☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

 ★あのねメール通信~福音館書店メールマガジン2008年6月4日 Vol.79  ★
            

☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

         ◆◇◆  CONTENTS  ◆◇◆

《1》 連載:めくってうれしい絵本体験記(3) 飯野和好
《2》 月刊誌最新号<7月号>のご案内
《3》 月刊誌編集部からこんにちは
《4》 追悼・石井桃子さん
《5》 6月の新刊のご案内
《6》 書籍編集部だより
《7》 原画展のお知らせ


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《1》連載:めくってうれしい絵本体験記(3) 飯野和好
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・『もじゃもじゃペーター』H・ホフマン作

 まったく、この絵本に出会ったときにはびっくりしたものです。そして、嬉し
くもなりました。イラストレーター駆け出しのもやもやしていたころ、そうか!
こりゃ、すごいぞ、この感じと、進むべき方向を勇気づけられた絵本です。70年
代に入ったばかりのころでした。
 自分の頭もアフロヘアーで、意気揚々とニューロック時代の幕開けの街を歩い
ていた、ヒッピー画学生のころでした。それまでファッションイラストレーショ
ンを描いていたのですが、時代とともにもっと自分の世界をだすんだ、ほんとう
の自分はなんなんだ! なんて、心の叫びを燃え上がらせていたころです。
 そして、落書きのように描き始めた子どもっぽいファンタジーイラストレーシ
ョンを、売り込み売り込みしているときに出会ったのが、当時「アンアン」のア
ートディレクターだった堀内誠一さんでした。私の無国籍風イラストレーション
をしっかり見てくださり、また、「きむずかしやのピエロットのものがたり」と
題までつけてくださって、初期の「アンアン」に使ってくれたのです。それは私
にとって大きなことでした。誰も相手にしてくれなかった私の作品を、「これで
いいんだよ」と採用してくれたのですから。堀内さんとの出会いが、私のそれか
らの道に自信をつけることができたのです。
 そして、この『もじゃもじゃペーター』との出会いにもつながりました。とに
かく、面白くて、怖くて、不思議なしつけ絵本です。私の子どものころも、食べ
てすぐ横になると牛になっちゃうよとか、夜中に爪を切るとなにか怖いものがや
ってくるとか、夜に口笛を吹くと蛇がやってきて咬まれちゃうとか、夕方あまり
遅くまで隠れんぼをしていると陰なし婆がやってきてどこかへ連れて行かれちゃ
うとか、親たちがいろいろなことをいって、日頃のしつけを物語的話し方にして
いたものでした。ミミズにオシッコをかけるとオチンコがものすごくはれちゃう
とか、ヒキガエルにさわっていたずらをすると手がイボだらけになっちゃうとか、
たくさん怖い思い出があります。
 どこか信じてはいないけれど、心のなかがざわんとして、いうことをきいてし
まったものでした。そうそう、枕を踏んだらバチが当たって風邪を引くとかね。
中世のドイツの親たちも子どもたちに同じようなことをいっては、少し楽しみな
がらも、しっかりしつけをしていたのでしょうね。
 お医者さんであるH・ホフマンさんが、3歳になる長男に次から次へと描いて
あげたこの『もじゃもじゃペーター』も、色濃い生活感のなかにユーモアとすか
っとした面白味が、昔話のような不思議な空気と混ざり合わさり、他の絵本とは
別格の面白さを表しています。
 よく私は冗談で、この絵本を嫌うなんて弱虫だなんていったりしますが、確か
にこういう激しい、また強烈な個性を受け入れてこそ、物事の見極めができてい
くのではないでしょうか。ひとつひとつのお話に真理と自分が試されるブラック
ユーモアが散りばめられた傑作絵本です。なにしろ1845年からずっと現在まで出
版され続けられているのですから! それにしても、このきたないボウボウ頭の
もじゃもじゃペーター君は、いったい何者でしょう?

★『もじゃもじゃペーター』
  H・ホフマン 作/佐々木田鶴子 訳、ほるぷ出版 定価2310円

★『もじゃもじゃペーター』
  H・ホフマン 作/生野幸吉 訳/飯野和好 絵、ブッキング 定価1680円


飯野和好(いいの かずよし)
絵本作家・イラストレーター。1947年、埼玉県秩父郡生まれ。おもな絵本に『知
らざあ言って聞かせやしょう』(ほるぷ出版)、『むかでのいしゃむかえ』『ね
ぎぼうずのあさたろう』シリーズ(以上、福音館書店)、おもな挿絵に『おもち
ゃ屋のクィロー』(福音館書店)、『小さなスズナ姫』シリーズ(偕成社)など
がある。絵本制作の他に、舞台美術やブルースハープの演奏でも活躍。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《2》月刊誌最新号<7月号>のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆月刊誌最新号<7月号>は、発売中です。

