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 ★あのねメール通信~福音館書店メールマガジン2009年8月5日 Vol.93  ★
            

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         ◆◇◆  CONTENTS  ◆◇◆

《1》 連載:絵本美術館の片すみで(第5回) 竹迫祐子
《2》 月刊誌最新号<9月号>のご案内
《3》 月刊誌編集部からこんにちは
《4》 夏休みは世界を知ろう 野上暁さんのエッセイ
《5》 8月の新刊のご案内
《6》 書籍編集部だより
《7》 原画展のお知らせ
《8》 「母の友」の携帯サイトができました
《9》 「ねぎぼうずのあさたろう」のTVアニメが放映中です
《10》 ホームページ会員限定 ぐりとぐら新刊キャンペーンのお知らせ

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《1》連載:絵本美術館の片すみで(第5回) 竹迫祐子
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・『たなばた』君島久子 再話/初山滋 画

 今年、安曇野の七夕の夜は、今にも泣き出しそうな空模様でした。「たなばた
に あめが ふるのは、おりひめが/ながす なみだなのです」で終わる絵本、
『たなばた』。初山滋の描き出した「おりひめ」と「ひこぼし」と二人の子ども
の物語、甘く切なく幻想的なこの絵本は、文句なしに初山の戦後の代表作と私は
思います。
 人間を手足のあるコケシのような独特な形で捉え、美しい水彩絵の具の滲みで
表わした初山滋。画面の中を自由自在に駆け回る流麗な線は、時に天女の歌とな
り、天の川の流れとなり、野の草となり、星々のきらめきとなって、読者を魅了
します。なんといっても、圧巻は天の川の場面。カササギが天に掛けた橋を挟み、
今まさに駆け寄り抱きあわんとするおりひめとひこぼし。どうして、この画家は
ここまで見事に「光のきらめき」を描くことができるのでしょう。
 小学生の頃、私が好きだったのは国語。教科書の表紙が初山滋の絵だったから
です。それは、今のようにコーティングされたツルツルのものでなく、布目の表
紙でした。布目の凹凸が、初山の描く光を一層豊かなものにしていました。
 明治の終わりに生まれ、浅草に育ったこの画家は、幼くして染物屋に丁稚奉公
に入り、未だ江戸文化の香りが濃厚に残っていた時代に、多感な青春を送りまし
た。大正デモクラシーの頃に子どもの本と出会い、「コドモノクニ」や「子供之
友」「キンダーブック」といった絵雑誌の世界で活躍します。やがて、日本が戦
争に向かって突き進んでいく頃、戦争を賛美する絵を描くことを好まず、おかげ
で、仕事を得られず、清貧ともいえる苦難の日々を過ごしました。
 ようやく戦争が終わって、本格的に画業を再開します。戦争を前後して180度
価値観が変わった世の中にあって、ぶれる事なく一貫して初山滋その人でありつ
づけたこの画家には、多くの若い絵本画家が心を寄せました。いわさきちひろも
その一人。幼い頃から憧れていたちひろは、一人で初山を訪ねることができず、
絵雑誌「こどものせかい」の編集者、至光社の武市八十雄に同行を請いました。
 お酒が好きで、飲みに行けばお店のお姉さんにも気前よく、その絵をくれても
いたという初山滋。けれど、ちひろの遺品に初山の作品はありませんでした。憧
れの強さのあまり、絵をねだることもできなかったに違いありません。どこか少
女のような後輩画家を、初山はどんな思いで見つめていたのでしょう。童画家た
ちの展覧会に、ちひろがアンデルセンの物語「赤い靴」をモチーフに描いた油彩
画を見て、「このひとは、上手すぎるくらい上手いねえ」と語ったといいます。
 「上手すぎるくらい上手い」は、まさに初山にも冠されるべき賛。『たなばた』
は、真骨頂です。これだけの絵を描きながら、初山自身、自らの器用さを良しと
はしていなかったようで、後輩のいわさきちひろに、あえて苦言を呈したといわ
れます。自分に似て器用なちひろの絵が、小さくまとまり可愛いいだけのものに
終わってしまうことを心配したのでしょう。その言葉は重く、後年、ちひろの独
自な水墨画のような水彩の表現の誕生に繋がっていきました。

