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 ★あのねメール通信~福音館書店メールマガジン2009年9月2日 Vol.94  ★
            

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         ◆◇◆  CONTENTS  ◆◇◆

《1》 連載:絵本美術館の片すみで(第6回) 竹迫祐子
《2》 月刊誌最新号<10月号>のご案内
《3》 月刊誌編集部からこんにちは
《4》 話題の新刊『旅の絵本7』の著者、安野光雅さんのエッセイ
《5》 9月の新刊のご案内
《6》 書籍編集部だより
《7》 原画展のお知らせ
《8》 「母の友」の携帯サイトができました
《9》 「ねぎぼうずのあさたろう」のTVアニメが放映中です
《10》 ホームページ「ぐりとぐら広場」に遊びにきてください

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《1》連載:絵本美術館の片すみで(第6回) 竹迫祐子
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・『絵で読む 広島の原爆』那須正幹 文/西村繁男 絵

 64年目の8月6日を、私は郷里の広島で迎えました。前日の5日は、安曇野ち
ひろ美術館のある松川村から4人の中学生が平和学習でやってくるというので、
ボランティアをかってでて、平和資料館や点在するさまざまな慰霊碑、原爆ドー
ムを案内してまわりました。現在、広島の平和資料館は、被爆の実相を伝える展
示とともに、日本がおこなった侵略の事実も伝え、また今日、世界中でおこなわ
れている核廃絶と平和を願うさまざまな市民運動をもきちんと紹介しています。
資料館のミュージアムショップに、いわさきちひろの『わたしがちいさかったと
きに』(童心社、1967)と、那須正幹さんと西村繁男さんの『絵で読む 広島の
原爆』(福音館書店、1995)もちゃんと置かれていて嬉しくなりました。
 『絵で読む 広島の原爆』は、那須さんが知人から修学旅行で広島を訪れた子
どもたちのためによい本はないかという相談を受けたのをきっかけに、「被爆状
況や原爆の原理、開発や投下に至る歴史的経緯」と、被爆以降の広島を網羅する
本が作れないかと企画。一方、西村さんは、20代に田島征三さんに誘われて、ベ
トナム反戦野外展の活動に関わりますが、その頃から広島はずっと意識しつづけ
ていたのだと。とはいえ、所謂、時系列で展開する絵本の流れの中に、かなり専
門的な科学的、歴史的な解説を盛り込んだ84ページにも及ぶ絵本です。よくも書
いたり、よくも出したり、とその決断に感心します。戦後50年を経た時期でした。
 那須さんは、3歳のときに、広島市内の己斐(こい)というところで被爆しま
した。「ズッコケ三人組」は、まさに自身の子ども時代。地元では、往年の三人
組が再会して、物語の舞台となる己斐の町を歩くというドキュメンタリー放送が
あったと友人から聞きました。かくいう私の友人も、子どもの頃は那須さんのお
父さんが開かれていた習字の学校に通っていたと、嬉しそうに話していました。
那須さんにとって、原爆、そしてその後の広島の復興は、まさに自身の根幹に位
置づいたものでしょう。
 一方の西村さんは、原爆の真実を自分のものにするために、家を借りて1年近
くを広島で暮らし、図書館や資料館で資料に当り、被爆者の方々の話をたくさん
聞くという時を過ごしました。なかでも平和公園で出会った一人の女性被爆者の、
自らの限界を超えても被爆を伝え、次の世代への希望を持ち続ける真摯な生き方
は、西村さんに大きな影響を与えたといいます。
 あとがきで、那須さんは「広島で生まれ3歳で被爆した私が、できるだけはな
れた地点から原爆を書こうとしたのと異なり、(西村)氏は、徹底的に広島に肉
薄していきました」と書いています。広島に肉薄しつつも、西村さん特有の対象
をみな対等に捉える筆は、情感に溺れず、客観的事実にこだわって淡々と被爆の
実相を描き出しています。
 かつて、9.11アメリカ同時多発テロが起こったあと、対テロリストの声があが
るなかで、日本の被爆者たちは「非報復」を世界に訴えました。この8月8日夜
に放映されたNHKの番組「ヒバクシャからの手紙」のなかでも、劇作家の井上
ひさしが期せずしてそのことに触れられました。「広島・長崎の被爆者の特異性
は、被爆の実態を語り続けながらも報復を口にしなかったこと」だと。そして、
これからの世界は、その非報復の思想を抜きには考えられないと結ばれました。

