしざわようこ 再話/チャイヤン・コムキャウ 絵 定価380円 ◇◆

畑の留守番を頼まれたサムリですが、カラスに豆を全部取られてしまいます。取り
返そうと猟師に頼みますが……。タイのぐるぐる話です。

◇◆こどものとも『つきよのさんぽ』
         安江リエ 作/池谷陽子 絵 定価410円         ◇◆

満月の夜、お父さんと散歩に出かけたぼくは、カメやモグラやウサギたちに誘われ
て、月の広場へいき、楽しいひとときを過ごします。

◇◆ちいさなかがくのとも『にしまち3ばんちの ねこたち』
             沼野正子 作 定価380円           ◇◆

おいらは西町3番地のネコ。この辺りには赤トラ3兄弟をはじめ、たくさんのネコ
がいるんだ。だから毎日、いろんな出来事が起こることに。

◇◆かがくのとも『みんなで こんにゃくづくり』
         菊池日出夫 作 定価410円              ◇◆

春、田舎のおじいちゃんちの畑にこんにゃく芋を植えた、あきちゃんは、秋、みん
なでこんにゃくを手作りして食べました。

◇◆おおきなポケット かがくのポケット「じめんのしたの小さなむし」
                    たしろちさと 作 定価770円  ◇◆

地面のしたでくらすシロテンハナムグリの幼虫が、おいしい土をさがしてすすみま
す。他に、たのしい物語が2編。

◇◆たくさんのふしぎ『どこでも花が……』
           増村征夫 文・写真 定価700円          ◇◆

花はどこにでも咲いています。岩場や崖、標高3000メートルの山頂、池や川の中、
海辺など。身近でも、意外な場所で花は咲いています。

◇◆母の友 特集「繕って暮らそう」 定価530円             ◇◆

家族の服がほころびたとき どうしていますか? 「直すより買う」が当たり前とな
った今、繕うことの楽しみを改めて考えます。

★こちらから「母の友」10月号の目次をご覧いただけます。




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《3》月刊誌編集部からこんにちは
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☆毎月交代で、月刊誌の編集部から読者の皆様にむけたメッセージをお届けしてい
ます。今月は「たくさんのふしぎ」編集部です。“「母の友」編集室の窓から”も、
毎月、このコーナーに掲載します。

◇◆たくさんのふしぎ編集部から◇◆

2007年度4月号『ぼくたちのロボット』(瀬名秀明 文/影山徹 絵)

 今や2足歩行のロボットがCMキャラクターになったり、自作ロボットでの対決
番組が注目されたり、一般家庭向けおそうじロボットも発売されたりと、「ロボッ
ト」の存在はいよいよ身近になってきました。
 今後はもっと身近になり、各家庭に1台ずつロボットがいる生活も近い将来に実
現するでしょう。いったいどんな生活なのでしょう? アトムやドラえもんが身近
にというイメージでワクワク? 機械が生活に入り込んでくるなんて怖い? 前者
のイメージならもちろん、後者の懸念を払拭するためにも、ロボットが自由に動い
たりするのはもちろんですが、自分自身で考え、相手の気持ちも推し量って、気を
配ったりできなくてはいけません。これはつまり、ロボットに“心”をもたせるこ
とです。
 しかし、心って何でしょう? 人間はいつから心をもったのでしょうか? 動物
も心をもっているのでしょうか? 心については、わからないことだらけです。で
も、もし心をもつロボットができたとしたら、今の時点でわかるのは、ただただロ
ボットになにかを期待するだけではいけないということです。相手は心をもった存
在なのです。共に生活するロボットに、ぼくらはどんな気配りができるか、逆に考
えていかなければなりません。そのために人間は心をもっているのですから。ロボ
ットに心をもたせることは人間の心を考えること、つまり人間自身を考えることな
のです。

★こちらから「たくさんのふしぎ」をご覧いただけます。



◇◆「母の友」編集室の窓から◇◆

 吹く風も秋めいてきた今月の特集は、「繕(つくろ)って暮らそう」です。「繕
う」と聞くと、なんだか古くさい感じがするかもしれません。安価な既製品があふ
れるこのごろ、ほころびを直してまで古い服を着続ける人は少なくなっているよう
です。でも、それがとっておきの、お気に入りの服だったらどうでしょう? 子ど
もが大好きな服に穴をあけて帰ってきたとき、さりげなく繕ってやれたら……。繕
いにはものを直すことだけではない、温かみと美しさがある、と今月お話を伺った
服飾デザイナーの森南海子さんは言います。
 担当者自身、特集の撮影用に、苦手な針仕事をするはめになって青ざめましたが、
やり始めるとこれが楽しいのです。針を進めるうちにおっくうさは消え去り、手つ
きのぎこちなさも忘れてさまざまなことに思いを巡らせながら、没頭している自分
がいました。「針と糸を持てば誰でも繕えますよ」という森さんの言葉通りです。
おっくうさがなくなると、とたんにやってみたくなるもの──こまったときに役立
つ基本の繕い方も大公開します。
 「絵本作家のアトリエ」は番外編。先月ご紹介した太田大八さんと、「だるまち
ゃん」シリーズで人気の加古里子さんのビッグ対談です。お見逃しなく!