★『たなばた』
  君島久子 再話/初山滋 画 定価840円


竹迫祐子(たけさこ ゆうこ)
1956年、広島生まれ。1984年よりいわさきちひろ絵本美術館(現ちひろ美術館・
東京)に入り、96年より安曇野ちひろ美術館に勤務。館内の展覧会企画をはじめ、
地方で開催される「いわさきちひろ展」を担当。共著に『ちひろ美術館が選んだ
親子で楽しむえほん 100冊』(メイツ出版)、著書に『ちひろの昭和』『岡本帰
一』『初山滋』(以上、河出書房新社)など。


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《2》月刊誌最新号<9月号>のご案内
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☆月刊誌最新号<9月号>は、発売中です。

◇◆こどものとも0.1.2.『すずめ ちゅん』
         あらかわかおる 文/あらかわみつる 絵 定価410円  ◇◆

スズメの「ちゅんちゅん」という可愛らしい鳴き声。それを心地良いリズムにの
せて、美しい版画とともに一冊の絵本にしました。

◇◆こどものとも年少版『しましま みつけた』
            平野恵理子 作 定価410円          ◇◆

身の回りには「しましま」がいっぱい。しま模様のシャツ、ストロー、バーコー
ド……。模様の面白さを発見する美しい色彩の絵本。

◇◆こどものとも年中向き『おばあちゃんのせんたくき』
             野坂勇作 作 定価410円          ◇◆

いたずらネコが洗濯機に洗剤を箱ごと落としたら、あわ、あわ、あわわ、泡がぶ
くぶくあふれだし、家も町も飲み込んで、さあ大変!

◇◆こどものとも『でんしゃに のったよ』
         岡本雄司 作 定価410円              ◇◆

男の子は、お母さんといっしょに2両連結のローカル線から電車を乗り継ぎ、最
後は新幹線に乗って、いとこが待っている東京にいきます。

◇◆ちいさなかがくのとも『おおきいな ちいさいな』
             大橋政人 文/せきなつこ 絵 定価410円   ◇◆

緑のお皿は、自分が大きいのか小さいのか、ひとりではわかりません。すると緑
のお皿より大きいお皿、小さいお皿がやってきて、大小がわかりました。

◇◆かがくのとも『なにかがいる』
         佐藤雅彦+ユーフラテス 作 定価410円       ◇◆

気配を絵本のなかで感じてみてください。音や匂いなどはわかりません。感覚を
研ぎすまして、なにかを見つけてください。

◇◆おおきなポケット かがくのポケット「さっちゃんの ちょうちょとり」
               田付貞洋 文/大鹿智子 絵 定価770円  ◇◆

夏休み、はじめて蝶をとりに山にのぼったさっちゃん。お兄さんに教えてもらい
ながら、うまくつかまえられるでしょうか。他に楽しいお話2編。

◇◆たくさんのふしぎ『この子 なんの子? 魚の子』
           吉野雄輔 文・写真 定価700円         ◇◆

海の中には、なんの魚の子どもなのかわからない小魚がたくさんいます。色も模
様も形も目まぐるしく変わる魚の成長を紹介します。

◇◆母の友 特集「だから子どもの言葉はおもしろい」 定価530円    ◇◆

「こどものひろば」は連載50周年を迎えます。これを記念して、元選者の亀村五
郎さんと現在の選者・工藤直子さんが対談します。

★こちらから「母の友」9月号の目次をご覧いただけます。



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《3》月刊誌編集部からこんにちは
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☆毎月交代で月刊誌の編集部から読者の皆様にむけたメッセージをお届けしてい
ます。今月は、「おおきなポケット」編集部です。“「母の友」編集室の窓から”
も、毎月、このコーナーに掲載します。

◇◆「おおきなポケット」編集部から◇◆

 モンシロチョウ、アゲハチョウ、モンキチョウにシジミチョウ……。よく知ら
れているだけでも、いろいろな蝶がいますよね。でも、蝶の種類によって、飛ん
でいる場所も、飛びかたも、それぞれ違っていることをご存じでしたか?
 「おおきなポケット」9月号の〈かがくのポケット〉は、「さっちゃんのちょ
うちょとり」です。
 お兄ちゃんと山に蝶をとりにでかけたさっちゃんは、たくさんの蝶に出会いま
す。林の日当たりのいいところをひらひら飛んでいるのはスジグロシロチョウ、
頂上の岩場で、より高い場所をとりあいながら飛びまわっているのはキアゲハ、
優雅にゆったりとはばたいていた水色のもようのアサギマダラは、さっちゃんが
捕まえようとすると、空高くどこまでも舞いあがっていきます。
 蝶にかぎらず虫とりでは、相手の生態をよく知ることが大切です。作者の田付
さん、大鹿さんと、2年間、たくさん蝶をみました。そして、はじめて本格的な
捕虫網で、蝶をとりました。名前も知らない蝶をねらいましたが、なかなかうま
くいきません。動きが予想できないのです。でも、捕まえたい、という熱い気持
ちで観察していると、虫の動きや気持ちまでもがじんわりとわかってくるような
気がしました。ようやく捕らえて手にとると、可憐な蝶は力強くはばたいて、た
しかに生きていることが伝わってきます。
 この夏、お子さんと「ちょうちょとり」に挑戦していただけたらうれしいです。
蝶たちと、ぐんと仲良くなれると思いますよ。

