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 ★あのねメール通信~福音館書店メールマガジン2009年5月13日 Vol.90 ★
            

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         ◆◇◆  CONTENTS  ◆◇◆

《1》 連載:絵本美術館の片すみで(第2回) 竹迫祐子
《2》 月刊誌最新号<6月号>のご案内
《3》 月刊誌編集部からこんにちは
《4》 『児童文学論』に寄せて 神宮輝夫さんのエッセイ
《5》 5月の新刊のご案内
《6》 書籍編集部だより
《7》 福音館の復刊絵本20選のご案内
《8》 原画展のお知らせ
《9》 「ねぎぼうずのあさたろう」のTVアニメが放映中です


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《1》連載:絵本美術館の片すみで(第2回) 竹迫祐子
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・『三びきのこぶた』イギリス昔話、瀬田貞二 訳/山田三郎 画

 E・M・ラチョフに並び称される絵本の世界の動物画家には、同じロシアのエ
ウゲーニー・チャルーシンや、19世紀から20世紀にかけて活躍したイギリスのビ
アトリクス・ポター、レズリー・ブルックがいます。日本では、戦後、動物を写
実的に描いた画家に『どうぶつのおやこ』の薮内正幸、『ちいさなねこ』の横内
襄等がいました。そして、ポターやブルック、ラチョフの系譜、つまり、動物の
肢体をリアルに捕らえながら擬人的に表現した画家としては、『三びきのこぶた』
『きつねとねずみ』等を描いた山田三郎がいました。山田は人形工房での制作を
経て、人形劇団プークの再建にも関わり、絵本とともに人形劇の世界でも活躍し
ました。
 山田三郎の『三びきのこぶた』は、ブルックの絵本を下敷きにしているといわ
れますが、同時に、1960年9月から67年3月まで放送されていたNHKの人形芝居
「ブーフーウー」の影響もあると私は思います。実際、「ブーフーウー」の美術
担当制作者であった土方重巳は、山田も関わった人形劇団プークの創立メンバー
の土方正巳の弟。浅からぬ縁がうかがわれます。
 NHKの「ブーフーウー」は、「三びきのこぶた」の物語の後日談という設定
で、人形と着ぐるみの人形劇でした。脚本は劇作家の飯沢匡。飯沢は1977年の開
館から、ちひろ美術館の初代館長でもありました。ブーの声は、ドラえもんの大
山のぶよ。フーはパーマンの三輪かつえ、ウーは現在のちひろ美術館・東京の館
長でもある黒柳徹子、おおかみさんは永井一夫という俳優さんでした。子ども向
け番組のはしりで、当事の私たちは夢中になって見たものです。なかでも人気が
あったのが、「ウーウーウーの頑張り屋!」と歌われたウーと、どこかパッとし
ない「おおかみさん」。その「おおかみさん」が、ある日突然、「母国である北
朝鮮に帰国され、国の建設に力を尽されることになりました」と、ニュースで報
道されて、本当にびっくりしたものです。今、思えば、1965年に日韓条約が締結
されて、在日の方たちが、ようやく帰国が許されたという状況だったのでしょう。
子どもながらに「ボコク」に帰るおおかみさんのことがなぜか心配でたまりませ
んでした。
 さて、絵本に戻って、山田は絵本の中で樽や椅子や荷車といった生活道具を丹
念に描き、芝居の美術家らしさを発揮しています。カブの入った籠を背負ってま
るでVサインのように見える手を上げて振り向いたコブタの可愛いこと! 裏表
紙の、狼をやっつけて食べんとするブタの肖像画を、グローブやテニスラケット
やスケートシューズを手にした子孫のコブタたちが見上げている場面も愉快です。
この明るさは、かすかにヴィクトリア朝の空気が漂うブルックとの大きな違い。
 幼い頃に見たテレビの「ブーフーウー」は白黒放送でしたけれど、不思議なこ
とに、私はずっとコブタたちはピンクがかった肌色で番組もカラーだと思い込ん
でいました。大人になって黒柳館長とこの話をするまで、ずーっと。それは、い
うまでもなく山田三郎の絵本のイメージです。この絵本を見るたびに、私は希望
に燃えて母国に旅立った「おおかみさん」を懐かしく、少し悲しく思い出します。

