こぐまが森で遊んでいると、赤いふうせんが飛んできました。こぐまはふうせんを追いかけますが、なかなか追いつけません。とうとう、ふうせんは木にひっかかってしまいます。木登りが得意なこぐまは、木に登ってふうせんをとろうとしますが。子どもが大好きなふうせんとこぐまとのシンプルなストーリーを、あたたかいタッチの絵でお楽しみください。(「こどものとも0.1.2.」57号)
短いお話の中に、ドキドキしたりホッとししたりする場面が入っています。小さかった娘は、枝が折れてふうせんが飛んでいってしまうところで、涙をながしました。
絵から暖かさや優しさが感じられる。想像する余地のある絵。言葉も簡潔で無駄がない。1、2歳の子が繰り返し持ってきて覚えた部分を自分で言ってみたり、絵を見て会話したり、最後お母さんが持ってくるりんごを摘んで食べる真似したりと良い時を過ごせました。
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M.ミトゥーリチさんの絵が大好きです。