★『絵で読む 広島の原爆』
  那須正幹 文/西村繁男 絵 定価2730円


竹迫祐子(たけさこ ゆうこ)
1956年、広島生まれ。1984年よりいわさきちひろ絵本美術館(現ちひろ美術館・
東京)に入り、96年より安曇野ちひろ美術館に勤務。館内の展覧会企画をはじめ、
地方で開催される「いわさきちひろ展」を担当。共著に『ちひろ美術館が選んだ
親子で楽しむえほん 100冊』(メイツ出版)、著書に『ちひろの昭和』『岡本帰
一』『初山滋』(以上、河出書房新社)など。


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《2》月刊誌最新号<10月号>のご案内
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☆月刊誌最新号<10月号>は、まもなく発売です。

◇◆こどものとも0.1.2.『ごろん ごろん ごろん』
              おおともやすお 作 定価410円       ◇◆

暖かい昼下がり、くまがあくびをすると気持ちよさそうに“ごろーん”と寝転が
りました。いのししの子も“ごろん”と一緒にねんねします。

◇◆こどものとも年少版『キリンとアイスクリーム』
            牧野夏子 文/D[di:]  絵 定価410円     ◇◆

公園でアイスをなめている少年の前に、よだれをたらしたキリンが現れた! 首
の長いキリンに、どうやってアイスをあげたものか……。

◇◆こどものとも年中向き『でてきて おひさま』(再販)
             堀内路子 再話/堀内誠一 絵 定価410円   ◇◆

出てこないお日さまを、ひよこたちが探しにいきます。見つけたお日さまは真っ
黒。洗って磨くとまたお日さまは顔を出しました。

◇◆こどものとも『みんな みんな ギーッ、トン!』
         ごとうけいこ 作/広野多珂子 絵 定価410円     ◇◆

古い団地のシーソーに、久しぶりに女の子が乗ろうとします。やってきた動物や
虫の力で、やっとシーソーは動くことができました!

◇◆ちいさなかがくのとも『まるを つくる』
             辻恵子 作 定価410円           ◇◆

まるをつくろう、ぐるーりぐるーり。ころころ、きゅっきゅっ。ぽっちゃん。さ
あ、どんなまるができるかな?

◇◆かがくのとも『どうろせいそうしゃ』
         鎌田歩 作 定価410円               ◇◆

夜、町の通りが静かになるころ、道路を清掃する車、ロードスイーパーの出番で
す。しくみを解説しながら、その仕事ぶりを描きます。

◇◆おおきなポケット かがくのポケット「エゾモモンガ」
                    山村輝夫 作 定価770円   ◇◆

エゾモモンガはリスの仲間。樹から樹へ滑空して餌を探したり、みんなで集まっ
て冬を越します。他に楽しいお話2編。

◇◆たくさんのふしぎ『土の家』
           小松義夫 文・写真 定価700円         ◇◆

コンクリート、石、木、草。さまざまなものを材料にした家がありますが、世界
じゅうでいちばん多く見られるのが土でできた家です。

◇◆母の友 特集「どうして写真を撮るのだろう」 定価530円      ◇◆

私たちはなぜ写真を撮るのでしょう。その心の動きを考えながら、普段の暮らし
に役立つ、ちょっとした撮影のヒントをお届けします。

★こちらから「母の友」10月号の目次をご覧いただけます。



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《3》月刊誌編集部からこんにちは
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☆毎月交代で月刊誌の編集部から読者の皆様にむけたメッセージをお届けしてい
ます。今月は「たくさんのふしぎ」編集部です。“「母の友」編集室の窓から”
も、毎月、このコーナーに掲載します。

◇◆「たくさんのふしぎ」編集部から◇◆

「たくさんのふしぎ」は、2010年3月号で通巻300号をむかえます!
 300号のテーマは、みんな大好き『おかし』です

 スーパーのお菓子売り場には、いつも子どもの姿があります。お菓子を見つめ
る視線は真剣そのもの! 同じ光景は、野菜売り場や魚売り場では決して見かけ
ません。子どもたちはお菓子のどこに、あんなに強く魅かれるのでしょう? 
 2010年3月号『おかし』の主人公は、お菓子が大好きな2人の兄妹です。学校
から帰った2人は、机の上にお母さんが用意してくれたバナナを2本みつけます。
妹はおなかがすいていたのでそのままパクパク、お兄ちゃんは「ただのバナナじ
ゃつまらない!」と、何やらはじめます。薄く切ってチューリップのかたちに並
べてみたり、チョコスプレーをまぶしてみたり……バナナ1本から男の子の想像
力はどんどん広がってゆきます。
 子どもにお菓子の楽しみを伝える絵本やレシピ集はたくさんありますが、『お
かし』では子どもがお菓子を楽しむ視線を通して、お菓子とは何なのかという深
いテーマにせまります。ごはんはおなかを満たすもの……それではお菓子は? 
文と絵は、お菓子を楽しむ子どもたちの心をよくご存じの方々にお願いしました。
『ぐりとぐら』の大きなカステラで子どもたちの夢をかなえてくれた名コンビ、
中川李枝子さんと山脇百合子さんの登場です! そしてコラージュ作家・城みど
りさんのおかしコラージュがお菓子の世界をさらにふくらませます。どうぞお楽
しみに!