★『三びきのこぶた』
  瀬田貞二 訳/山田三郎 画 定価840円


竹迫祐子(たけさこ ゆうこ)
1956年、広島生まれ。1984年よりいわさきちひろ絵本美術館(現ちひろ美術館・
東京)に入り、96年より安曇野ちひろ美術館に勤務。館内の展覧会企画をはじめ、
地方で開催される「いわさきちひろ展」を担当。共著に『ちひろ美術館が選んだ
親子で楽しむえほん 100冊』(メイツ出版)、著書に『ちひろの昭和』『岡本帰
一』『初山滋』(以上、河出書房新社)など。

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《2》月刊誌最新号<6月号>のご案内
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☆月刊誌最新号<6月号>は、発売中です。

◇◆こどものとも0.1.2.『こうま』
            小野寺悦子 文/たしろちさと 絵 定価410円  ◇◆

子馬が生まれました。一生懸命立ち上がり「いっぽ いっぽ」と 歩きだします。
リズミカルな文章と温かな絵で子馬の成長を描きました。

◇◆こどものとも年少版『なにに なろうかな?』
      V・フレーブニコワ 原案・絵/松谷さやか 文 定価410円  ◇◆

朝起きてから、夜寝るまで、女の子は一日中いろいろな動物に変身して過ごしま
す。子どもの変身願望をくすぐる絵本です。

◇◆こどものとも年中向き『あめのむこう』
             水野翠 作 定価410円           ◇◆

「どんどん歩こう、さあ行こう、きっとお日さま待っている」雨が止むのを待ち
きれない動物たちが歌いながら雨の中を歩いていきます。

◇◆こどものとも『おそうじやさん はじめます』
         つかはらみさ 文/石坂しづか 絵 定価410円     ◇◆

きれい好きなアリクイさんはお掃除やさんを始めることを思いつき、張り紙をし
てスタッフを募集しました。やってきたのは?

◇◆ちいさなかがくのとも『ひとでのたいそう』
             越智典子 文/沢田としき 絵 定価410円   ◇◆

ひとでを水の中でひっくり返したら、さあ「ひとでのたいそう」のはじまりはじ
まり。じわわーと驚きのでんぐりがえしです。

◇◆かがくのとも『あかてがに』
         横内襄 作 定価410円               ◇◆

夏の満月の夕方、いつも森にいるアカテガニが波打ち際に集まってきます。アカ
テガニの生態と生息環境を美しい水彩画で描きます。

◇◆おおきなポケット かがくのポケット「かよちゃんと児童公園」
               小風さち 作/西村繁男 絵 定価770円  ◇◆

かよちゃんの家の近くの空き地が、児童公園になることになりました。かよちゃ
んはうれしくて、毎日のように工事を見にいきます。他に楽しいお話2編。

◇◆たくさんのふしぎ『あったよ! 野山のごちそう』
           布施知子 文/棚橋亜左子 絵 定価700円     ◇◆

ノイチゴ、クワ、ヤマブドウ。野山にはとったまま食べられる実がいっぱい。ど
んな色? どんな味? 虫や動物も食べる山のめぐみたち。

◇◆母の友 特集「下ごしらえで、おいしい」 定価530円        ◇◆

料理の下ごしらえは、食材をおいしく食べるための大事なステップ。知れば納得
の知恵から、今さら聞けない基本の手順まで、こっそり伝授します。

★こちらから「母の友」6月号の目次をご覧いただけます。



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《3》月刊誌編集部からこんにちは 
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☆毎月交代で月刊誌の編集部から読者の皆様にむけたメッセージをお届けしてい
ます。今月は「こどものとも第1」編集部です。“「母の友」編集室の窓から”
も、毎月、このコーナーに掲載します。

◇◆「こどものとも第1」編集部から◇◆

 「こどものとも第一」編集部では、毎月「こどものとも」と「こどものとも年
中向き」の2誌を編集していますが、それらの月刊誌に折り込まれている付録の
「絵本のたのしみ」を作ることも、毎月のたいせつな、そして楽しい仕事です。
 「絵本のたのしみ」の1ページめは「作者のことば」です。これを読むと、そ
の月の絵本が、どんなきっかけから生まれたのか、どんな思いで作られたのかを
知ることができて、絵本の味わいも一層深まります。
 2~6ページは、連載のページです。今年度は、まずは「ラオスの山の文庫か
ら」。ラオスで子どもと絵本を結ぶ活動をしている安井清子さんが、絵本に目を
輝かせる子どもたちのようすを生き生きと伝えてくれます(「こどものとも0.1.
2.」と「年少版」も含めた「こどものとも」4誌に共通の連載です)。
 そして「こどものとも」では、灰島かりさんによる連載「絵本はステキ!」の
ページが続きます。毎月1冊、おすすめのステキ!な絵本を、新鮮な切り口と親
しみやすい語り口で紹介してくれます。
 「こどものとも年中向き」では、連載インタビュー「お父さん絵本読んで!」
と福知伸夫さんの「福知さんちのおもちゃ箱」のページ。お父さんならではの絵
本とのかかわり方、子どもとのかかわり方が伝わってくる楽しい連載です。読者
からのお便りのページも含めて、12ページの小冊子ながら、読み応え満点の「絵
本のたのしみ」です。ぜひ、本誌とともに注目してください。

