そして、ぼくの旅はつづく
ドイツ生まれの少年アリは、幼少期に父を亡くし、母と共に祖父の家で暮らしていた。祖父譲りのヴァイオリンの才能を開花させていくアリは、ある日母に連れられヴァイオリンを手に旅に出る──。母の再婚でオーストラリアに移住したアリによって、幼い日の旅の記憶と、現在の、音楽と笑いと友情に満ちた暮らしとが語られていく。そこに垣間見えるアリの揺れる心、そして新しい人生の扉。少年の瑞々しい心の軌跡を描く物語。
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読んであげるなら
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自分で読むなら
小学高学年から
カテゴリ | : 読みもの |
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定価 | : 本体1,500円+税 |
ページ数 | : 288ページ |
サイズ | : 20×14cm |
初版年月日 | : 2012年01月25日 |
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ISBN | : 978-4-8340-2229-2 |
シリーズ | : 世界傑作童話 |
その他の仕様 +
みんなの感想(1件)
亡き父への想い、母との長い二人旅、異国での新しい生活、祖父との音楽を通じた温かな心の交流。ヴァイオリンの音とともに「僕」のほんの微かな心の揺れをのがさず描いたしずかなしずかな物語。いつまでも余韻を残す、忘れられない作品となりました。
はしのさん
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