日々の絵本と読みもの

動物園に遊びに行こう! 『どうぶつえんガイド』

『どうぶつえんガイド』

日本で一番初めにできた動物園が、どこか知っていますか? 答えは上野動物園。1882年(明治15年)3月20日東京・上野に開園した当時は、面積1ヘクタールほどだったそうですが、今では西園・東園2つのゾーンで動物を観察でき、さらに子ども動物園、パンダ舎、両生爬虫類館など、見どころもたっぷり! 大人気の動物園となっています。

今日は、動物園で見ることのできる動物たちを、ユーモアたっぷりに解説した絵本『どうぶつえんガイド』をご紹介します。作者のあべ弘士さんは、北海道の旭山動物園の飼育員として20年以上勤め、ゾウ、アザラシ、ライオン、フクロウ、ゴリラ、ラクダ……など、あらゆる動物たちを担当したご経験がある絵本作家です。

絵本をひらくと、飼育員さんが「こんにちは よくきたね。どうぶつたちは なに してるかな? さあ いっしょにみて まわろう。」と、誘います。ページをめくると動物園で見られる動物の体のふしぎや生態が、飼育員ならではの視点で、見開きいっぱいユーモラスに紹介されています。登場する動物はなんと41種類! 知っているようで知らなかった動物のいろいろを楽しみながら知ることができます。

たとえば、ゾウ。「ゾウの はなは てんさいだ」ゾウが鼻でいろいろなものを、上手につかむのことは知っていますが、たとえば、いがぐりを掴んだらどうなるのかな? 雪国の動物園に暮らすゾウは雪玉を作れるの? 耳の穴を掃除するってほんと? など知られざるおもしろいエピソードが満載です。

ほかにも、「元気なライオンを動物園で見るなら夕方がおすすめ」「ヤマアラシの針はジュースのアルミ缶をも貫く」 「トラの舌がおろし金のようにザラザラなんだけど、それは餌の肉を食べる時に便利らしい……」などの豆知識も。そして動物園にいる41種類目の動物はなんとヒト! 動物園の動物たちもヒトを観察しているのかもしれませんね。


春のおでかけにぴったりの動物園。『どうぶつえんガイド』を読んだら、お花見がてら動物園に足を運んでみてくださいね。

2019.03.20

  • Twitter
  • Facebook
  • Line

記事の中で紹介した本

関連記事