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◇◆「母の友」編集室の窓から◇◆

 毎日の食事作り。なんとなく、いつも適当に作っていたりしませんか? 「食
材をおいしく食べるためには、料理の前に一手間かけることが必要」と料理研究
家・池上保子さんに言われて、どきりとしました。そういえば、好評連載「おい
しい和食の定番料理」で毎月池上さんに解説していただいている作り方の手順で
も、一番文字数を割いているのが、じつは下ごしらえ部分だったりします。そし
て、素材の特徴をとらえさえすれば、びっくりするほど納得のいくこと。今月は、
今さら聞けない下ごしらえの基本の「き」を徹底解説! 「おいしい和食の定番
料理」のレシピとあわせて、ぜひご活用ください。
 現在公開中の中国映画「四川のうた」の監督、ジャ・ジャンクー監督へのイン
タビューでは、中国が見せてきた急激な変化と、そこで暮らす人々の複雑な心境
が見えてきます。
 さて、今月から新しい連載もスタートします。大好評の「絵本作家のアトリエ」
では、画家の方々のアトリエを訪ねてきましたが、今回より年2、3回のペース
で物語の作家の方にもお話をうかがうことになりました。題して「絵本作家の書
斎」! 第1回の今月は、『ぐりとぐら』や『いやいやえん』などで幼い子ども
の心をつかむ中川李枝子さんです。お話を書きたいと思っている人はもちろん、
保育者の方々にもぜひ読んでいただきたい話題が詰まっています。なお、「絵本
作家のアトリエ」が終わったわけではありませんので、引き続き、ご期待くださ
い。

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録してアンケートにお答えいただいた方には、玖保キリコさんの連載マンガ「三
匹、おうちにいる」の待受画面をお贈りしています。


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《4》『児童文学論』に寄せて 神宮輝夫さんのエッセイ
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  一つの時代を創ること―瀬田貞二さんの仕事―
                         神宮輝夫

 「ファンタジー」「昔話」「絵本」「近代日本の子どもの本の歩み」「戦後の
児童文学」「知識の本」ほか……目次にならぶ見出しを見て、1945年以後半世紀
にわたる瀬田さんの広範囲にして緻密な業績にひたすら感嘆しながら、これだけ
の業績を残すきっかけはなんだろうと考えてみた。
 大仏次郎が「現在の日本のいろいろの社会的条件は、短気に再び生活童話の主
張を生むかも知れない。」(文芸春秋「子供の部屋」1947)と述べた危惧が、戦
後直後に発行された雑誌ですぐに現実となり、それが、当時盛んだった問題意識
喚起の文学教育の主張などでさらに明らかになったことに、瀬田さんは強い危機
意識を抱いたのではなかったろうか。
 だから、瀬田さんは、読者である子どもたちが、経験の範囲が限られた日常の
世界ではなく、空想のつばさにのって広い世界で多様な経験ができるファンタジ
ーの世界に、子どもの文学の大きな可能性を見出したにちがいない。二冊にまと
められているこの評論集のいたるところで、ファンタジーを定義し、その本質と
魅力を語っている。その最たるものが「夢みるひとびと」だろう。
 番号順に並べると、『夢を追う子』のハドソン、『砂の妖精』のネズビット、
『ジャングル・ブック』のキプリング、『たのしい川べ』のグレアム、『三びき
のサル王子』のデ・ラ・メア、『リンゴ畑のマーティン・ピピン』のファージョ
ン、『ホビットの冒険』のトールキン、『床下の小人たち』のノートン―全員が
19世紀末から20世紀前半、つまりイギリスが子どもに向けて創造したファンタジ
ー全盛期の作家による作品ばかりだ。しかも、その多くは、自然が人間に見せて
くれるもっとも美しい神秘な時や場所がえがかれている。
 そんな作品を瀬田さんは、豊かな知識と的確な分析力で丁寧に解説してくれる
が、この人は好きなものには全力で向かい合うらしく、「それは、ひびき美しい
土地の名と伝承、ゆかしい風景と木石、さては楽しい歌と踊りと花々と若者と季
節になって、この大空と大地の上にくゆり、はぐくみ、いやし、いこわせる真言
呪文であった。」(「夢みるひとびと」(6)ファージョン、pp.241-2)など、も
はや創作になっている。
 1960年発刊の『子どもと文学』(中央公論社)は1960年以後の日本の児童文学
に大きな影響を与えたことは、今や通説になっているが、その原動力は、瀬田貞
二さんのこの情熱ではないかと思う。彼は、主としてイギリスがたどりついた子
どもの文学の理想的な形を日本に根づかせて、数々の優れた作品を子どもに手渡
した。
 この評論・児童文学論集は、同時期に築き上げられたリアリズム系統の作品世
界には、まったくといってよいほどに言及がない。瀬田さんの論考を通じても、
つながる環はあると思うのだが。