★こちらから「母の友」10月号の目次をご覧いただけます。



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《4》福音館文庫100冊刊行を記念して河合雅雄さんのエッセイ
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   福音館文庫の楽しさ
                   河合雅雄

 文庫本のよさは、種類が豊富なのと手軽なことです。福音館文庫が 100冊になっ
たというのは、児童文学好きにとってはすごくうれしいことです。電車でどこかに
行くときは、そのときどきの気分で読みたい本を鞄に入れていく。何にしようか、
とあれこれ迷うしばしの時が楽しい。電車の中は、誰にも電話にも邪魔されないえ
がたい読書空間です。
 ファンタジーものが大はやりです。いいことだとよろこんでいたら、子どもたち
は意外に想像力が乏しい。一方、国立教育政策研究所が行った全国の小4から中3
までの「国語と算数・数学の特定課題調査」(2006)によると、論理的考察と表現
力が弱いという。うーん、どうなってんのかと言いたいところですが、要は本を読
まない子が多いということでしょうね。
 想像力を養うにしろ国語の力をつけるにせよ、方法はただ一つ。おもしろい本を
たくさん読むことです。私は病弱で小学校3年から半分ぐらいしか行っていません
が、たぶん国語の力は誰にも劣らなかったと思います。病床で本に親しんでいたか
らでしょう。前記の調査の「読み」で、「挙手」17%(小4)、「誇張」31%(中
3)はみじめ。漢字を暗記物として勉強するからだめなのです。昔の本はルビがふ
ってあったので、読書中自然に漢字の読みを覚えたものです。象形文字のよさです。
その点、福音館文庫はルビがよく使ってあるのでいいですね。
 想像力を養うには、それを生みだす基礎として事実に対する深い関心を育てるこ
とが必要です。ノンフィクションといわれる作品は、一見わかっているような気に
なりますが、すぐれた作品は常識的な想像力のとうてい及ばない深い世界を見せて
くれます。そして、生きていることの意味、人生のあり方など、私たちの最も身近
で切実な問題への思索に新鮮なエネルギーを与えてくれます。この文庫には17点の
ノンフィクションがそれぞれ硬玉のような存在感をもって光を放っているのがたの
もしい。
 本ばなれと共にひどいのは、子どもの自然ばなれです。すぐれた楽しい自然に関
する本をぜひ読ませたいですね。『冬のデナリ』のような感銘深い壮絶な作品もあ
りますが、M・バケット『フクロウ物語』とN・スラトコフ『北の森の十二か月』
(上、下)が気にいっています。
 『フクロウ物語』は、イギリスの田舎町に住む野生動物リハビリセンター一家と
モリフクロウの話です。巣から落ちた子フクロウが大きくなり、野生に帰したいと
いうのであずかりました。ボズという名の雌は大変なやんちゃで、いろんな事件や
騒動を巻き起こします。それを少年の目で見た大変楽しい物語です。
 読みながら、何度も「本当かなあ」と頭をかしげました。あまりに人によくなれ、
バケット一家はまるでドリトル先生の家のようなんです。この本で面白い出会いが
ありました。ボズは大変人の好き嫌いがはげしく、マッキノン少年は理由なくいつ
も襲われるのです。この少年こそ後年野生のオランウータンやメガネザルの研究で
すばらしい研究をした人で、私は彼の論文を感激して読んだものです。その人にこ
の本で出会うとは! 最後に岩本久則さんのユーモラスな絵が、すてきに“おもし
ろい!”
 『北の森』は、私の歳時記で車中の友です。野生動物の鋭い観察と詩情豊かな感
性による表現が、とてもこきみよい。「病気にかかった沼」、わずか正味3ページ
の文に23種の動物と7種の植物が登場します。著者の自然への深い愛着が、虫けら
一つでも見逃すわけにはいかないのでしょう。動物への温かいまなざしがうれしい。

★こちらから「福音館文庫」の内容をご覧いただけます。


★『冬のデナリ』
  西前四郎 作 定価945円


★『フクロウ物語』
  モーリー・バケット 作/松浦久子 訳/岩本久則 画 定価735円


★『北の森の十二か月』(上)
  N・スラトコフ 文/チャルーシン 画/福井研介 訳 定価840円


★『北の森の十二か月』(下)
  N・スラトコフ 文/チャルーシン 画/松谷さやか 訳 定価840円


★『少年動物誌』
  河合雅雄 作/平山英三 画 定価735円


河合雅雄(かわい・まさを)
1924年兵庫県に生まれる。京都大学理学部動物学科卒。日本モンキーセンター、京
都大学霊長類研究所教授を経て、兵庫県立人と自然の博物館名誉館長、京都大学名
誉教授。霊長類研究の第一人者。著書には 専門分野からの『サルの目ヒトの目』
(平凡社)、『河合雅雄著作集 全13巻』(小学館)などのほか、『少年動物誌』
(福音館文庫)、『小さな博物誌』(筑摩書房)など児童にむけて執筆された作品
がある。兵庫県在住。


