リクエスト刊行 こどものとも0.1.2.

2008年11月号

おつきさま すーやすや

おつきさま すーやすや

夜の静かな海。お月さまがぴょこ、と水面から顔をのぞかせました。元気よく飛び上がったお月さまは、高く跳んだり海に潜ったり、ゆらゆら漂ったり、とひとり静かに遊びます。遊び疲れたお月さまは、ふわふわ漂う雲のベッドに横になって、すーやすや、と眠ります。透明感あふれる色彩がなんとも美しく、詩情にあふれた、静かで優しいおやすみなさいの絵本です。(「こどものとも0.1.2.」164号)

  • 青島左門 作
おつきさま すーやすや 見開き

みなさんのリクエストコメント

保育士をしています。もう10年以上前のことですが、担任をしていた1歳児の子が大好きで、この本を読み聞かせする時間がわたしも大好きでした。ぜひまた読みたいです。

りんこさん

ほんわかした話かと思ったら意表を突く展開が好きです。長く楽しめる絵本なので、ぜひ復刊してほしいです。

みほうさぎさん

二人目妊娠中に産院で見かけて長女に読んであげたらとても気に入って、わたしも絵の雰囲気が気に入り、当時いろいろ探したのですがどこにもなく。それから10年たちますが今でも欲しい一冊です。

めいぷるさん

美しい色彩と優しいリズムで、ゆったりとした気持ちになります。
産後の余裕のない時に、産院で手に取りました。ぜひ復刊していただきたいです!

風鈴さん

もうすぐ1歳になる息子と、本屋さんで本を選んでいた時に見つけました。ぴょこ、と言うと声を出して笑い、ゆーらゆら、のところでは、自分から身体を揺らしていました。「まだ0歳でも、絵本って、こんなに感情豊かに楽しめる物なんだ!」とびっくりして、そんな風に子どもの心に届く絵本って、なんて素晴らしいんだろう、って気づかせてくれた絵本でした。
それからも、寝る前や電車の中で、何度も何度も読んだ、優しく寄り添ってくれる絵本になりました。

みえぞうさん

色合いが美しく、優しい絵本ですね。このような絵本はぜひ側に置きたいと思いました。

ジョイクミさん

おつきさまをともだちのように感じてこの絵本からお月さまごっこで遊ぶ保育ができました。
小さな子たちは実際に手に取って触れるもので夢を広げていくのは出来るのですが、その対象を遠いもの特に空へと向かわせるのはなかなか高度。絵本の世界のお月さまがぽちゃんなんて3歳の子供たちにはとても親しみやすく夜寝る前に空を見上げたり、お月さまに思いをはせたり、想像の翼が大きく広がりました。大人も子ども楽しめる一冊でもあります。

いちごたるとさん