★『瀬田貞二 子どもの本評論集 児童文学論』
  瀬田貞二 著 定価10500円


神宮輝夫(じんぐう てるお)
1932年、群馬県生まれ。早稲田大学英文科卒業。在学中、早稲田童話会に所属。
同人誌「小さな仲間」に参加。英米児童文学の研究・翻訳を中心に評論、創作で
活躍する。著作多数。そのなかで「現代児童文学作家対談」全10巻(偕成社)
は、戦後の作家30名にインタビューを試み、貴重な文学史的証言を得ている。さ
らに「飛ぶ教室」(光村図書出版)では、「神宮版 戦後日本児童文学史」が進
行中。青山学院大学名誉教授。


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《5》5月の新刊のご案内
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《5月13日(水)出荷開始》
★『てのひら おんどけい』
  浜口哲一 文/杉田比呂美 絵 定価840円

手のひらは、みんながもっている便利な温度計。あったかい? つめたい? い
ろいろなものに触りながら、散歩しましょう。

★『ちいさな き』
  神沢利子 文/高森登志夫 絵 定価840円

しゃがんで見つけたあかちゃんの木。おかあさんの木はどこにいるのかしら。…
秋になれば、おかあさんと同じ色に色づきます。

《5月20日(水)出荷開始》
★『あめかな!』
  U.G.サトー 作 定価735円 

暗い空から、ぽつり。赤いしずく。ぽつり。青いしずく。そして、紫、群青、エ
メラルドの雨がふりしきります。

★『コレでなにする?―おどろき・おえかき』
  大月ヒロ子 構成・文 定価1470円 

既成の絵の描き方をぶち破った60年代の表現者たちの作品をたどりながら、楽し
い絵の描き方を探ります。

★『たべることは つながること』
  P・ローバー 作/H・ケラー 絵/細谷葵、鞍田崇 訳 定価1365円 

自然界の生き物は、食べたり食べられたりして互いに密接につながっています。
この食物連鎖をやさしく描いた絵本。

★『湖のほとりの小さな町―クワイナー一家の物語6』
  ウィルキンズ 作/アンドレイアセン 画/土屋京子 訳 定価1785円

もうすぐ16歳になるキャロラインは、初めて家族のもとを離れてミルウォーキー
でおじさんの家に寄宿して、女子大に通います。

★『瀬田貞二 子どもの本評論集 児童文学論』(上下2巻)
  瀬田貞二 著 定価10500円

『落穂ひろい』『絵本論』に続いて児童文学をめぐっての論考をまとめたもの。
これにより瀬田貞二の仕事の全貌が明らかに。

《復刊2点 5月15日(金)出荷開始》
★『マドレーヌはいたずらっこ』
  ベーメルマンス 作・画/瀬田貞二 訳 定価1470円 

お隣に越してきた一家の男の子は、大変ないたずらっ子。みんなをパチンコで狙
ったり、お化けになっておどかしたり……。

★『マドレーヌとジプシー』
  ベーメルマンス 作・画/瀬田貞二 訳 定価1470円

マドレーヌは、ひょんなことからジプシーのサーカスに加わって旅にでます。旅
の毎日は楽しいことばかり。すると……。


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《6》書籍編集部だより 
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☆絵本・童話・科学書の編集部から毎月交代で読者の皆様にむけたメッセージを
お届けします。今月は科学書編集部です。

◎科学書編集部から

たねをそだててみよう!

