福音館書店

くまちゃんのでばんです

こどものとも|2025年10月号

くまちゃんは、ときちゃんが赤ちゃんの頃から一緒にいるぬいぐるみです。ある日、ときちゃんが飛ばした紙飛行機が林の奥へと飛んでいき、見えなくなってしまいました。泣きべそをかくときちゃんを見て、くまちゃんは「こんなときこそ ぼくのでばん!」と紙飛行機さがしへ出かけていきます。大好きな人のためにがんばる、ぬいぐるみのお話です。

  • 読んであげるなら
    5・6才から
  • 自分で読むなら
※単品のご注文は書店にて承っております。詳しくは書店にお問い合わせください。
¥460(税込)

● お申し込みについての詳細はこちら

● 海外への発送をご希望の方はこちら

この商品をシェアする

作者のことば

なつかしく温かい場所
林原玉枝

出番があるって、嬉しい事ですね。誰かの役に立つという事ですもの。

くまちゃんは、ときちゃんが赤ちゃんの時からずっと、ときちゃんの不安や困難に寄り添って、ときちゃんを助けてきました。ご飯の時も、遊ぶ時も眠る時も。一日中、「出番」だらけでした。

私の七つ年下の弟は、幼い頃、母が作った黒いビロード製の「くまちゃん」をこよなく愛していて、寝る時はいつもくまちゃんの出番。一緒に寝ていたものです。でも、今や弟はすっかり立派なおじさんになって、あんなに頼っていたくまちゃんの事を、覚えているのかどうか?  弟のくまちゃんは、今、どこにどうしているんでしょう。

ときちゃんのくまちゃんも、ときちゃんが大きくなるにつれて、出番は少しずつ少なくなって、やがて、くまちゃんがときちゃんに助けてもらうようになるのかもしれません。

でも、それは、しあわせな事です。くまちゃんの出番が少なくなるという事は、ときちゃんが大きくなったという事ですもの。そして、すっかり大きくなったときちゃんが、いつかくまちゃんの事を忘れてしまったとしても、くまちゃんは、ときちゃんの心の奥の、うんと懐かしく温かい場所に、ずっと居るに違いないのです。

ところで、この作品に登場する「紙飛行機」ですが、私の暮らす町の隣町(広島県福山市)には、「紙ヒコーキ博物館」なんてのがあります。そして、「もっともっと遠くへ飛んでいけ」って、思いっきり紙飛行機を飛ばす事の出来る「紙ヒコーキタワー」というものもあるんですよ。

基本情報

カテゴリ
月刊誌
ページ数
32ページ
サイズ
19×26cm
初版年月日
2025年10月01日
シリーズ
こどものとも
ISBN
テーマ

みんなの感想(1件)

こちらのお話を読んで、自分の娘と重ねてしまいました。私の娘はお気に入りのパンダのぬいぐるみがあります。生まれて半年ぐらいに、好きかもわからず主人が買い、気づいた頃には自然とパンダ好きに! 娘がパンダ好きということを知り、パンダグッズやパンダの人形が増えていきましたが、娘はずっと一緒にいるパンダを1番に大事にしていました。体が弱かったため、3歳までは2ヶ月に一回の入院をしていましたが、その時を振り返るとどの写真にも初代のパンダと撮ってあります。時には、枕になるパンダ、時には妹のような存在になるパンダ、娘の成長と共にパンダの存在が変わり、12歳になった娘は、今、大親友で学校であったことを話していたり、イライラしていることを伝えていたり! 12歳になった今でも⁈と思っちゃいますが、それだけ、信頼できる存在、心の拠り所なのかなと聞き耳をたててしまう母です。成長が嬉しい反面、寂しさもありますが、この絵本を通して、娘と重ね、大事に思う気持ちや心の温かさを感じました。ありがとうございます。

※いただいた感想は編集を加えたうえで、弊社宣伝物に使用させていただくことがございます。また、本サイトのより良い運営を妨げると判断した感想は、予告なく削除する場合がございます。ご了承ください。

※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご質問・お問い合わせについてはこちらをご参照ください。

※ご登録いただいたメールアドレスは、レビューに関する弊社からの問い合わせや連絡等の目的以外には使用しません。

あのねメール通信

著者のエッセイや新刊情報を
毎月メールで配信します。

SNSで最新情報をチェック