★こちらから「おおきなポケット」をご覧いただけます。



◇◆「母の友」編集室の窓から◇◆

特集「だから子どもの言葉はおもしろい」 対談 工藤直子×亀村五郎

 「『母の友』を読んでいますよ」といってくださる人に出会うと、つい「面白
い記事はどれですか?」とたずねてしまいます。すると「こどものひろば」をあ
げられる方が意外と多くいらっしゃいます。
 「なんか気持ちが癒やされるんですよね」と語ってくれた人もいます。じつは
「こどものひろば」は、今年で50周年を迎える長寿企画。たくさんのつぶやきを
紹介できるのは、子どもの発した言葉をそっと聞き取って投稿してくださる読者
の皆様のおかげです。本当にありがたいと思います。
 さて今月号は「こどものひろば」50周年記念と銘打って、現在の選者である詩
人の工藤直子さんと通算30年間も選者を務めていただいた亀村五郎さんの対談を
企画、子どもの言葉の魅力に迫ります。
 ところで子どもの言葉には、ある時期しかつぶやかないものも多くあります。
かつて「いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち、ぎゅう にゅう」と発し
たお子さんがいました。どうぞ、こうしたつぶやきを聞き逃さないで、発した
「ことば」のまま、ぜひ「母の友」にお送りください。お待ちしています。

★こちらから「母の友」9月号の目次をご覧いただけます。


★こちらから「母の友」のブログをご覧いただけます。



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《4》夏休みは世界を知ろう 野上暁さんのエッセイ
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   世界へ 世界から
                     野上暁

