すうじむらのおみせ
こどものとも|2025年9月号
数字村に住む数字たちは、それぞれ自分の姿に似たものを売るお店を開きます。1のいっちゃんのお店には、お箸、色鉛筆など、まっすぐなものが並びます。2のにこちゃんのお店には、アヒルの置物や電気スタンドなど。でも、4のよんちゃんは、どうしても自分に似たものを思いつきません。数字とものの形を関連づけて、1から10の数字を楽しめる絵本です。
- 読んであげるなら
5・6才から - 自分で読むなら
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こどものとも|2025年9月号
数字村に住む数字たちは、それぞれ自分の姿に似たものを売るお店を開きます。1のいっちゃんのお店には、お箸、色鉛筆など、まっすぐなものが並びます。2のにこちゃんのお店には、アヒルの置物や電気スタンドなど。でも、4のよんちゃんは、どうしても自分に似たものを思いつきません。数字とものの形を関連づけて、1から10の数字を楽しめる絵本です。
数字が好き
みずはらゆうか
なんとなく、数字が好きです。算数が、ではなく、数字がです。神秘的な感じがして、何かを語りかけてくるような気さえします。カレンダー、時計、車のナンバープレート……。数字は私たちの生活には欠かせません。日にちを間違えれば、大変なことになります。時間には遅れないように早めに行くようにしています。でも、レシピに出てくる数字だけはあまり守りません。砂糖10gは、8gだったり12gだったりするようで、日によって、違った家庭料理の味が楽しめます。
さて、今回数字を使ってお話が作れないかなと考えました。そして、絵本なので、数字の形に注目して、それぞれの数字に、その形と似たものを売るお店をやってもらおう! と思ったのです。1は、2つ並べるとお箸になるな……。2は、アヒルの形に似ているな……。ワクワクしながら考えていたのですが、どうしても4に似ているものが思いつきません。部屋を見回してみました。外に出て探してもみました。でも、やっぱり見つからない……。
そんなある日、偶然ヨットの写真を見たのです。「あっ、4だ!!」そして、何故か同時にひらめきました。「そういえば、かざぐるまの羽根も4に似ている」そのときの嬉しかったこと。まさにこのお話のよんちゃん状態です。そして、それがそのままお話になりました。
作品に登場するもの以外にもまだまだ生活の中に数字が隠れていそうです。皆さんも、どんどん探してみてくださいね。すうじむらの新商品になるかもしれません。
ゾロ目が好きな私たちは、デジタル時計が11:11になるのを見て、ニンマリするのでした。
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