日々の絵本と読みもの

名前は、親から子への最初の贈り物『ぼくのなまえはへいたろう』

ぼくの名前はへいたろう

みなさんは自分の名前の由来を聞いたことがありますか? 私は「いい名前だと思ったから。」と親から聞き「いい名前なんだ……」と、うれしくなった記憶があります。

近年では、「キラキラネーム」などという言葉も耳にしますが、どんな名前も親や身近な人が子どものために一生懸命考えた、最初の贈り物なのではないでしょうか。今日は、そんな名前をテーマにした絵本『ぼくのなまえはへいたろう』をご紹介します。

へいたろうは、自分の名前が好きではありません。クラスの子たちに「昔の人の名前みたい」とか「おならをするから“へーたろう”なんじゃない」なんて、からかわれるからです。そこでへいたろうは、クラスメイトと一緒に名前について、いろいろな人に話を聞くことにしました。


 

落語の『寿限無』のような長い長い名前が実際にあること。わざときたない名前や動物や虫のあだ名をつけて、魔物から赤ちゃんを守ろうとした地域が世界各地にあること。何度も改名した戦国武将のこと。年代による人気の名前など……。話を聞いていくと、いろいろな面白いエピソードに出会います。

そして、へいたろうは自分の名前の由来について、両親に聞いてみることにしました。お父さんとお母さんに聞いて分かったことは、ふたりが「へいたろう」という名前が大好きで、とても気に入っているということ。話を聞いたへいたろうは、自分の名前をどう感じるようになったのでしょう。

自分の名前の由来を知ることで、自分自身や家族のことを見つめ直すきっかけになる絵本です。絵本を読んだあとはぜひ、名前について語り合ってみてくださいね。



「日々の絵本」月曜担当・H
入社14年目。舞台鑑賞が好きです。子連れで楽しめる作品を中心に月2~3本鑑賞しています。

2018.06.18

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