日々の絵本と読みもの

半分の、半分の、半分の、半分の、半分の、半分の、半分は?! 『ぱくぱく はんぶん』

『ぱくぱく はんぶん』

おばあさんが大きなケーキを焼きました。くいしんぼうのおじいさんに「ケーキは半分残しておいてね」と念のためくぎを刺します。おばあさんの言葉通り、おじいさんは半分だけケーキを食べます。そこにやってきたイヌは、「おばあさんのだから半分残しておけよ」というおじいさんの言葉通り、そのまた半分を食べます。

犬、猫、にわとり、りす、カマキリ、みつばちと次々に現れる動物たちも、「半分残してね」という言葉通りに、それぞれケーキを半分ずついただきます。どんどんどんどん小さくなっていくケーキ……。果たして最後にはどうなってしまうのでしょう!

「ちゃんと半分残したよ!」とみんな、きちんと言われとおりに行動しているのに根本的に間違えてしまっている、というユーモア溢れるストーリーが、子どもたちに大人気の作品です。「おばあさんのケーキ、いったいどこまで小さくなっちゃうの?!」とドキドキハラハラ、「半分(1/2)」という概念が分かってくる小学生くらいまで、幅広い年齢層の子どもたちに楽しまれています。

小さくなったおばあさんのケーキ、どうなると思いますか? ぜひ絵本を読んで確かめてみてくださいね。

担当・A 実際にカステラを半分の、半分の…と切ってみると、思ったより本当に小さい! 次男が「おばあさんかわいそう…」とつぶやいていました。

2021.10.25

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