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《5》9月の新刊のご案内
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《9月5日(火)出荷開始》
★『文庫版 積みすぎた箱舟』
  G・ダレル 作/羽田節子 訳/S・バウアー 画 定価788円

手つかずの大自然の中に魅力的な動物たちの世界が生き生きと展開する、英国自然
保護論者の草分け・ダレルの記念すべき処女作。

《9月6日(水)出荷開始》
★『はたけうた』
  田島征三 作 定価840円

著者の畑仕事を楽しむ暮らしから、野菜や虫たちの応援歌が生まれました。チョイ
トナー、ドッコイショなどの合いの手も楽しい歌づくし。

★『ねことらくん』
  中川李枝子 作/山脇百合子 絵 定価840円

ゆうじが遊んでいると、ねこがやってきて、しっぽとチョッキを交換しようといい
ます。2人はそれぞれの姿に変身して、外出するのです。

《9月13日(水)出荷開始》
★『ミミちゃんのぬいぐるみ』
  ふくざわゆみこ 作 定価1050円

黙って持ち出したお姉ちゃんのぬいぐるみをボロボロにしてしまったミミちゃん。
友だちが一生懸命直そうとしてくれるのですが……。

★『いたずらハリー きかんぼのちいちゃいいもうと その3』
  ドロシー・エドワーズ 作/渡辺茂男 訳/酒井駒子 絵 定価1155円

わがままで、やんちゃな妹が巻き起こす騒動がユーモアたっぷりに語られるシリー
ズの3巻目。今回は、いたずらっ子のハリーが登場。

《9月20日(水)出荷開始》
★『シマフクロウとサケ』
  宇梶静江 古布絵制作・再話 定価1260円

村の守り神・シマフクロウは、川下にやってくるとサケの群に出会い、そのなかの
無礼なサケに腹をたてます。アイヌの神話を絵本化しました。

★『せーの ジャンプ!』
  深川直美 作・絵 定価1260円

お祭りで買ってもらった風船が、風に飛ばされてしまいました。大人たちは次々に
追いかけますが届きません。すると、ぼくは深呼吸して……。


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《6》書籍編集部だより
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☆絵本・童話・科学書の編集部から毎月交代で読者の皆様にむけたメッセージをお
届けします。今月は科学書編集部です。

◎科学書編集部から

“Do!図鑑シリーズ”とは何か

 「科学書」編集部の仕事はじつに多岐にわたっていますが、基本的には1冊1冊
すてきな単行本を刊行していくこと……それが私たちの課題になっています。
 とはいえ、そうして刊行した本たちが、結果としてシリーズにまとまっていくも
のもいくつかあります。今回は、そうしたシリーズのなかから“Do!図鑑シリー
ズ”をとりあげます。
 初めて世に出たのは『冒険図鑑』(さとうち藍 文/松岡達英 絵、1985)です。
サブタイトルは“野外で生活するために”。それは出かける前から始まり、ザック
のつめ方、地図を読む、木や竹で食器をつくる、道に迷ったらなど、アウトドアに
関するノウハウが満載され、しかも本の大きさがハンディで、携帯できる本になっ
ています。
 これからの季節、秋の野山をお子さんと歩くときに、この『冒険図鑑』を手にし
てみてください。
 さて、“Do!図鑑シリーズ”は、その後、『自然図鑑』『遊び図鑑』『工作図
鑑』『園芸図鑑』『生活図鑑』『自由研究図鑑』『飼育栽培図鑑』と刊行され、現
在は全8巻の構成となっています。また、“Do!図鑑シリーズ”は韓国、中国、
台湾で翻訳出版もされています。
 このシリーズに6年ぶりで新刊が登場します! 『料理図鑑』(越智登代子 文/
平野恵理子 絵)といいます。コンセプトは、はじめて料理をつくる 子どもたちに
……です。
 目次のはじめのところだけちょっとご覧にいれましょう。
“お母さんヤ・ス・メ”、分量のはかり方、火加減、煮る、ゆでる、炊く、ふた、
むく・取る、洗う、水切り・水にさらす……えっ、レシピがないじゃないかですっ
て? あわてないでください。レシピも満載です。それにスローフードや「トクホ」
「バイオ」新食品などの最近の考え方も詳しく解説しています。
 料理に関することならば、これ1冊で完璧! です。どうぞ ご期待ください。刊
行は11月(予定)です。

★“Do!図鑑シリーズ”は、こちらでご覧いただけます。



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