ぽーぽーぽぽー
こどものとも0.1.2.|2025年8月号
「ぽーぽーぽぽー ぽーぽーぽぽー」と鳩が鳴いています。もう1羽やってきて、2羽になりました。2羽は仲良くなり、一緒に巣を作ります。卵が産まれました。晴れの日も雨の日も交代で卵を温めると、「ぴきぴき ぴきき」卵が動いて、赤ちゃんが生まれました! 2羽の鳩が出会って子育てする様子を、ゆったりとした心地よい言葉と、色鮮やかな布の絵で描きます。
- 読んであげるなら
0才から - 自分で読むなら
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こどものとも0.1.2.|2025年8月号
「ぽーぽーぽぽー ぽーぽーぽぽー」と鳩が鳴いています。もう1羽やってきて、2羽になりました。2羽は仲良くなり、一緒に巣を作ります。卵が産まれました。晴れの日も雨の日も交代で卵を温めると、「ぴきぴき ぴきき」卵が動いて、赤ちゃんが生まれました! 2羽の鳩が出会って子育てする様子を、ゆったりとした心地よい言葉と、色鮮やかな布の絵で描きます。
やまばとのこと
田村ゆう子
『ぽーぽーぽぽー』は、うちの庭にいつの間にかくるようになったやまばとが主人公の絵本です。毎朝、母がすずめのために設置した餌台に餌を置くと、すずめと共にやまばとが餌を食べにきます。やまばとは、すずめと仲良くなくて、別々の餌入れで餌を食べます。縄張り意識が強いみたいで、ほかのやまばとが餌台にくると「ペンペン」と鳴いて威嚇したり、追い散らして一緒に飛んでいったりします。『ぽーぽーぽぽー』は、そんなやまばとが春先に自宅のベランダで卵を産んで子育てをし、雛が無事に巣立った出来事が元になっています。
数年前、ベランダの雨戸の上にプラスチックのカゴを置いてあげたら、メスのやまばとがそのカゴに入って留まるようになり、やがて毎日オスが小枝を拾ってきて、カゴに入れる行動が続きました。やまばとの巣は小枝を集めて重ねてあるだけの簡単な巣です。でも、オスが一生懸命、枝を集めていた姿を見ているので愛おしさを感じてしまいます。
巣に卵を産んだ後は、日中はオス、夜はメスが交代で卵を温めます。雛が生まれた後も、日中はオス、夜はメスが巣に留まり子育てをします。交代の時は、ベランダの物干し竿に止まり「ぽっ」と鳴いて交代します。オスもメスもピジョン・ミルクという栄養価が高いミルクを作ることができるので、つがいで協力して子育てができるのかなと思いました。
雛が大きくなってくると、次第に親鳥はピジョン・ミルクをあげる時しか巣にこなくなりますが、オスメスが協力して子育てする姿は健気です。今作で、やまばとが協力して雛を育てる姿が読者の皆さんに伝わったら嬉しいです。
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