リクエスト刊行 こどものとも0.1.2.

1997年3月号

ぼくのおうちしってる?

ぼくのおうちしってる?

玄関のあがり口に置き去りにされた、ぬいぐるみのクマくん。「ぼく、おうちに帰らなくては」と、家の中のいろんなものに、自分のおうちを聞いてまわります。スリッパ、電話、金魚、時計……答えはみんな「知らないよ」です。でも最後に「あっちだよ」と教えてくれたのは、家の中をいつも動きまわっている掃除機さんでした。ああ、よかった!(「こどものとも0.1.2.」24号)

  • ふくしまあきえ 作
ぼくのおうちしってる? 見開き

みなさんのリクエストコメント

息子のお気に入りでした

しょうちゃん母さんさん

とにかくもう懐かしくて!!当時まだ1歳だった長女に、感情こめて読んでいた記憶があります。孫はまだまだ望めませんが、いつか娘が読んであげるようなとき、どんな風に読むでしょうか。

ジョイクミさん

保育士です。当時受け持っていた1歳児クラスの子達がとても気に入っており、何度も読まさせれたものです。古くなってから新しいものを探しましたが見つからず残念に思っています。リクエストしても復刊は無理だと思いますが…。

亀田玉三郎さん

とっても短いお話の中に「ドキドキ」「ハラハラ」「ほっ」が詰まっています。くまくんの表情に変化はないのに、読んでいると、くまくんが不安な顔や安心した顔に見えてくるのが不思議です。

harchingさん

おさないころに読み聞かせしてもらったのを今でも覚えている一冊です。
やっと見つけたクマさんのお家の中に一緒にいるぬいぐるみのお友達がかわいくて、遊びたくなったのを覚えています。

ゆゆさん

「ぼくのおうちしってる?」「しらないよ」おうちをさがしていろんな相手にくりかえし訊ね歩くくまくん。子どもたちに馴染みのある物たちに、次々「しらないよ」と言われてしまいますが、きっと「しってるよ」と教えてくれる相手がいるよね?必ずおうちに帰れるよね?という期待とどきどき、最後に「やっぱり!」と毎回感じられるところ、細かい描写も丁寧であたたかいのが魅力です。寝る前の1冊として我が家で大人気でした。

まりんちさん

私もこどもの頃にこどものともをずっと母が毎月注文してくれていました。その頃とても気に入っていた一冊だったのですが、いつの間にか手元になくなり、寂しい思いをしていました。今一歳のこどもがおり、こどもにもプレゼントしたいと探したのですが中々見つからず、昨年母を亡くしたことで本の手がかりもなかったところ、今回の企画でたまたま目にし、大変嬉しく思って応募しました。ちょっと哀愁ただようくまさんと、自分にとっても慣れ親しんだおもちゃの掛け合いが心に残ります。

くらさん

1993年12月生まれです。当時はもう2歳以上でしたが、この絵本のイラストがかわいくて大好きでよく読んでいたことを表紙を見て思い出しました。弟に読み聞かせてあげたり、自分のぬいぐるみを絵本のストーリーのように探検させていたことも…。身近なものばかりが出てくるストーリーでわかりやすく、ものを大切にしたいと思える絵本なので今4か月の娘に読んであげたいので復刊して欲しいです!

ゆきちゃんさん