★こちらから「たくさんのふしぎ」をご覧いただけます。



◇◆「母の友」編集室の窓から◇◆

特集「どうして写真を撮るのだろう」

 今月の「母の友」は写真に関する特集です。デジタルカメラやカメラつき携帯
電話の普及で、いまや、カメラは1人1台の時代。私たち、プロの写真家でない
人間も、家庭や園でシャッターボタンを押すことが増えたように思います。
 写真人口の増加にともなってか、書店にいけば「上手な撮り方」、「オシャレ
な撮り方」といった本がずらり。でも、ちょっと待てよ、と思ったのです。
 150年ほど前まで 人類はカメラを持っていなかったわけで、ということはもち
ろん写真を撮ることもなかった。それがなぜ、1人1台、というようなことにな
ってきたのか……。そういえば、そもそも、いったいどうして私たちは写真を撮
りたいと思うのだろう……。
 今月は、そんな「当たり前」のことから、写真について考えてみたいと思いま
す。特集「どうして写真を撮るのだろう」。どうぞお楽しみに。
 好評「絵本作家の書斎」には『銀のほのおの国』や『くまの子ウーフ』の著者、
神沢利子さんが登場です!

★こちらから「母の友」10月号の目次をご覧いただけます。


★こちらから「母の友」のブログをご覧いただけます。



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《4》話題の新刊『旅の絵本7』の著者、安野光雅さんのエッセイ
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   中国のあこがれの風景
                       安野光雅

 25年くらい前、中国へ3回ばかりいきました。前にいったときは、いわゆる文
化大革命がおわって、そのころ中学生でデモ行進に参加していた青年が、車の運
転手になって案内してくれました。日本語ができるので、日本の流行歌をドンド
ン翻訳しているといっていました。
 わたしが目で見たそのころの中国は、近代化にさしかかったばかりのところで
した。カメラが大流行で、現像したばかりのネガフィルムを日にかざして、みん
なが見ていました。そのころは、みんなもんぺ的ズボンで、スカートをはいた人
は見ませんでした。車も珍しく、ほとんど馬か舟でした。(南船北馬)
 ここ数年は、「三國志」の取材などで中国へたびたびいきましたが、25年前の
中国と、北京オリンピックをやってのける中国とをくらべると、驚異的な変化で
す。そういう昔と今とは時間にすれば30年ばかりしか違いませんが、それでも大
変な違いです。(ああ、そういえば日本でも、戦後の焼け野原から、東京オリン
ピックまでは20年もたっていなかったか?)
 時間は矢のように過ぎて、文明は矢のように訪れるのでした。電子産業などに
よる飛躍的な文明的進歩には、功罪はあるけれども、デジタルカメラや携帯電話
の登場で、世の中が一夜にして変わるのをわたしたちは見てきました。戦後から
60数年かかったところを、中国は10年もたたぬうちになしとげたのです。
 しかし、わたしは唐や宋の時代の中国にあこがれます。「三國志」の絵をかき
ましたから、漢といってもいいのです。
 おおざっぱにいうと、自動車が走る状況を間に挟んで、その前と後では文明的
に社会の様相がまるで違います。世界中がそうで、中国は少し遅れていたけれど、
今はずっと進んだところにいます。
 しかし、わたしがあこがれているのは、車社会以前の中国です。
 唐や、宋の時代は、世界のどことくらべても劣らぬ文化をもった時代でした。
日本はそうした中国から文化を学んだのです。(丁寧にいうと、中国から文明を
もらい、それを文化にして定着させました。)
 宋の時代に張擇端という画家がありました。
 「清明上河図」という絵巻をのこしています。その絵を、わたしにひきつけて
いうと、それは驚くべき「旅の絵本」です。
 わたしの絵本など、とても及びません。彼の絵に代表されるような、古いけれ
どもすばらしい芸術の爛熟期があったことにあこがれるのです。
 わたしの絵本には古い建物を壊しているところが描いてあります。これは、中
国が進んでいく、象徴的な場面です。でも露天や京劇や雑伎団など、電子技術で
は解決できない世界も描いてあります。それは、わたしのあこがれのようなもの
です。
 この中国の旅の絵本を描きながら、そんなことをかんがえました。