 もうすぐ夏休み。海外に出かける予定の人もたくさんいるでしょうね。いまで
こそ、年間に2000万人もの人たちが日本から世界各国に出かけていますが、30年
ほど前にはまだ成田国際空港もなくて、外国に行く人は珍しいくらいでした。子
どもたちにとって、外国はあこがれであり未知の世界だったのです。カメラマン
の今森光彦さんは、子どもの頃から熱帯に棲む奇想天外な虫の姿にあこがれ、ま
だ学生だったその頃から世界各地を訪れて、昆虫たちの珍しい生態を取材し撮影
してきました。その成果を1300点に及ぶ写真で紹介した本が『世界昆虫記』です。
 15年も前に出版された本ですが、東南アジアの島々や半島から始まり、中南米、
アフリカ、オセアニアと世界中を巡り、今森さんがカメラの眼を通して大自然か
ら切り取った虫たちの不思議な生態にはまさに驚嘆しました。若くして世界へ飛
び出したカメラマンの眼は、インドネシアの島で世界最大の花ラフレシアの開花
を追い、巨大な花の内部にカメラを据えて、そこで受粉に携わるハエたちの生態
を初めて鮮明に映し出してみせたのです。熱帯の夜に、まるでクリスマスツリー
のように数万のホタルが集団発光して明滅する幻想的な写真が、ほぼA4サイズ
の本の見開きいっぱいに紹介されている場面なども圧巻です。
 中南米の山奥で樹木をおおいつくす、5000万匹のオオカバマダラの集団越冬。
アフリカの砂漠で、食べ物を求めて大移動する100億匹の サバクワタリバッタの
大群。銀の鏡のように周囲の色を映し出し、宝石のように輝くルリマダラの蛹。
びっくりするような昆虫の生態が美しい写真で次々と紹介されていきます。その
あいだに挟み込まれた、奇妙な虫たちが生息する辺境の地の光景や、そこに住む
人々の姿も印象的です。世界へ向かったカメラマンのまなざしは、小さな生き物
の驚異の世界と、自然の営みの不思議や豊かさを、圧倒的な迫力をもって伝えて
くれました。そして、森を崇拝しそこに住む小さな命から知恵を学び取る人々の、
生活に根差したしたたかな考え方の大切さも教えてくれたのです。同じシリーズ
の、海野和男さんの『蛾蝶記』も、世界中に生息する300種類にも及ぶ 蝶や蛾の
生態を、1700枚もの写真で紹介していて、その不思議な姿や暮らしぶりに驚かさ
れます。
 小松義夫さんの『地球生活記』にも、度肝を抜かれました。昔話の「三匹の子
ブタ」に登場するような、わらの家や泥の家も世界には実際に存在し、そこでた
くさんの人々が暮らしているのですから驚きです。ござの家、とんがり帽子やキ
ノコのような家。湖に浮かぶイカダの家。350人もの人たちが一緒に住む、土楼
(どろう)とよばれる中国の円形の大きな家。ベネズエラのジャングルに住むヤ
ノマミ族の、シャボノと呼ばれる10家族も一緒に住む円形巨大住居。富士山より
高い所にあるペルーのチチカカ湖の、浮島の上で暮らす人々がトトラという植物
で作った家。自然環境の違いを巧みに利用して、さまざまに工夫を重ねて先祖代
々構築されてきた家のそれぞれから、そこに住む人々の文化や伝統や価値観の違
いも明らかになってきます。1700点を超える写真を見ながら、人類の英知の素晴
らしさと、世界の広さをあらためて実感させられるのです。
 『世界あちこち ゆかいな家めぐり』は、小松義夫さんの家の写真の中が どう
なっているかを、西山晶さんの絵でわかりやすく紹介した絵本です。土楼と呼ば
れる中国の円形住宅の内部などは、まるで4階建ての円形マンション。インドネ
シアのスンバ島のとんがり屋根の家や、チュニジアの地下住宅、アフリカのトー
ゴの泥の家などの中の様子も、とっても楽しそうに見えます。
 長新太さんの絵で、おじさんとネコが世界を旅行しながら、4こまマンガでい
ろいろな国や地域のあいさつを紹介していく『世界のあいさつ』は、ユーモラス
で楽しい絵本です。モンゴルでは、抱き合って懐かしい相手のにおいをかぐとか、
チベットでは向かいあって舌を出しあうというのですから、いきなりアカンベー
をしたみたいで喧嘩になりそう。東アフリカのキクユ族では、相手の手につばを
吐きかけるというのですから、これも奇妙ですね。巻末には、あいさつの歴史や
意味や、国や民族による考え方の違いなども解説されているので、いろいろと参
考になります。
 ふだん何気なく使っている身の回りにあるものも、世界のたくさんの国々と密
接につながっています。『いっぽんの鉛筆のむこうに』は、子どもたちに身近な
鉛筆が、どのようにできるかを追いながら、スリランカやアメリカやメキシコな
ど、その原料になる材木や鉱石の産地を訪ね、そこで働く人々の生活を紹介しま
す。こんなにいろいろな国のたくさんの人々の手をへて、一本の鉛筆が届けられ
るのかと思うと感慨深いものがありますね。身近なものばかりか、物語に登場す
る人気キャラクターも、世界と深くつながっています。『魔女に会った』は、ヨ
ーロッパの歴史に魔女が登場してきた頃から、現在も生きている魔女の伝承や祭
りを、作家の角野栄子さんが実際に取材して本にまとめたものです。
 世界中の珍しい自然や生き物の不思議な生態、さまざまな国や地域に住む人々
の暮らしや文化を、このような本を通して知ることから、子どもたちはまた、世
界への興味や関心や大きな夢を羽ばたかせていくのでしょう。

★『世界昆虫記』
  今森光彦 写真・文 定価5250円


★『蛾蝶記』
  海野和男  写真・文 定価3465円


★『地球生活記』
  小松義夫 写真・文 定価5250円


★『世界あちこち ゆかいな家めぐり』
  小松義夫 文・写真/西山晶 絵 定価1365円


★『世界のあいさつ』
  長新太 作/野村雅一 監修 定価1365円


★『いっぽんの鉛筆のむこうに』
  谷川俊太郎 文/坂井信彦 写真/堀内誠一 絵 定価1365円


★『魔女に会った』
  角野栄子 文・写真/みやこうせい 写真 定価1365円


野上暁(のがみ あきら)
1943年、長野県生まれ。中央大学卒。評論家、作家。おもな著書に『おもちゃと
遊び』(現代書館)、『“子ども”というリアル』『日本児童文学の現在へ』
(ともにパロル舎)、『ファミコン時代の子どもたち』(アドバンテージサーバ
ー)、『子ども学 その源流へ』(大月書店)など、共編では『子どもの本ハン
ドブック』(三省堂)、物語には『ぼくらのジャングルクルーズ』(理論社)な
どがある。白百合女子大、東京成徳大学で非常勤講師を勤める。


