日々の絵本と読みもの

軽快なリズムに身も心も弾む、ゆかいなことばあそび絵本『ことばあそびうた』

軽快なリズムに身も心も弾む、ゆかいなことばあそび絵本


『ことばあそびうた』

早口言葉、かぞえ歌、替え歌、だじゃれ……。
今も昔も、子どもたちは「ことば」を使って遊ぶのが大好き。
自分自身、子どものころにくりかえし口ずさんでいた早口言葉やかぞえ歌は、今でも覚えているほどです。

本日ご紹介する『ことばあそびうた』は、そんな子どもたちが思わず口に出してみたくなる歌が15編収められた、愉快で贅沢な1冊です。

かっぱかっぱらった
かっぱらっぱかっぱらった
とってちってた

かっぱなっぱかった
かっぱなっぱいっぱかった
かってきってくった

なんだか舌を噛んでしまいそうなこちらの歌。
すらすらと言えるようになるまで、拍子をとりながら何度もくりかえしてしまいませんか?
最後までうまく言えるようになった時には、体にリズムがしみついて、ふとした時に口をついて出てくるようになってしまいます!

ほかにも、心も体も弾むような面白い歌を15編楽しめます。

『ことばあそびうた』は、詩人の谷川俊太郎さんが生み出したリズミカルな歌の数々が、瀬川康男さんのユーモラスで味のある絵と響きあい、独特な世界が広がる1冊。

家族やお友だちと一緒に声に出して読んでみたり、絵と一緒にじっくり味わったり、いろいろな楽しみ方ができるのが魅力です。

続編の『ことばあそびうた また』も、あわせてお楽しみください。


担当・T
「いちにいさんまのしっぽ」から始まる数え歌。大人になってから地域差があることを知りました。

2021.05.18

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