◇◆こどものとも0.1.2.『おおきいかめ ちいさいかめ』
              山田ゆみ子 作 定価410円         ◇◆

大きいカメと小さいカメが、ゆーらゆーら、ぴーらぴーらと気持ちよさそうに泳
いでいます。のんびりしたカメの様子を描いた絵本。

◇◆こどものとも年少版『いしころ とことこ』
            古賀充 作 定価380円            ◇◆

小さな石ころがとことこ歩き出しました。仲間の石に出会い、みんなで連れ立っ
て、とことことことこ。不思議な石の写真絵本。

◇◆こどものとも年中向き『ほたるさわ』
             菊池日出夫 作 定価410円         ◇◆

夏の日が暮れるころ、ひでちゃんたちは村はずれの沢に蛍をとりに出かけます。
自然が豊かだった田舎の夏の夜の物語。

◇◆こどものとも『あいうえおみせ』
         安野光雅 作・絵 定価410円            ◇◆

あめ屋、石焼きいも屋、運送屋、えんとつ屋、おけ屋………。「あいうえお」と
「いろはにほへと」で始まるお店やさんが大集合。

◇◆ちいさなかがくのとも『まほうのコップ』
     藤田千枝 構成/川島敏生 写真/長谷川摂子 文 定価380円  ◇◆

魔法のコップの後ろに、いちごをおいたらぐんにゃりつぶれて、赤唐辛子みたい
になった! 魔法のコップは、誰でもすぐ作れます。

◇◆かがくのとも『パンダに あった』
         岩合光昭 写真・文 定価410円           ◇◆

生後間もない赤ちゃん、歯並びやつめ、竹の食べ方、水の飲み方など、知ってい
るようで知らないパンダの姿をじっくりと見られます。

◇◆おおきなポケット かがくのポケット「八森山のハス池」
                    太田威 写真・文 定価770円 ◇◆

ハスの花が咲くとトンボやハチなどの虫たちが集まり、人も、花や茎を利用しま
す。ハスの開花から枯れるまでの池を写真で追います。他に楽しいお話2編。

◇◆たくさんのふしぎ『ぼくの博物館』
           さいとゆふじ 文・絵 定価700円        ◇◆

よあけまえ。暗く静かな部屋にネコが1匹迷いこむ。部屋にあふれる物、物、物
――博物がもつ時間と空間を、イメージでひもとく絵本。

◇◆母の友 特集「『夫婦』は過酷な『鉄人レース』」 定価530円    ◇◆

夫婦とは一人の相手を一生愛し続ける厳しい道のり。これを乗り切るには夫が変
わること、と語る「全国亭主関白協会」会長の本意は?

★こちらから「母の友」7月号の目次をご覧いただけます。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《3》月刊誌編集部からこんにちは
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆毎月交代で月刊誌の編集部から読者の皆様にむけたメッセージをお届けしてい
ます。今月は「ちいさなかがくのとも」編集部です。“「母の友」編集室の窓か
ら”も、毎月、このコーナーに掲載します。

◇◆ちいさなかがくのとも編集部から◇◆

 「ちいさなかがくのとも」9月号『くさはら』の取材で、昨夏、多摩川の支流
の川原に通いました。
 まずはロケハン。家族で川遊びに行くような近郊の川原で、“大きすぎず小さ
すぎずちょうどよい”川原を、「ちいさなかがくのとも」の著者でもある野鳥写
真家の叶内拓哉さんに教えてもらいました。
 はじめてこの川原に行ったのは7月末、絵本のイメージどおりの川原でした。
バッタがぴょんぴょん飛ぶなかを歩いているうちにクズの群落に囲まれてしまい、
誰かがつけた踏み跡をたどってようやく抜け出しました。いい場所を見つけるこ
とができてうれしかったのですが、まだ安心はできません。大雨が降って川原に
水があふれれば草原のようすは一変してしまいます。そして草刈り作業が入って
しまったりすることもあります。
 9月はじめ、画家の酒井駒子氏との取材の前日に、どきどきしながらもういち
ど下見に行きました。7月にあったクズの群落は刈られてしまっていましたが、
はやくもつぎの草がのびてきていました。
 そして本番、半日、川原の植物や虫たちを取材しました。酒井氏はバッタとり
の名人でした。西日になってきたころ、土手にすわって川の音を聞いてすごしま
した。
 無事取材を終えた数日後、台風が来ました。何回も通った川原がどうなったか
見てみたくて行くと、水際の草原はぺしゃんこになっていました。こんなところ
まで水があふれたのかとびっくり。
 今、この絵本の印刷作業をすすめているところです。先日、この川原がなつか
しくなってまた行ってみたら、川の流れる筋が変わっていて、石ころだらけのか
つての川底が見えました。この川原に行くときはなぜかいつも風が強くて、向か
い風の土手を歩くのはたいへんなのですが、行くたびになにかおもしろい発見が
あります。
 『くさはら』を読んでくれた子どもたちも、川原でおもしろいことをたくさん
見つけてくれたらいいなと思っています。

