身近な言葉から子どもの世界が広がります『ことばのずかん こうえん いこう』

『ことばのずかん こうえん いこう』
「あれ? “カブトムシ”なんていつ覚えたんだろう……」。幼い子どもと生活していると、言葉をどんどん吸収して、おどろかされることがあります。そんな、新しい言葉を日々獲得している子どもたちと一緒に読みたい絵本『ことばのずかん こうえん いこう』をご紹介します。
よく晴れた日、主人公のあおちゃんとお母さんは公園へ遊びにいきます。まずは「なにを もっていこうかな?」と準備。「リュックサック」「ぼうし」「すいとう」……と、玄関にはたくさんの「もの」が描かれています。

作者の植垣歩子さんによって、ひとつひとつぬくもりのある線で描かれた「もの」の名前を楽しく覚えるのと同時に、それぞれの人が「なにをしているのかな?」と会話しながら読み進めていくのも面白いですよ。
対象年齢の目安は2歳からですが、指差しが始まる9~10か月ころには、「これ、なんだろうね?」と絵を楽しんだり、はっきりとした言葉が出る前でも、「わんわん」や「ぶーぶー」など、自分の知っている世界が絵本の中にもあることで喜んだりして、様々な月齢の子どもたちに興味や関心を持ってもらえる一冊です。
軽量で本の角が丸く作られているので、子どもの手にもなじみやすく、お出かけのときの持ち運びにも便利です。お散歩ができない雨の日でも、絵本の中で「公園さんぽ」を楽しめますよ。
ところで、子どもとどこかに出かけるとき、出かけるまでの準備が一苦労で、私はその時点でどっと疲れてしまいます。それで、今回試してみました。この絵本を片手に、「さあ、公園行くよ! 準備しよう」と言って、子どもと絵本のページをめくりながら、「じゃあまず靴下をはいて、帽子をかぶって……」するとあら不思議、とっても楽しそうに準備をしてくれるではありませんか! そのままお外に出て、子どもの赴くままに、公園までの道を進みます。途中で「あっ!」とマンホール見つけてじっと観察。なかなか公園に到着しません。でも、絵本をともにしているだけで、親の私の心に余裕ができ、そんな子どもの脱線にも楽しくつきあうことができました。

担当C
子どもと散歩をしていると、いろんな方が子どもに話しかけてくれます。あたたかい世界に気持ちが安らぎます。
2025.06.20