★『旅の絵本』
  安野光雅 作 定価1470円


★『旅の絵本2』
  安野光雅 作 定価1470円


★『旅の絵本3』
  安野光雅 作 定価1365円


★『旅の絵本4』
  安野光雅 作 定価1365円


★『旅の絵本5』
  安野光雅 作 定価1365円


★『旅の絵本6』
  安野光雅 作 定価1365円


★『旅の絵本7』
  安野光雅 作 定価1470円


安野光雅(あんの みつまさ)
1926年島根県に生まれる。山口師範研究科修了。『ふしぎなえ』(福音館書店、
1968)で絵本作家デビュー。その後、絵本ばかりではなく、装幀、挿画、エッセ
イと幅広く活躍。著作多数。主なものに『さかさま』『ふしぎなさーかす』『も
りのえほん』『はじめてであうすうがくの絵本1~3』『ABCの本』『あいうえ
おの本』『天動説の絵本』「旅の絵本」シリーズ(以上、福音館書店)。国内外
で多くの賞を受賞。故郷の津和野町に安野光雅美術館がある。


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《5》9月の新刊のご案内
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《9月2日(水)出荷開始》
★『ぐりとぐらのしりとりうた』
  中川李枝子 作/山脇百合子 絵 定価630円

「きつつき きのみき きように つつき きくいむしを おいだした」楽しい
しりとりが軽快なリズムにのって次々に登場します。

★『ぐりとぐらのおまじない』
  中川李枝子 作/山脇百合子 絵 定価630円

「ちちんぷいのぱっ」「ちちんぷいの ぱくっ」「ちちんぷいの ぴん」おまじ
ないを唱えると、あら不思議、気分爽快、元気いっぱい。

★『きいてみよう しんぞうのおと』
  P・シャワーズ 作/H・ケラー 絵/細谷亮太 訳 定価1365円

左の胸に触れると感じるドキドキドキ。これは心臓がぎゅっと縮んで体中に血を
送り出している音。その仕組みと働きをさぐります。

★『小さな生きものたちの 不思議なくらし』
  甲斐信枝 著 定価1470円

自然と向きあい、身近な植物や虫たちの不思議なくらしを描き続けてきた画家、
甲斐信枝の世界を絵と言葉でまとめたエッセイ集。

《9月8日(火)出荷開始》
★『文庫版 パディントンの大切な家族』
  ボンド 作/フォートナム 画/田中琢治、松岡享子 訳 定価630円

ラグビーの試合で大活躍のパディントン。そこに突如現れたルーシーおばさん。
パディントンはペルーに帰ってしまうのでしょうか!?

《9月9日(水)出荷開始》
★『旅の絵本7』
  安野光雅 作 定価1470円

『旅の絵本』第7巻は中国編です。絹布に水墨画のように描かれた風景は、今ま
での「旅の絵本」とは全く違う世界を作り出しています。

《9月16日(水)出荷開始》
★『うさこちゃんは じょおうさま』
  D・ブルーナ 文・絵/松岡享子 訳 定価630円

うさこちゃんは女王さまになった夢をみました。白いお城に住んで、手紙を書い
たり、植樹をしたり、テープカットをしたりと、忙しい毎日です。

★『うさこちゃんの だんす』
  D・ブルーナ 文・絵/松岡享子 訳 定価630円 

うさこちゃんは、先生にダンスを教わりました。そして、みんなと一緒に踊りま
した。なんて楽しいのでしょう!

★『うさこちゃんの おじいちゃんへのおくりもの』
  D・ブルーナ 文・絵/松岡享子 訳 定価630円

もうすぐおじいちゃんの誕生日です。うさこちゃんは毛糸を見つけて、贈り物を
作りました。それは、何でしょう?