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《5》8月の新刊のご案内
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8月の新刊はございません。


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《6》書籍編集部だより
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☆絵本・童話・科学書の編集部から毎月交代で読者の皆様にむけたメッセージを
お届けします。今月は科学書編集部です。

◎科学書編集部から

 2009年9月に、「かがくのとも」「ちいさなかがくのとも」「こどものとも」
などで数多くの絵本を作ってきました甲斐信枝さんのエッセイ集『小さな生きも
のたちの不思議なくらし』をお届けいたします。
 この本のなかで甲斐さんは「絵本の作り手として私が大切にしているのは『対
象物への興味と愛情から発して対象に近づき、そのものから受けた驚きや感動を、
絵と言葉によってお子さんに伝える』ことです。そうすることによって、お子さ
んの心を自然に向けたい。自然のすばらしさを体で知ってほしい」とおっしゃっ
ています。
 ここでは『こがねぐも』を例に、甲斐さんの「絵本への思い」を少しだけご紹
介いたします。
 甲斐さんが比叡山を背景に草原をスケッチするために、真夏、ヒメジョオンの
真っ白な野原を歩いていたとき、「突然目の前を何かが走った、あっと思ったら、
ハナムグリにコガネグモがとびかかって、糸をぱあーっと巻きつけていく、黒と
黄の縞模様のコガネグモの真っ赤な糸いぼ(腹にある糸を出す突起)、ハナムグ
リは真緑、ヒメジョオンが真っ白、比叡山が青くて、鮮烈な風景!」。このとき
の驚きと感動の記憶が絵本作りのスタートだったそうです。
 また、甲斐さんは「私は絵本を作るにあたって、コガネグモのことをほとんど
何も知らずに観察を始めました。最初に本を読むと、わかったつもりになる、そ
れが怖いんです」と語り、自然と向き合うとき「自分の目でものを見よ。他人の
目を借りるな」という姿勢で絵本に取り組んでいます。
 さらに、もっとコガネグモを観察したいという甲斐さんの強い気持ちは、コガ
ネグモを自分の家で飼い、お刺身をコガネグモに食べさせたらどうだろうか……
と、どんどん広がっていきます。
 本書では40年にわたって自然と向き合い、植物や虫たちの不思議なくらしを描
き続けてきた甲斐さんが、それぞれの絵本にまつわる「絵本への思い」を語って
います。
 本書をお読みくださった読者の皆様が、お子さんとともに身近な自然に目を向
け、驚きや感動を感じ取っていただければ幸いです。

★『小さな生きものたちの不思議なくらし』
  甲斐信枝 著 定価1470円



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《7》原画展のお知らせ
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こどもの本と歩んだ60年 太田大八とえほんの仲間たち展
会期:2009年6月20日(土)~8月30日(日)
会場:佐川美術館 滋賀県守山市水保町北川2891
問合せ先:TEL 077-585-7800
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
入場料:一般1000円(800円)、大・高生600円(400円)、中学生以下無料
   ( )内は20名以上の団体料金


ようこそ! 絵本遊園地 
この夏、絵本のテーマパークがメルヘン館にやってくる!!
会期:2009年 7月3日(金)~8月31日(月)
会場:かごしまメルヘン館 鹿児島市城山町5-1
問合せ先:TEL 099-226-7771
休館日:毎週火曜日
入場料:一般600円(500円)、小・中学生300円(200円)、幼児無料
   ( )内は20名以上の団体料金


堀内誠一 旅と絵本とデザインと
会期:2009年7月4日(土)~9月6日(日)
会場:世田谷文学館 東京都世田谷区南烏山1-10-10
問合せ先:TEL 03-5374-9111
休館日:毎週月曜日(7月20日、8月31日は開館、7月21日、8月30日は休館)
入館料:一般700円(560円)、高校・大学生500円(400円)、中学生以下無料
    65歳以上・障害者350円(280円)、
   ( )内は20名以上の団体料金


