福音館書店

ごりらの ばあちゃん

ちいさなかがくのとも|2025年9月号

下の子が生まれて、ゴリラのお母さんは赤ちゃんにつきっきり。誰かに遊んでほしくて仕方がないゴリラの子は、おばあちゃんを木登りに誘います。でも返事は「ばあちゃんはもう木に登らないよ。これまでいっぱい登ったからね」。年を取るって、どんなこと? 体を使って遊びたい盛りの子ゴリラと、包容力のある老ゴリラとのふれあいを描きます。

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作者のことば

“ファトゥ”に捧ぐ
小風さち

2022年4月、アメリカCNNのニュース番組は、ベルリン動物園の雌のニシローランドゴリラ“ファトゥ”が65歳の誕生日を迎えたと報じました。声明によれば、「今年も伝統的なバースディケーキがプレゼントされた」とのことです。

絶滅危惧種のニシローランドゴリラのファトゥは、飼育下のゴリラでは最高齢であるとギネス世界記録が認定しています。その彼女に会いに、画家の阿部知暁さんがドイツまで出かけられました。

私は阿部知暁さんと、これまで4作のゴリラの絵本を作ってきました。阿部さんは生涯をかけてゴリラを愛し、ゴリラだけを描いておられる方です。そのような画家の絵に言葉を添えるのは、いつも大難題です。ですがゴリラのお婆さんの絵本を作りたいという阿部さんの強いお気持ちと、そのためにベルリンに取材に行かれると知った時、私は5度目の覚悟を決めました。

2023年4月、フランスの通信社AFPが、ファトゥが66歳を迎えたが、もはや歯がないため果物などの詰合せが贈られたと報じ、ほどなく私の元に編集部から、メロンや苺をほおばる彼女の写真がごっそり届きました。

そして昨年4月、ニューヨークのAP通信が、ファトゥがついに67歳になったことを報道しました。声明によれば「彼女には通常、健康を考慮して糖分を控えてもらっているが、その日は籠一杯の甘い果物などが贈られ、職員は皆見て見ぬふりをした」とのことです。悠然と葡萄をほおばるファトゥの眼光には、深い慈悲と、未だ野生がたたえられているようでした。

基本情報

カテゴリ
月刊誌
ページ数
24ページ
サイズ
20×23cm
初版年月日
2025年09月01日
ISBN
テーマ

みんなの感想(1件)

初投稿です。昨日、豊川堂で目に入り、即レジへ。昼寝挟んで、ごりらばあちゃんになりきってます。(私はこの20年、3人孫のガンコばぁばですが、初めて、ばあちゃんっていいなと、自分を受け入れることができました!) 🍀ばあちゃん愛溢れるこの絵本を老人会仲間に。子育てヒントを、そっと、ママたちや子育て応援仲間に。絵本の楽しみ発見を、図書館大好き中間たちと。絵本を前に、今朝もばぁばは、ばあちゃんとのまなかいを続けています。

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