★こちらから「ちいさなかがくのとも」をご覧いただけます。



◇◆「母の友」編集室の窓から◇◆

 今月のメイン特集は、「『夫婦』は過酷な『鉄人レース』」。
 このタイトルに反応する人、多いです、社内および関係者にも。それぞれに、
それぞれの思いが浮かぶのでしょう。
 ページを開けば“亭主関白のすすめ”。「母の友」と亭主関白にどんなかかわ
りが……違いました、「新!亭主関白」です。「新!亭主関白」とは、上手に妻
の尻に敷かれることのできる人。今、世の夫が妻との関係を見直し、妻の笑顔あ
ふれる家庭を築くことが急務と、この考え方の普及を図る「全国亭主関白協会」
会長の天野周一さんを訪ねました。
 初めは、妻からの突然の三行半、熟年離婚を避けたい一心の危機感から出発し
たそうですが、道を究めていく内に、夫婦の関係はコミュニケーションの基本で
あり、子育てにも、仕事にも、社会にも共通することであると気づくようになり
ます。
 活動を始めて既に十年選手の天野さん、インタビュー中、どんな深刻な問題も
常に明るく語ることを忘れません。編集部の質問には「そうそうそう!」と指さ
しジェスチャーまで加えて、「あ、いいところを突いたかな?」という気にさせ
てくれ、話はさらに弾むのです。
 笑いながら読める夫婦の話、天野さんの話術をお楽しみください。

★こちらから「母の友」7月号の目次をご覧いただけます。


★こちらから「母の友」のブログをご覧いただけます。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《4》追悼・石井桃子さん
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(4月2日、石井桃子さんは逝去されました。生前、それぞれ編集を通じて親交
の深かった、元・岩波書店、山田馨さん、小社、松居直からの追悼文をもって、
ここに追悼といたします。)

   命の音
                  山田 馨

 石井桃子さんと、二人で花見に出かけたことがある。
 その頃、ぼくは伊豆大島に住む友人を頼っては、毎年島へオオシマザクラを見
に行っていた。そのオオシマザクラは、大ぶりの純白の花が、緑の葉がほどける
のを待って咲き出す。花だけを、枝をかくすほどにつけるソメイヨシノとはちが
って、ふしぎに清潔な美しさがある。そんなぼくの話を聞いて、石井さんは、ぜ
ひその花を見たいと言いだした。
 熱海駅で九時半に石井さんと待ち合わせ、港までタクシー、10時発の大島行き
高速船、元町に11時10分着。そんなメモ書きが、1985年度の手帳の、4月4日の欄
にのこっている。元町で寿司を食べてから、友人に借りた車で、2人してサクラ
の名所の大島公園に行った。薄曇りの空で、少し風が吹いていた。
 公園には、ちょうど満開をむかえたオオシマザクラの巨木がならんでいた。み
ずみずしい緑の葉を背景に、白い花は、甘酸っぱい芳香をはなち、頭上をおおい
つくして、圧倒的な力で迫ってきた。花案内人の役は無事に果たせた、と思った。
 何本か見て、歩いて、石井さんが高い静かな声で言った。「山田さん、ほら、
ケモノみたいですねっ」えっ、と声を失った。なにを言っているのか理解できな
かった。
 石井さんが指さす先には、のたうつように地面をつかむ根、太いごつごつした
幹、上には伸びずに横へ横へと伸びる瘤だらけの枝があった。石井さんが見てい
たのは、楽しみにしていた花ではなくて、その下にある荒々しい樹形だった。1
つ1つの樹形には、強い塩分と強い風に耐えて生きのびてきた、それぞれの木の
百年の日々が刻まれていた。