「こどものとも」絵本原画展
会期:2009年7月10日(金)~8月23日(日)
会場:奥田元宋・小由女美術館 広島県三次市東酒屋町453-6
問合せ先:TEL 0824-65-0010
入館料:一般800円(700円)、高校・大学生400円(300円)、中学生以下無料
   ( )内は20名以上の団体料金


「あべ弘士動物交響楽」展―交差するいのちの詩―
会期:2009年7月18日(土)~10月4日(日)
会場:北海道立旭川美術館 北海道旭川市常盤公園内
問合せ先:TEL 0166-25-2577
休館日:毎週月曜日(9月21日は開館)
入場料:一般900円(700円)、高校・大学生600円(400円)、
    小・中学生200円(100円) ( )内は10名以上の団体料金


広野多珂子絵本原画展
会期:2009年7月22日(水)~8月23日(日)
会場:宇城市不知火美術館 熊本県宇城市不知火高良2352
問合せ先:TEL 0964-32-6222
休館日:8月3日、10日、17日
入場料:大人300円(240円)、高校・大学生200円(160円)、小・中学生 無料
    ( )内は20名以上の団体料金

もーやん えっちゃん えぇほんのえ
元永定正+中辻悦子 絵本原画展
会期:2009年7月24日(金)~9月6日(日)
会場:倉敷市立美術館 岡山県倉敷市中央2-6-1
問合せ先:TEL 086-425-6034
入館料:一般600円(500円)、高校・大学生300円(200円)、小・中学生 無料
   ( )内は20名以上の団体料金


茂田井武展 子どもたちへの贈りもの
会期:2009年8月8日(土)~9月27日(日)
会場:県立神奈川近代文学館 神奈川県横浜市中区山手町110
問合せ先:TEL 045-622-6666
休館日:毎週月曜日(9月21日は開館)
入館料:大人400円(300円)、20歳未満及び学生200円(150円)
    高校生以下、65歳以上は無料 ( )内は20名以上の団体料金



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《8》「母の友」の携帯サイトができました
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★「母の友」の携帯サイトができました。

最新号の内容や次号予告、バックナンバーの案内をご覧いただけるほか、会員登
録してアンケートにお答えいただいた方には、玖保キリコさんの連載マンガ「三
匹、おうちにいる」の待受画面をお贈りしています。



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《9》「ねぎぼうずのあさたろう」のTVアニメが放映中です
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 飯野和好さん作、ご存じ、浪曲風痛快チャンバラ時代劇絵本「ねぎぼうずのあ
さたろう」が、昨年10月よりテレビアニメ化され放映中です。

 この春から、福岡、長崎でも放送されています。
3月29日より、毎週日曜、朝6時30分~7時00分 九州朝日放送で放送中。
4月12日より、毎週日曜、朝6時30分~7時00分 長崎文化放送で放送中。

毎週日曜、朝6時30分~7時00分 テレビ朝日で放送中。
(関東地方1都6県および山梨県・静岡県〈一部地域を除く〉でご覧いただけま
 す)
毎週土曜、朝7時00分~7時30分 秋田朝日放送で放送中。
毎週金曜、夕方5時00分~5時30分 BS朝日で全国放送中。

★こちらから「ねぎぼうずのあさたろう」のページをご覧いただけます。



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《10》ホームページ会員限定 ぐりとぐら新刊キャンペーンのお知らせ
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この9月初旬に「ぐりとぐら」の新刊絵本が発売されるのを記念して、日ごろご
愛顧いただいているホームページ会員のみなさまにアンケートを実施し、回答さ
れた方から抽選でプレゼントをお贈りすることにいたしました。

アンケートでは、お好きな絵本のこと、福音館の月刊誌のこと、通販や会員サー
ビスへのご要望などについてお聞きします。

回答をお寄せいただいた方から抽選で、9月に刊行される新刊『ぐりとぐらのし
りとりうたとおまじないセット』か『ぐりとぐらカレンダー2010』を、各30名様
にプレゼントします。

ご応募は、福音館のホームページにログインして「みんなの人気者 ぐりとぐら」
のトップページからキャンペーンページに進み、アンケートにご記入いただくだ
けで結構です。詳細は同キャンペーンページをご覧ください。



締め切りは8月25日。
どうぞ奮ってご応募ください。

※ご注意:このメールマガジンは、ホームページ会員に登録していない方にもお
送りしています。会員登録されている方には、すでに7月22日に このキャンペー
ンのお知らせをメールにてお送りしています。まだ登録されていない方は
この機会に是非ご登録ください。登録は次のページより。




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