日々の絵本と読みもの

よい子のみなさん! 毎日、楽しいですか?

『よい子への道』

小学生の日常や学校生活をパロディにしたジョーク満載の漫画『よい子への道』。子どもたちはもちろん、小学校生活を経験してきた大人たちも「わかる! わかる!」と大笑いしてしまうことうけあいの愉快な本です。

1995年の刊行からずっと子どもたちに人気のあるこの作品、「よい子」になるためには、どのようなことをしてはいけないのか、おかべりかさんの描く子どもたちがにぎやかに教えてくれます。

たとえば……「かぜをひいたときにしてはいけないこと」ってなんでしょう? この本を読めば、「もうれつに勉強をする」のがいけないことがわかります。もちろん「チョコレートでおかゆをつくる」こともいけません。

「よい子」になるには「してはいけないこと」がいっぱい! よい子への道はけわしく長いようですね。学級花壇に温泉を作ってはいけないし、保健室でお気に入りのぬいぐるみとねてはいけません。おふろで大きな寒天ゼリーを作るのもやめた方がいいようですね……。



作者・おかべさんは、2017年にお亡くなりになりましたが、この本には、こどもたちが型にはまることなく、ひとりの人間として自由にはばたいていってほしいという思いが、ユーモアたっぷりの漫画から伝わってくるようです。

おかべさんのあたたかなメッセージがこめられた『よい子への道』を楽しむことで、子どもたちにとって、学校がもっと自由で、もっと楽しい場所になることをねがってやみません。

2020.03.16

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