 石井さんは、歩いていても、物語を書いていても、翻訳をしていても、いつも、
ドクン・ドクン・ドクンと命の音がする方に耳をすましていた。


   暖かさとユーモア
                  松居 直

 石井桃子さんとの最初の出会いは、1955年の秋だったと記憶します。前年に坂
西志保先生の推薦で、ロックフェラー財団の研究員としてアメリカへ1年間の留
学をされ、帰国された直後でした。
 当時岩波書店で児童書の編集をしていた童話作家のいぬいとみこさんに、たま
たま創作童話の執筆をお願いするために岩波書店を訪れたとき、玄関まで出てき
たいぬいさんが、「ご紹介したい方がいらっしゃいますから……」と、玄関わき
の廊下に私を招き入れ、そこに立っておられた物静かなものごしのご婦人を、
「石井桃子さんです」と私を引き合わせてくださったのです。
 石井さんは渡米前まで岩波書店に籍を置いて、「岩波少年文庫」や「岩波の子
どもの本」の企画と編集を主導しておられたことは存じあげていましたが、お会
いするのははじめてでした。石井桃子というお名前を耳にし、そのお顔をみた瞬
間、私は思わず深々と最敬礼をしていました。
 これがあの『クマのプーさん』の石井さんか! と思ったからです。初版本の
『熊のプーさん』を私は中学校5年生のとき、勤労動員で海軍の軍需工場で紫電
改という戦闘機を造る仕事と空襲の合間をぬって読みつづけ、束の間、戦争を忘
れてあたたかい幸福感に包まれる思いをしたことが忘れられません。その語りの
暖かさとユーモアは、殺伐としたくらしの中で、読書の楽しさをしみじみと味わ
わせてくれたものです。
 その訳者である石井さんにお会いできて、私は心の底から「ありがとうござい
ます」と思い、つい最敬礼をしたのです。
 その日から、尊敬する児童文学者として、また編集者の大先輩として石井さん
と直接におつき合いのできる幸運に恵まれるだけでなく、その創作童話や翻訳物
語や絵本の編集を手掛ける立場となり、限りなくゆたかなご指導と子どもの読者
についての深い示唆とを与えられる経験をしました。心からその恵みを感謝して
おります。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《5》6月の新刊のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

《6月4日(水)出荷開始》
★『うさこちゃんと たれみみくん』
  D・ブルーナ 文・絵/松岡享子 訳 定価630円

うさこちゃんのクラスに片耳のたれている転校生がきました。うさこちゃんは、
皆がその子を「たれみみくん」と呼ぶのが気になりました。そこで……。

★『うさこちゃんの てんと』
  D・ブルーナ 文・絵/松岡享子 訳 定価630円 

ある夏の日、うさこちゃんは庭にテントをはって、遊びました。窓をあけてみた
り、お昼を食べたり、楽しい夏の1日を楽しみました。

★『うさこちゃん びじゅつかんへいく』
  D・ブルーナ 文・絵/松岡享子 訳 定価630円 

うさこちゃんは、初めて美術館へいきました。コールダーらしきモビール、モン
ドリアンらしき抽象画、イヴ・クラインらしき立体などを鑑賞します。

★『ぼく、あぶらぜみ』
  得田之久 文/たかはしきよし 絵 定価880円 

『ぼく、だんごむし』で好評を博した著者コンビの第2弾。暖かいストーリーと
カラフルな貼り絵の世界が展開します。

《6月11日(水)出荷開始》
★『プアー』
  長新太 作・絵/和田誠 しあげ 定価840円 

犬のしっぽがふくらんだと思ったら、耳も鼻も脚もお腹もふくらんで、体じゅう
ぱんぱんにふくらんでしまったではないか! どうなるの!?

★『わんわん にゃーにゃー』
  長新太 作・絵/和田誠 しあげ 定価840円 

犬がわんわん、猫がにゃーにゃー。犬がわんわん、猫がにゃーにゃー。あれれれ
れ、猫が犬の口の中に入ったではないか! どうなるの!?

★『おさんぽ おさんぽ』
  ひろのたかこ 作 定価600円 

雨上がり、お気に入りの長靴で外へでかけると、いろいろなものに出会います。
最後は大きな水たまりで、思いきりバシャバシャしてみませんか?

