人々の暮らしとともにあるチンチン電車の絵本 『チンチンでんしゃの はしるまち』
『チンチンでんしゃの はしるまち』
みなさんはチンチン電車をご存じですか？ 名前は聞いたことがあるけど、乗ったことはない。という方も多いのでは？！
市街地を走る路面電車（チンチン電車）は、その地域の人にとって生活の足として活躍しています。チンチン電車が走っていないエリアで育った私は、小さなころ「電車がどうやって道路を走るの？」「渋滞の影響は？」などいろいろと疑問に感じていました。
この絵本は、そんなチンチン電車の始発電車が走りだすところから始まります。
走り出したチンチン電車は、朝の街を通り、通勤通学のお客さんを運び、買い物客を乗せます。雪の中でも多くの乗客を乗せ、チンチン電車は進みます。
そして、終点についたチンチン電車は乗客を降ろすと、これまで来た線路を引き返し、戻っていきます。
絵本の中には「始発前の準備」「どうやって電車が曲がるのか」「雪道をどのように進むのか」など、チンチン電車の秘密も描かれています。
街中を縫うようにゆっくり走る「チンチン電車」。絵本を読んだあとに、親子で乗りに行ってみてはいかがでしょうか。
担当K・近所を走る世田谷線では幸福の招き猫電車が運行しています。
2023.08.22
