福音館書店

つくってあそぼう!

つりぼり

かがくのとも|2025年12月号

磁石などをつかった魚釣り遊びは古くからありますが、簡単過ぎると飽きてしまいます。年長さんになれば、発見する喜び、工夫する楽しさが、もっとあっても良いでしょう。本書ではウナギやアンコウなど、様々な形状の魚をトイレットペーパーの芯で工作して、さらに釣り具も作ります。魚釣り遊びのトライ&エラーを通して、工夫する楽しさを味わいましょう。

  • 読んであげるなら
    5・6才から
  • 自分で読むなら
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¥460(税込)

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作者のことば

つりぼりで遊んだ子どもの頃
きうちかつ

ぼくは東京の下町で育ちました。縁日やお祭りで境内に並ぶ屋台が楽しみで、なかでも生きた物を獲る屋台は魅力的でした。モナカの皮や薄紙を張った「ポイ」ですくいとる「金魚すくい」や「亀すくい」には何度も挑戦して、テクニックを身につけました。

金魚すくいよりも難しかったのが、うなぎ釣りでした。うなぎ釣りは細い竹竿に、糸と三叉の針がついただけの仕掛けで、うなぎの体に針を引っ掛けて釣ります。引っかかるとうなぎは大暴れして、細い糸がすぐに切れて釣れませんでした。

縁日やお祭りがない時は、近所の釣り堀に行って遊んでいました。建物の中に大きな四角い生簀があり、青色の水が入っていて、鯉や金魚が見えないようになっていました。竹の釣り竿に糸を結び、浮きと針がついた仕掛けで、餌は練り団子でした。釣り堀は道具を持っていなくても気軽に楽しめる遊び場でした。釣り堀で魚釣りを体験すると、こんどは川や海へ本格的な魚釣りをしに出かけるようになりました。 

この絵本『つりぼり』は、室内で魚釣りをする絵本です。トイレットペーパーの芯で魚を作って実際に釣って遊びます。自分で作ったものを釣って遊ぶので、自分なりに工夫が必要です。正解は一つではありません。作り方や遊び方のルールは自分でも考えてみてください。

絵本の釣り堀屋の店主はなぜカッパみたいな人なのか? この絵本の釣り堀屋の店主は、子どもたちから愛着を込めてカッパさんと呼ばれています。カッパは水の妖怪ですが、子どものように悪戯をしたり、子どもと遊んだりすることも好きなようです。店主はカッパのお皿に似た帽子を頭に被っています。ぼくが出会った屋台の店主は、みんな魅力的な人でした。一見すると怖そうですが、会話が面白く飽きさせない。子どもにも媚びずにルールには厳しい。大人の世界をちょっと体験させてもらえる雰囲気が楽しくて、何度も通いたくなりました。フーテンの寅さんみたいな人たちでした。子どもの頃によく通った駄菓子屋さんの店主も魅力的でした。駄菓子を買うだけではなく、店主に会いに行くことも目的の一つでした。

トイレットペーパーの芯で作った魚は、本物の魚に似た形をしていますが、正確な形にはしていません。本物の形は生きた魚を見たり、図鑑で調べたりしてください。また、本物の魚を見たらその特徴に似せた魚を作ったり、釣り竿も自分で工夫したり、オリジナルの釣り針を作ったりしてみてください。絵本の中では魚を釣る釣り針は決まっていましたが、実際に遊ぶ時は、いろいろな釣り針で魚を釣ってみてください。どうやって遊ぶかは自由です。自分なりの「つりぼり」をぜひ楽しんでください。

基本情報

カテゴリ
月刊誌
ページ数
28ページ
サイズ
25×23cm
初版年月日
2025年12月01日
シリーズ
かがくのとも
ISBN
テーマ

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