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《6》書籍編集部だより
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☆絵本・童話・科学書の編集部から毎月交代で読者の皆様にむけたメッセージを
お届けします。今月は絵本編集部です。

◎絵本編集部から

 オランダに「敬老の日」があるかは知りませんが、そんな日にぴったりのディ
ック・ブルーナの本が、9月中旬にオランダ・日本で同時発売されます。『うさ
こちゃんのおじいちゃんへのおくりもの』です。
 うさこちゃんのおじいちゃんは、おばあちゃんを亡くして、1人で暮らしてい
ます。もうすぐおじいちゃんの誕生日というある日、うさこちゃんは、おじいち
ゃんに何を贈ろうかと悩んでいました。そして、一所懸命考えて、自分で何か作
ってあげようと思いついたのです。それは、亡くなったおばあちゃんに教わった
編み物で、「いいもの」を作ることでした――。
 おじいちゃんとうさこちゃんの心温まるやりとりから、うさこちゃんがどんな
におじいちゃんを好きで、大切に思っているか、そして、おじいちゃんも、うさ
こちゃんがとっても愛おしくて、大切だということが、伝わってきます。それを
大げさでなく、淡々と描いているところが、ディック・ブルーナのすごいところ
です。
 すごいといえば、今年の春に出たブルーナシリーズの新刊『うさこちゃんとき
ゃらめる』には、驚かれた方も多いのではないでしょうか。うさこちゃんが、お
店のキャラメルをこっそりとってしまうというお話を、なぜブルーナさんが書い
たのかと思い、オランダ語翻訳者の野坂悦子さんにきいてもらいました。すると
ブルーナさんはこうこたえたのです。「私は子どもがしてしまうことを描きたか
ったんだ、どんなことでもね。」「私はね、子どものすべてを描きたいと思って
いる。」(「母の友」7月号)うさこちゃんの成長にともない、お話の内容も、
広がりを見せています。ブルーナシリーズは、赤ちゃんから5~6才まで幅広く
楽しめる本です。ぜひ、大きなお子さんとも一緒に読んでみて下さい。

★『うさこちゃんの おじいちゃんへのおくりもの』
  D・ブルーナ 文・絵/松岡享子 訳 定価630円


★『うさこちゃんときゃらめる』
  D・ブルーナ 文・絵/松岡享子 訳 定価630円



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《7》原画展のお知らせ
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「あべ弘士動物交響楽」展―交差するいのちの詩―
会期:2009年7月18日(土)~10月4日(日)
会場:北海道立旭川美術館 北海道旭川市常盤公園内
問合せ先:TEL 0166-25-2577
休館日:毎週月曜日(9月21日は開館)
入場料:一般900円(700円)、高校・大学生600円(400円)、
    小・中学生200円(100円) ( )内は10名以上の団体料金


茂田井武展 子どもたちへの贈りもの
会期:2009年8月8日(土)~9月27日(日)
会場:県立神奈川近代文学館 神奈川県横浜市中区山手町110
問合せ先:TEL 045-622-6666
休館日:毎週月曜日(9月21日は開館)
入館料:大人400円(300円)、20歳未満及び学生200円(150円)
    高校生以下、65歳以上は無料 ( )内は20名以上の団体料金



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《8》「母の友」の携帯サイトができました
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★「母の友」の携帯サイトができました。

最新号の内容や次号予告、バックナンバーの案内をご覧いただけるほか、会員登
録してアンケートにお答えいただいた方には、玖保キリコさんの連載マンガ「三
匹、おうちにいる」の待受画面をお贈りしています。



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《9》「ねぎぼうずのあさたろう」のTVアニメが放映中です
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 飯野和好さん作、ご存じ、浪曲風痛快チャンバラ時代劇絵本「ねぎぼうずのあ
さたろう」が、昨年10月よりテレビアニメ化され放映中です。

 この春から、福岡、長崎でも放送されています。
3月29日より、毎週日曜、朝6時30分~7時00分 九州朝日放送で放送中。
4月12日より、毎週日曜、朝6時30分~7時00分 長崎文化放送で放送中。

毎週日曜、朝6時30分~7時00分 テレビ朝日で放送中。
(関東地方1都6県および山梨県・静岡県〈一部地域を除く〉でご覧いただけま
 す)
毎週金曜、夕方5時00分~5時30分 BS朝日で全国放送中。

★こちらから「ねぎぼうずのあさたろう」のページをご覧いただけます。



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《10》ホームページ「ぐりとぐら広場」に遊びにきてください
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本日刊行される「ぐりとぐら」の新刊にあわせて、ホームページに「ぐりとぐら
広場」ができました。

「ぐりとぐら」誕生の秘密や、絵本に登場する仲間たちの紹介、「ぐりとぐら」
のファションなど、「ぐりとぐら」の世界をいろいろとお楽しみいただける広場
です。

まだ準備中のところもありますが、今後、順次公開予定。ふわふわのカステラの
作り方も、今月下旬にはご紹介する予定です。

どうぞ、あそびにきてください!




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