 2008年の秋に、エンドウマメの種をまきました。2009年1月刊行予定の『たね
そだててみよう』にそって、実際に、種をそだててみようと思ったからです。
 ホームセンターにとんでいき、「秋まき」と書いてある赤花エンドウの種を一
袋買いました。袋のなかには6ミリほどの緑色の種がたくさん入っています。さ
っそくビニールポットに5粒づつまき、絵本に書いてあるとおりに、日の当たる
場所におき、毎日水をあげました。1週間たってもビニールポットに変化はあり
ません。あっ、そういえば絵本に「種は土のなかで成長をはじめる」と書いてあ
りました。あわてないでゆっくり待つことにしましたが、待つということはなか
なか難しいものです。2週間目頃に、種は周りの土をおしのけて頭をもちあげ、
そこから芽をだしていました。やったあ! ついに芽がでたのです。
 それから少しすると本葉が開き、エンドウマメの苗はビニールポットではきゅ
うくつそうでした。そこで庭に植えることにし、ビニールポットから5本の苗を
抜いてみると、根は土のなかで絡まるように大きく育っていることがわかりまし
た。さて庭に植えてみると、今度は、この小さな苗がこれからやってくる寒さや
霜に耐えて、冬を越せるのだろうかと心配になり、改めて本を見てみると、「エ
ンドウマメは、生育初期に一定の低温に一定期間あわないと、花芽ができない」
と書いてあり、マメとひとくくりで呼んでいましたが、種類によって性質が違う
こともあらためて知りました。
 春、気温が上がると、エンドウマメはどんどん大きくなり、4月の初めに赤い
花を咲かせ、4月終わりには、花が終わったところからでた美しい緑の莢が大き
くなっていきました。そして5月、エンドウマメは天ぷらやサラダや味噌汁のな
かに入って、食卓を豊かにしてくれました。皆さんも種をそだてて、いろんな発
見や楽しみを味わってみませんか。

★『たね そだててみよう』
  ジョルダン 作/クルピンスキ 絵/佐藤洋一郎 訳 定価1,365円



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《7》福音館の復刊絵本20選のご案内
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 読者の皆様から復刊のご要望をいただきながら、しばらく刊行できなかった国
内外の絵本から20作品をまとめて復刊いたしました。

 限定出版になりますので、この機会をお見逃しなく!

・全20冊セット:定価27,300円(税込)
・単品でもご購入いただけます。

★詳しくは、以下のページをご覧ください。



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《8》原画展のお知らせ
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宇梶静江 古布絵展『シマフクロウとサケ』
会期:2009年3月28日(土)~6月21日(日)
会場:絵本の樹美術館 山梨県北杜市大泉町西井出字石堂8240-4579
問合せ先:TEL 0551-38-0918
休館日:毎週火曜・水曜・木曜
入館料:大人700円(650円)、3才~中学生300円(250円)
   ( )内は団体10名以上の料金


動物画の奇才・薮内正幸の世界展
会期:2009年 4月4日(土)~5月24日(日)
会場:武蔵野市立吉祥寺美術館 企画展示室 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16
問合せ先:TEL 0422-22-0385
入場料:100円(但し、小学生以下、65歳以上、障害者は無料)


井上洋介 ヱホンとタブロー
会期:2009年 5月2日(土)~6月21日(日)
会場:芳澤ガーデンギャラリー 千葉県市川市真間5-1-18
問合せ先:TEL 047-374-7687
休館日:月曜日
入場料:一般200円、ローズメンバーズ160円、中学生以下無料



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《9》「ねぎぼうずのあさたろう」のTVアニメが放映中です 
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 飯野和好さん作、ご存じ、浪曲風痛快チャンバラ時代劇絵本「ねぎぼうずのあ
さたろう」が、昨年10月よりテレビアニメ化され放映中です。

 この春から、福岡、長崎でも放送されています。
3月29日より、毎週日曜、朝6時30分~7時00分 九州朝日放送で放送中。
4月12日より、毎週日曜、朝6時30分~7時00分 長崎文化放送で放送中。

毎週日曜、朝6時30分~7時00分 テレビ朝日で放送中。 
(関東地方1都6県および山梨県・静岡県〈一部地域を除く〉でご覧いただけま
 す) 
毎週土曜、朝7時00分~7時30分 秋田朝日放送で放送中。 
毎週金曜、夕方5時00分~5時30分 BS朝日で全国放送中。 

★こちらから「ねぎぼうずのあさたろう」のページをご覧いただけます。 
 


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