★『みずくさむらとみずべむら―やなぎむらのおはなし』
  カズコ・G・ストーン 作 定価840円 

水辺の村に住む虫たちが、大雨のあと、泥にはまって動けなくなりました。そこ
へ「とんぼたっきゅうびんセンター」のトンボたちが駆けつけました。

《6月18日(水)出荷開始》
★『たたんで むすんで ぬのあそび』
  平野恵理子 作 定価880円

変装したり、動物になったり。小さなタオルから、大きなシーツまで、いろいろ
な大きさの布を使った楽しい遊びが満載の絵本です。

★『どうする どうする あなのなか』
  きむらゆういち 文/高畠純 絵 定価1365円

3匹の野ねずみのあとを、2匹の腹ぺこ山猫が追いかけてくる。ひゅううううう
ん、どっしん! 野ねずみも山猫も深い穴に落ちてしまった。

★『うみべで あそぼう』
  なかのひろみ 文/小林安雅 写真 定価945円

ひっくり返るヒトデ、動くウニ、殻を取りかえるヤドカリなど、9種類の海の生
きもののふしぎな生態を紹介した楽しい写真絵本。

★限定発売「ポケット版 エルマーシリーズ」(全3冊)セット定価2100円
      R・S・ガネット 作/R・C・ガネット 絵/渡辺茂男 訳 

1948年に『エルマーのぼうけん』が出版されて、今年、60年になります。エルマ
ー生誕60周年を記念して「ポケット版」を限定出版いたします。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《6》書籍編集部だより
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆絵本・童話・科学書の編集部から毎月交代で読者の皆様にむけたメッセージを
お届けします。今月は科学書編集部です。

◎科学書編集部から

「かがく」は「見たい、知りたい、わかりたい」きもちを爆発させること!

 『ルネサンスとは何であったのか』で、著者の塩野七生さんは、ルネサンスと
は「見たい、知りたい、わかりたいという欲望の爆発である」と述べ、レオナル
ド・ダ・ヴィンチのことを「私の空想するレオナルドは、〈ペルケ、ペルケ、ペ
ルケ〉と、独りつぶやきながら部屋の中を行ったり来たりしている姿です。
〈perche〉とはイタリア語で、〈なぜ〉の意味」と書いています。
 小さな子どもたちもまた、毎日の新しい出来事に対して「見たい、知りたい、
わかりたい」きもちをふくらませて、「なぜ、なぜ?」とつぶやいているように
思います。そして、子どもたちが生活の中で触れるさまざまな事象の裏には、た
くさんの「かがくのたね」があります。いま私たちに求められていることは、
「かがくのたね」を掘り起こし、子どもたちの興味を喚起するような作品を、よ
り多く刊行していくことではないかと考えています。
 5月に刊行した『うえにはなあに したにはなあに』(シェーファー 作/バッ
シュ 絵/木坂涼 訳)という絵本は、「もしきみがもぐらだったら、その上には
何が見える? そのもっと上には?」という意表をついた質問から始まります。
縦に開いたページをめくって下から上へのぼっていくと、いつも見なれている世
界がどんどん広がっていくことに気づき、子どもたちは「見たい、知りたい、わ
かりたい」きもちを満足させることでしょう。ぜひ、ご一読してください。
 同じように、絵本として楽しめ、かつ、身の回りにある疑問に応える作品とし
て、9月には時間の概念を楽しく伝える『しゃっくり1かい 1びょうかん』の
刊行も予定していますので、お楽しみに!!

 
★『うえにはなあに したにはなあに』
  L・M・シェーファー 作/B・バッシュ 絵/木坂涼 訳 定価1470円



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《7》原画展のお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ぐりとぐらのともだちあつまれ 「こどものとも」絵本の世界展
会期:2008年7月19日(火)~9月30日(火)
会場:ベルナール・ビュフェ美術館 静岡県長泉町クレマチスの丘515-57
問合せ先:TEL 055-22-0385
休館日:水曜日(8月13日は開館)
入場料:一般1000円(900円)、大学生・高校生500円(400円)、
    幼児・小学生・中学生は無料
   ( )内は、20名以上の団体料金。


美術館に行こう! ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方
会期:2008年5月25日(日)~7月6日(日)
会場:高知県立美術館 高知市高須353-2
問合せ先:TEL 088-866-8000
休館日:会期中無休
入場料:一般850円(650円)、大学生550円(450円)、高校生以下無料
   ( )内は、20名以上の団体料金。


えほんの絵の世界
会期:2008年4月12日(土)~6月29日(日)
会場:黒部市美術館 富山県黒部市堀切1035
問合せ先:TEL 0765-52-5011
休館日:月曜日
入場料:一般500円(400円)、高校・大学生400円(300円)、中学生以下無料
   ( )内は、20名以上の団体料金。



************************************
このメールの再配信、および掲載された記事の無断転載を禁じます。
定価はすべて消費税5%込みの価格です。
◆配信先の変更および解除は次のページからおこなうことができます。

◆発行:株式会社福音館書店 宣伝部宣伝企画課
************************************